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第一章 RLS-始まりの街-

16 ポンパドゥール・メスブタの正体と金策2/3

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ピリカートさんの家から宿屋へ戻ってきたらアリエルが神化したフィーに融かされていた。
「あらっ♡ミューおかえりっ♡あなたも楽しまない?」

フィーがそう言いながらアリエルの乳首を摘んでみょーんみょ~んって引っ張ってる。
「引っ張ったら良いのか?任せろ♡」

その後復活したアリエルとフィーに1回づつ大満足状態になるまで楽しんでもらい、3人ベッドに並んで寝転びお話しタイム。
「とりあえずピリカートさんって人がそう言ってくれてるんだけどどう思う?」
今日提案された屋敷に一緒に住んで護衛兼慰安人として~の話をしてみた。
「…そうね。ずっとって言われたらちょっと困るけど…でもこれもこのゲームの長編クエストの一種みたいなものかもしれないのよね。それならそれでありだと思うんだけど…」
「クエストの所では何も表示されて無いけど長編クエストとかってのが有るの?」
「決まったタイトルが付いたものって状態で用意されてる訳じゃ無いみたいよ。ただ、幾つかのクエストを受けていたら発生するクエストが数珠繋ぎになって発生する様なのをプレイヤーが勝手に長編クエストって呼んでただけなの。」
「なるほどな。そう言う事ってあるのかぁ…だったらもう一回行って期限の辺りも含めて調整とかしたら良いかな?」
「そこらが調整できるようならアリだね。」
「判った。…フィーは…ここらの話って理解できる?」
「…よく判んない。」
フィーは大満足したら体が縮む様に今のフィーに戻った。
今日焼き串肉を買った時にこの状態に戻ったのは食べ物を買って手に入れたって事が嬉しかったから?
何かしらフィーが喜ぶような事をしたら神化状態から戻せるのかもしれないな。
ちなみに調教リストのハートマークは…

-調教リスト-
アリエル(エルフ):アーチャーLv.3 ♥♥♥♥♥♡♡♡♡♡
フィー(ハーフ) :巫女Lv.1     ♥♥♥♥♡♡♡♡♡♡
順調に1個づつ増えてる♪イイ感じだ。


ちなみになんでさっき神化していたのか聞いてみたのだが、アリエルがすこしだけ焦った感じになりながら、
「だっ!…だって!…ほらっ!あの状態になって触れただけでほら!あの催淫効果が出たりすると戦闘途中に助けられないとかあるかもしれないでしょ?だから私どれ位の事をしたら催淫効果が現れれるのかとか…その…そっ!そう!確認してたのよっ!!どう?」
と、右手の人差し指だけを伸ばした状態でずっと指揮者みたいに振られながら力説してくれた。
4拍子に近い動きと5拍子の様な動きを何度かくり返していたので、けっこう頑張って考えながら言い訳してくれたんだろうな。
最後に『どう?』って聞いてる時点でまったくダメだと思うが…彼女は交渉系は苦手なのかなぁ…

本当の所は、
『「ねぇフィー…あのキスしたのって今したらまた同じ状態になっちゃうのかなぁ…」ってアリエルに聞かれてね、「わかんないけど…アレにはなれると思うよ?」って言ったら「じゃぁ問題無い様に確認しておかないといけないから1回やってくれ…ないかな?」って真っ赤な顔で言われたからやってあげたの♡』
と夜中にトイレに行くのに起こされた時にしゃがんだ姿を後ろから見ながら聞いた。

アリエル…ちょっとだけ、好奇心があふれちゃったみたいだね♡


朝目が覚めたら今日はフィーが寝ながら裸で浮いてた。
これはもしかしたら寝相がちょっとだけ悪かったって状態なのかもしれない?
それと、俺とアリエルは今日は2時50分ぐらいの位置で寝ていた。

朝シャワーでスッキリして食堂へ。
俺とアリエルはそれぞれ和朝食セットとスクランブルエッグセットを食べながら今日の予定を話し合った。
「俺は1回先にテイマーギルドに顔出してみる予定だけどアリエルとフィーはどうする?」
ちなみにフィーはいつも通りお気に入りの朝からステーキ600g(ナゾ肉)をイリュージョン的早さで消していってる。
「そうね…フィーの武器が有ったら私とフィーだけでもイノシシを狩れそうな気がするんだけど。」
「あぁ、そう言えば武器まだ買ってなかったな。でもフィーそんな事出来るのか?」
「だってこの子飛べるからそもそもイノシシの攻撃が当たる事無いでしょ?」
アリエルの言い分はもっともだ。

