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第一章 RLS-始まりの街-

20 ビギナーからの脱却3/3

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次の日、アリエルとフィーと俺の3人、裸でベッドで寝ていたらアリエル達の部屋付きのメイドさんが起こしに来てくれて昨日の部屋まで案内された。
そして、食堂に行くとピリカートがもう座って食事を始めていた。
「おはようございますご主人様、アリエルさん、フィーさん。」
「あぁ、おはよう。ずいぶん早いのな。」

まだ朝の6時過ぎ。
アリエルはしっかりと挨拶を返せていたがフィーは半分寝ながら横着して俺の首に掴まったまま引きずられる様に飛んできた。

昨日と同じ席に3人共座り朝は各自の前に2人分位ありそうな量のワンプレートが出てきた。
どこかから情報を手に入れたのか、俺には和食、アリエルにはピリカートが食べているのと同じ様なパンとハムエッグ他盛り合わせ、そしてフィーの前には昨日俺達で切り分けて食べた塊り肉の同じサイズ位のが1つ。
それを見て、やっとフィーも始動した。

「一応ギルドの責任者としての責務がありますので。」
「そう言えばあの場所って貴族の奥様方が居たんだったな、あの人達もギルドの関係者なの?」
「いいえ。あの方達は趣味の為に集っているだけですよ。」
趣味に集ってる奥様方が20人以上ね…
この貴族街だけど100軒も家が無いと思うんだが…

ちなみに南東の住居エリアには大体2万人程度が詰め込まれているらしい。
そして南西の商業工業エリアには工房やお店などもあるので5000人程度が住んでいるそうだ。
始まりの街としては大体26,000人を超える程度の人数が住んでいると書いてあった。

食事を終えてピリカートはそのままギルドに行き、俺達はピリカートが戻るまでは自由にして良いと言われた。

「なんか、住む所としてはすごく良い感じだけど2人とも大丈夫か?」
お屋敷を後にして門衛に礼をされつつ見送られ、今3人並んで南北の大通りに向かって移動してる最中。
「そうね…ミューが私達の部屋で寝て良いならそこまで文句は無いわ。フィーはどう?」
「んー…美味しいから大丈夫だよ?」

今日の俺達は完全装備で来ている。

朝食を取る時は3人共バスローブの様な物を着させられて連れ回されたのだが、部屋に戻り着替えようと思い部屋付奴隷の…未だにアメリカンクラッカー状態のツインテちゃんにどこにあるのか聞いたらそれまでのと違う装備を出された。
「一応この屋敷で用意出来る平均的な装備になります。護衛と言う職務を全うする為にもこれからはこの装備をお使い下さい。」
そう言われて着替えるのを手伝ってくれた。

部分金属鎧と硬革ロングブーツに耳の動きを阻害しない山型のヘルメットに左腕に金属性ガントレットと右手に革製指抜きグローブ。
武器も昨日確認した中で俺が使える中で一番高かったエストックの…たぶんこれ、素材が鋼製。
あの時一応試着をして確認した輝きとはまったく違う。
剣身の長さが俺に合わせてある様で60cm程度。
それが俺の腰の側面に2本装備されている。

ちなみに部屋を出る時にツインテちゃんは立ってお辞儀して送り出してくれたが、ポニテちゃんの方は未だに荒縄亀甲拘束モード継続中だった。
まさかとは思うが…3日間の記録更新にチャレンジする気か?

そして新しい装備で二人を迎えに行ったら2人とも俺と同様装備が一新されていた。
アリエルは硬革の金属補強されたかなり意匠の凝った胸部装備を付けて、超ロングレザーブーツ編み編みバージョン折り返し付きと、どこかの美術館にでも飾ってありそうな装飾が施された弓と、こちらも金属で装飾された矢筒を背負ってる。
頭には何かサークレットの様なモノまで乗せてるけど…魔法の装備とかなんだろうか?

最後にフィーはタンクトップみたいなピッチリと肌に吸い付いた素材の上半身の服を着て背中が大きく露出した形の金属鎧を着ていた。
部分的に肉抜きされて模様みたいに軽量化されているみたいで特に飛ぶのに問題は無さそうだった。
下半身も上半身に近い形状の肉抜きされた鎧の様な物を穿いていて…頭にも金属ヘルメットを載せていたらバルキリーとかワルキューレじゃないかしら?って感じに見えると思う。
ちなみに頭の装備は俺の買ってやった帽子をまだ付けていたけどねっ♪
そして通りに出て来てからはプレイヤーっぽい連中にすごく見られていた。
ちなみに武器は使い勝手が良かったらしく短槍を使う事にしたそうだ。俺のエストック同様に穂先が鋼製の物を持ってる。

「そう言えば新しいパーティークエストが受けられるようになるって話だったよね?もう受けてるの?」
「まだ。とりあえず確認だけしてみたけどここから先は相手がモンスターになるみたいよ。常設のモノとか緊急クエストとして期日が発生するモノが多かったわ。」
ふむ…相手が強くなるって事か。
だとしたら今回の装備の一新は助かったな。

そして俺達は庁舎に入り冒険者ギルドへ。
今日の受付のお姉さんは…
「ルナさんかぁ…まぁこの露出レベルは神だな♡」
「それ誰よ?いいからクエスト確認するわよ。」
「ぁ~い♡」
交渉ビューに表示される受注可能クエストは結構な数があった。

