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★ピタラス諸島第五、アーレイク島編★
602:恒例の作戦会議
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ノヴァの月9日、早朝。
商船タイニック号は、ロリアン島の港町ローレを出港した。
船内下層一階食堂にて……
「それじゃあみんな! これまでの調査結果と、明日からの予定を確認するポよ!!」
みんなが朝食を食べ終わった頃合いを見計らって、椅子の上に立ち、何やら太い羊皮紙の束を手に持ったノリリアが叫んだ。
白バラの騎士団及びモッモ様御一行は皆席につき、恒例の作戦会議が始まった。
「まず、ロリアン島のおさらいポね。大魔導師アーレイク・ピタラスの弟子の一人であったロリアンは、アーレイク・ピタラスの墓塔攻略の鍵となる遺物を、島の中央に位置するリザドーニャ王国より北の森にある泉の底に隠していたポ。モッモちゃんがそれを手に入れてくれたポね。ありがとうポ、モッモちゃん」
ノリリアの言葉に、騎士団のみんなが俺に向けて拍手を送ってくれる。
えへ、どういたしまして~♪
俺は、まだ食べ切れていなかった朝食のデザートであるヨーグルトのような食べ物を口へと運びながら、ヘラヘラと笑って見せた。
「これでようやく、アーレイク・ピタラスの墓塔攻略の為に必要と考えられる四つの遺物が、全部揃ったポ! みんな、一先ずここまでお疲れ様!! ……と言いたいところポが、本番はこれからポよ~」
ノリリアはそう言って、近くに座っていたライラックに手伝ってもらって、みんなに見えるように、手に持っていた大きな羊皮紙をクルクルと広げた。
そこには、どこかの島の地図が描かれている。
「これは、アーレイク島の地図ポよ。現地調査員として先行しているボナークさんから届いた物ポ。見て分かるように……、ほとんど森ポね。タイニック号が停泊する場所は、島の北東にあるアルーという港町ポ。ただこのアルーは、周辺の小島の住人達に交易場として使われているだけの場所ポから、みんなが想像するような港町とは少し違うポよ。永住している町民も百人足らずポし、とても小規模な町ポね。このアルーの町以外は、島全体に深い森が広がっているポ。そして、島の中央よりやや南西に向かった場所に、あたち達の目的であるアーレイク・ピタラスの墓塔があるのポ」
ノリリアの説明通り、地図にある島には、北東に港町アルー、南西に墓塔の図が描かれている。
だけど、気になるものが一つ……
「なぁ、その真ん中のやつは何なんだ? 木みたいに見えっけど??」
俺と同じ事が気になったのだろうカービィが、手も挙げずに勝手に質問した。
地図には、港町アルーと墓塔を直線で結んだ際、ちょうどその真ん中に当たる場所に、何やら大きな木の絵が描かれているのだ。
カービィの勝手な行動にノリリアは怒るんじゃないかと思ったが、腕を組み、少し難しい顔をしてこう答えた。
「カービィちゃんの言う通り、木ポ。だけど、ただの木じゃなさそうポね。この木は恐らく、安寧の木……、またの名をユーザネイジアと呼ばれる、死を誘う巨木ポよ」
しっ!? 死を誘う、巨木ぅ~っ!??
あまりに恐ろしいその響きに、俺は口に含んでいたヨーグルトを吐き出しそうになる。
けど……、あれ? 待てよ??
その、ユーザネイジアって言葉、なんかどっかで聞いた事ある気がするんだけど……???
