上 下
72 / 162
一章

68 朱里ちゃんって呼んだら怒られた♡1/4

しおりを挟む
昨日1日だけの彼女達をフェリーで送り出し、怒涛の1日を思い出しつつちょっとだけ人の少なくなった広場で暇をもてあましてしまった。

いくら観光地とは言いつつも島から出ないとなればそんなに見て回るような場所も無い訳で…
しょうがないので今日は観光エリアから少し離れた方に行ってみる事にした。
そう言えばこの持ってきた宿題もしないといけないんだよなぁ…

海沿いを移動する様に意識しつつ歩いていると、大鳥居のミニチュア版の様な鳥居を見つけちょっと近くで見て、更に進んで行くと道沿いに中学校と小学校があった。
門の左右に看板が並んで付いてたので小中一貫校?

体育をしてる所を見る限りここは3学期制のままの場所のようで楽しそうな子供の声が聞こえる。

道を挟んで歩道を歩いていると道路が大きく曲がって山の方に向かう辺りに子供が一人。
暇そうに1段高くなった石積み堤防に座って海の方を見てる。
年の頃は中学生位かな?服装はジーンズ生地のタイトなミニスカートでボーダーニーソ♡スニーカーを履いてなかなかオシャレさん♡
上は白いキャミソールにピンクのちょいブカブカなパーカーを羽織ってる♪
顔は目がチョットだけ鋭い感じの大人っぽいイメージだった。

なんとなく地元の人じゃない感じがしたので声をかけてみた。
「ねぇ、学校には行かなくて良いの?」
たぶん違うと思いつつ声をかけてみるとチラッと俺の方を見て、
「私親の実家に来てるだけで今休みだもん。」
そう言って堤防から降りて俺の方に近づいてきた。

「お兄さんはナンパ?」
「さすがに子供に手を出したら怒られるだろ。ちょっと歩いて見て回ってるだけ。」
「そうなの?何か探してるの?私何度もここらには来てるから付き合おうか?」
1人だけで歩くのもあまり面白い物ではなかったので、少女の提案を受け入れ一緒に居る事にした。
「ここらで静かに勉強出来る場所とか有る?」
「え~勉強するために歩いてるの?面白くない。」
「でも君も勉強しておかないとまずいんじゃないか?」
「お兄さん嫌な事言うね…まぁしないとまずいのはそうなんだけど…」
「ついでだから一緒に終わらせるか?昼までに終わったら暇つぶしに付き合ってやるぞ?」
「ホントに?!じゃぁやる!!ちょっと待ってて!」
少女はそう言ってダッシュですぐ側のアパートの様な場所に入って行った。

5分位して戻ってきて、
「こっち来て。」
そう言って俺を引っ張って連れて行ったのは集会所の様な建物で鍵を開けて入り込み大きなフローリングの部屋にベンチシート4脚と勉強するにはちょっと不向きなテーブルが置いてあった。

「ここでやるの?」
少女が海に面した引き戸を開けながら、
「隣の部屋に色々有るから見て~」
と言ってきたので、指さした方の部屋に行ってみると、折り畳みテーブルとか3枚に畳んである寝る時に下に敷くクッションなども有ったので、とりあえずクッション2枚と折りたたみテーブルを引っ張り出して勉強が出来そうな環境を作った。

「お兄さん…私とする気?」
「アホ。こんなフローリングに座ったら尻の形が変わるから座布団代わりに持って来ただけだ。」
「なんだぁ~私もとうとう大人の男が襲いたくなる様な魅力を身に纏いはじめたのかってちょっと喜んだのになぁ~」
そう言ってクッションを広げてパタリとそれに寝転んでしまった。
「…しないのか?」
「ん?してもいいよ?」

「…何をだ。」
「ナニに決まってるじゃん♡」

「…とりあえず休みの間にやらないといけない物をさっさと持って来い。その体を抱くにしてもそれからだ。」
「私最初にご褒美が有った方ががんばれるんだけどなぁ…」
ブチブチ文句を言いつつアパートに戻って荷物を持って出てきた。

