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第一章 RLS-始まりの街-
24 とりあえず戦い方を考えてみる4/4
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今日はもうリオンを使わずに済まそう。
浪費は良くないよネッ♪
…心に誓う事って…けっこう達成されない事って多くないでしょうか?
俺はキャバレー『精霊の館』から、気分的にボッタクられて奥さんにどうやって言い訳しようか考えながら溜息吐きつつ建物から解放された会社員のノリで3Fの転送装置のあるロビーに出てきた。
一応今日確認する予定なのは『芸の為なら命を賭ける!』までなのだが…
とりあえず端からドアの所に掛かっている表札を見る。
『穴になりIng♡』
↑たぶん…というかほぼ100%遊び人ギルド…だが、ここでは何が行われているのか…
他がかなりキワモノ…まぁ俺が最初に入って一番多く来てるのは次の扉の『SとMな関係♡』なんだが、最初にすり込まれた『キワモノギルドのある場所=3F』の図式があるせいで、ここでもそこそこ変態的な事がされているのでは?的な偏見がどうしても消せない。
『SとMな関係♡』
↑ここに関してはもう何も言う事は無いだろう。
初見の相手にナインテイルをスムーズに渡せる女のピリカートのおかげでド変態の巣窟と言う認識が完全に凝り固まってしまってる。
『お宝三昧$』
↑ここは…中のイメージだけを見るなら鍵師育成現場ではあったが…
ライナさんと出会えたおかげでちょっと気持ちイイ場所♨と言うイメージが着いてしまった。
まぁそこまで嫌な場所と言う感じはないな。
『自然と一体感♡』
↑…ボッタクリキャバクラ認定決定。
まぁでも…可愛い子(精霊だが)が多かったのはなかなか高得点であった為に、気分が良い状態且つ小金を稼いでしまったりなんて事になったりしたら…また性懲りもなく来てしまいそうな予感がする。
自身の戦闘力と言う意味でも、もう少しだけ確認してみても良いかな?と考えてるし?
そして…
『芸の為なら命を賭ける!』
目の前の表札をジッと見てみる。
ここまでの3Fの俺の認識からするなら…この扉の先は、天国30%地獄70%という所か…
もしかしたら無害な地獄という可能性も有るので、(お財布的に無害という意味。精神的には地獄の意味合いが大きい)それであればまだ助かるという気持ちだな。
何にしてもここで扉を見ていても何かが変わる訳ではないので、とりあえずノックしてみた。
「は~い♪いらっしゃぁ~~い!!!」
俺は勢い良くドア毎中に引っ張り込まれてそのまま引きずり込まれた。
結果から言うと、素人のど自慢大会地方予選の会場で延々1時間ほど審査員をさせられたという感じだろうか。
中にはとても声が綺麗で歌のうまい人が居たり、魅力的な衣装(南アジア的な踊り用)を着て体を激しく動かす魅惑的な女性なども居たのだが…
「いやーなかなか今日のコンテストはきつかったですね~あはははっ♪」
俺は少なくない状態異常をもらってる気がする。
悪寒だとか恐怖、他には魅了とか神経異常(手の指のヒキツリなど)…もしかしたら軽い毒状態とかも有るかもしれない。
「なぁあんた、ここは歌と踊りのギルドって事で合ってる?」
座らされて審査をさせられていた椅子の前に○と×の札が置いてある長机の上に体を投げ出しつつ全身の力を抜いた状態で聞いてみた。
「まぁそうだな。歌って言うより吟遊詩人と舞踊師って感じだな。」
「俺がなんとなく気分が良くないのはそいつらのスキルの効果を受けてるって事でファイナルアンサー?」
「たぶん…Yes☆」
こいつノリがイイわぁ…『いゅえぇ~~っすぅ!』レベルのYESを言い放ってきやがった。
「まぁいい、このだるい感じとかちゃんと治るんだろうな?」
「……Yes?」
なにが『ィェス?』だ。もっと大きな声で自信持って言えよな。
「まぁいい。それで?帰って行った連中を見る限りでは俺みたいな『流浪の旅人』はまったく居なかったみたいだったが?ここはそんなに不人気なのか?」
