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08 俺のレシピ♪
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アリスが俺を未熟ティターニアにしたいと決めてそろそろ2週間か?
あの後アリスと一緒にサセボまで遠征して色々お買い物とかをしつつ、受注できるクエストなんかをこなしつつ、ついでにその辺りで収集できる未熟魔物をテイムして戻り、次にアソエリアで動物型の魔物を探し、モジシティー辺りにも行って魚類の魔物を探し回った。
他にもカゴシマ/オキナワエリアでは侵略型外来種魔物などを多く集める事が出来て(色違いなだけの名前が違う魔物)、その後九州地区をほぼ網羅した頃になって、やっと、目標の未熟魔物80匹のノルマを達成できた。
そしてそこからも大変だった。
未熟ティターニアを作る為に必要な魔物ってのは、その前段階の未熟魔物を1匹用意しなければならなくて…
その前の未熟魔物を作るにもその前の未熟魔物が必要で…
とりあえず20匹づつレシピが開放される感じで合体を繰り返していく形になるので、最初俺は未熟ピクシーにされた。
「アタシ、未熟ピクシー。今後ともヨ・ロ・シ・クねっ♡」
「ピクにゃんか~わい~♡」
すごく好意的に受け入れられた。
だって元々のピクシーでもアリスの手の上に乗れる位の大きさだったのが未熟サイズになった事で、もっと小さかった。
たぶんだけど…俺が男だった頃に収集していたねん○ろいどプチレベルの大きさなんじゃないか?
そして次になったのが未熟キャティア。
猫の魔物でイリオモオテヤマネコが元になって作られたとかってキャラクターだったりする。
ただ…アリスにはすごく不評だった。
言うまでも無い理由からなんだけど、アリスの尊厳の為に詳しくは言うまい。
ちなみに『身長だけは』アリスとほとんど同じだったとだけ言っておく。
その後未熟ユニコーンになった状態で次の合体で未熟ティターニアになれるんだが…
「なぁとりあえずここまでは1人3身合体でなんとか出来たけど、ティターニアだけはムリだぞ?」
この未熟レシピの開放は3体づつレシピが開放されるのだが、その3体は低レベル、中レベル、高レベルの三種類がうまく集められている。
そしてどの未熟魔物でも次の開放レシピの魔物を作るのに使えるんだが、目的魔物だけは低レベルで作るって方法が使えない。
ちなみにアリスのレベルだが、そろそろ28位になる頃合なのでもう少しレベルを上げてLV.30になって俺を未熟ティターニアにすればリボーン作業をせずにそのまま使えたりするんだけど…
「なぁアリス?LV.30までれべリングしてからにしないか?」
「…でもポニポニだとあんまり可愛くないし。」
ポニポニってのは未熟ユニコーンの俺の事ね。ポニーとはまったく違うんだけど…まぁ気にしてもしょうがないんだろうな。
「それに車に乗って移動できないから大変だし…」
そう、それまでの未熟ピクシーだったり未熟キャティアは言ってみれば人型魔物。
サイズ的にも親指サイズだったり7~8歳児レベルだったりで、車に乗って移動できた。
ただ、未熟とは言いつつもユニコーンになった俺はアリスより少し体高が大きかったりする。
首までの高さだと1.7m程度になるんで確実にアリスを超える。
おかげで移動する時に車に乗れなかった事から俺がアリスを乗せて走り回ってたのだが…
俺がアリスを下ろしたがらなかった事から何度も怒られた。
だって背中に感じるアリスのお尻の感触が…
とっても柔らかかったんだもん♡
挟まれる気持ち良さってのをちょっとだけ跳ね回って確かめたのも失敗だったのかもしれないなぁ…
まぁそう言う訳で速攻で次の未熟ティターニアにされる事になったんだが…
その為には3人で3身合体をしなければならない。
普通のプレイヤーの協力者を探す必要があるのだが…
「なぁアリス?ここらでシャウトでお願いとかやっぱイヤか?」
「…だって恥かしいし…」
とまぁ…こんな状態だったりする。
「でもなぁ…このままだとティターニアが作れないと無理な訳で…一応レベルが10の差がある従魔までは作れるからアリスが50までレべリングするなら1人で作れるけど…そこまでできるなら未熟ティターニアなんて必要無い訳でな。まぁでも気付いたらLv.28だろ?このままでもソロ攻略できる感じではあるんだけど…」
「ポニポニ…可愛く無いから早く可愛い子にしたい。」
「だよね~…じゃぁしょうがないんで、俺が最終的に交渉するからバザーシステムで募集するか。」
ちなみにバザーシステムには通常使用の場合は落札価格が10万Gを超えない限り無料で使えるのだが、追加でゴールドを払えば商品以外にも色々と自由に募集に使えたりする。それこそ今回の様な3人で従魔を作る人の募集なんかに使える様になってる。
それを今回使ってみる事にした。
『3身合体魔物募集
未熟ティターニア作成です。
