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第二章 召喚後~村の候補地を探す?

30 普通の男とは往々にしてこんな感じなのかもしれない3/3

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案内された場所は離れから少し歩いた場所に在る川沿いに建てられた建物で、木製の開き戸を開けて入るとパーテーションの様な物で脱衣場と洗い場が分離された部屋だった。
「なぁニナ、ソフィー、どうする?」
「「??」」
どうも少しばかり言葉が足りなかったらしい。
ニナとソフィーが何を聞かれたのか分からなそうな顔をして俺を見上げてきた。
「あぁ、その衝立の後ろに見える感じからたぶんだけどここのお風呂って俺が作ったお湯に浸かる奴じゃなくて掛け湯で体を流す感じみたいだから一緒に入って体を洗いっことかできるけど…その…」
自分でもそこまで深く考えずに説明を始めたおかげで…自分がどんな状況を望んでいるのか途中で気付いてしまったのだが…これって『お互いの体を本能に赴くままに弄り…綺麗にしあいませんか?』って聞くのと同じ事だよな?
その事に話してる途中で気づいてちょっとばかり自分の煩悩が2人に気付かれそうな気がして恥ずかしくなったのだが…
「「???」」
2人ともまったく俺の煩悩に気付いてない感じに首を傾げて『それが何?』って感じの顔をして俺の顔を見上げてる。

そう言えば、完全に忘れていたけどニナとソフィーの元々居た村のお風呂事情は下着を着たまま海に入って体を洗った後で裸になって1人で塩分を真水で洗い流す感じだったな。
言ってみれば夏に海水浴に行った時の遊ぶ辺りから帰るまでの流れに近い感じな訳で、今の状態ではそこまで恥ずかしい事とは感じないのも道理な訳だ。

…でも俺はニナとソフィ-の体を素手で洗ってあげたいんだよなぁ~~♡
自分の奥さんの体なら洗うぐらいは許容範囲だよね?
そう、目的は体を綺麗にする事なんだ♡目的を達成する途中でほんの少し俺が幸せになれるだけで♡

ついでに…2人の体を洗ってあげたお返しに…なんなら俺の体も隅々まで洗ってもらってもいいんだよ?
なんならそのまま昨日のお風呂の時みたいなエロ展開もバッチコーイ♡だよ?

そう言えば男と女の裸に関して等価みたいな考え方は、ニナ達の価値観では邪道だったりするのだろうか?
現代日本では…まぁ地球上にあるどの国でもそうだと思うが、男の裸の価値よりも女の裸の価値の方が高いが…
裸のお値段に関してはどっちがより恥ずかしがるかって事だけが問題になってそれが常態化したから値段差が出てるだけなんだけど…まぁでも元々女性は男社会の中で価値のある商品として扱われてきた歴史があるのでその流れが未だ残ってる事から値段の差があるってのも理由の1つでは有るが…実際には女性の乳首の辺りの方が強い刺激に弱いおかげで隠すようになった事がそもそもの原因だとかって話もあるが…
ん~~…2人の間ではどんな感じなのかなぁ?

一応聞いた方が早いか。
「なぁニナとソフィーの感覚では…あー…その…人前で脱ぐのって…」
そう言えば…これって聞くまでもないよね?
だってニナ、最初に俺のが入ってた朝終わったらすぐに服を着たんだから、そんな事(SEX)をする時を除いてたとえ結婚相手だとしても胸とか性器の辺りを晒さないのが普通だと考えてるって証拠みたいなものだよね?
「あのぉ…全員一緒に入るの?」
ニナとソフィーに確認していたら衝立の後ろから少女が顔を出して声をかけてきた。
「んっほえっ?!?…オホン…あー君は…??」
誰も居ないと思っていた俺は急にかけられた声にびっくりしてしまい、チョットだけ声が裏返っていたかもしれない。
「ごっごめんなさい!お風呂かかりです!急に声をかけてごめんなさい!!」
お風呂係り?
まぁ…服装の感じからは仕事はそうかもしれない様に見えるのだけど…俺は名前を聞いたつもりだったのだが…
少女は衝立の後ろから飛び出してきてこちら側の籐製のゴザが敷き詰められている所でいきなり土下座して許しを乞うてきた。

少女は下半身に申し訳程度に布で覆われているだけの、スカートとも言え無さそうな感じの着衣で性器周りだけを隠しているといった感じで上半身は裸に首輪をつけられているだけ…
そして頭には『獣になって楽しみましょう♡』状態の時のニナとソフィーに生えていたのと同じ感じの獣耳が生えていて尻尾もニナ達と似た感じのネコっぽいのが土下座する時にちょっとだけ見えたが…

なんか…この少女、かなり強く怖がってるみたいで本気で謝ってるみたいだが…俺達ってここまで土下座されなければならないほどの事をされたか?
俺が室内に少女が居る事に気づいてなかったせいでちょっと驚いたってだけだよな?

「キヨシ、この子って私達みたいだけど…」
「なんだかかわいそうなんだけど…キヨシぃ…」
ニナとソフィーも俺同様『この少女をなぜかは分からないけど…許してあげたい?』みたいに考えてるらしい。
そうだよなぁ~♡ビーストモードのニナとソフィーにも獣耳が生えてたからなぁ…♡
俺の認識の中に獣耳を持った少女とはそんな事をしても許される的な認識が育ちつつあるのかなんとなくムラムラしてきた♡

おっと。

「コホン…分かった。2人とも任せてくれ。」
ニナとソフィーに小声で『自分も同じ考えだ』と伝え、未だ土下座姿のまま震えている少女にゆっくり近付き少女の前で片ひざをついてぎりぎりまで顔の高さを少女に近づけ、肩の辺りにそっと手を置いて…
「君は謝らなければならないような事は何もしてないよ。誰も怒ってないから顔を上げて。」

正月に親戚の従姉妹の子が友人を家に招きリビングで遊んでいた時に、俺がそろそろアパートに帰る為にリビングの入り口の隅の辺りに荷物をまとめて置き、車の暖機の為に自分の車に行っていた時の事なのだが、その荷物の中から一部覗いていた、持ち帰っていた仕事をこなす為に持って来ていた会社貸与品のタブレットパソコンを従姉妹の子の親友らしき少女が勝手に引っ張り出して遊び、何かの拍子に液晶画面にヒビを入れた事があったのだが、少女が泣きそうになりながら謝っていた時に俺が取得した『少女を威嚇せずに話をする為の笑顔と声』を使って少女に声をかけてみたら、少女は全身に力が入った状態のまま震えながらゆっくりと顔を上げて俺を見上げてきた。

ちなみに会社貸与品のタブレットパソコンは自分で修理する事になり液晶の交換で3万ぐらい飛んでいったが親戚の従姉妹の子は最後まで『きよし伯父さんが見える所においてたのが悪いんだから謝らなくてもいい!』みたいに言ってたが…まぁそっちは今はいいだろう。

少女は俺の姿を見て何かに驚いてる感じの顔をしながら見上げてる。
「あ~…俺は清。君はなんて名前なの?」
上半身に布状の物は無く♡下半身にピラピラ布(装着状態で正面から見たら高さが5cm位しかない色々見えそうな♡)しか装備して無い少女に笑顔を見せつつ誰も呼んで無いにも拘らず自己主張を始めた股間に少なくない焦りを感じつつ声をかける。

おっ♡…胸のサイズ的には…♡


少女AAA未満か?>>ニナA前後?(ちょっと育った♡)>>>ソフィーDぐらいかなぁ♡>>>>テラスちゃんHぐらい?


これぐらいのサイズ差がありそうだなぁ~♡
などと考えていたら少女が小さな声で答えてくれた。
「お風呂かかりです。ごめんなさい声が小さかったみたいで…」
そこまで顔を上げてしゃべって…また土下座状態に戻ってしまった。

それにしても…名前が『お風呂かかり』?
それと、『自分が聞かれた事に答えた声が小さかったせいで悪い』だから謝る。みたいにナチュラルに思考しているみたいなんだが…

俺とこの少女って初対面だよな?
だとしたらこの少女にとってこの部屋に来る人は自分よりも上位者みたいな感覚を持ってるって事だよなぁ…


なんとなくだが…纏っている布とか首輪とか…そうだよ、この首輪もかなり長い間着けられているみたいな感じがあるんだよな。
首と肩の辺りとかの肌が何度も修復を繰り返した感じって分かるかなぁ…
それにこの首輪だが、何かの金属を使われているらしく外す事を前提に作られていないのが見るだけで分かる構造なんだ。配管などを壁に固定する為のU字形の金具が合わさった感じの形の『蝶番式吊りバンド』って名前の物があるんだが、それを首に着けた感じで両方の固定に使われているのがリベットみたいな物で完全にカシメてあり、壊さなければ取れない様な感じになってる。

これってもしかしたらだが…この少女って奴隷みたいに扱われてたりしないか?

少し考えていたら少女が何かを悟った感じの顔をしながらその場で体の向きを変えた。
「ごめんなさいです…」
震えながら声を発しつつギリギリまで体を小さくする様に丸まった背中には、『もしかしたらそうなのか?』と思いつつも、『まさかこんな少女にそんな事はしないよね?たぶん種族的な模様が見えてるだけだよね?』と、思考の中で否定し続けていた、ずいぶん前から何度も繰り返して硬い物で叩かれて付けられた様なおびただしい数の傷跡があった。

なるほど…この少女は日常的に繰り返し虐待され続けてきたみたいだな。
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