「ユーザネイジア? ノリリア副団長、それは確かな情報なのでしょうか??」
曇った表情のチリアンが、ノリリアに尋ねる。
「ボナークさんの話だと、十中八九、ユーザネイジアで間違いないとの事ポね。港町アルーに暮らす住人達は、そのユーザネイジアの実を売って、生活の糧にしているらしいポよ。たぶん……、このタイニック号が、買い取っているポ」
ノリリアはそう言って、カウンターで食器を拭くダーラをチラリと見る。
ダーラは、何かを誤魔化すわけでもなく、真っ直ぐな目でノリリアを見つめた。
「そうだよ。ザサークは、アルーの連中からユーザネイジアの実を買い取っている。だけど、あたしらはそれを悪用したりなんかしてない。ジャネスコやサラブライ、その他の各国の港町で、ちゃんとした医者に売ってるんだ。確かに、違法は違法だが……。それでも必要としている人がいる。それが現実だよ」
ダーラの言葉に、ノリリアはちょっぴり悲しげな顔になった。
なんだかよく分からないけど……
そのユーザネイジアって言う木と、その実に、何か問題があるらしいな。
「まぁでも、貿易の事に口出すつもりは無いんだろう? 他になんか問題があるのか??」
カービィの問い掛けに、ノリリアはう~んと唸る。
「それが……、どうしてか理由は分からないポが、数週間前から、そのユーザネイジアの木の周辺にハーピーが群れをなしているらしいのポ。アーレイク島は、これまで通ってきた他の島に比べるとかなり大きい島ポね。最短距離で移動しようと思うと、どうしてもそのユーザネイジアの木の近くを通って行くことになるポが……。さすがに、ボナークさんがハーピーとの間に絆を結べたからといって、易々とそこを抜けられるとは思えないポよ」
ふむ、つまりこういう事かな?
そのユーザネイジアっていう木自体に問題があるのではなく、そこに群れてるハーピーが問題なのだと……
「ノリリア副団長! それは少しおかしいと思いますよ!? ハーピーは確かに、どの種も群れで行動しますけれども、どちらかというと森よりは岩場を好むはずですはいっ!!!」
そう言ったのはモーブだ。
いつも通りの早口で、お腹の肉をプルンプルンさせている。
「モーブの言う通りです~。ハーピーが森で、しかもユーザネイジアのような巨木を住処と定めて暮らすとは、前例がありませんね~。それこそ私共二人は、ハーピーは墓塔近くの海岸に巣を作っているのだとばかり考えておりましたからねぇ~」
のびのびな口調で、ヤーリュがそう言った。
「あたちも最初はそう考えていたのポ。だけど、どうやら現地の状況は少し違っているようポね」
「詳しい事を聞こうと、昨夜から何度かボナークさんに連絡を取ってみたのですけれど……。元々通信魔法が得意な方ではありませんから、未だに繋がっておりませんのよ」
インディゴは呆れたようにそう言って、小さく溜息をついた。
「とにかく、憶測で話していても進まないポ。島に着いたらボナークさんに現状を聞くポよ。それで日程ポが……、今のところ、商船タイニック号には、当初の予定通り七日間、島に停泊してもらう事になってるポ。墓塔に残されている物がどれほどの物か、またその量によっては、船に乗せて運んでもらった方が助かるポね。キッズ船長の話だと、今夜中にはアーレイク島に到着する予定ポ。あたち達は明日の朝、日の出と共に港町アルーを発つポね。ミュエル鳥が使えれば、予定通り二日後には墓塔に到着するはずポ。その後三日間の内に、なんとか墓塔を攻略したいポが……、未知数過ぎて、さすがにどうなるか分からないポ。攻略が難航した時は、タイニック号には先に出港してもらって、あたち達は島に残って調査を続ける他ないポよ」
なるほど……
となると、パーラ・ドット大陸に行きたい俺達としては、墓塔の攻略が終わらなくても、タイニック号に戻って船に乗せてもらう必要がある、という事だな。
出来れば墓塔を攻略して、アーレイク・ピタラスが残した様々な呪いを解く方法とやらを知りたかったのだが……
まぁあれだな、導きの石碑を立てておけばまたいつでも行けるだろうし、その時の状況で臨機応変に考えよう、うん!
