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★ピタラス諸島第五、アーレイク島編★
727:ちょっとしゃがんでポ
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「良かった、間に合って」
ふぅ~っと安堵の息を吐きながら、ローブのフードを脱いだその人物は、見覚えのあるイケメンエルフ。
ニコリと微笑む彼は、くすんだ深緑色の髪と茶色い瞳を持つ、白薔薇の騎士団の一員。
俺を庇って悪魔カイムの攻撃を受け、重傷を負い……、その後行方知れずとなっていた、アイビーであった。
「あぁあっ!? アイビー!!?」
予想だにしなかった人物の登場に、俺は裏声で叫んでいた。
なんでっ!?
なんでアイビーがここにっ!!?
なんっ……、えぇええぇぇえぇっ!?!?
目の前の出来事が信じられなくて、高速で瞬きをしてしまう俺。
「モッモちゃん、行くポよ」
驚き、慌てふためく俺とは対照的に、とても落ち着き払った様子でノリリアはそう言って、歩き出す。
……てかノリリア!
あんた、大丈夫なんだったら先にそう言ってよ!!
てっきり、死にかけてるんじゃないかって思ってたわよ!!!
などとは言えないまま、俺は小走りでノリリアの後を追う。
ノリリアは、クトゥルーが中に入っているであろう封印結界の張り巡らされた岩の小山の横を通り過ぎ、真っ直ぐにアイビーへと向かって行く。
その後ろ姿からは、何故だか分からないが、先程までのユディンと同じような、魔力とは少し違う感じの、赤いオーラが流れ出ていて……
何なんだろう、この赤いのは?
まさかと思うけど、悪魔がノリリアに化けてるとか……、ないよね??
ドキドキしながら、ノリリアの後について、アイビーの元まで歩いて行くと……
「アイビー、ちょっとしゃがんでポ」
ノリリアは、アイビーに膝を折るようにと命令した。
その言葉に従って、アイビーが姿勢を低くすると……
パシッ!
ちょうどノリリアと同じ目線になったアイビーの頬を、ノリリアが打ったではないか。
ふぉあっ!?
ノリリア!!?
なんでっ!!??
訳が分からず、更にアワアワとする俺。
しかしアイビーは、怒る様子など微塵も無く、打たれた頬に手を当てて、尚も微笑みながら、申し訳無さそうにノリリアを見つめている。
すると、先程まで赤いオーラを放っていたノリリアの背中から、今度は青いオーラが流れ出てきて……
「あたちが、どれだけ心配したか……、分かるポか?」
震える声で、ノリリアはそう言った。
微かだけれど、その肩が小刻みに揺れている。
もしかして、泣いている……?
「ごめん、騙すつもりは無かったんだ。でも……。あぁ、何をどこから話せばいいのかな……?」
眉根を下げて微笑むアイビー。
いつもと変わらない、その優しげな表情に、俺は何故だかホッとした。
すると今度は、ノリリアの体から発せられていた青いオーラが、徐々に水色になって、それが黄緑色になって、黄色になって……
そしてスーッと、それは消え去った。
「謝ってくれなくても結構ポッ! 後でみっちり尋問させて貰うポね!!」
ピシャリと言い放つノリリア。
その声色からして、もう涙は仕舞ったようだ。
「参ったな~」
はははと笑いながら、立ち上がるアイビー。
「それに、まだやる事が残っているポよ。あれを……。彼を、どうするつもりポ?」
ノリリアがそう言って指さす先には、ラスボス……、じゃ無いけど、ラスボスにしか見えない彼が立っている。
未だ消えない紫色の光を放つ魔法陣の中央にて、無表情でこちらを見ている悪魔……、ユディンである。
アイビーは、ゆっくりとユディンに向き直り、そして……
「アーレイク……、なのか?」
先に口を開いたのはユディンだった。
無表情なので感情が読み取りにくいが、静かなその口調から、先程に比べると(クトゥルーに対して叫んでいた時に比べると)、かなりリラックスしている様に見える。
「いや、僕はアーレイクじゃない。僕の名前はアイビー・ルフォシリアン。図らずも、君の師であり友であった故アーレイク・ピタラス大魔導師の……、彼がこの世に残した魂のカケラと融合して、この世に生まれ落ちた者だよ」
アイビーの言葉に、ユディンの瞳が少しばかり揺れた。
だけど、すぐに現状を把握出来たらしいユディンは、視線を逸らさずに続ける。
「じゃあ……。今この瞬間は、アーレイクの見た予知でいう所の、パターン3だと……。その認識で良いのか?」
この問い掛けにアイビーは、首を横に振るう。
「いや、違うな……。これは恐らく、パターンXだ」
その言葉に対し、ユディンはゆっくりとだが、目を見開いた。
まさか、そんな……? といった表情で。
そして、拳をギュッと握り締めて、こう言った。
「やはり、最初の予知が、正しかったんだな」
ユディンの言葉にアイビーは、こくんと頷いた。
あ~っとぉ~、……え?