当方未熟ユニコーン所持の新米です。
他の魔物を作ってくれる方募集してます。
アリス』
「とりあえずこんなものかな?他に書いておきたい事ってある?」
「…できれば女の人がイイ。」
女なぁ…
「なぁアリス?このゲームってキャラクターは自由に選べるんだけど、中身はおっさんとかでも良いのか?」
俺の問いかけに首を傾げてるアリス。
アリスって本当にネカマの概念が理解出来てないのかなぁ…
「まぁ…じゃぁこれでどう?」
『3身合体魔物募集
未熟ティターニア作成です。
当方未熟ユニコーン所持の新米です。
他の魔物を作ってくれる方募集してます。
私が女キャラなので出来れば女性の方でお願いします。
アリス』
「これでどう?」
「うん♪」
とりあえずこれで連絡が来るのを待つばかりになったんだが…
でもこれ本気にされるのかネカマだって思われるかけっこう危うい募集内容になったよな…
本当にこんなので手伝ってくれる人とか来るのかな?
その後最初のホームタウンでできるクエストを消化しつつメインクエストの簡単なところを進めていたらメールでの応募が着た♡
「へ~♪全部で4人も応募してくれのかぁ…3人はまったく知らない人だけど1人は有名な人だな。どうするアリス?」
「どうって…どうやって選んだら良いか分からないよ?」
「そうだなぁ…この『俺っ子』さんは気を付けた方が良いかな?一応女性キャラだけど報酬は必要無いからギルドに入りませんか?みたいな事を書いてるからナンパ目的の可能性が高いね。」
「そうなの?」
「そうなの。それと、この『ぺったん子』さんもちょっとだけ怪しい。自分の体の事を自虐的に扱える人って居ないって訳じゃ無いんだけど、この書いてある『一緒にペッタン子同好会に入って楽しくおしゃべりしませんか?』ってのが特にな。こいつたぶんロリ体型の子がとっても好きな野郎だ。(俺が、そう思うから間違いない!)」
「…そう?」
「そうなの!そして、この…『アスカ』さんは…なんとも言えないんだよなぁ…このキャラクターネームってアニメのキャラクターの名前をそのまま使ってるんじゃないかと思うんだけど…どっちのアスカかによってかなり性格が違うって言うか…まぁぶっちゃけオタク度のレベルが違うって言うか…」
「じゃぁ最後の人は?」
「あぁ、最後のこの『ラヴクラフト』さんは初期の頃からこのゲームでトッププレイヤーとして頑張ってる人。どうも邪神の中の一匹がすっごく好きな人らしくってね。それ系が大好きな女性だって話だった。…まぁクトゥルー神話の好きな人って若干心が病んでるって話があるけど…深く付き合わなければそこまで気にする必要は無いかな?」
「…じゃぁこのラヴクラフトさんとアスカさんで良い?」
「…魔物の提供だから大丈夫かな?一応返信してみて。」
「…ポニポニしないの?」
とりあえず最後に集まって来るまでの交渉は俺がする事になった。
「やぁ今日はよろしくね~♪」
「よろしくっ…クククッ♡カワイイ♡」
ちなみに最初に声をかけてくれたのがアスカさんで次がラヴクラフトさん。
「今日は魔物の提供をしてもらってありがとうございます。」
「いいよ~。それで?このユニコちゃんを使って未熟ティターを作るのね?」
「はい、そうなります。さっそくお願いしても良いでしょうか?」
「フフフッ♡少しスキル見せて。」
ラヴクラフトさんが何か気になるらしい。
とりあえず今俺が持ってるスキルを説明した。
それと今まで俺しか話をして無いんだけど、彼女達は俺の声をアリスの声だと思ってる。
今俺とアリスは口元をマスクみたいなので隠して隣に並ぶ様にして離れずに居るので
今の所ばれずに居るんだが…
「あぁスキルね、今俺…この子が持ってるのは、刺突/突撃/防御/聖魔法(微)/治癒(微)/治療(微)かな?他には前の従魔の子が持ってた魅了とかも使える様になるかも?」
「フム…スキル送り込む?」
「えっ?でも…そこまでしてもらっても覚醒とかさせるのがずっと先になるかもしれないし…もったいなくないかな?」
「そう?4大属性魔法のマハリトとかマハダルトとかなら持っててもすぐに使える様にならない?最上位の魔法だとあれだけどね。ラヴクラフトさんは何を持たせてる?」
「クククッ♡私の用意した子は風と土のマハ魔法を持ってるこれは常識♡」
「じゃぁ私の方に火と氷のマハ魔法を持たせたら全部揃うね♪ちょっとまってて~♡」
アスカさんそう言ってそのまま合体の神殿の中のおじいちゃんに話しかけて何やら操作してる。
「ラヴクラフトさん。あれ何やってるの?」
「フフフッ♡あれはスキルを買ってるの。最近実装されたスキル追加システム。ただし自分の従魔にしか追加できないからああやって先に追加させて覚醒させるって感じに継承させるの…」
「へ~そんなのが出来る様になったんだ~知らなかった。」
「他にも最近色々追加されてるのと大々的にスポンサーが着いたらしくって人が増えてる…タノシイ♡」
ラヴクラフトさんちょっとだけ喜んでる?