「中学1年の宿題か。」
「お兄さんのは…なんで小学校の宿題やってるの??」
「一身上の都合って奴でな。これをしておかないとショタ大悟だいご君が泣く事になるの。」
「なんか良く判らないんだけど…あ、どうせだし宿題交換しない?」
「え~面倒だしそのままでいいよ。」
「で~も~私がそっちやった方が早く終わってお兄さんもこの体を楽しめるんだよ?両方嬉しいイイ案じゃない?」
「まぁ…俺が小学校の宿題やるよりはマシか…あ、お前の体を楽しむ為ではないのでそこ勘違いしない様にな?」
「もうっ♡そんな事言いながらそこは硬くしてるんでしょ~♡しってるよ~男の人って年下の何も知らない子の方がバカにされないから楽しみやすいって♪」
「俺は大人のフェロモン垂れ流してるような女性でもしゃぶり尽くすぐらい楽しめるの。いいからさっさとそれやってくれ。本当に午前中で終わらせられたらお前のしたい事に付き合ってやるから。」
「は~い♡」


………


「そう言えばお前名前は?」
「…人に聞く時って自分から言うんじゃないの?」
「まぁそうだが…俺は大悟。」
「…私は朱夜あけよ。名前で呼ばれるのあまり好きじゃないからアヤって呼んで欲しいかな?」
「友達がそう呼んでるのか?」
「まぁそんな感じ。」
「ん、判ったアヤ。」

…………

「なんか大悟って慣れてるね。」
「そりゃぁ25にもなれば少しは社交的にならないとやっていけないんだ。当然だろ?」
(ほんの3ヶ月ぐらい前まで女とはほぼ喋れなかったけどねっ♡)
「そんななんだね。クラスの男の子ってすごくおとなしくてなんか触れたら壊れそうで怖いんだ~。」
「ん~まぁそんなものなんだろうなぁ…親の姿を見て子供が育つ事を考えれば女々しい感じの男が多いのはしょうがないんじゃないか?」
「そうなんだね…」


………


「あ、これで計算と漢字の書き取りのプリントは終わったよ~。そっちはどんな感じ?」
「こっちは後…日本史のプリントと数学のプリントぐらいか?あ、もう一枚…なぁこれ手紙か?」
「えっ?…あ~それクラスの友達が好きな人にラブレター出すのに練習したやつ。一緒に考えたからそれに挟まってたみたい。」
「君は私の…「ちょっと大悟?!何勝手に読んでるの?!」あ、もうちょい見たかったのに…」
机の反対側から両手を伸ばして俺から手紙を引ったくりちょっと赤い顔で睨んでくるアヤ。

「大悟はそれ終わらせて私にご褒美くれないといけないの!まったく!!私より遅く終わったら大変な目にあわせるんだからねっ♡」
「ほ~アヤが俺を大変な目にね~♪それならこっちが早く終わったらアヤに大変な目にあってもらうから覚悟しておけよ~♪」
「え~~それって私どっちでもご褒美なんだけど~♡」
(俺にとってもどっちでもご褒美なんだけど~♡)

それから2人で主導権争いをしつつ宿題をしていったが…

「ねぇ大悟?これ今日で終わるかな??」
「ん~~さすがに厳しい感じがしてきたなぁ…」
「私明日までしかここに居ないんだけど…ご褒美どうなるの??」
「まぁ…なんとか今日中に終わらせるとしよう。終わったら明日島から出てデートとかどう?」
「いいの?!やった♪ならやる~♡」

とりあえず2時になろうかという頃になって一区切りつけ、一緒に昼食を取る為にお土産やさんがある辺りまで移動して、お好み焼きを焼いてくれる場所を見つけたのでそこで豚玉イカソバ(大)大盛りと豚玉ソバ(小)普通盛りを買って戻り、2人で食べつつ宿題に取りかかった。

そして3時を少し過ぎた頃にアヤが俺の持ってた宿題をやり終わった。
「だ~いご~♡しよっ♡」
「俺プリントがあと2枚残ってるんだが?」
「それは私がやるからね~はやく~♡」
アヤは自分の使ってたクッションを広げて寝転んで両手を広げて待ってる。

昨日は酒池肉林な1日だった訳で、きょうはまったくそんな事をしてなかった俺はチョットエッチなお誘いにフラフラと引き寄せられて…

さっくり3回フェラで搾り取られた♡
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

乙女ゲーのモブに転生した俺、なぜかヒロインの攻略対象になってしまう。えっ? 俺はモブだよ?