「そうなんですよ。ハァー…そろそろこの街にレッスン場を開いて30年以上経つのですがねぇ…最初は歌姫だとか宮廷舞踊の名手なんかもここのオーナーとして居た頃が有ったらしいのですが、どうも『流浪の旅人』にはまったく不人気だったらしくってですねぇ。はぁ~…おかげで今じゃぁここのオーナーになるって辞令が届いた奴の扱いは島流しの可愛そうな奴扱いですよ。私…グズッ…これでも首都では少しは名の知れた吟遊詩人だったんですよぉ~~!!」
なんか変な地雷を踏んでしまったみたいだな…泣きながら延々愚痴と不満があふれてきてる。
俺…いつになったら帰れるんだろうか…
30分程度体の不調を感じつつも、さすが吟遊詩人と言うしかない引きずり込まれる様な語りの話術に俺は意識を引き込まれて彼の奥さんが娘を出産する辺りの話をドキドキしながら聞いていたのだが、アリエルからメッセージが届いて我に返った。
『どこに居るの?もうピリカートさんも戻ってるけど?』
時間を見ると夜の7時30分過ぎ。
思ったより時間が過ぎていたみたいだ。
とりあえず娘が生まれて最初にお風呂に入れる辺りの話がとっても気になったが、予定が出来たと言ってギルドを後にした。
そうそう彼、ハンスって呼んでくれって言ってたが、『いつでもここに遊びに来てくれ♪なんなら友人として詩くらい披露しても良いからね♪』みたいに言ってくれるほどに仲良くなっていたのはチョット嬉しかった♪
どうも首都に居た頃には、流しのギター弾きならぬお屋敷で詩歌いみたいな事をけっこう依頼されていたそうだ。パーティーとかの余興的な感じで。
屋敷に急いで戻るとキンガー君がちょうど食事中だったらしく人前に出られる姿になっていたツインテメイドちゃんが玄関まで出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ。お食事の用意が出来ておりますがいかが致しますか?」
とりあえず胸元を見る限りあの器具は付いて無さそうだった。
「あぁ、用意できてるなら食べたい。」
俺の視線で気付いたらしく、
「少々所用で外に出る必要がありまして…ご主人様に取り付けて頂いた胸の愛の証に関しては1度外させてもらっています。後ほどまた別の物を用意してありますので…お手数ではありますが施術の程よろしくお願いします。」
耳元で小さな声でそう言って食堂に向かって歩き始めた。
ちなみに彼女の名前はルーシーさんで、荒縄亀甲モードで未だ頑張ってる可能性の高い方がカイラさん。
今日アリエルとフィーと3人で狩りに行く途中で2人から教えられた。
そうかぁ…胸のは…外したのね。…そして、そこはまだプランプランしてるのね。
ちなみにこのお屋敷のメイドさんだが、今現在部屋専属として付いてる人が3種類居る。
まずはピリカートの部屋付のメイドさん達で、ここは交代制になっていて全部で5人位居るみたい。
1人メイド長的な振る舞いをしている女性は居るが他はローテーションで2人づつ付いてる感じ。
そしてメイド服の形自体は屋敷全体で動いているメイドと同じなんだが、色が黒の濃い奴でエプロン部分が真っ白だったりする。
付属品のメイドプリムだとか襟元袖口足元に見える靴なども白で統一されている。
ちなみに館全体のメイドさんはグレーっぽい色合いの同形のメイド服を着てる。
そしてアリエル達の部屋のメイドさんは二人のイメージに合わせたのかちょっと年齢的に若い感じの子達でピンク色のメイド服を着ていて、俺の専用メイドの2人は紫色のメイド服だったりする。
スカート自体はヒザ丈で活動的と言うか仕事をする事を優先させた形状だと思うのだが、もしルーシさんが他の人が居る所で何かにつまづいて転んだりしたら、『アレ』を付けさせてる事を知られてしまう。
俺の趣味だって思われたらチョット嫌なんだけど…
それにしてもまったく音をさせないしガニ股にもなってないし…
この子の股間はどうなってるんだ?
彼女のそこにはクリップの先端に大昔郵便局などに置いてあった重りを動かして重さを測る天秤っぽい奴の先端部分に付いていたU字にスリットの入った重りを載せて調節する器具の様な奴が付いてた。
10cm位の長さのチェーンの先端に丸い受け皿の付いた器具がそこにぶら下がっているはずなんだが…?