だとしたら…初心者が扱い易い武器という事で軽い物をと考えると…

「なぁ短槍って武器なら飛んでるフィーでも使い易かったりするのかな?」
「短槍?…まぁ剣よりは使い勝手が良いかもしれないわね。剣だと体を固定してないとうまく振れないから飛びながら振り回しても自分が回っちゃうからね。」
「そうなの?」
「他のなんちゃってファンタジーモノなら飛びながら剣を振り回して遣り合ってるのがあるけどここってリアルを追求してるでしょ?そんな事をこっちで実験した奴が居たみたいよ。空中に紐でぶら下がる状態にして色々な武器を使ってどんな動きになるかを検証したんだって自分のブログに書いてる人が居たわ。」
「…なかなか頑張ってる人が居るんだな。じゃぁアリエル、後でお店の情報渡すのと共通インベントリに1万リオンほど入れておくからそれ使ってフィーに鋳鉄製の短槍買ってあげて使える様にしてあげてくれる?」
「んっ?ミューは来ないの?」
「…なんとなく気付いたらプレイを強要されてる気がするからなぁ…いつ合流できるか分からないんだ。」
「…モテる男もたいへんね。判ったわ。」
溜息混じりにこんな事を言われた。

でも…あの人は…俺を好きって言うより俺に攻められる事が大好きって感じだからなぁ…
しかも自分の体を非可逆的に形を変える事を一番喜んだ…
まさか…次は妊娠させろ的なプレイを要求してこないよな?

その後話をした1万リオンを共通インベントリに移動させて二人と別れてテイマーギルドへ。
ちょっとだけ早く着いたかな?と思いつつも『SとMな関係♡』と表札のかかっているドアをノックして開けてみると…

「あらっ♡今日はお早い御来店ありがとうございますご主人様♡こちらをどうぞ。」
俺が来る事が判っていたと言う姿で俺に荒縄ロープを渡してくるピリカートさん。
なんとなく触り心地がソフトで色合いが濃い感じの荒縄…これまさか煮沸消毒から乾燥、油分補給と他にも触感を良くする様な処理までされてる?

さすがSMの店だな。
※ 店× ギルド○


その後最初の部屋に前日まで無かった天井フック2ヶ所からロープを使い時間をかけて後ろ手吊りで半エビ反り状態で吊ったらやっと満足してくれた。
ここまで2時間。

「まったく…それで?もう話しても良いのか?」
「はいっ。この様な姿で申し訳ありませんがどうぞっ♡」
まぁ…吊られてるからね。マッパで。
って言うか部屋に入ってくるのが俺じゃなかったらこいつどうする気だったのだろうか?さすがに裸で待ち受けるって言うのは非常識にも程が有ると思うのだが。
俺の目の前にはちょうどイイ感じに昨日取り付けられたピアスが濡れて輝いていた。
「それで、一応パーティーの人に相談したらな。」
「ンハイッ♡」
「死ぬまでずっととかの条件が付くようなら困るけど1年契約とかの更新をする感じで住み込むとかなら良いって答えがもらえたんだが、それってピリカートさんには受け入れられるの?」
「…メスブタとお呼びください。」
すごく不満そうな声だな…
「そうだったな…メスブタ。そう言う事で良いな?」
とりあえずチョットだけピアスを指で弾いてサービスしておいた。
「ンヒッ♡あっ…もっとぉ♡」

そしてもう1時間ほど過ぎてそろそろ11時を過ぎそうな頃にやっと話がまとまってギルドを後にした。

彼女は…どこまで行く気なんだろうか?最後降ろして帰ろうとしたら恥ずかしそうな顔をしながら、
「あっ…できればこのままでお帰り下さい♡」
って言ってきたんだが…

他のギルドを見る限りあの『SとMな関係♡』の部屋には誰でも入れてしまうはずなんだ。
冒険者ギルドみたいに個人とかパーティー空間に連れ込まれるって事は無いのだから、もし誰かが興味本位にドアでも開けたらそのまま遊ばれてしまうかもしれないんだけど…
「そんな恐い事を言わないで下さいよぉ~~~~♡♡♡♡♡」
みたいにとっても嬉しそうな顔を見せられたら、彼女を心配するという行為をした自分がかなり滑稽な気がしてすごい徒労感に襲われたんだ。

彼女にはぜひ知らない団体さんに10時間耐久SEXみたいな陵辱を楽しんで貰えるように祈っておいてあげるとしよう。
たぶんそんな状況になったとしても彼女はとっても喜んでる気がするがね。

転送装置に乗り庁舎のロビーに出るとちょうどアリエルとフィーが庁舎に入って来る所だったらしく俺を見つけたフィーが笑顔で飛んできて首に纏わり着いてきた。
そして短槍持ったまま飛びついてきたのでちょっとだけ顔を切られそうになった。
「危ない…っていうかどうしたの?何か問題でも?」
「何言ってるの?もうイノシシを狩り終わったからここに戻ってきただけよ。っていうかミューは今まで何してたのよ?」
あまり聞かれたく無い事を近付いて来ながらストレートに聞いてくるアリエルにどう答えるか困った。
っていうかもう終わったの?

「…とりあえず交渉の調整に時間を取られてね。…少しだけ。一応1年契約で護衛兼慰安人をする事で契約って事になった。」
「あらそうなの?それなら冒険者ギルドに行ってその後で全員で会って話をしましょうか。ちょっとここで待っててね。」
そう言ってアリエルは転送装置に入って行った。


あっ…今って確か…会ったらまずいんじゃなかった…かな?
背中と額と手と足に一気に汗が噴き出た。
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