「それで……、みんなももう知ってるポが、昨晩ダート(ロリアン島の現地調査員だった象型獣人)と一緒に、これまで共に旅をしてきたミルクには、フーガへ帰ってもらったポ」
えぇえっ!? そうだったのぉ!??
そういや、昨日の夜からミルクを見ていない。
まさか、俺が酔い潰れてしまっている間に、フーガに帰ってしまっただなんて……
「まだ新米のミルクには、今回のクエストは少々荷が重かったみたいポね。ミルク本人が離脱したいと申し入れてきたのポ。本来なら、クエストの途中でパーティーを抜ける事は規則に反するポが……。あんな事があった後だポ、ミルクが気を病むのも当然ポね。今回ばかりは仕方が無いポ」
そっかぁ……、うん、仕方が無いよな。
だってミルクは、自分の霊力を邪神復活の為に使われてしまったわけだから、きっとショックだったはずだ。
でも……、そっかぁ……
泥酔していたせいで、きちんとお別れ出来なかったのが悔やまれるな。
「一時的に人数は減ってしまっているポが、アーレイク島ではボナークさんの他に、ニベルー島で分かれたカナリーとエクリュが合流してくれるポ。二日前にニベルー島を出て、諸島の小島を経由して、別ルートでアーレイク島に向かっているはずポね」
あ、そうなんだ!
カナリーとエクリュが戻ってくるんだ!!
レイズンとミルクが居なくなって、騎士団メンバーの数がまた減ってしまったから心配していたけれど……
二人が合流してくれるなら、それは良かったぜ!!!
「当初の予定とは若干の狂いが生じているものの、クエストを断念する程の損害は出ていないポね。予定通り、墓塔の攻略を遂行したいとあたちは考えているポ。みんなも協力をよろしくお願いしますポね。それで……、報告は以上ポが、何か質問ある人は?」
そう言って、ノリリアはカービィをチラリと見たが……
「おう! 今日は大丈夫っ!!」
カービィはヒラヒラと手を振って見せた。
「ポポ……。それじゃあ解散ポ! 今日一日はしっかり休んで、明日に備えてポよ~!!」
商船タイニック号は、ロリアン島の港町ローレを出港した。
船内下層一階食堂にて……
「それじゃあみんな! これまでの調査結果と、明日からの予定を確認するポよ!!」
みんなが朝食を食べ終わった頃合いを見計らって、椅子の上に立ち、何やら太い羊皮紙の束を手に持ったノリリアが叫んだ。
白バラの騎士団及びモッモ様御一行は皆席につき、恒例の作戦会議が始まった。
「まず、ロリアン島のおさらいポね。大魔導師アーレイク・ピタラスの弟子の一人であったロリアンは、アーレイク・ピタラスの墓塔攻略の鍵となる遺物を、島の中央に位置するリザドーニャ王国より北の森にある泉の底に隠していたポ。モッモちゃんがそれを手に入れてくれたポね。ありがとうポ、モッモちゃん」
ノリリアの言葉に、騎士団のみんなが俺に向けて拍手を送ってくれる。
えへ、どういたしまして~♪
俺は、まだ食べ切れていなかった朝食のデザートであるヨーグルトのような食べ物を口へと運びながら、ヘラヘラと笑って見せた。
「これでようやく、アーレイク・ピタラスの墓塔攻略の為に必要と考えられる四つの遺物が、全部揃ったポ! みんな、一先ずここまでお疲れ様!! ……と言いたいところポが、本番はこれからポよ~」
ノリリアはそう言って、近くに座っていたライラックに手伝ってもらって、みんなに見えるように、手に持っていた大きな羊皮紙をクルクルと広げた。
そこには、どこかの島の地図が描かれている。
