32 / 800
★始まりの場所、テトーンの樹の村編★
29:光王レイア
しおりを挟む
『此の方を、傷つけてはなりません』
聞き覚えのある優しい声が聞こえて、瞼の向こう側が急に明るくなった。
「ぐぁっ!? まっ、眩しいっ!?? 貴様ぁ……、何者だっ!?!?」
魔獣が唸る。
どうやら、声の主は魔獣の仲間ではなさそうだぞ?
俺は恐る恐る、そっと目を開いて……
「うわっ!? まっぶしっ!!?」
溢れんばかりの光に、慌てて両手をかざした。
全くもって何も見えんっ!!!
「モッモ! 大丈夫!?」
こちらに駆けてきたグレコに体を支えられて、なんとか起き上がる俺。
薄目を開き、かざした手の指の隙間から、光の出所を見る。
どうやら、俺の頭上、魔獣の前足が振り下ろされようとしていたまさにその場所に、キラキラと輝く、とてつもなく眩しい大きな光の玉が浮かんでいるようだ。
な……? なんだ、これ??
まさかと思うけど……、宇宙人、とか???
『此の方は、時空王より使命を賜りし者。決して、其方の敵ではありません。其方は、この地を守りし勇敢なる者。ならば、真実を受け入れるのです。さぁ、己の過ちに気付きなさい。万が一にも、此の方を傷つければ、其方は虚空の彼方へと消え去る事となるでしょう』
なんだか小難しい物言いの声を聞きながら、光の玉の放つ輝きに目がだんだんと慣れていくと、そこに見えてきたのは……
「えっ!? 母ちゃん!!?」
なんと、俺の母ちゃんがいるっ!?
……いや違う、違うぞ。
あれは、母ちゃんでは無さそうだ。
めちゃくちゃ似てるけど、違う。
そこにいるのは、俺の母ちゃんにそっくりな、見知らぬピグモルだ。
それも、まるで全身から光を放っているかの様な、不思議ピグモルなのだ。
結局……、誰なの……?
「えっ!? 父様っ!??」
え? グレコの父ちゃん??
どこ??? どこに居るの????
隣にいるグレコの言葉に、俺はキョロキョロと辺りを見回す。
しかしながら、それらしき人物……、もといエルフは見当たら無い。
そして、そう言ったグレコは真っ直ぐに、目の前の光を見ているのだ。
即ち、俺の母ちゃんにそっくりな、光るピグモルを……
はて? どういう事だろう??
「お……、お主は……? イザベラ殿??」
つい数秒前まで怒り狂っていたはずの魔獣は、完全に士気を失い、目を真ん丸に見開いて、驚いたようにそう呟いた。
此方もグレコと同じく、真っ直ぐに、目の前の光……、俺の母ちゃんにそっくりな、光るピグモルを見つめている。
えっと……、え? 誰それ??
あの光るピグモルの名前なのだろうか???
それぞれに、どこか困惑した様子の俺達に対し、母ちゃんそっくりの光るピグモルは、穏やかに微笑みながらこう言った。
『いいえ。私は、其方の母でも、父でも、想い人でもありません。私は、光王レイア』
両手を高く上げ、大きく広げて、まるで女神の如きポーズをとる光るピグモル。
すると俺は、何故だが、なんとなくだけど、今目の前で起きている事はとても凄い事なのでは? と思い始める。
しかしながら、彼女の放つその言葉の意味が、俺にはちんぷんかんぷんだ。
小首を傾げながら、現状を把握しようと、頭の中を整理していると……
「何ぃいっ!? 光王だとっ!??」
「まさかっ!? そんな……!??」
光るピグモルの言葉に、共に驚愕する魔獣とグレコ。
だけど俺には、その「こうおうれいあ」が何なのかがわからない。
けど一応……
「えっ!?」
と、驚いておく俺。
だって、一人だけ無反応なんて、ちょっと恥ずかしいからね。
『時空王に見定められし者、モッモよ。私の国へいらっしゃい。私には、其方が必要です。そして其方にも……。必ず、必ず私の国へ……』
そう言い残し、光は徐々に消えていって……、光るピグモルの姿も消えていった。
後には、驚いたままの魔獣とグレコ、何が何だか分からずポカンとする俺と、静寂だけが残った。
