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第一章 RLS-始まりの街-

13 金策に走る。今日から育成モノ?3/4

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昼食を終えて俺は欲望の館へ行く。
3階のフロアに移動したら目の前に5人ほど他のプレイヤーが居たのでちょっとだけ見ていたのだが、初期職業の選択肢にテイマーが存在しないからだと思うが他のギルドへ入って行く人は居るが『SとMな関係♡』のドアに入って行く人は皆無。

ドアを開けて中に入るとポンパドゥールメスブタさんが最初の時と同じ姿で立っていた。
「いらっしゃいませご主人様。今日は調教をご所望でしょうか?」
なんとなくだが、『今すぐ気持ち良くしてくれ♡』って心の声が聞こえて来る感じの挨拶だった。
「今日はここで受けられるクエストの事を聞きたくてね。お金を稼げるクエストとかって無いの?」
「…お金ですか。そうですねぇ…方法としては幾つかございますが…」
少し考えるフリをしながらも服を脱いでいくイレーヌ・メスブタちゃん。
昨日の下着とはちょっと違う感じの乳房を下から持ち上げる感じの先端部分が露出したブラにTバックパンツ。
色が両方真っ赤。
「とりあえずこちらをどうぞ♡」
ちょっとお茶しませんかレベルの軽いノリで乗馬用の鞭を両手で持ち渡してくる。

これマジで痛い奴じゃないか?
昨日体験したナインテイルとかはまだ本数が多いから威力が分散して広い範囲を刺激する感じだったが、この乗馬用の鞭ってちょっと勢い良く振るとヒュンとかって風を切る音がする。
しかも先端部分が革製でちょっと重たい感じ。
ゴルフクラブみたいにイイ感じに振り回し易い持ち具合だった。

ヒュンヒュン音をさせて何度か振ってると何も言って無いはずなのにメスブタちゃんがM字開脚で両肘で体を起こす状態になり、ハァハァ言いつつ期待した目を俺に向けてきた。

コレ(鞭)でココ(性器辺り)を撃てと?
ジェスチャーで確認すると
イイェ~ッスゥ♡カモーン♡というジェスチャーが戻って来た。
はぁ…これから先もずっとこんな事をする事になるんだろうなぁ…

とりあえずメスブタちゃん5回ほどの打擲で失禁しながらアヘ顔晒しつついってた。
「ありがとうございます♡それで…お相手をお探しと言う話でしたか?」
こいつの頭の中もかなり欲望に忠実だな。
「とりあえずお金を稼げるクエストか何か無いかって事を聞いたんだけどね。」
「ふむ…それならばパトロンを手に入れてみてはどうでしょうか?」
ポンパドゥール・メスブタに戻りながらそんな事を言ってきた。

パトロンって…ヒモになるって感じか?

「この始まりの街には貴族の方々もお住みになっています。そこはご存知ですよね?」
「あぁ、北西エリアが貴族街になってるって聞いた。」
「そちらの裕福なお嬢様方だとかマダム達があなた様であればこぞってパトロンになりたいと立候補してくださるのではないでしょうか?どうです?1度機会を持って面談辺りをしてみませんか?」

目の前にステータスビューが開き交渉タブが表示された。
『新規クエスト:ヒモのススメを受注できます。受けますか?yes or no』

このクエストの名前ってどうにかならないのかなぁ…
最終的にどういう扱いになるのか判らないけど一応会って話をするぐらいなら問題無いか。

Yes

「では♡こちらへどうぞ。」
メスブタちゃんが俺の腕を取り奥にあるドアに向かって移動して行く。
ドアを通り過ぎた場所には有閑マダムのサロンって場所が有った。
そして10人位の女性と3人ほどイス男が居た。

イス男…そう言うしか無い姿なんだが…これ、上だけを視界に収めていたら上流階級の会合なんだが、ちょっと視線を下げると性器と玉袋だけを袋状の…あれパンツか?に入れて尻の穴を見せつける様にしつつ『どうだ羨ましいか?フッ♪』みたいな顔で俺を見てくるのがどうにも腹立たしい。

そしてそんなイス男に座ってる女性はそこそこ華美なドレスを着てる。
あれもステータスの一種なんだろうか?

