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★ピタラス諸島第四、ロリアン島編★
510:こんな小鼠に任せるとは……
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待つ事数秒……
ギギギギギ~と鈍い音を立てながら、黒い扉がゆっくりと開かれる。
その先に待っていたのは、光ではなく闇だった。
「どちら様?」
女性の声がして、真っ暗な部屋の中から、一人の紅竜人が現れた。
生成り色の服を身に纏い、頭に同じ色の三角巾を被ったその姿は、まるでメイドのようだ。
おそらく、彼女が現在のチャイロ様とやらの世話役なのだろうが……
その容姿は、両目の下には濃い隈ができ、頬はこけ、両耳である顔の側面の二つの穴の周辺が赤く腫れ上がっていて、比較的新しい傷なのであろう無数の掻き傷が血に滲んでいるという、とても痛々しいものだった。
さほど高齢には見えないのだが、姿勢はかなりの猫背で、首を前に突き出す格好で立っていて、疲れ切った印象だ。
そして、俺とティカを前にしているというのに、その視線は地面を見たままで、顔の表情筋は1ミリ足りとも一切動かず、虚ろな様子なのである。
その表情、その立ち姿は、彼女が今とても過酷な環境下に置かれていて、既にその心身が限界である、という事を意味していた。
なんだろう、ほっといたら自殺でもしちゃいそうな、そんな顔をしている。
鬱病一歩手前みたいな……、いや、もう既に患ってそうな感じだ。
赤く腫れ上がっている耳の周辺が、とっても痛そうだ。
「近衛兵団副兵長のティカだ。侍女のトエトだな?」
ティカは、猫背のトエトという侍女を見下ろしながらそう言った。
「……はい、私がトエトでございます」
トエトは、少しだけ視線を上に向けて、ティカを見た。
「トエトよ、本日までチャイロ様の世話役、大変にご苦労であった。今この時をもって、チャイロ様の世話役の任を解く。侍女室に向かい、侍女長に次の仕事の指示を仰ぐが良い」
ティカの言葉に対し、トエトは目を見開いた。
嬉しいのだろうか? 口元を綻ばせて、その目には薄っすらと涙を浮かべながら、両頬に震える手を当てている。
「おぉ、おおぉ……、そ、そうですか……。やっと……、やっと解放される……。あぁあ……」
呟くようにそう言った後、トエトはハッと我に返る。
喜んではいけない場面だとでも思ったのだろうか、ドギマギした様子でティカの顔色を伺いながら、周囲に視線を泳がせた。
「あ……。わ、分かりました。しかし……。あの、次の世話役はどこに? 代わりの侍女が、見当たりませんが??」
寝不足なのだろう血走った目で、トエトは尋ねた。
「次の世話役は、この者に任せる」
ティカはそう言って、金の檻に入ったままの俺を、トエトに見せた。
トエトは、小さく「え?」と呟いて、固まった。
「そんな……、鼠? こ……、このような鼠に、チャイロ様のお世話を任せると??」
トエトの問い掛けに、ティカは無言で頷く。
すると途端に、トエトは表情を強張らせ、体を震わせ、まるで汚い物でも見るかのような目付きで、俺を睨み付けた。
そして、大きく息を吸い込んで、こう言った。
「ティカ様……、失礼を承知で申し上げます。確かに、チャイロ様のお世話は想像以上に厳しく、私も少々参っておりました。ですがそれでも、チャイロ様のお世話が出来る事は、侍女としてこれ以上ない誉れ高き事。チャイロ様はこの国の第一王子であり、唯一の王位継承者であらせられるお方なのです。そのようなお方のお世話を、まさか、こんな小鼠に任せるとは……。何を血迷っておられるのですか!? そのような世迷言、宰相様がなんと仰られるかっ!!?」
トエトは、額に青筋を立てながら、物凄い剣幕でそう言った。
丁寧な言葉だし、怒鳴ってはいないものの、その全身から放たれる気迫に俺は少々ビビる。
しかしながら、ティカは至って冷静に言葉を返す。
「無論、宰相イカーブ様のご意向である。この者は、姿こそ鼠ではあるが、魔力を持つ異国の種族に仕えていた従魔なのだ。即ち、魔力耐性を持たぬ我々紅竜人と違って、この小さき体にはそれが備わっている。故に、チャイロ様のお世話を任せてみようかと、イカーブ様はお考えになったのだ」
ティカにそう言われて、トエトは混乱しているかのように、不安気な顔で何度も瞬きをする。
「まさか、宰相様が? そんな……。し、しかし、魔力耐性があったとしても、そのような知能が低い鼠になど、チャイロ様のお世話が務まるはずがありません!」
とんでもなく失礼な事を叫んだトエトに対し、俺はじとっとした目を向けた。
知能が低いだなんて……、酷い事言ってくれるぜ、まったく……
俺の事なんにも知らないくせに、そんな事言うんじゃねぇよっ!