太陽は、随分西へと傾いているようだ。
空はオレンジ色に染まり、辺りは薄暗くなり始めている。
「光王レイアが守りし者……。ピグモルよ、貴様いったい何者だ?」
闇の魔獣は、先ほどまでの興奮状態とは一変して、とても冷静な口調で俺に問い掛ける。
どうやらもう、攻撃をしかけてくる事はなさそうだ。
「その前にっ! モッモの妹達を返しなさいっ!!」
未だ戦闘モードが抜けないグレコが叫ぶ。
「む? ピグモルよ、この童共は貴様の家族か??」
揺り籠の中で眠る妹達を見つめながら問い掛ける魔獣に、まだ若干びびりつつも、俺は頷く。
「そうか……。しかし、分からぬ。いったい、何が起きているというのだ?」
困惑する魔獣。
「何が起きているのか、ですって? 元はと言えば、全部あなたのせいじゃないのっ! あなたがモッモの村を襲って、荒らして、その子達を連れ去ったのよっ!? 全て自分が仕掛けた事なのに、しらばっくれる気!!? まさか……、ボケてるのっ!?!?」
ガチギレグレコ、めっちゃ怖い……
そして、恐ろしい魔獣を相手にこのセリフ、さすがです。
「何だとっ!? さっきから聞いておればこの小娘め……。我の何処がボケているというのだっ!!? 訂正しろっ! このっ、このっ……、性悪なブラッドエルフめがぁっ!!」
ガチギレ魔獣、こっちもめっちゃ怖い……
だけど、グレコに比べると、セリフが弱い気がする。
あぁ……、せっかく、何処ぞの見ず知らずのなんちゃらさんのおかげで、丸く収まりそうだったのに……
このまま血の気の多い二人に任せておくと、ヒートアップしかしないぞっ!?
意を決して俺は、睨み合う魔獣とグレコに声を掛ける。
「あ、あの……」
だがしかし……
「誰が性悪よ!? 野蛮で薄汚い魔獣が、偉そうな口を叩かないでっ!!!」
「うっ!? 薄汚いだとぉっ!?? 今すぐその喉元噛み切ってやるわぁっ!!!」
だっ!? 駄目だぁっ!!?
俺の体も存在も、二人には小さ過ぎて見えてないっ!?!?
それに……、うぅ、こ、怖いよぅ……
ガクブルガクブル
でも、勇気を出さなくちゃ!
とりあえず、話し合いをしないとっ!!
「あ、あの……、あのぉ~」
一歩を踏み出して、先ほどより少しばかり大きな声で話し掛ける俺。
だがしかし……
「やってみなさいよっ!? 返り討ちにしてやるわっ!!!」
短剣を抜き取り、構えるグレコ。
「小癪なっ! 死んで後悔するがいいっ!! ガルアァァッ!!!」
牙を剥き出して、吠える魔獣。
ひっ、ひえぇ~!?
二人とも、戦う気満々っ!??
あわわわわっ!?!?
ガクブルガクブルガクブル
完全に戦闘モードになっているグレコと魔獣を前に、俺の全身は激しく震え始める。
まさに一触即発!?
……だけども、ここで引き下がってはいられない。
グレコは怒っているけれど、俺にはこの魔獣が、食べる為に妹達を攫ったようには見えないのだ。
きっと、何か訳があるはず。
だから、なんとかして、二人を止めないとっ!
俺は、震える手をギュッと握り締め、スーッと大きく息を吸い込んで……
「ちょっと待てぇえーーーいっ!!!!!」
あらん限りの声で、叫んだ。
その明らかに場違いなセリフに、動きが止まるグレコと魔獣。
ふぅ……、よし、止まった。
胸がドキドキ、息はハアハアである。
怖かった……、めっちゃ怖かったっ!
でもまぁ、とりあえずだな……
「お互い冷静にっ! 話し合いましょうっ!!」
鼻息荒く言い放った俺の言葉に、グレコと魔獣は怒りを忘れ、目をパチクリとしていた。
聞き覚えのある優しい声が聞こえて、瞼の向こう側が急に明るくなった。
「ぐぁっ!? まっ、眩しいっ!?? 貴様ぁ……、何者だっ!?!?」
魔獣が唸る。
どうやら、声の主は魔獣の仲間ではなさそうだぞ?
俺は恐る恐る、そっと目を開いて……
「うわっ!? まっぶしっ!!?」
溢れんばかりの光に、慌てて両手をかざした。
全くもって何も見えんっ!!!