その後スキルを覚醒してくるって言ってアスカさん外に出て行って5分もかからずに戻って来た。
「ではホストで3身合体を始めてね~すぐに参加するからね~♪」
アスカさんの号令で俺の最終合体が始まった。
まず俺が真ん中の魔法陣の上に現れて、次にほぼ同時にラヴクラフトさんとアスカさんの用意してくれた妖精のティターニアと邪龍のニーズホッグが現れた。
両方ともすごくレベルが高い。
正直俺を未熟ティターニアにする為に使って良い魔物じゃない気がするんだけど…
さすがに驚いて口が塞がらなかったんだが、合体の儀式は俺の事を放っておいて進んでいく…
普通の合体であれば3匹の魔物が中央に集まる感じで溶けて行って最後に収束して1匹の従魔が誕生するのだが…
何か変な感じになってる?周囲の魔法陣が赤青白緑…色とりどりの変化を見せつつ合体の儀式をする部屋の中が赤く染まった。
そして何かが割れるような音をさせて完全な静寂が訪れる…
「我、名を 未熟セイリュウ と申すなり。汝に従いて、覇道を行かん……者なり。」
どうも合体事故がおきたらしい?
あの後アリスと一緒にサセボまで遠征して色々お買い物とかをしつつ、受注できるクエストなんかをこなしつつ、ついでにその辺りで収集できる未熟魔物をテイムして戻り、次にアソエリアで動物型の魔物を探し、モジシティー辺りにも行って魚類の魔物を探し回った。
他にもカゴシマ/オキナワエリアでは侵略型外来種魔物などを多く集める事が出来て(色違いなだけの名前が違う魔物)、その後九州地区をほぼ網羅した頃になって、やっと、目標の未熟魔物80匹のノルマを達成できた。
そしてそこからも大変だった。
未熟ティターニアを作る為に必要な魔物ってのは、その前段階の未熟魔物を1匹用意しなければならなくて…
その前の未熟魔物を作るにもその前の未熟魔物が必要で…
とりあえず20匹づつレシピが開放される感じで合体を繰り返していく形になるので、最初俺は未熟ピクシーにされた。
「アタシ、未熟ピクシー。今後ともヨ・ロ・シ・クねっ♡」
「ピクにゃんか~わい~♡」
すごく好意的に受け入れられた。
だって元々のピクシーでもアリスの手の上に乗れる位の大きさだったのが未熟サイズになった事で、もっと小さかった。
たぶんだけど…俺が男だった頃に収集していたねん○ろいどプチレベルの大きさなんじゃないか?