「知能に問題はない。この鼠は言葉を解する事が出来る。……おい、何か話してみろ」
ティカはそう言って、金の檻を少しだけ揺すった。
またもや無茶振りされた俺だが、イカーブに比べりゃこのトエトなんて、全然怖くない。
だから……
「ふん……、小鼠で悪かったですね。けど僕は、知能はあなたよりも随分と高い自信がありますよ。王子様のお世話くらい、なんて事ないですよ~!」
かなり生意気な口調と声色で、俺はそう言ってみせた。
トエトの驚き様ときたらもう……
先程よりも更に大きく目を見開いて、目玉が飛び出すんじゃなかろうかと心配になるくらいに見開いて、口を大きくあんぐりと開けて固まってしまったのだ。
けっけっ!
どうせ、鼠が喋るなんてっ!? 信じられないっ!! とかなんとか、心の中で思ったんだろ?
こんな小さな島で、こんな閉鎖的な国で暮らしてるから、外の事なんてこれっぽっちも知らないんだろ??
鼠だってな~、喋れるんだぞこの野郎っ!!
世界は広いんだぞ馬鹿野郎っ!!!
「……ゴホン。まぁ、見ての通りだ、トエト。この者の名はモッモ。島外のエルフ族に仕えていた従魔なのだ。言葉を解す事が出来るし、知能もある。体は小さいが、お世話をするには事足りるだろう。しかしながら、チャイロ様のお世話の全てを任せるには少々心許ないか……? ならばトエト、君がこのモッモの教育係となってくれ。勝手が分かるまで、何をすれば良いのか、このモッモに指示を出してやって欲しい」
ティカの提案に、未だ驚いた顔のままのトエトは、その大きな目をシパシパと高速で瞬きさせる。
「いや、しかし……。ですがっ! そのっ!! ……どう???」
「混乱するのも無理はないが、この者をチャイロ様の世話役とする事は、宰相イカーブ様が決断された事なのだ。我々が異を唱える事は断じて許されまい。反逆罪になってしまうからな」
ティカがそう言うと、トエトはゴクリと生唾を飲み込んで、諦めたかのような表情となった。
どうやら、あのイカーブって奴の権限は相当強いらしい。
反逆罪って、まぁ恐ろしい……
一侍女でしかないトエトには、反論する余地など全くないようだ。
「わ……、分かり、ました……。では、私も今しばらくの間はここに残って、この鼠と共にチャイロ様のお世話をし」
「それは駄目だ」
トエトが喋り終わらないうちに、ティカはその言葉を否定した。
「な!? 何故ですっ!?? そんなの……、どうやって、この者にお世話の仕方を教えろと!?!?」
「今ここで、必要最低限の事を口頭で伝えるが良い。あとは適当に時間をみて部屋を訪れ、モッモに指示を出してくれ」
「そんなっ!? そんな事……。そんな中途半端な事、私はしたくありません! 私も部屋に残り、チャイロ様のお世話を致しますっ!!」
必死に食い下がるトエトを、ティカは悲しげな目で見つめる。
「トエトよ、気付いてないだろうが……。君はもう限界だ。チャイロ様の【夜言】のせいであろう、顔に傷が出来ているぞ」
ティカに指摘され、トエトは慌てて両手で耳を隠す。
しかしながら、赤く腫れた掻き傷は顔の側面の広範囲に渡っており、隠し切る事が出来ない。
「一度この部屋の外に出て、侍女室へ行き、鏡を見てくるが良い。そして傷付いた箇所を手当てするのだ。まだ日も高い。この者にお世話の仕方を教授するのは、その後でも遅くはない。己を労われ、トエト。亡くなった者達の二の舞にはなるな」
ティカにそう言われると、トエトは口を小さく開けたまま、その両目からポロポロと涙を零した。
そして、嗚咽を抑えきれなくなり、その場に泣き崩れてしまった。
ギギギギギ~と鈍い音を立てながら、黒い扉がゆっくりと開かれる。
その先に待っていたのは、光ではなく闇だった。
「どちら様?」
女性の声がして、真っ暗な部屋の中から、一人の紅竜人が現れた。
生成り色の服を身に纏い、頭に同じ色の三角巾を被ったその姿は、まるでメイドのようだ。
おそらく、彼女が現在のチャイロ様とやらの世話役なのだろうが……