「モッモ! 大丈夫!?」
こちらに駆けてきたグレコに体を支えられて、なんとか起き上がる俺。
薄目を開き、かざした手の指の隙間から、光の出所を見る。
どうやら、俺の頭上、魔獣の前足が振り下ろされようとしていたまさにその場所に、キラキラと輝く、とてつもなく眩しい大きな光の玉が浮かんでいるようだ。
な……? なんだ、これ??
まさかと思うけど……、宇宙人、とか???
『此の方は、時空王より使命を賜りし者。決して、其方の敵ではありません。其方は、この地を守りし勇敢なる者。ならば、真実を受け入れるのです。さぁ、己の過ちに気付きなさい。万が一にも、此の方を傷つければ、其方は虚空の彼方へと消え去る事となるでしょう』
なんだか小難しい物言いの声を聞きながら、光の玉の放つ輝きに目がだんだんと慣れていくと、そこに見えてきたのは……
「えっ!? 母ちゃん!!?」
なんと、俺の母ちゃんがいるっ!?
……いや違う、違うぞ。
あれは、母ちゃんでは無さそうだ。
めちゃくちゃ似てるけど、違う。
そこにいるのは、俺の母ちゃんにそっくりな、見知らぬピグモルだ。
それも、まるで全身から光を放っているかの様な、不思議ピグモルなのだ。
結局……、誰なの……?
「えっ!? 父様っ!??」
え? グレコの父ちゃん??
どこ??? どこに居るの????
隣にいるグレコの言葉に、俺はキョロキョロと辺りを見回す。
しかしながら、それらしき人物……、もといエルフは見当たら無い。
そして、そう言ったグレコは真っ直ぐに、目の前の光を見ているのだ。
即ち、俺の母ちゃんにそっくりな、光るピグモルを……
はて? どういう事だろう??
「お……、お主は……? イザベラ殿??」
つい数秒前まで怒り狂っていたはずの魔獣は、完全に士気を失い、目を真ん丸に見開いて、驚いたようにそう呟いた。
此方もグレコと同じく、真っ直ぐに、目の前の光……、俺の母ちゃんにそっくりな、光るピグモルを見つめている。
えっと……、え? 誰それ??
あの光るピグモルの名前なのだろうか???
それぞれに、どこか困惑した様子の俺達に対し、母ちゃんそっくりの光るピグモルは、穏やかに微笑みながらこう言った。
『いいえ。私は、其方の母でも、父でも、想い人でもありません。私は、光王レイア』
両手を高く上げ、大きく広げて、まるで女神の如きポーズをとる光るピグモル。
すると俺は、何故だが、なんとなくだけど、今目の前で起きている事はとても凄い事なのでは? と思い始める。
しかしながら、彼女の放つその言葉の意味が、俺にはちんぷんかんぷんだ。
小首を傾げながら、現状を把握しようと、頭の中を整理していると……
「何ぃいっ!? 光王だとっ!??」
「まさかっ!? そんな……!??」
光るピグモルの言葉に、共に驚愕する魔獣とグレコ。
だけど俺には、その「こうおうれいあ」が何なのかがわからない。
けど一応……
「えっ!?」
と、驚いておく俺。
だって、一人だけ無反応なんて、ちょっと恥ずかしいからね。
『時空王に見定められし者、モッモよ。私の国へいらっしゃい。私には、其方が必要です。そして其方にも……。必ず、必ず私の国へ……』
そう言い残し、光は徐々に消えていって……、光るピグモルの姿も消えていった。
後には、驚いたままの魔獣とグレコ、何が何だか分からずポカンとする俺と、静寂だけが残った。
太陽は、随分西へと傾いているようだ。
空はオレンジ色に染まり、辺りは薄暗くなり始めている。
「光王レイアが守りし者……。ピグモルよ、貴様いったい何者だ?」
闇の魔獣は、先ほどまでの興奮状態とは一変して、とても冷静な口調で俺に問い掛ける。
どうやらもう、攻撃をしかけてくる事はなさそうだ。
「その前にっ! モッモの妹達を返しなさいっ!!」
未だ戦闘モードが抜けないグレコが叫ぶ。
「む? ピグモルよ、この童共は貴様の家族か??」
揺り籠の中で眠る妹達を見つめながら問い掛ける魔獣に、まだ若干びびりつつも、俺は頷く。
「そうか……。しかし、分からぬ。いったい、何が起きているというのだ?」
困惑する魔獣。
「何が起きているのか、ですって? 元はと言えば、全部あなたのせいじゃないのっ! あなたがモッモの村を襲って、荒らして、その子達を連れ去ったのよっ!? 全て自分が仕掛けた事なのに、しらばっくれる気!!? まさか……、ボケてるのっ!?!?」
ガチギレグレコ、めっちゃ怖い……
そして、恐ろしい魔獣を相手にこのセリフ、さすがです。
「何だとっ!? さっきから聞いておればこの小娘め……。我の何処がボケているというのだっ!!? 訂正しろっ! このっ、このっ……、性悪なブラッドエルフめがぁっ!!」
ガチギレ魔獣、こっちもめっちゃ怖い……
だけど、グレコに比べると、セリフが弱い気がする。
あぁ……、せっかく、何処ぞの見ず知らずのなんちゃらさんのおかげで、丸く収まりそうだったのに……
このまま血の気の多い二人に任せておくと、ヒートアップしかしないぞっ!?