毎度の事ながら、状況が全く分かりません、はい。
アイビーの説明も、ユディンの問い掛けも、何もかもが意味不明です。
パターン3?? パターンX???
何それ、何なの、何がどう????
「約束通り、君は魔界へ帰るんだ、ユディン」
アイビーは、いつになく強い口調でそう言った。
真っ直ぐに、ユディンを見つめて。
「そうする他、道は無いと?」
問い掛けるユディン。
「そうだ。でないと、双方の世界にとって、最も良く無い未来へと進んでしまう……。今がその瀬戸際だ。君と、ここにいるモッモ君が、鍵を握っているんだ」
…………えっ!? 俺ですかっ!!?
突然話に加えられた俺は、ビクッ! と体を震わせた。
加えて、ユディンがギロリと俺を見たもんだから(普通に見ただけかも知れないけどね!)、もぉ~溜まったもんじゃない!
今にもちびりそうっ!!
だけど、そんな俺の様子など、全くお構い無しな様子でユディンは……
「こっちへ来てくれ、モッモ君」
ふぁあぁぁあああっ!?!??
なんと、俺の名を呼んで、俺を真っ直ぐに見て、俺に向かって手招きしているではないか。
こここっ!?
こっちへ来てくれってぇっ!??
なななな……、なんでぇえぇぇっ!!??
前歯が、カタカタカタカタカタカタカタ。
全身が、ブルブルブルブルブルブルブル。
汗が、ダラダラダラダラダラダラダラ。
尋常じゃないビビり方をしているであろう俺に対し、アイビーは若干戸惑いながらも、笑顔を崩さずこう言った。
「も、モッモ君……? 大丈夫だよ、彼は味方だから。それより……、時間が無いんだ。早く彼の元へ行って欲しい」
声は、いつも通りの優しいアイビーだけど……、目が怖い。
目力というか、俺を見る視線の圧が、半端なく強い。
早く行け早く行け早く行け! って感じで、非常に強い念がこもっているのだ。
ノリリアはというと、二人の緊迫した様子に気圧されて、何も言えずに口を閉じている。
ゆ、ユディンも、怖いけど……
この、笑顔なのにめちゃくちゃプレッシャー与えてくるアイビーも、かなり怖いぞ。
こんなの、断りたくても、断れるわけないじゃないか……?
ごくりと生唾を飲み込んで、俺は一歩を踏み出す。
紫色の光を放つ魔法陣の上を、シャリン、シャリンと音を立てながら、ゆっくりと進んでいく。
一歩ずつ、一歩ずつ、自らの意思で、上級悪魔に近付いて行き、そして……
「モッモ君、僕の事を、信じてくれてありがとう」
小さな俺を見下ろし、ニコリと笑う、悪魔ユディン。
俺にはその微笑みが、偉大なる大魔王様が、糧となる生け贄に「いただきます」と言っているようにしか見えない。
何故に俺は、こんなにも恐ろしい生き物の目の前に、立っているのだろうか……?
アイビーは、ユディンの事を味方だと言うが……、いや、その通りなんだろうけど、なんていうか……、さっきこいつ、俺の事、用済みって言ってたんだぞ??
本当に、味方なんだろうな???