水間ノボル🐳
ファンタジー
↑ お気に入り登録をお願いします! ※ 5/15 男性向けホットランキング1位★  目覚めたら、妹に無理やりプレイさせられた乙女ゲーム、「ルーナ・クロニクル」のモブに転生した俺。    名前は、シド・フォン・グランディ。    準男爵の三男。典型的な底辺貴族だ。 「アリシア、平民のゴミはさっさと退学しなさい!」 「おいっ! 人をゴミ扱いするんじゃねぇ!」  ヒロインのアリシアを、悪役令嬢のファルネーゼがいじめていたシーンにちょうど転生する。    前日、会社の上司にパワハラされていた俺は、ついむしゃくしゃしてファルネーゼにブチキレてしまい…… 「助けてくれてありがとうございます。その……明日の午後、空いてますか?」 「えっ? 俺に言ってる?」  イケメンの攻略対象を差し置いて、ヒロインが俺に迫ってきて…… 「グランディ、決闘だ。俺たちが勝ったら、二度とアリシア近づくな……っ!」 「おいおい。なんでそうなるんだよ……」  攻略対象の王子殿下に、決闘を挑まれて。 「クソ……っ! 準男爵ごときに負けるわけにはいかない……」 「かなり手加減してるんだが……」  モブの俺が決闘に勝ってしまって——  ※2024/3/20 カクヨム様にて、異世界ファンタジーランキング2位!週間総合ランキング4位!

異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!

ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!? 夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。 しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。 うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。 次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。 そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。 遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。 別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。 Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって! すごいよね。 ――――――――― 以前公開していた小説のセルフリメイクです。 アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。 基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。 1話2000~3000文字で毎日更新してます。

実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~

空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」 氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。 「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」 ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。 成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。

泥ねずみと呼ばれた少年は、いっそ要塞に住みたい

カシナシ
ファンタジー
冒険者だった親に置いていかれたロキは、宿屋の屋根裏に住み、顔に大きな火傷痕と灰色の髪を持つことから、『泥ねずみ』と呼ばれ、鞭打たれ、働かせられていた。 ある日高熱に侵され、その拍子に日本人高校生だった記憶が蘇る。 魔力暴走で死ぬことは回避出来、愛された記憶により余裕が出来たロキは、必死に生きる道を模索する。 10歳になったら自立し、誰にも虐げられない強い冒険者になることを目標に――――。 おっとりマイペースな少年が、『顔』に振り回されつつも、精霊の加護を駆使し、 ちょっぴり人に不信感を持つ中、友人や仲間を得ながら安心出来る場所を築いていく。 ※サブテーマ『BL好き作者がBL展開になりそうになるのを堪えながらなんとか無事に完結させたい』 ※↑のため、やや腐臭がするかもしれません。苦手な方はご注意下さい ※ 主人公は絡まれることはあっても恋愛しません。仲間は男か人外のみ ※ざまぁはふりかけ程度。 ※R15は念のため(残酷/下品な表現) ※女性向けHOTランキング最高位39位、頂きました。  第16回ファンタジー小説大賞にて25位を頂きました。ありがとうございます!

あの、神様、普通の家庭に転生させてって言いましたよね?なんか、森にいるんですけど.......。

▽空
ファンタジー
テンプレのトラックバーンで転生したよ...... どうしようΣ( ̄□ ̄;) とりあえず、今世を楽しんでやる~!!!!!!!!! R指定は念のためです。 マイペースに更新していきます。

利己的な聖人候補~とりあえず異世界でワガママさせてもらいます

やまなぎ
ファンタジー
9/11 コミカライズ再スタート! 神様は私を殉教者と認め〝聖人〟にならないかと誘ってきた。 だけど、私はどうしても生きたかった。小幡初子(おばた・はつこ)22歳。 渋々OKした神様の嫌がらせか、なかなかヒドイ目に遭いながらも転生。 でも、そこにいた〝ワタシ〟は6歳児。しかも孤児。そして、そこは魔法のある不思議な世界。 ここで、どうやって生活するの!? とりあえず村の人は優しいし、祖父の雑貨店が遺されたので何とか居場所は確保できたし、 どうやら、私をリクルートした神様から2つの不思議な力と魔法力も貰ったようだ。 これがあれば生き抜けるかもしれない。 ならば〝やりたい放題でワガママに生きる〟を目標に、新生活始めます!! ーーーーーー ちょっとアブナイ従者や人使いの荒い後見人など、多くの出会いを重ねながら、つい人の世話を焼いてしまう〝オバちゃん度〟高めの美少女の物語。

勇者に闇討ちされ婚約者を寝取られた俺がざまあするまで。

飴色玉葱
ファンタジー
王都にて結成された魔王討伐隊はその任を全うした。 隊を率いたのは勇者として名を挙げたキサラギ、英雄として誉れ高いジークバルト、さらにその二人を支えるようにその婚約者や凄腕の魔法使いが名を連ねた。 だがあろうことに勇者キサラギはジークバルトを闇討ちし行方知れずとなってしまう。 そして、恐るものがいなくなった勇者はその本性を現す……。

処理中です...