その容姿は、両目の下には濃い隈ができ、頬はこけ、両耳である顔の側面の二つの穴の周辺が赤く腫れ上がっていて、比較的新しい傷なのであろう無数の掻き傷が血に滲んでいるという、とても痛々しいものだった。
さほど高齢には見えないのだが、姿勢はかなりの猫背で、首を前に突き出す格好で立っていて、疲れ切った印象だ。
そして、俺とティカを前にしているというのに、その視線は地面を見たままで、顔の表情筋は1ミリ足りとも一切動かず、虚ろな様子なのである。
その表情、その立ち姿は、彼女が今とても過酷な環境下に置かれていて、既にその心身が限界である、という事を意味していた。
なんだろう、ほっといたら自殺でもしちゃいそうな、そんな顔をしている。
鬱病一歩手前みたいな……、いや、もう既に患ってそうな感じだ。
赤く腫れ上がっている耳の周辺が、とっても痛そうだ。
「近衛兵団副兵長のティカだ。侍女のトエトだな?」
ティカは、猫背のトエトという侍女を見下ろしながらそう言った。
「……はい、私がトエトでございます」
トエトは、少しだけ視線を上に向けて、ティカを見た。
「トエトよ、本日までチャイロ様の世話役、大変にご苦労であった。今この時をもって、チャイロ様の世話役の任を解く。侍女室に向かい、侍女長に次の仕事の指示を仰ぐが良い」
ティカの言葉に対し、トエトは目を見開いた。
嬉しいのだろうか? 口元を綻ばせて、その目には薄っすらと涙を浮かべながら、両頬に震える手を当てている。
「おぉ、おおぉ……、そ、そうですか……。やっと……、やっと解放される……。あぁあ……」
呟くようにそう言った後、トエトはハッと我に返る。
喜んではいけない場面だとでも思ったのだろうか、ドギマギした様子でティカの顔色を伺いながら、周囲に視線を泳がせた。
「あ……。わ、分かりました。しかし……。あの、次の世話役はどこに? 代わりの侍女が、見当たりませんが??」
寝不足なのだろう血走った目で、トエトは尋ねた。
「次の世話役は、この者に任せる」
ティカはそう言って、金の檻に入ったままの俺を、トエトに見せた。
トエトは、小さく「え?」と呟いて、固まった。
「そんな……、鼠? こ……、このような鼠に、チャイロ様のお世話を任せると??」
トエトの問い掛けに、ティカは無言で頷く。
すると途端に、トエトは表情を強張らせ、体を震わせ、まるで汚い物でも見るかのような目付きで、俺を睨み付けた。
そして、大きく息を吸い込んで、こう言った。
「ティカ様……、失礼を承知で申し上げます。確かに、チャイロ様のお世話は想像以上に厳しく、私も少々参っておりました。ですがそれでも、チャイロ様のお世話が出来る事は、侍女としてこれ以上ない誉れ高き事。チャイロ様はこの国の第一王子であり、唯一の王位継承者であらせられるお方なのです。そのようなお方のお世話を、まさか、こんな小鼠に任せるとは……。何を血迷っておられるのですか!? そのような世迷言、宰相様がなんと仰られるかっ!!?」
トエトは、額に青筋を立てながら、物凄い剣幕でそう言った。
丁寧な言葉だし、怒鳴ってはいないものの、その全身から放たれる気迫に俺は少々ビビる。
しかしながら、ティカは至って冷静に言葉を返す。
「無論、宰相イカーブ様のご意向である。この者は、姿こそ鼠ではあるが、魔力を持つ異国の種族に仕えていた従魔なのだ。即ち、魔力耐性を持たぬ我々紅竜人と違って、この小さき体にはそれが備わっている。故に、チャイロ様のお世話を任せてみようかと、イカーブ様はお考えになったのだ」
ティカにそう言われて、トエトは混乱しているかのように、不安気な顔で何度も瞬きをする。
「まさか、宰相様が? そんな……。し、しかし、魔力耐性があったとしても、そのような知能が低い鼠になど、チャイロ様のお世話が務まるはずがありません!」
とんでもなく失礼な事を叫んだトエトに対し、俺はじとっとした目を向けた。
知能が低いだなんて……、酷い事言ってくれるぜ、まったく……
俺の事なんにも知らないくせに、そんな事言うんじゃねぇよっ!
