和姦のススメ

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08 魔王城と言う名の覆魔殿への潜入それと調査

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プリントシャツに黒いタンクトップを合わせ夏らしいブロンズカラーのチノ・パンツにビジネスシューズでオトナな男のイメージを作り蟹江かにえ邸にやってきた。

ちなみに俺のマイカーは…全高約1m、全長1.7m、全幅…0.6m弱?
機械構造用炭素鋼鋼管STKM13B相当品を使用したフレームに高張力アラミド繊維封入樹脂マッドフラップにノンスポンジタイプシートを装着した…

まぁ、簡単に言うならチャリンコだな。

色々素材をすごい感じに言ってみても小売単価にして¥23,580(税込み)
ママチャリに乗るのが恥ずかしい大人な男を自負している自然に優しいダンディー達が、優しいイメージをお手軽に取り入れる事の出来る…マストアイテムだったりする。
まぁあれだ、自分の車も持てない男が『車が買えない訳では無いんだぞ?俺はエコロジカルなオトナなんだ♡』と誰も気にしてないのに自己主張せずには居られないちっこい自己認証欲求を満たしてくれるような一品だったりする。


そろそろ止めよう。自分の心の傷を無理して開く行為は。


と言う訳で、俺は昨日京香きょうかさんの所で最後のペチペチプレイ♡をお互い存分に楽しんで、朝…
『まぁ…蟹江 英太郎えいたろうになっても頑張ってネッ♡栄太君♡』
と、ほっぺにキスしてもらい送り出され、自分のアパートに一度寄り服を着替えて気合を入れてマイカー(チャリ)に乗りここまで来たのだが…

いつ見てもでかい家だよな。
年商で1,000億を超える企業の部長ならこんな家に住めてしまうんだなぁ…

家の前で自転車から降りちょっとの間家を眺めていたら玄関が少し開いて華恵はなえが顔を出した。
「やっぱりえー君だった♡いらっしゃい。」
「あぁ、おはよう。これどこに置いたらいい?」
「…えー君って体鍛えてるんだねっ♡えっと…ガレージ開けるからちょっと待っててね。」
華恵がそう言ってドアの中に消えて行き、少ししたら俺の立ってる所の正面にある鋳鉄製の飾り門扉の左側のシャッターが自動で開いて奥のドアから華恵が歩いて来た。
「ここに入れておいて。」
手で俺を導いてくれる今日の華恵は胸元がヒダヒダでフリリンな白いブラウスを着て黒く細いリボンでおしゃれさんな感じを出し、リボンと同色のハイウエストのロングなフレアスカートでスカートの先からサンダルが覗いてる
髪が昨日と違って大きな髪留めを使ってゆる~く留めてる感じで…ちょっとだけ無意識に手が伸びてしまいそうな魅力がある。

そんな華恵を見ながらマイカーを押して近づくと、ガレージの中には黒いベルファイヤー、白いスカイラインGT-R(R34)、シルバーのレクサスGS450F、ガンメタリックAMG…Sシリーズか?
そんな超高級車が並ぶそばに赤いS660が置いてあった。

「これって華恵が使ってるの?」
ボンネットが朝日に光っている赤い軽自動車を見ながら聞いてみた。
「それはパパのよ。私が仕事に行くのに使ってるのはこれ。」
そう言って指差したのは丸っこいイメージのジョルノ(原付バイク)。

なんとなく俺の中の華恵の評価がちょっと上がった。

こんな豪邸に住んでいても原付バイクで通勤してるんだなぁ…なんかちょっと自分に近い感覚を覚えた♡
もし結婚してもなんとかやっていけそうな感じがした♡

「まぁでも雨とか雪が降ったら会社の人が迎えに来てくれるんだけどね。ほらこっち来て。」
どうも華恵は天気が悪ければ会社が送迎してくれるらしい。

やっぱりお嬢様か…ちょっと距離を感じた。

とりあえずマイカー(チャリ)をガレージの隅に置き華恵に案内されるままガレージ奥のドアから敷地内に入り玄関に案内される。
玄関から先は俺はまだ入った事が無かったのだが、建物の外観にふさわしい広さとリッチさを感じた。

「どうぞ~♡」
幅が3mぐらいある2段になった上がりがまちの上にスリッパを出してくれて『ハヤク♡ハヤク♡』と室内犬が嬉ションしそうな勢いで待ち構えてる華恵が俺を見てる。
とりあえず靴を脱ぎ向きを変えて揃えスリッパを履くと華恵が俺の履いていた靴を下駄箱の中に収めてくれた。
「今度からここのドアの所に入れたらいいからねっ♡」
そう言って開いてくれた場所には男用のベルト調節タイプのサンダルと庭に出る時にでも気軽に使えそうなビーチサンダルみたいなのとか他にも普通に革靴も置いてあった。

「ここって部長のエリア?」
「ん~ん。えー君専用エリア♡パパのはこっち。」
4ヶ所ほどドアがあって俺のドアから一番遠い場所を開いて見せてくれたのだが、中には色々なブランド物の革靴が10以上並んでいた。
ちなみに1枚のドアが1.5m×1m程度の大きさで開けると奥行きが40cm程度の棚が何段にもなってる靴箱みたいな感じになってる。
そして俺と部長の靴箱の間は華恵が使っているそうだ。