ドキドキドキドキドキドキ
「この力場を消滅させる為には、崩壊の陣を完成させければならない。五芒星の盤を出して欲しい」
ユディンの言葉が、フワフワと宙を舞う。
もはや、何を言われているのか全く分からない。
緊張のあまり、血が通っていないかのように体が冷たくて、頭の中が沈黙していて……
その時だった。
『ふっふっふっふっふっ……。はぁ~はっはっはっはっはっはぁっ! これで俺を封じたつもりかぁあっ!?』
地の底から響いてくるかの様なクトゥルーの笑い声が、辺りに響き渡った。
ふぅ~っと安堵の息を吐きながら、ローブのフードを脱いだその人物は、見覚えのあるイケメンエルフ。
ニコリと微笑む彼は、くすんだ深緑色の髪と茶色い瞳を持つ、白薔薇の騎士団の一員。
俺を庇って悪魔カイムの攻撃を受け、重傷を負い……、その後行方知れずとなっていた、アイビーであった。
「あぁあっ!? アイビー!!?」
予想だにしなかった人物の登場に、俺は裏声で叫んでいた。
なんでっ!?
なんでアイビーがここにっ!!?
なんっ……、えぇええぇぇえぇっ!?!?
目の前の出来事が信じられなくて、高速で瞬きをしてしまう俺。
「モッモちゃん、行くポよ」
驚き、慌てふためく俺とは対照的に、とても落ち着き払った様子でノリリアはそう言って、歩き出す。
……てかノリリア!
あんた、大丈夫なんだったら先にそう言ってよ!!
てっきり、死にかけてるんじゃないかって思ってたわよ!!!
などとは言えないまま、俺は小走りでノリリアの後を追う。
ノリリアは、クトゥルーが中に入っているであろう封印結界の張り巡らされた岩の小山の横を通り過ぎ、真っ直ぐにアイビーへと向かって行く。
その後ろ姿からは、何故だか分からないが、先程までのユディンと同じような、魔力とは少し違う感じの、赤いオーラが流れ出ていて……
何なんだろう、この赤いのは?
まさかと思うけど、悪魔がノリリアに化けてるとか……、ないよね??
ドキドキしながら、ノリリアの後について、アイビーの元まで歩いて行くと……
「アイビー、ちょっとしゃがんでポ」
ノリリアは、アイビーに膝を折るようにと命令した。
その言葉に従って、アイビーが姿勢を低くすると……
パシッ!
ちょうどノリリアと同じ目線になったアイビーの頬を、ノリリアが打ったではないか。
ふぉあっ!?
ノリリア!!?
なんでっ!!??
訳が分からず、更にアワアワとする俺。
しかしアイビーは、怒る様子など微塵も無く、打たれた頬に手を当てて、尚も微笑みながら、申し訳無さそうにノリリアを見つめている。
すると、先程まで赤いオーラを放っていたノリリアの背中から、今度は青いオーラが流れ出てきて……
「あたちが、どれだけ心配したか……、分かるポか?」
震える声で、ノリリアはそう言った。
微かだけれど、その肩が小刻みに揺れている。
もしかして、泣いている……?
「ごめん、騙すつもりは無かったんだ。でも……。あぁ、何をどこから話せばいいのかな……?」
眉根を下げて微笑むアイビー。
いつもと変わらない、その優しげな表情に、俺は何故だかホッとした。
すると今度は、ノリリアの体から発せられていた青いオーラが、徐々に水色になって、それが黄緑色になって、黄色になって……
そしてスーッと、それは消え去った。
「謝ってくれなくても結構ポッ! 後でみっちり尋問させて貰うポね!!」
ピシャリと言い放つノリリア。
その声色からして、もう涙は仕舞ったようだ。
「参ったな~」
はははと笑いながら、立ち上がるアイビー。
「それに、まだやる事が残っているポよ。あれを……。彼を、どうするつもりポ?」
ノリリアがそう言って指さす先には、ラスボス……、じゃ無いけど、ラスボスにしか見えない彼が立っている。
未だ消えない紫色の光を放つ魔法陣の中央にて、無表情でこちらを見ている悪魔……、ユディンである。
アイビーは、ゆっくりとユディンに向き直り、そして……
「アーレイク……、なのか?」
先に口を開いたのはユディンだった。
無表情なので感情が読み取りにくいが、静かなその口調から、先程に比べると(クトゥルーに対して叫んでいた時に比べると)、かなりリラックスしている様に見える。
「いや、僕はアーレイクじゃない。僕の名前はアイビー・ルフォシリアン。図らずも、君の師であり友であった故アーレイク・ピタラス大魔導師の……、彼がこの世に残した魂のカケラと融合して、この世に生まれ落ちた者だよ」
アイビーの言葉に、ユディンの瞳が少しばかり揺れた。
だけど、すぐに現状を把握出来たらしいユディンは、視線を逸らさずに続ける。
「じゃあ……。今この瞬間は、アーレイクの見た予知でいう所の、パターン3だと……。その認識で良いのか?」
この問い掛けにアイビーは、首を横に振るう。
「いや、違うな……。これは恐らく、パターンXだ」
その言葉に対し、ユディンはゆっくりとだが、目を見開いた。
まさか、そんな……? といった表情で。
そして、拳をギュッと握り締めて、こう言った。
「やはり、最初の予知が、正しかったんだな」
ユディンの言葉にアイビーは、こくんと頷いた。
あ~っとぉ~、……え?