「これは、アーレイク島の地図ポよ。現地調査員として先行しているボナークさんから届いた物ポ。見て分かるように……、ほとんど森ポね。タイニック号が停泊する場所は、島の北東にあるアルーという港町ポ。ただこのアルーは、周辺の小島の住人達に交易場として使われているだけの場所ポから、みんなが想像するような港町とは少し違うポよ。永住している町民も百人足らずポし、とても小規模な町ポね。このアルーの町以外は、島全体に深い森が広がっているポ。そして、島の中央よりやや南西に向かった場所に、あたち達の目的であるアーレイク・ピタラスの墓塔があるのポ」
ノリリアの説明通り、地図にある島には、北東に港町アルー、南西に墓塔の図が描かれている。
だけど、気になるものが一つ……
「なぁ、その真ん中のやつは何なんだ? 木みたいに見えっけど??」
俺と同じ事が気になったのだろうカービィが、手も挙げずに勝手に質問した。
地図には、港町アルーと墓塔を直線で結んだ際、ちょうどその真ん中に当たる場所に、何やら大きな木の絵が描かれているのだ。
カービィの勝手な行動にノリリアは怒るんじゃないかと思ったが、腕を組み、少し難しい顔をしてこう答えた。
「カービィちゃんの言う通り、木ポ。だけど、ただの木じゃなさそうポね。この木は恐らく、安寧の木……、またの名をユーザネイジアと呼ばれる、死を誘う巨木ポよ」
しっ!? 死を誘う、巨木ぅ~っ!??
あまりに恐ろしいその響きに、俺は口に含んでいたヨーグルトを吐き出しそうになる。
けど……、あれ? 待てよ??
その、ユーザネイジアって言葉、なんかどっかで聞いた事ある気がするんだけど……???
「ユーザネイジア? ノリリア副団長、それは確かな情報なのでしょうか??」
曇った表情のチリアンが、ノリリアに尋ねる。
「ボナークさんの話だと、十中八九、ユーザネイジアで間違いないとの事ポね。港町アルーに暮らす住人達は、そのユーザネイジアの実を売って、生活の糧にしているらしいポよ。たぶん……、このタイニック号が、買い取っているポ」
ノリリアはそう言って、カウンターで食器を拭くダーラをチラリと見る。
ダーラは、何かを誤魔化すわけでもなく、真っ直ぐな目でノリリアを見つめた。
「そうだよ。ザサークは、アルーの連中からユーザネイジアの実を買い取っている。だけど、あたしらはそれを悪用したりなんかしてない。ジャネスコやサラブライ、その他の各国の港町で、ちゃんとした医者に売ってるんだ。確かに、違法は違法だが……。それでも必要としている人がいる。それが現実だよ」
ダーラの言葉に、ノリリアはちょっぴり悲しげな顔になった。
なんだかよく分からないけど……
そのユーザネイジアって言う木と、その実に、何か問題があるらしいな。
「まぁでも、貿易の事に口出すつもりは無いんだろう? 他になんか問題があるのか??」
カービィの問い掛けに、ノリリアはう~んと唸る。
「それが……、どうしてか理由は分からないポが、数週間前から、そのユーザネイジアの木の周辺にハーピーが群れをなしているらしいのポ。アーレイク島は、これまで通ってきた他の島に比べるとかなり大きい島ポね。最短距離で移動しようと思うと、どうしてもそのユーザネイジアの木の近くを通って行くことになるポが……。さすがに、ボナークさんがハーピーとの間に絆を結べたからといって、易々とそこを抜けられるとは思えないポよ」
ふむ、つまりこういう事かな?