「そう言えばルーシーさん、カイラさんはまだあのまま継続中なの?」
「はい。カイラは『最初に自分の本能にご主人様の事を植えつけなければ不敬を働いてしまうかもしれないので限界まで♡』と言って未だあの姿で耐え続けております。もう少しだけ彼女のワガママにお付き合い頂ければ幸いです。その間のお相手は私がさせていただきますので体の全てを御自由にお使い下さい。」
「まぁ…あまり無茶しない様に言っておいてね。今日も一応二人の所で寝る予定で居るけど。」
「はい。それに関してはアリエル様とフィー様より伺っておりますので御安心下さい。」
食堂に来るとさすがにピリカートも食べ終わっていた様で誰も居なかった。
「すぐにお食事の御用意を致します。」
どうも部屋付のメイドさんは配膳から身の回りの全ての事を一通り出来るみたいだな。
少ししたらワゴンを押して出てきてそのまま専属で給仕をしてくれた。
「そう言えばルーシーさん達は食事はいつ頃取るの?」
スライスされたしゃぶしゃぶ肉レベルの薄さのロースト肉を食べながら聞いてみた。
「私達部屋付のメイドはご主人様のお食事中に交代で裏に入りいただく様にしています。昨日までは部屋で待機しておりましたのでその間に。」
「それなら今日はまだ食べてないのか?」
「はい。ですが御安心下さい。私達部屋付きメイドは一流のメイドになる為の厳しい訓練を通過できたものばかりです。2~3日食事を取らない程度で仕事のクオリティーを下げる様な軟弱者は1人もいませんので。」
「そうなの?まぁ…ほどほどでいいからね?」
「はい。お心遣い感謝します。デザートと食後の飲み物はどうなさいますか?もし良ろしければアリエル様達のお部屋にお運び致しますか?」
「あぁ、そうだな。どうせ行かないといけないから何かあったほうが嬉しいな。」
「では準備をしてお持ちいたしますのでそのままお部屋までいらして下さい。」
とりあえず食事を終えて言われるままアリエル達の部屋に行く事にした。
さっきルーシーさん…なんとなくだが軍隊レベルの遂行能力があるみたいな言い方してたが…『冥土トラの穴』みたいな場所があったりするのだろうか?
浪費は良くないよネッ♪
…心に誓う事って…けっこう達成されない事って多くないでしょうか?
俺はキャバレー『精霊の館』から、気分的にボッタクられて奥さんにどうやって言い訳しようか考えながら溜息吐きつつ建物から解放された会社員のノリで3Fの転送装置のあるロビーに出てきた。
一応今日確認する予定なのは『芸の為なら命を賭ける!』までなのだが…
とりあえず端からドアの所に掛かっている表札を見る。
『穴になりIng♡』
↑たぶん…というかほぼ100%遊び人ギルド…だが、ここでは何が行われているのか…
他がかなりキワモノ…まぁ俺が最初に入って一番多く来てるのは次の扉の『SとMな関係♡』なんだが、最初にすり込まれた『キワモノギルドのある場所=3F』の図式があるせいで、ここでもそこそこ変態的な事がされているのでは?的な偏見がどうしても消せない。
『SとMな関係♡』
↑ここに関してはもう何も言う事は無いだろう。
初見の相手にナインテイルをスムーズに渡せる女のピリカートのおかげでド変態の巣窟と言う認識が完全に凝り固まってしまってる。
『お宝三昧$』
↑ここは…中のイメージだけを見るなら鍵師育成現場ではあったが…
ライナさんと出会えたおかげでちょっと気持ちイイ場所♨と言うイメージが着いてしまった。
まぁそこまで嫌な場所と言う感じはないな。
『自然と一体感♡』
↑…ボッタクリキャバクラ認定決定。
まぁでも…可愛い子(精霊だが)が多かったのはなかなか高得点であった為に、気分が良い状態且つ小金を稼いでしまったりなんて事になったりしたら…また性懲りもなく来てしまいそうな予感がする。
自身の戦闘力と言う意味でも、もう少しだけ確認してみても良いかな?と考えてるし?