そしてイス男に圧倒されていて気付くのが遅れたのだが、奥の方に唇と耳と乳首にリングを付けてその間にチェーンを通してる女性が4人ほど並んで立っていた。
「こちらに居る女性達が貴族街に住む方達です。」
説明されてもどうしたら良いか分からないのだが…
「なぁ、俺もイスになるのか?」
「ご主人様の特性は攻める方ですからそれは他の物に任せてください。こちらへ。」
そう言ってサロンを通り過ぎ奥のドアを通り過ぎると最初の部屋みたいな石とコンクリートが剥き出しの調教部屋然とした雰囲気の場所。
俺達が部屋に入ると壁の所に立っていた女性達も一緒に部屋に入ってきた。

「あ、駄肉の塊りさん。」
部屋の中には色々な拘束具に体を固定されて楽しんでる人がけっこうな数居た。
「あっ♡ご主人様♪ごきげんよう♡」
挨拶としては特に問題無いのだが、姿がまずいんじゃ無いか?
「なぁ駄肉さん?その…痛くないの?」
駄肉さん、吊られた状態で海老反り状態で頭がお尻に着きそうになってる。
「んっ♡痛くなければこんな事しませんわ。オホホッ♡」

やっぱり俺には理解出来ない部分がけっこうある気がする。
「こちら町長夫人の駄肉様です。他にも財務長官の奥様だとか司法長の奥様もいらっしゃいます。ここに居る女性であればご主人様のパトロンに相応しいかと思いますが…どうでしょうか?」

駄肉さんほどじゃないけど部屋の中で自分を苛めて楽しんでる人達はそこそこ豊満な体を持っていた。
もしかしたら貴族って基本はこんなダイナマイトさんばかりって事か?

その後部屋の中に居る全員と面談と言う名のプレイ参加をして話をしてみた。
駄肉さんは条件的にかなり良いかもしれない。
町長としての特権を使い、家を一軒進呈してそこに自分が通うからイジメてほしいって言って来た。
他にも土地管理局に勤めている御主人を持ってる夫人とかは夫婦一緒に躾けて欲しいと言ってた。
家の全ての権利を譲渡しても良いからどうかって提案された。

今日会ったばかりの奴にこんな提案ってどうだ?と思いつつもあいまいに答えて行き…
とりあえず最初の部屋まで戻って来た。
戻って来る時にイス男が可哀想な奴を見る目で見てきたのがイラッとしたが、手を出したら相手を喜ばすだけだと思いそのままスルーしておいた。

「お気に召した女性は居ませんでしたか?」
さっそく服を脱ぎながら聞いてくるメスブタさん。

そう言えばこのメスブタさん…服のイメージはサロンの所に居た女性達と大差無いレベルの物を着ていた。
「…なぁメスブタ?あんたは選べないの?」
「はいっ?私ですか?」
首を傾げながらフシギな物でも見る感じの目で聞き返してくるメスブタイレーヌ嬢。
「あぁ、あんたの服ってさっき通って来たサロンに居た連中と比べてもそこまで劣った感じが無いだろ?ならお前選べないのかと思ってな。」
「…そうですかぁ。…私を…どうしましょう…」
悩みつつ今度は宮本武蔵が巌流島で使った武器の縮小版みたいなムチを差し出してきた。

これで殴れってか?

それにしてもこの女スムーズに状況を作るな…

とりあえず力いっぱい殴ったら尾骶骨とか割れそうな気がしたから少し緩めに叩いたら落胆されたので3回ほど本気で殴っておいた。
「それで?あんたは選べないのか?」
「はへっ…わらひれんす…あっ…んんっ!失礼しました。」
なんか色々と漏らしながら喜んでいたが、体を白い光が包んだと思ったらシャキッと復活して来た。
「ご主人様が選んで頂けると言うのであれば私でもかまいませんが…少しだけ秘密な事がございます。今日仕事の終わる時間の…夜の7時頃にこちらのマーカーの場所までお越し頂けますか?」

『受注クエスト達成:ヒモのススメ:報酬(経験値の追加及び報酬)』
クエストビューが開きテロップが流れる。

一応ヒモになれたって事かな?

その後メスブタちゃんにアマアマ新婚プレイレベルのお見送りをされてギルドを出た。
ちなみに簡易マップには北西エリアの貴族街の真ん中辺りにポイントが有るみたいで、報酬は10,000リオンだった。

そう言えば職業としては1つしか就けないみたいだが、スキルに関してはギルドでリオンを払えば取得出来るって話があった。

一応そこらも確認しておくかなぁ…


ID:J00,191,588,325
名前:ミューはん
種族:獣人(ネコ)
年齢:15歳
職業:テイマー(人)
レベル:2
経験値■■■■■■□□□□

所持スキル
調教Lv.2■■■■■■■□□□
ハント(人)Lv.1■■■■□□□□□□
生活魔法Lv.1■□□□□□□□□□
短剣Lv.1■□□□□□□□□□
皮装備Lv.1■□□□□□□□□□

ランキングポイント215
総合ランク5/2268

ランキングの順位はけっこう動くな…まぁここに関しては今気にしてもしょうがない。まだ10年近くの期間が有るんだから。
そして俺の戦闘スタイルに関する部分。
今の所、短剣と皮装備を使った事でスキルとして表示されてるが、戦闘中に使えそうなスキルがまったく無い。
短剣を使っていってスキルレベルが上がればアーツ的なスキルが使えると思うが…
1回『ギルド筋肉♡』に行ってみるか。
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