そのユーザネイジアっていう木自体に問題があるのではなく、そこに群れてるハーピーが問題なのだと……
「ノリリア副団長! それは少しおかしいと思いますよ!? ハーピーは確かに、どの種も群れで行動しますけれども、どちらかというと森よりは岩場を好むはずですはいっ!!!」
そう言ったのはモーブだ。
いつも通りの早口で、お腹の肉をプルンプルンさせている。
「モーブの言う通りです~。ハーピーが森で、しかもユーザネイジアのような巨木を住処と定めて暮らすとは、前例がありませんね~。それこそ私共二人は、ハーピーは墓塔近くの海岸に巣を作っているのだとばかり考えておりましたからねぇ~」
のびのびな口調で、ヤーリュがそう言った。
「あたちも最初はそう考えていたのポ。だけど、どうやら現地の状況は少し違っているようポね」
「詳しい事を聞こうと、昨夜から何度かボナークさんに連絡を取ってみたのですけれど……。元々通信魔法が得意な方ではありませんから、未だに繋がっておりませんのよ」
インディゴは呆れたようにそう言って、小さく溜息をついた。
「とにかく、憶測で話していても進まないポ。島に着いたらボナークさんに現状を聞くポよ。それで日程ポが……、今のところ、商船タイニック号には、当初の予定通り七日間、島に停泊してもらう事になってるポ。墓塔に残されている物がどれほどの物か、またその量によっては、船に乗せて運んでもらった方が助かるポね。キッズ船長の話だと、今夜中にはアーレイク島に到着する予定ポ。あたち達は明日の朝、日の出と共に港町アルーを発つポね。ミュエル鳥が使えれば、予定通り二日後には墓塔に到着するはずポ。その後三日間の内に、なんとか墓塔を攻略したいポが……、未知数過ぎて、さすがにどうなるか分からないポ。攻略が難航した時は、タイニック号には先に出港してもらって、あたち達は島に残って調査を続ける他ないポよ」
なるほど……
となると、パーラ・ドット大陸に行きたい俺達としては、墓塔の攻略が終わらなくても、タイニック号に戻って船に乗せてもらう必要がある、という事だな。
出来れば墓塔を攻略して、アーレイク・ピタラスが残した様々な呪いを解く方法とやらを知りたかったのだが……
まぁあれだな、導きの石碑を立てておけばまたいつでも行けるだろうし、その時の状況で臨機応変に考えよう、うん!
「それで……、みんなももう知ってるポが、昨晩ダート(ロリアン島の現地調査員だった象型獣人)と一緒に、これまで共に旅をしてきたミルクには、フーガへ帰ってもらったポ」
えぇえっ!? そうだったのぉ!??
そういや、昨日の夜からミルクを見ていない。
まさか、俺が酔い潰れてしまっている間に、フーガに帰ってしまっただなんて……
「まだ新米のミルクには、今回のクエストは少々荷が重かったみたいポね。ミルク本人が離脱したいと申し入れてきたのポ。本来なら、クエストの途中でパーティーを抜ける事は規則に反するポが……。あんな事があった後だポ、ミルクが気を病むのも当然ポね。今回ばかりは仕方が無いポ」
そっかぁ……、うん、仕方が無いよな。
だってミルクは、自分の霊力を邪神復活の為に使われてしまったわけだから、きっとショックだったはずだ。
でも……、そっかぁ……
泥酔していたせいで、きちんとお別れ出来なかったのが悔やまれるな。
「一時的に人数は減ってしまっているポが、アーレイク島ではボナークさんの他に、ニベルー島で分かれたカナリーとエクリュが合流してくれるポ。二日前にニベルー島を出て、諸島の小島を経由して、別ルートでアーレイク島に向かっているはずポね」
あ、そうなんだ!
カナリーとエクリュが戻ってくるんだ!!
レイズンとミルクが居なくなって、騎士団メンバーの数がまた減ってしまったから心配していたけれど……
二人が合流してくれるなら、それは良かったぜ!!!
「当初の予定とは若干の狂いが生じているものの、クエストを断念する程の損害は出ていないポね。予定通り、墓塔の攻略を遂行したいとあたちは考えているポ。みんなも協力をよろしくお願いしますポね。それで……、報告は以上ポが、何か質問ある人は?」
そう言って、ノリリアはカービィをチラリと見たが……
「おう! 今日は大丈夫っ!!」
カービィはヒラヒラと手を振って見せた。
「ポポ……。それじゃあ解散ポ! 今日一日はしっかり休んで、明日に備えてポよ~!!」
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