そして…
『芸の為なら命を賭ける!』
目の前の表札をジッと見てみる。
ここまでの3Fの俺の認識からするなら…この扉の先は、天国30%地獄70%という所か…
もしかしたら無害な地獄という可能性も有るので、(お財布的に無害という意味。精神的には地獄の意味合いが大きい)それであればまだ助かるという気持ちだな。
何にしてもここで扉を見ていても何かが変わる訳ではないので、とりあえずノックしてみた。
「は~い♪いらっしゃぁ~~い!!!」
俺は勢い良くドア毎中に引っ張り込まれてそのまま引きずり込まれた。
結果から言うと、素人のど自慢大会地方予選の会場で延々1時間ほど審査員をさせられたという感じだろうか。
中にはとても声が綺麗で歌のうまい人が居たり、魅力的な衣装(南アジア的な踊り用)を着て体を激しく動かす魅惑的な女性なども居たのだが…
「いやーなかなか今日のコンテストはきつかったですね~あはははっ♪」
俺は少なくない状態異常をもらってる気がする。
悪寒だとか恐怖、他には魅了とか神経異常(手の指のヒキツリなど)…もしかしたら軽い毒状態とかも有るかもしれない。
「なぁあんた、ここは歌と踊りのギルドって事で合ってる?」
座らされて審査をさせられていた椅子の前に○と×の札が置いてある長机の上に体を投げ出しつつ全身の力を抜いた状態で聞いてみた。
「まぁそうだな。歌って言うより吟遊詩人と舞踊師って感じだな。」
「俺がなんとなく気分が良くないのはそいつらのスキルの効果を受けてるって事でファイナルアンサー?」
「たぶん…Yes☆」
こいつノリがイイわぁ…『いゅえぇ~~っすぅ!』レベルのYESを言い放ってきやがった。
「まぁいい、このだるい感じとかちゃんと治るんだろうな?」
「……Yes?」
なにが『ィェス?』だ。もっと大きな声で自信持って言えよな。
「まぁいい。それで?帰って行った連中を見る限りでは俺みたいな『流浪の旅人』はまったく居なかったみたいだったが?ここはそんなに不人気なのか?」
「そうなんですよ。ハァー…そろそろこの街にレッスン場を開いて30年以上経つのですがねぇ…最初は歌姫だとか宮廷舞踊の名手なんかもここのオーナーとして居た頃が有ったらしいのですが、どうも『流浪の旅人』にはまったく不人気だったらしくってですねぇ。はぁ~…おかげで今じゃぁここのオーナーになるって辞令が届いた奴の扱いは島流しの可愛そうな奴扱いですよ。私…グズッ…これでも首都では少しは名の知れた吟遊詩人だったんですよぉ~~!!」
なんか変な地雷を踏んでしまったみたいだな…泣きながら延々愚痴と不満があふれてきてる。
俺…いつになったら帰れるんだろうか…
30分程度体の不調を感じつつも、さすが吟遊詩人と言うしかない引きずり込まれる様な語りの話術に俺は意識を引き込まれて彼の奥さんが娘を出産する辺りの話をドキドキしながら聞いていたのだが、アリエルからメッセージが届いて我に返った。
『どこに居るの?もうピリカートさんも戻ってるけど?』
時間を見ると夜の7時30分過ぎ。
思ったより時間が過ぎていたみたいだ。
とりあえず娘が生まれて最初にお風呂に入れる辺りの話がとっても気になったが、予定が出来たと言ってギルドを後にした。
そうそう彼、ハンスって呼んでくれって言ってたが、『いつでもここに遊びに来てくれ♪なんなら友人として詩くらい披露しても良いからね♪』みたいに言ってくれるほどに仲良くなっていたのはチョット嬉しかった♪
どうも首都に居た頃には、流しのギター弾きならぬお屋敷で詩歌いみたいな事をけっこう依頼されていたそうだ。パーティーとかの余興的な感じで。
屋敷に急いで戻るとキンガー君がちょうど食事中だったらしく人前に出られる姿になっていたツインテメイドちゃんが玄関まで出迎えてくれた。
「お帰りなさいませ。お食事の用意が出来ておりますがいかが致しますか?」
とりあえず胸元を見る限りあの器具は付いて無さそうだった。
「あぁ、用意できてるなら食べたい。」
俺の視線で気付いたらしく、
「少々所用で外に出る必要がありまして…ご主人様に取り付けて頂いた胸の愛の証に関しては1度外させてもらっています。後ほどまた別の物を用意してありますので…お手数ではありますが施術の程よろしくお願いします。」