そして次になったのが未熟キャティア。
猫の魔物でイリオモオテヤマネコが元になって作られたとかってキャラクターだったりする。
ただ…アリスにはすごく不評だった。
言うまでも無い理由からなんだけど、アリスの尊厳の為に詳しくは言うまい。
ちなみに『身長だけは』アリスとほとんど同じだったとだけ言っておく。
その後未熟ユニコーンになった状態で次の合体で未熟ティターニアになれるんだが…
「なぁとりあえずここまでは1人3身合体でなんとか出来たけど、ティターニアだけはムリだぞ?」
この未熟レシピの開放は3体づつレシピが開放されるのだが、その3体は低レベル、中レベル、高レベルの三種類がうまく集められている。
そしてどの未熟魔物でも次の開放レシピの魔物を作るのに使えるんだが、目的魔物だけは低レベルで作るって方法が使えない。
ちなみにアリスのレベルだが、そろそろ28位になる頃合なのでもう少しレベルを上げてLV.30になって俺を未熟ティターニアにすればリボーン作業をせずにそのまま使えたりするんだけど…
「なぁアリス?LV.30までれべリングしてからにしないか?」
「…でもポニポニだとあんまり可愛くないし。」
ポニポニってのは未熟ユニコーンの俺の事ね。ポニーとはまったく違うんだけど…まぁ気にしてもしょうがないんだろうな。
「それに車に乗って移動できないから大変だし…」
そう、それまでの未熟ピクシーだったり未熟キャティアは言ってみれば人型魔物。
サイズ的にも親指サイズだったり7~8歳児レベルだったりで、車に乗って移動できた。
ただ、未熟とは言いつつもユニコーンになった俺はアリスより少し体高が大きかったりする。
首までの高さだと1.7m程度になるんで確実にアリスを超える。
おかげで移動する時に車に乗れなかった事から俺がアリスを乗せて走り回ってたのだが…
俺がアリスを下ろしたがらなかった事から何度も怒られた。
だって背中に感じるアリスのお尻の感触が…
とっても柔らかかったんだもん♡
挟まれる気持ち良さってのをちょっとだけ跳ね回って確かめたのも失敗だったのかもしれないなぁ…
まぁそう言う訳で速攻で次の未熟ティターニアにされる事になったんだが…
その為には3人で3身合体をしなければならない。
普通のプレイヤーの協力者を探す必要があるのだが…
「なぁアリス?ここらでシャウトでお願いとかやっぱイヤか?」
「…だって恥かしいし…」
とまぁ…こんな状態だったりする。
「でもなぁ…このままだとティターニアが作れないと無理な訳で…一応レベルが10の差がある従魔までは作れるからアリスが50までレべリングするなら1人で作れるけど…そこまでできるなら未熟ティターニアなんて必要無い訳でな。まぁでも気付いたらLv.28だろ?このままでもソロ攻略できる感じではあるんだけど…」
「ポニポニ…可愛く無いから早く可愛い子にしたい。」
「だよね~…じゃぁしょうがないんで、俺が最終的に交渉するからバザーシステムで募集するか。」
ちなみにバザーシステムには通常使用の場合は落札価格が10万Gを超えない限り無料で使えるのだが、追加でゴールドを払えば商品以外にも色々と自由に募集に使えたりする。それこそ今回の様な3人で従魔を作る人の募集なんかに使える様になってる。
それを今回使ってみる事にした。
『3身合体魔物募集
未熟ティターニア作成です。
当方未熟ユニコーン所持の新米です。
他の魔物を作ってくれる方募集してます。
アリス』
「とりあえずこんなものかな?他に書いておきたい事ってある?」
「…できれば女の人がイイ。」
女なぁ…
「なぁアリス?このゲームってキャラクターは自由に選べるんだけど、中身はおっさんとかでも良いのか?」
俺の問いかけに首を傾げてるアリス。
アリスって本当にネカマの概念が理解出来てないのかなぁ…
「まぁ…じゃぁこれでどう?」
『3身合体魔物募集
未熟ティターニア作成です。
当方未熟ユニコーン所持の新米です。
他の魔物を作ってくれる方募集してます。
私が女キャラなので出来れば女性の方でお願いします。
アリス』
「これでどう?」
「うん♪」
とりあえずこれで連絡が来るのを待つばかりになったんだが…
でもこれ本気にされるのかネカマだって思われるかけっこう危うい募集内容になったよな…
本当にこんなので手伝ってくれる人とか来るのかな?