「なぁ、なんか不安になる様な名前のモンスターが並んでるけど俺とかまだレベル2だぞ?大丈夫なのか?」
「んっ?あぁ、ミューの見てるのってソートが名前順になってるんじゃないの?レベル順にソートしてみて。」
俺の見てる画面にはアノマロカリュプデスだとかイアントサウルス、エオラプトルとかって推奨レベルが20とか30とかって書いてある奴らが並んでたのでかなりビビッたんだけど。
とりあえずアリエルに言われてレベルの所をクリックしたら最初神龍だとかサマエルだとかって意味不明な連中が並んだ。
どうもそこらが一番強い連中って事らしい。
ちなみに推奨レベルの所には何も書いてなかった。

もう1度レベルの所をクリックしたら今度はお馴染みゴブリン君だとかオーク君なんかが並んでとても安心した。
「一番低レベルなのがゴブリンとオークとコボルトもか?なんかエロ枠のが多い感じだけど…」
「まぁそんなものでしょ?だってここって命と性を賭けて楽しむ場所だし。」
…まぁ言われてみればそうか。
「じゃぁこの3個を受ける?期日は1週間ってなってるから十分行けるだろ?」
「数は…ゴブリン10匹にオーク5匹とコボルト5匹か…何とかなるかな。」
「じゃぁルナさんこの3個お願いします。」
「ルナではありませんが…了解しました少々お待ち下さい。」
名前は違っていたらしい。

そして新しい討伐クエストを受注して冒険者ギルドを後にした。

モンスター退治(Lv.5未満):ゴブリン(0/10)
モンスター退治(Lv.5未満):オーク(0/5)
モンスター退治(Lv.5未満):コボルド(0/5)
今回の目的地は東の森に近い平原とその境界辺りらしい。

3人一緒に東の門を通り過ぎようとしたらここでも俺は別の犬だったが吼えられまくった。
解せぬ…

道沿いに歩いて移動すると街の外塀に近い辺りには麦の畑や川の側には一部水田耕作みたいな場所もあった。
やっぱり日本人がそのユーザーのほとんどだから一応お米も作ってるみたいだな。

10分位歩くと畑なども見えなくなり草原が続く景色になる。
そこから道の南側に森が見えてきた辺りでアリエルが道を逸れて南側の草原に入って行く。
「ここらの草原にはゴブリンがけっこう潜んでるから注意して動いてね。フィーはこの間のイノシシの時みたいに上から確認しながら動いて。」
草原に入ったアリエルの腰から下が草に隠れて見えない位に草が茂ってる。
「はーい。」
フィーは言われた通り2m程度上空を飛びながらアリエルに着いて移動し始めた。

なんかアリエルとフィーは慣れた感じにフォーメーションが確立してる。
ふっ…負けてられませんなぁ♪俺は気合を入れて草原に足を踏み入れた。


そして…3時間後。


森から少し離れた道に近い場所に少し高台になっている木が生えた場所があったのでそこに3人集まり休憩してるのだが…

「なんか…ミューはもう街の中でナンパだけしてて欲しいかもしれない。」
「ミューダメダメだね。」
「そうは言われてもよぉ…これは俺のせいじゃないよね?」
「ミューが選んだ訳じゃ無いかもしれないけど、ミューが情弱だった結果勘違いして選んだ結果だから…まぁミューせいって言っても良いんじゃない?」

そう。俺は今回も一匹も倒せなかった。

って言うか俺の近くにはモンスターがまったく近付いて来なかった。
まずは草原で狩れるゴブリンを狩って、森の際の辺りに移動してオークを倒し、森に少し入りコボルトをと算段していたのだが、普通ならゴブリン達って亜人を含む人が居るなら自分から近付いてきて攻撃しかけてくるらしいのだが、俺が2人の近くに居るおかげで、2時間程度の間1度も姿を見かける事さえ無かった。
上からフィーが見ていた感じではどうも100m位離れた辺りで何度か動くモノが見えたらしいが、すぐにそこから遠くに逃げて行くから何が居たのか判らなかったらしい。

そして、その後少し離れてくれと言われ、思う所はあったが言う通りにしていたら、ツワモノの雰囲気を纏ったゴブリンが1匹だけ出てきた。

そう、あのウサギの鳥坂とさか君のゴブリンバージョンだ。

体中に切り傷を持ちボロボロのダガーを持って飛び掛かって来たゴブリン君だったが、俺はまったく動いてる姿を見れなかった。
俺に向かって来た所を上から見ていたフィーに報告されたアリエルが簡易マップソナーの情報を駆使して見えた瞬間に頭を矢で打ち抜いたらしい。

だから俺が見たのは死んだゴブリンだけだったって訳だ…彼には名前を付ける暇さえ無かったな。

「でもどうする?私が記憶してる感じだと3時間も草原歩いたら普通なら1人でも30匹以上倒せてるぐらいにゴブリンって出てくるはずなんだけど…このままだとミューと一緒に居たらクエストの期限切れになっちゃうかもしれないよ?」
どうしてこんな事に…

俺、前衛として無双をする様な事は考えて無かったけどモンスターと戦ってる姿ってのはイメージとして有ったんだが…
初っ端から戦力外どころか居たら邪魔的な言われ方するとは思わなかった。

と言う訳でさすがに邪魔と言葉で言われると回復不能レベルの傷を心に負いそうだったので、アリエルの、『なんとなく邪魔』ってニュアンスの提案を受け入れて1人で寂しく街まで戻る事にした。

アリエル達の連携ならまったく危なげない感じだったし、俺にはモンスターも害獣も寄って来ないし安全だったからね。

はぁ…ピリカートちゃんか駄肉さんに少しだけ甘やかしてもらうかなぁ…
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