毎度の事ながら、状況が全く分かりません、はい。
アイビーの説明も、ユディンの問い掛けも、何もかもが意味不明です。
パターン3?? パターンX???
何それ、何なの、何がどう????
「約束通り、君は魔界へ帰るんだ、ユディン」
アイビーは、いつになく強い口調でそう言った。
真っ直ぐに、ユディンを見つめて。
「そうする他、道は無いと?」
問い掛けるユディン。
「そうだ。でないと、双方の世界にとって、最も良く無い未来へと進んでしまう……。今がその瀬戸際だ。君と、ここにいるモッモ君が、鍵を握っているんだ」
…………えっ!? 俺ですかっ!!?
突然話に加えられた俺は、ビクッ! と体を震わせた。
加えて、ユディンがギロリと俺を見たもんだから(普通に見ただけかも知れないけどね!)、もぉ~溜まったもんじゃない!
今にもちびりそうっ!!
だけど、そんな俺の様子など、全くお構い無しな様子でユディンは……
「こっちへ来てくれ、モッモ君」
ふぁあぁぁあああっ!?!??
なんと、俺の名を呼んで、俺を真っ直ぐに見て、俺に向かって手招きしているではないか。
こここっ!?
こっちへ来てくれってぇっ!??
なななな……、なんでぇえぇぇっ!!??
前歯が、カタカタカタカタカタカタカタ。
全身が、ブルブルブルブルブルブルブル。
汗が、ダラダラダラダラダラダラダラ。
尋常じゃないビビり方をしているであろう俺に対し、アイビーは若干戸惑いながらも、笑顔を崩さずこう言った。
「も、モッモ君……? 大丈夫だよ、彼は味方だから。それより……、時間が無いんだ。早く彼の元へ行って欲しい」
声は、いつも通りの優しいアイビーだけど……、目が怖い。
目力というか、俺を見る視線の圧が、半端なく強い。
早く行け早く行け早く行け! って感じで、非常に強い念がこもっているのだ。
ノリリアはというと、二人の緊迫した様子に気圧されて、何も言えずに口を閉じている。
ゆ、ユディンも、怖いけど……
この、笑顔なのにめちゃくちゃプレッシャー与えてくるアイビーも、かなり怖いぞ。
こんなの、断りたくても、断れるわけないじゃないか……?
ごくりと生唾を飲み込んで、俺は一歩を踏み出す。
紫色の光を放つ魔法陣の上を、シャリン、シャリンと音を立てながら、ゆっくりと進んでいく。
一歩ずつ、一歩ずつ、自らの意思で、上級悪魔に近付いて行き、そして……
「モッモ君、僕の事を、信じてくれてありがとう」
小さな俺を見下ろし、ニコリと笑う、悪魔ユディン。
俺にはその微笑みが、偉大なる大魔王様が、糧となる生け贄に「いただきます」と言っているようにしか見えない。
何故に俺は、こんなにも恐ろしい生き物の目の前に、立っているのだろうか……?
アイビーは、ユディンの事を味方だと言うが……、いや、その通りなんだろうけど、なんていうか……、さっきこいつ、俺の事、用済みって言ってたんだぞ??
本当に、味方なんだろうな???
ドキドキドキドキドキドキ
「この力場を消滅させる為には、崩壊の陣を完成させければならない。五芒星の盤を出して欲しい」
ユディンの言葉が、フワフワと宙を舞う。
もはや、何を言われているのか全く分からない。
緊張のあまり、血が通っていないかのように体が冷たくて、頭の中が沈黙していて……
その時だった。
『ふっふっふっふっふっ……。はぁ~はっはっはっはっはっはぁっ! これで俺を封じたつもりかぁあっ!?』
地の底から響いてくるかの様なクトゥルーの笑い声が、辺りに響き渡った。
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