「なんか…俺の靴箱(専用エリア)が用意されてるってさすがにちょっと早すぎないか?」
「そう?まぁイイジャン♡昨日もう嬉しすぎてさぁ~♡なんとなく必要なものを色々用意しちゃったんだよね~♡ほら入って♡」
そういいながら華恵は俺の腕を自分の胸元に抱きこんで俺を引っぱって家の中に入っていった。

さてと…今日俺がここにきた目的は華恵と俺の体と心の親睦を深めるという華恵からのお願いを叶えるのが大きな理由ではあるのだが、実は裏ミッションが存在する。

俺と華恵をあの状況に追い込んだのが誰なのかを確認するのが一つ。
可能性としては昨日京香きょうかさんが教えてくれた『シルクのブラウスの処理の方法を知ってるかどうか』が一つのキーポイントになると思う。華恵がその辺りを知ってる様なら…犯人の集団の中に華恵が居るかもしれない訳で…
まぁどこまで華恵が望んでくれたのかは定かでは無いが、華恵が俺を好きになってくれてあの様な状況を作り現行犯な証拠を手に入れて俺を絡め取ったと言う事が考えられる。

何にしても主犯が華恵なのか部長なのか…他に居るのか…そこらをなんとなくでも確認しておきたい。
そして…男と女の関係には色々な在り方があるのだが、華恵の男に対するスタンスをできるだけ詳細に確認したい。

まぁ簡単に言うなら、華恵のだらしなさ?男に対して酔ったら誰にでも華恵ランドを開放する様な子なのか、それとも貞操観念のしっかりした子なのか、もししっかりした子なのであれば夫になる男に対してどこまでの貞操観念を求める子なのか。

まぁあれだよ、今回俺は半分本気で付き合っていた女の子2人を切ってセフレな関係だった年下の女の子も切って、最後に京香さんを…半分切った感じになってるけど、でももしかしたら華恵が『浮気?男の甲斐性だからまぁ…少しぐらいならいいけど…』ぐらいに思ってくれるなら、ペチペチプレイ♡をこっそり再開しても本物の地獄を体験せずに終わらせられるかもしれない♡
ついでに言うなら華恵が男にだらしない様であればそれはそれで助かる。
お互いの社会的な見栄えの部分はお互いに考慮する行動を心がけて浮気し放題という環境を手に入れる事もできるかもしれないからネッ♡

と言う訳でそんな裏ミッションを気付かれない様に遂行しようと思っていたのだが…初っ端からかなり重たい現実を突きつけられた感じがする。
華恵ってかなり男にのめり込むタイプかもしれないな。

だっていくら勘違いとは言えど前日に『俺の為にお前も本気になってくれ。』的な言い方をされたからと言って次の日にそんな男用の玄関スペースを作ったりするのは…
今の段階では若干フリーセフレゾーンが遠のいた気がする。


最初に華恵に案内されたのは20畳以上ありそうな天井の高い部屋で部屋の調度品を見る感じではそこそこお洒落なイメージだった。
「ここってね、私が結婚して私のご主人様…だんな様?いや~ん♡♡♡えー君気が早~~~い♡♡♡♡♡」
「ハハッ…華恵は可愛いなぁ~」
俺何も言ってねぇし…
「そうっ♡新婚生活をする為にパパが好きに使っても良いっていってくれていたエリアなの♡こっちが寝室でこっちがね~…」
華恵が室内を歩き回って説明してくれているのだが、俺の頭の中にはフリーセフレゾーンがはるか彼方まで遠のいた感じがした。もしかしたら遠くに見えてるフリーセフレゾーンは蜃気楼か何かかもしれないな…ハハッ…

心に乾いたひび割れが広がっていくのを感じつつ部屋の中を眺めていたらリビングから繋がる廊下の先に俺の部屋と華恵の部屋があるのを説明してくれたのだが…華恵がそっちに行かずに次の部屋に移動しようとした。
「なぁ華恵、俺の部屋ってまだ何も無いの?っていうか華恵の部屋は見たらダメなのか?」
「えー君の部屋にはまだ何も入ってないし私の部屋もここはまったく使ってないから何も無いよ?」
特に何も考えて無い感じに答えてくれた。

今の説明だと華恵はここにはほとんど来る事が無いって言ってるんだよな。
自分の生活エリアがここじゃない場所にあるって意味だと思う。

「なぁ…もしかしてここって華恵が新婚生活する場所として増築したの?」
「そうだよっ♡だから家具とかも一緒に色々選んで入れて行ったらいいかなぁ~って思って昨日カタログとかちょっともらってきたの♡」
そう言ってリビングになるらしい最初に案内された部屋のソファーセットの所まで引っぱって行かれ、『ちょっと待っててね♡』って言って華恵が部屋から出て行った。

部屋の中を見る限り…あまり人が出入りしてない様な感じがあるけど…一応掃除とかはしっかりとされていて汚かったり埃が溜まってそうな感じはまったく無い。
ついでに言えば新築独特の壁紙とかを張る溶剤だとか保温ボードなどの臭いとかもまったくしないので、なんとなくだけどこの新築エリアだが…1年以上前にもう出来ていたんじゃないかと思う。

華恵ってたぶん20代の前半ぐらいだと思うんだけど…部長はそんなに早くから同居を前提とした婿探しをしていたって事なんだろうか?
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