その後最初のホームタウンでできるクエストを消化しつつメインクエストの簡単なところを進めていたらメールでの応募が着た♡
「へ~♪全部で4人も応募してくれのかぁ…3人はまったく知らない人だけど1人は有名な人だな。どうするアリス?」
「どうって…どうやって選んだら良いか分からないよ?」
「そうだなぁ…この『俺っ子』さんは気を付けた方が良いかな?一応女性キャラだけど報酬は必要無いからギルドに入りませんか?みたいな事を書いてるからナンパ目的の可能性が高いね。」
「そうなの?」
「そうなの。それと、この『ぺったん子』さんもちょっとだけ怪しい。自分の体の事を自虐的に扱える人って居ないって訳じゃ無いんだけど、この書いてある『一緒にペッタン子同好会に入って楽しくおしゃべりしませんか?』ってのが特にな。こいつたぶんロリ体型の子がとっても好きな野郎だ。(俺が、そう思うから間違いない!)」
「…そう?」
「そうなの!そして、この…『アスカ』さんは…なんとも言えないんだよなぁ…このキャラクターネームってアニメのキャラクターの名前をそのまま使ってるんじゃないかと思うんだけど…どっちのアスカかによってかなり性格が違うって言うか…まぁぶっちゃけオタク度のレベルが違うって言うか…」
「じゃぁ最後の人は?」
「あぁ、最後のこの『ラヴクラフト』さんは初期の頃からこのゲームでトッププレイヤーとして頑張ってる人。どうも邪神の中の一匹がすっごく好きな人らしくってね。それ系が大好きな女性だって話だった。…まぁクトゥルー神話の好きな人って若干心が病んでるって話があるけど…深く付き合わなければそこまで気にする必要は無いかな?」
「…じゃぁこのラヴクラフトさんとアスカさんで良い?」
「…魔物の提供だから大丈夫かな?一応返信してみて。」
「…ポニポニしないの?」
とりあえず最後に集まって来るまでの交渉は俺がする事になった。
「やぁ今日はよろしくね~♪」
「よろしくっ…クククッ♡カワイイ♡」
ちなみに最初に声をかけてくれたのがアスカさんで次がラヴクラフトさん。
「今日は魔物の提供をしてもらってありがとうございます。」
「いいよ~。それで?このユニコちゃんを使って未熟ティターを作るのね?」
「はい、そうなります。さっそくお願いしても良いでしょうか?」
「フフフッ♡少しスキル見せて。」
ラヴクラフトさんが何か気になるらしい。
とりあえず今俺が持ってるスキルを説明した。
それと今まで俺しか話をして無いんだけど、彼女達は俺の声をアリスの声だと思ってる。
今俺とアリスは口元をマスクみたいなので隠して隣に並ぶ様にして離れずに居るので
今の所ばれずに居るんだが…
「あぁスキルね、今俺…この子が持ってるのは、刺突/突撃/防御/聖魔法(微)/治癒(微)/治療(微)かな?他には前の従魔の子が持ってた魅了とかも使える様になるかも?」
「フム…スキル送り込む?」
「えっ?でも…そこまでしてもらっても覚醒とかさせるのがずっと先になるかもしれないし…もったいなくないかな?」
「そう?4大属性魔法のマハリトとかマハダルトとかなら持っててもすぐに使える様にならない?最上位の魔法だとあれだけどね。ラヴクラフトさんは何を持たせてる?」
「クククッ♡私の用意した子は風と土のマハ魔法を持ってるこれは常識♡」
「じゃぁ私の方に火と氷のマハ魔法を持たせたら全部揃うね♪ちょっとまってて~♡」
アスカさんそう言ってそのまま合体の神殿の中のおじいちゃんに話しかけて何やら操作してる。
「ラヴクラフトさん。あれ何やってるの?」
「フフフッ♡あれはスキルを買ってるの。最近実装されたスキル追加システム。ただし自分の従魔にしか追加できないからああやって先に追加させて覚醒させるって感じに継承させるの…」
「へ~そんなのが出来る様になったんだ~知らなかった。」
「他にも最近色々追加されてるのと大々的にスポンサーが着いたらしくって人が増えてる…タノシイ♡」
ラヴクラフトさんちょっとだけ喜んでる?
その後スキルを覚醒してくるって言ってアスカさん外に出て行って5分もかからずに戻って来た。
「ではホストで3身合体を始めてね~すぐに参加するからね~♪」
アスカさんの号令で俺の最終合体が始まった。
まず俺が真ん中の魔法陣の上に現れて、次にほぼ同時にラヴクラフトさんとアスカさんの用意してくれた妖精のティターニアと邪龍のニーズホッグが現れた。
両方ともすごくレベルが高い。
正直俺を未熟ティターニアにする為に使って良い魔物じゃない気がするんだけど…
さすがに驚いて口が塞がらなかったんだが、合体の儀式は俺の事を放っておいて進んでいく…
普通の合体であれば3匹の魔物が中央に集まる感じで溶けて行って最後に収束して1匹の従魔が誕生するのだが…
何か変な感じになってる?周囲の魔法陣が赤青白緑…色とりどりの変化を見せつつ合体の儀式をする部屋の中が赤く染まった。
そして何かが割れるような音をさせて完全な静寂が訪れる…
「我、名を 未熟セイリュウ と申すなり。汝に従いて、覇道を行かん……者なり。」
どうも合体事故がおきたらしい?
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