意を決して俺は、睨み合う魔獣とグレコに声を掛ける。
「あ、あの……」
だがしかし……
「誰が性悪よ!? 野蛮で薄汚い魔獣が、偉そうな口を叩かないでっ!!!」
「うっ!? 薄汚いだとぉっ!?? 今すぐその喉元噛み切ってやるわぁっ!!!」
だっ!? 駄目だぁっ!!?
俺の体も存在も、二人には小さ過ぎて見えてないっ!?!?
それに……、うぅ、こ、怖いよぅ……
ガクブルガクブル
でも、勇気を出さなくちゃ!
とりあえず、話し合いをしないとっ!!
「あ、あの……、あのぉ~」
一歩を踏み出して、先ほどより少しばかり大きな声で話し掛ける俺。
だがしかし……
「やってみなさいよっ!? 返り討ちにしてやるわっ!!!」
短剣を抜き取り、構えるグレコ。
「小癪なっ! 死んで後悔するがいいっ!! ガルアァァッ!!!」
牙を剥き出して、吠える魔獣。
ひっ、ひえぇ~!?
二人とも、戦う気満々っ!??
あわわわわっ!?!?
ガクブルガクブルガクブル
完全に戦闘モードになっているグレコと魔獣を前に、俺の全身は激しく震え始める。
まさに一触即発!?
……だけども、ここで引き下がってはいられない。
グレコは怒っているけれど、俺にはこの魔獣が、食べる為に妹達を攫ったようには見えないのだ。
きっと、何か訳があるはず。
だから、なんとかして、二人を止めないとっ!
俺は、震える手をギュッと握り締め、スーッと大きく息を吸い込んで……
「ちょっと待てぇえーーーいっ!!!!!」
あらん限りの声で、叫んだ。
その明らかに場違いなセリフに、動きが止まるグレコと魔獣。
ふぅ……、よし、止まった。
胸がドキドキ、息はハアハアである。
怖かった……、めっちゃ怖かったっ!
でもまぁ、とりあえずだな……
「お互い冷静にっ! 話し合いましょうっ!!」
鼻息荒く言い放った俺の言葉に、グレコと魔獣は怒りを忘れ、目をパチクリとしていた。
0
お気に入りに追加
497
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい
兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。
役立たず王女のサバイバル生活〜島流しにされましたが今日も強く生きていきます!〜
●やきいもほくほく●
ファンタジー
──目が覚めると海の上だった!?
長年、虐げられてきた『役立たず王女』メイジーは異母姉妹であるジャシンスに嵌められて島流しにされている最中に前世の記憶を取り戻す。
前世でも家族に裏切られて死んだメイジーは諦めて死のうとするものの、最後まで足掻こうと決意する。
「く~~やぁ~しいいぃっ~~~~ばっかやろおぉぉっ!」
奮起したメイジーはなりふり構わず生き残るために行動をする。
そして……メイジーが辿り着いた島にいたのは島民に神様と祀られるガブリエーレだった。
この出会いがメイジーの運命を大きく変える!?
言葉が通じないため食われそうになり、生け贄にされそうになり、海に流されそうになり、死にかけながらもサバイバル生活を開始する。
ガブリエーレの世話をしつつ、メイジーは〝あるもの〟を見つけて成り上がりを決意。
ガブリエーレに振り回されつつ、彼の〝本来の姿〟を知ったメイジーは──。
これは気弱で争いに負けた王女が逞しく島で生き抜き、神様と運を味方につけて無双する爽快ストーリー!
*カクヨム先行配信中です
*誤字報告、内容が噛み合わない等ございましたら感想からどしどしとお願いいたします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる