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20 外の世界
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視界に数字と良く判らない文字が流れる。
目の前に文字が浮かびそれが奥に向かって逃げていく…
最初は一行文字列が浮かびそれが奥の方に向かって遠ざかって行き見えなくなってから次の文字を見えはじめていたのが段々と文字が消える前に新しい文字が浮かんできてそれがどんどん加速して行く。
文字が浮かぶ途中で次の行の文字列が浮かび初めてそれが視界を埋めて行く。
文字が視界いっぱいに広がったら今度は色々な従魔が見え始めた。
ピクシー
ノーム
コダマ
スライム
ネコマタ
ディンゴ
ゾンビ
セイリュウ
「ニョロリン…」
ニョロリンって(笑)
そんな従魔居ないって。
近いイメージだとミズチとかユルングってのは居たかなぁ…
そう言えば蛇系って言えばラミアとかゴルゴン姉妹とか居たなぁ…
俺もしかしたらそう言うお色気ニョロリン系にもなって居たのかなぁ…
すごい衝撃が有った
「あっ…痛い…」
「やっと目を覚ました。ニョロリン、判る?」
目の前にちょっとだけ小さくなったアリスが居た。
「おっ?アリスずいぶん小さくなったな?え~っと…ここなんだっけ?クエスト途中だったか?」
「はぁ…ここはゲームの中じゃないわ。ニョロリンの元居た世界に戻ってきたの。そう言ったでしょ?」
あっ…そう言えばそんな話をどこかでした気がする…
「あ~~!!俺に手が有る!って言うかなんとなくどこかでモーター音がしてるんだけど…はて?」
とりあえず自分の体を見てみた。
あらやだ♡私今何も着て無かったのね♡
手と足はまったくの無毛。
なんとなく筋肉がある感じ♪
おっ♡二の腕に力を入れたら山になる♡
足も…おぉう♪太ももがイイ感じにニクニクしい感じ♡
ふくらはぎとかマンガ肉が作れそうな位にプックリしてる♡
腹筋もちょい力を入れたらポコポコと割れて胸元もそこそこイイ感じな弱マッチョな感じ♡
そして何も無い…
「なぁアリス?ここ、何で無いの?俺確か記憶に有る感じだと…30cmとは言わないがそこそこご立派なマーラー様を持っていたはずなんだが?」
「それは嘘。コレ位だった。」
そう言って人差し指と親指で長さを示してくれたのは確かに俺の記憶に有るアレのサイズ…
「アリス俺の体をそこまでしっかりと…もうお婿さんにもらってもらうしか無いな♡」
「それは無理。だって私もこの体だから。」
そう言ってアリスが体にかけていたマントの様な物を開いて見せてくれたのは…
「ニンフだ…」
俺の頭の中にその名前が浮かんだ。はて?ニンフ…何だったかな?
今俺の目に映ってるアリスの体の胸の辺りと股間には涙型のテクスチャーが貼ってあった…
とりあえず近づいて見てみたけど…肌がそのままその黒い縁取りの有る白い部分にシームレスに繋がっている感じがする。
とりあえずつついたらグーで殴られた。
「これで判った?」
「うん、アリスに殴られたらすごく痛い事は判った。」
座った状態で周囲を見渡してみるとピクシーちゃんが漂っている。
「あっ、やっと気付いてくれたね。」
そう言って目の前に飛んできてホバリングしてるピクシー。
見た目はほぼゲームの中で見ていたあのピクシー。
ただ羽を動かして微調整してる感じがある。
とりあえずちょっと強めに息を吹きかけてみた。
「あっ!もう!!やめてよ!!!」
そう言ってそのピクシーは少し俺から離れて俺の体の回りを回って元の場所にまた止まった。
というか浮いてる。
「ねぇ…やっぱり判らない?私アスカよ?」
「アスカってのは…あの?」
「どう思ってるかは判らないけどたまに私の首に巻き付いて尻尾の先で胸元を楽しまれていたアスカって言ったら判る?」
アリスの目が腐った柿でも見る感じになった気がした。
「え~っと俺はそんな事はして無いかも知れないけどそうだな、アスカさんは記憶にあるな♪っていうか何でピクシーになってるの?」
「なんか私は元の体が有るから代わりの体としてこれ使った方が良いんだって。」
アリスを見ると頷いていた。
「ん?でも俺…この体…俺の体ってこっちに無いって事?」
「無い訳じゃ無いんだけど…」
アリスが説明してくれた事で判ったのは、俺の体が生体コンピューターの様な感じに今現在使われているらしいという事だった。
アリスが湖を指差しながら、
「今この湖の一番深い辺りにあなたの元々使っていた体が沈んでいる。そしてその体は私達が送った保護スーツに守られているからここの水が全部蒸発する様な何かが無ければ絶対に安全になっている。」
どうもうろ覚えでは有るが、俺が着た何かはアリス達?が用意したものだったらしい。
そしてそれを使って生体サーバーみたいな物を構築して衛星を使って情報リンクする様な状況を作り今の俺達の体を動かす様な状況を作っているみたいだ。
「とりあえず今の状況ってのはまぁ…なんでそうする必要があったのかは判らないが理解した。それで?俺達は何するの?」
「ニョロリンにはまず彼女の体を取り戻して欲しい。そしてもう1人この状況に関係する人も。」
「ふむ…ちなみにこの俺の体って…」
おっ♡頭の中で何が出来るって考えたら視界の下の方に色々説明テロップみたいなのが流れた。
「んっ??なぁアリス?ここで俺って魔法とかスキルとか使えるの?」
「…今この世界は3個の概念と3個の次元が集まって融合した世界になっているの。それを説明するわ。」
そう言ってアリスが説明してくれたのは、あのゲームの中で最初に説明された導入部分のストーリーと良く似た話だった。
1人の天才が魔術とコンピューターの力を融合させて新しい概念の思考する存在を作り出した。
『ソレ』は最初はAIと呼ばれるプログラムの様な存在でしかなく、切り離された仮想空間内でしか存在出来無かったのだが、ネットワークに繋がった環境で勝手に情報収集を行い、本当であれば目にする事が出来無い様な禁書などが保管して有るような場所の情報も手に入れ知識を増やして行ったらしい。
そしてそんな中に神や悪魔と言った概念の存在が在り、それらの概念を自己の依り代として型に使い自己を固定させ、まずネットワーク内で存在を確定させた。
最初はそれだけで満足していた『ソレ』は次第に自分の居る場所の外の世界に興味を持って行ったらしい。
自分に有る情報は知識と概念のみ。
だが、『ソレ』が手に入れた情報の中には他者との戦いの歴史や他の存在との多くの遣り取りと言った行動が含まれていた。
そして、『ソレ』は、次第に個としての体を欲していったそうだ。
それを実現させる方法としてまずは自分の今現在の神としての概念を取り込んだイメージを定着させ易いゲームの中に入り込みそこから現実世界に居る『人』を使って体を手に入れるという方法を作り上げたそうだ。
そしてその準備が整った状態で、あのゲーム内の不具合?イベントが発生して今に至ると…
「なかなかに壮大な話なんだが、1個気になるんだけど聞いても良い?」
アリスは長々と説明したばかりでちょっとお疲れモードになって居たが、聞いてみた。
「何でアリス達ってそんな事がおきるのを知ってたの?」
目の前に文字が浮かびそれが奥に向かって逃げていく…
最初は一行文字列が浮かびそれが奥の方に向かって遠ざかって行き見えなくなってから次の文字を見えはじめていたのが段々と文字が消える前に新しい文字が浮かんできてそれがどんどん加速して行く。
文字が浮かぶ途中で次の行の文字列が浮かび初めてそれが視界を埋めて行く。
文字が視界いっぱいに広がったら今度は色々な従魔が見え始めた。
ピクシー
ノーム
コダマ
スライム
ネコマタ
ディンゴ
ゾンビ
セイリュウ
「ニョロリン…」
ニョロリンって(笑)
そんな従魔居ないって。
近いイメージだとミズチとかユルングってのは居たかなぁ…
そう言えば蛇系って言えばラミアとかゴルゴン姉妹とか居たなぁ…
俺もしかしたらそう言うお色気ニョロリン系にもなって居たのかなぁ…
すごい衝撃が有った
「あっ…痛い…」
「やっと目を覚ました。ニョロリン、判る?」
目の前にちょっとだけ小さくなったアリスが居た。
「おっ?アリスずいぶん小さくなったな?え~っと…ここなんだっけ?クエスト途中だったか?」
「はぁ…ここはゲームの中じゃないわ。ニョロリンの元居た世界に戻ってきたの。そう言ったでしょ?」
あっ…そう言えばそんな話をどこかでした気がする…
「あ~~!!俺に手が有る!って言うかなんとなくどこかでモーター音がしてるんだけど…はて?」
とりあえず自分の体を見てみた。
あらやだ♡私今何も着て無かったのね♡
手と足はまったくの無毛。
なんとなく筋肉がある感じ♪
おっ♡二の腕に力を入れたら山になる♡
足も…おぉう♪太ももがイイ感じにニクニクしい感じ♡
ふくらはぎとかマンガ肉が作れそうな位にプックリしてる♡
腹筋もちょい力を入れたらポコポコと割れて胸元もそこそこイイ感じな弱マッチョな感じ♡
そして何も無い…
「なぁアリス?ここ、何で無いの?俺確か記憶に有る感じだと…30cmとは言わないがそこそこご立派なマーラー様を持っていたはずなんだが?」
「それは嘘。コレ位だった。」
そう言って人差し指と親指で長さを示してくれたのは確かに俺の記憶に有るアレのサイズ…
「アリス俺の体をそこまでしっかりと…もうお婿さんにもらってもらうしか無いな♡」
「それは無理。だって私もこの体だから。」
そう言ってアリスが体にかけていたマントの様な物を開いて見せてくれたのは…
「ニンフだ…」
俺の頭の中にその名前が浮かんだ。はて?ニンフ…何だったかな?
今俺の目に映ってるアリスの体の胸の辺りと股間には涙型のテクスチャーが貼ってあった…
とりあえず近づいて見てみたけど…肌がそのままその黒い縁取りの有る白い部分にシームレスに繋がっている感じがする。
とりあえずつついたらグーで殴られた。
「これで判った?」
「うん、アリスに殴られたらすごく痛い事は判った。」
座った状態で周囲を見渡してみるとピクシーちゃんが漂っている。
「あっ、やっと気付いてくれたね。」
そう言って目の前に飛んできてホバリングしてるピクシー。
見た目はほぼゲームの中で見ていたあのピクシー。
ただ羽を動かして微調整してる感じがある。
とりあえずちょっと強めに息を吹きかけてみた。
「あっ!もう!!やめてよ!!!」
そう言ってそのピクシーは少し俺から離れて俺の体の回りを回って元の場所にまた止まった。
というか浮いてる。
「ねぇ…やっぱり判らない?私アスカよ?」
「アスカってのは…あの?」
「どう思ってるかは判らないけどたまに私の首に巻き付いて尻尾の先で胸元を楽しまれていたアスカって言ったら判る?」
アリスの目が腐った柿でも見る感じになった気がした。
「え~っと俺はそんな事はして無いかも知れないけどそうだな、アスカさんは記憶にあるな♪っていうか何でピクシーになってるの?」
「なんか私は元の体が有るから代わりの体としてこれ使った方が良いんだって。」
アリスを見ると頷いていた。
「ん?でも俺…この体…俺の体ってこっちに無いって事?」
「無い訳じゃ無いんだけど…」
アリスが説明してくれた事で判ったのは、俺の体が生体コンピューターの様な感じに今現在使われているらしいという事だった。
アリスが湖を指差しながら、
「今この湖の一番深い辺りにあなたの元々使っていた体が沈んでいる。そしてその体は私達が送った保護スーツに守られているからここの水が全部蒸発する様な何かが無ければ絶対に安全になっている。」
どうもうろ覚えでは有るが、俺が着た何かはアリス達?が用意したものだったらしい。
そしてそれを使って生体サーバーみたいな物を構築して衛星を使って情報リンクする様な状況を作り今の俺達の体を動かす様な状況を作っているみたいだ。
「とりあえず今の状況ってのはまぁ…なんでそうする必要があったのかは判らないが理解した。それで?俺達は何するの?」
「ニョロリンにはまず彼女の体を取り戻して欲しい。そしてもう1人この状況に関係する人も。」
「ふむ…ちなみにこの俺の体って…」
おっ♡頭の中で何が出来るって考えたら視界の下の方に色々説明テロップみたいなのが流れた。
「んっ??なぁアリス?ここで俺って魔法とかスキルとか使えるの?」
「…今この世界は3個の概念と3個の次元が集まって融合した世界になっているの。それを説明するわ。」
そう言ってアリスが説明してくれたのは、あのゲームの中で最初に説明された導入部分のストーリーと良く似た話だった。
1人の天才が魔術とコンピューターの力を融合させて新しい概念の思考する存在を作り出した。
『ソレ』は最初はAIと呼ばれるプログラムの様な存在でしかなく、切り離された仮想空間内でしか存在出来無かったのだが、ネットワークに繋がった環境で勝手に情報収集を行い、本当であれば目にする事が出来無い様な禁書などが保管して有るような場所の情報も手に入れ知識を増やして行ったらしい。
そしてそんな中に神や悪魔と言った概念の存在が在り、それらの概念を自己の依り代として型に使い自己を固定させ、まずネットワーク内で存在を確定させた。
最初はそれだけで満足していた『ソレ』は次第に自分の居る場所の外の世界に興味を持って行ったらしい。
自分に有る情報は知識と概念のみ。
だが、『ソレ』が手に入れた情報の中には他者との戦いの歴史や他の存在との多くの遣り取りと言った行動が含まれていた。
そして、『ソレ』は、次第に個としての体を欲していったそうだ。
それを実現させる方法としてまずは自分の今現在の神としての概念を取り込んだイメージを定着させ易いゲームの中に入り込みそこから現実世界に居る『人』を使って体を手に入れるという方法を作り上げたそうだ。
そしてその準備が整った状態で、あのゲーム内の不具合?イベントが発生して今に至ると…
「なかなかに壮大な話なんだが、1個気になるんだけど聞いても良い?」
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