耳元で小さな声でそう言って食堂に向かって歩き始めた。
ちなみに彼女の名前はルーシーさんで、荒縄亀甲モードで未だ頑張ってる可能性の高い方がカイラさん。
今日アリエルとフィーと3人で狩りに行く途中で2人から教えられた。
そうかぁ…胸のは…外したのね。…そして、そこはまだプランプランしてるのね。
ちなみにこのお屋敷のメイドさんだが、今現在部屋専属として付いてる人が3種類居る。
まずはピリカートの部屋付のメイドさん達で、ここは交代制になっていて全部で5人位居るみたい。
1人メイド長的な振る舞いをしている女性は居るが他はローテーションで2人づつ付いてる感じ。
そしてメイド服の形自体は屋敷全体で動いているメイドと同じなんだが、色が黒の濃い奴でエプロン部分が真っ白だったりする。
付属品のメイドプリムだとか襟元袖口足元に見える靴なども白で統一されている。
ちなみに館全体のメイドさんはグレーっぽい色合いの同形のメイド服を着てる。
そしてアリエル達の部屋のメイドさんは二人のイメージに合わせたのかちょっと年齢的に若い感じの子達でピンク色のメイド服を着ていて、俺の専用メイドの2人は紫色のメイド服だったりする。
スカート自体はヒザ丈で活動的と言うか仕事をする事を優先させた形状だと思うのだが、もしルーシさんが他の人が居る所で何かにつまづいて転んだりしたら、『アレ』を付けさせてる事を知られてしまう。
俺の趣味だって思われたらチョット嫌なんだけど…
それにしてもまったく音をさせないしガニ股にもなってないし…
この子の股間はどうなってるんだ?
彼女のそこにはクリップの先端に大昔郵便局などに置いてあった重りを動かして重さを測る天秤っぽい奴の先端部分に付いていたU字にスリットの入った重りを載せて調節する器具の様な奴が付いてた。
10cm位の長さのチェーンの先端に丸い受け皿の付いた器具がそこにぶら下がっているはずなんだが…?
「そう言えばルーシーさん、カイラさんはまだあのまま継続中なの?」
「はい。カイラは『最初に自分の本能にご主人様の事を植えつけなければ不敬を働いてしまうかもしれないので限界まで♡』と言って未だあの姿で耐え続けております。もう少しだけ彼女のワガママにお付き合い頂ければ幸いです。その間のお相手は私がさせていただきますので体の全てを御自由にお使い下さい。」
「まぁ…あまり無茶しない様に言っておいてね。今日も一応二人の所で寝る予定で居るけど。」
「はい。それに関してはアリエル様とフィー様より伺っておりますので御安心下さい。」
食堂に来るとさすがにピリカートも食べ終わっていた様で誰も居なかった。
「すぐにお食事の御用意を致します。」
どうも部屋付のメイドさんは配膳から身の回りの全ての事を一通り出来るみたいだな。
少ししたらワゴンを押して出てきてそのまま専属で給仕をしてくれた。
「そう言えばルーシーさん達は食事はいつ頃取るの?」
スライスされたしゃぶしゃぶ肉レベルの薄さのロースト肉を食べながら聞いてみた。
「私達部屋付のメイドはご主人様のお食事中に交代で裏に入りいただく様にしています。昨日までは部屋で待機しておりましたのでその間に。」
「それなら今日はまだ食べてないのか?」
「はい。ですが御安心下さい。私達部屋付きメイドは一流のメイドになる為の厳しい訓練を通過できたものばかりです。2~3日食事を取らない程度で仕事のクオリティーを下げる様な軟弱者は1人もいませんので。」
「そうなの?まぁ…ほどほどでいいからね?」
「はい。お心遣い感謝します。デザートと食後の飲み物はどうなさいますか?もし良ろしければアリエル様達のお部屋にお運び致しますか?」
「あぁ、そうだな。どうせ行かないといけないから何かあったほうが嬉しいな。」
「では準備をしてお持ちいたしますのでそのままお部屋までいらして下さい。」
とりあえず食事を終えて言われるままアリエル達の部屋に行く事にした。
さっきルーシーさん…なんとなくだが軍隊レベルの遂行能力があるみたいな言い方してたが…『冥土トラの穴』みたいな場所があったりするのだろうか?
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