「知能に問題はない。この鼠は言葉を解する事が出来る。……おい、何か話してみろ」
ティカはそう言って、金の檻を少しだけ揺すった。
またもや無茶振りされた俺だが、イカーブに比べりゃこのトエトなんて、全然怖くない。
だから……
「ふん……、小鼠で悪かったですね。けど僕は、知能はあなたよりも随分と高い自信がありますよ。王子様のお世話くらい、なんて事ないですよ~!」
かなり生意気な口調と声色で、俺はそう言ってみせた。
トエトの驚き様ときたらもう……
先程よりも更に大きく目を見開いて、目玉が飛び出すんじゃなかろうかと心配になるくらいに見開いて、口を大きくあんぐりと開けて固まってしまったのだ。
けっけっ!
どうせ、鼠が喋るなんてっ!? 信じられないっ!! とかなんとか、心の中で思ったんだろ?
こんな小さな島で、こんな閉鎖的な国で暮らしてるから、外の事なんてこれっぽっちも知らないんだろ??
鼠だってな~、喋れるんだぞこの野郎っ!!
世界は広いんだぞ馬鹿野郎っ!!!
「……ゴホン。まぁ、見ての通りだ、トエト。この者の名はモッモ。島外のエルフ族に仕えていた従魔なのだ。言葉を解す事が出来るし、知能もある。体は小さいが、お世話をするには事足りるだろう。しかしながら、チャイロ様のお世話の全てを任せるには少々心許ないか……? ならばトエト、君がこのモッモの教育係となってくれ。勝手が分かるまで、何をすれば良いのか、このモッモに指示を出してやって欲しい」
ティカの提案に、未だ驚いた顔のままのトエトは、その大きな目をシパシパと高速で瞬きさせる。
「いや、しかし……。ですがっ! そのっ!! ……どう???」
「混乱するのも無理はないが、この者をチャイロ様の世話役とする事は、宰相イカーブ様が決断された事なのだ。我々が異を唱える事は断じて許されまい。反逆罪になってしまうからな」
ティカがそう言うと、トエトはゴクリと生唾を飲み込んで、諦めたかのような表情となった。
どうやら、あのイカーブって奴の権限は相当強いらしい。
反逆罪って、まぁ恐ろしい……
一侍女でしかないトエトには、反論する余地など全くないようだ。
「わ……、分かり、ました……。では、私も今しばらくの間はここに残って、この鼠と共にチャイロ様のお世話をし」
「それは駄目だ」
トエトが喋り終わらないうちに、ティカはその言葉を否定した。
「な!? 何故ですっ!?? そんなの……、どうやって、この者にお世話の仕方を教えろと!?!?」
「今ここで、必要最低限の事を口頭で伝えるが良い。あとは適当に時間をみて部屋を訪れ、モッモに指示を出してくれ」
「そんなっ!? そんな事……。そんな中途半端な事、私はしたくありません! 私も部屋に残り、チャイロ様のお世話を致しますっ!!」
必死に食い下がるトエトを、ティカは悲しげな目で見つめる。
「トエトよ、気付いてないだろうが……。君はもう限界だ。チャイロ様の【夜言】のせいであろう、顔に傷が出来ているぞ」
ティカに指摘され、トエトは慌てて両手で耳を隠す。
しかしながら、赤く腫れた掻き傷は顔の側面の広範囲に渡っており、隠し切る事が出来ない。
「一度この部屋の外に出て、侍女室へ行き、鏡を見てくるが良い。そして傷付いた箇所を手当てするのだ。まだ日も高い。この者にお世話の仕方を教授するのは、その後でも遅くはない。己を労われ、トエト。亡くなった者達の二の舞にはなるな」
ティカにそう言われると、トエトは口を小さく開けたまま、その両目からポロポロと涙を零した。
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