497 / 800
★ピタラス諸島第四、ロリアン島編★
484:煙人間
しおりを挟む
「そいで……、何がどうなってんだこれ?」
後ろ手に縄で縛られながらも、いつも通りの余裕たっぷりなヘラヘラ顔でカービィが尋ねる。
「見ての通りさ、海賊に襲われちまった……。けっ! 舐めた真似してくれやがるぜ!!」
拘束されているとは思えないほど、とても横柄な態度で胡座をかきながら、船長ザサークは奴等を睨み付けた。
甲板を、我が物顔で歩く奇妙な生き物。
モヤモヤと、ゾワゾワと、揺らめく気体の塊。
おおよそ百人はいるであろう、白い煙のような体を持つ人間らしきそいつらは、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべながら、ゾロゾロとそこら中を歩き回っている。
その風貌からして、ザサークの言う通り、海賊で間違いないようだが……、身に付けている衣服や帽子、バンダナなどは、皆悉くボロボロだ。
いくら海賊にしても、それはあまりに貧相過ぎる身なりである。
まるで、何十年も同じ物しか着ていないような、そんな雰囲気なのだ。
しかしながら、体が煙なので、普通の海賊ではない事だけは確かだろう。
……まぁそもそも、普通の海賊ってのがどんなものなのか、俺には分かんないんだけどね。
奴等の目的は、この船の積み荷のようだ。
先程からずっと、甲板の床に空いている荷穴を使って、船内下層三階にある積み荷部屋から、積み荷を次々と引き上げているのだ。
商船の積み荷は、そのほとんどが趣向品と呼ばれる高価な物ばかりだ。
チーズにチョコに燻製肉、タバコにお香に……、中には石鹸まである。
果たして、奴等はそれらをどうする気なのか。
売るのか、それとも自分達で食べるなり使うなりするのか、知らないけど……
額に青筋を立てながら、ザサークがかなり殺気立っているので、こちらは気が気じゃない。
そんなザサークの隣にちょこんと……、いや、かなりビビりつつも座りながら、俺は辺りに視線を巡らせた。
おそらく、船に残っていた仲間は全員捕らえられてしまい、皆揃ってここにいるようだ。
腕っ節に自信がありそうなタイニック号の乗組員も、王立ギルドの魔導師であるはずの白薔薇の騎士団のみんなも、そして自らを世界最強と言っていたギンロまでもが、縄で縛り上げられてしまっている。
一応みんな、奇襲に対して応戦したみたいなのだが……、その数もさながら、相手が悪かったようだ。
無残にも、役に立たなかった剣や杖が、床のそこら中に転がっていた。
という事で、このような事態をまるで予期してなかった俺とカービィとノリリアは、のこのこと船に戻ってしまい、完全に不意打ちをくらった形となり……
結果、何も出来ないまま、早々に奴等の手にかかって縛り上げられてしまったのです、はい。
……くぅう~、痛いじゃないかっ!
親にも縛られた事ないのにっ!!
俺のフカフカの体には、きつ~く縄が食い込んでしまっていて、毛並みに型がついてしまいそうだ。
更には、無理矢理後ろに引っ張られたせいか、腕の付け根の関節がミシミシと地味に痛んで辛い。
そんな中、何故かグレコだけがここにはいない。
右を見ても左を見ても、見当たらないのだ。
グレコ……、いったい何処へ……?
「わっはっはっはっはっ! 思ったよりもたんまり積んでるなぁ~おいっ!?」
甲板に並べられた積荷を見て豪快に笑う、一際大きな体を持つ真っ白な煙人間。
頭に被っている帽子といい、身に付けているマントといい、たぶんこいつが奴らの親玉だろう。
まぁ、衣服は他と大差なく、可哀想なほどにズタズタのボロボロだけど。
「てめぇらっ! 俺様の積荷を漁るなんざいい度胸だっ!! 後で百倍にして返してやるっ!!!」
体を縛り付けている縄を今にも引き千切ってしまいそうなほどの迫力と剣幕で、ザサークが吠える。
閉じていても大きな口が、威嚇の為か目一杯開かれているので、それが恐ろしいのなんのってもう……、怖すぎぃっ!
だがしかし、そんなザサークよりも更に恐ろしい存在がいて……
「あぁん? おめぇ……、誰に向かって口きいてんだ??」
煙人間の親玉が、完全にキレた目でギロリとザサークを睨み付け、ゆっくりとこちらへ歩いて来るではないか。
ひっ!? ひぃいぃぃっ!!?
こっち来ないでぇえっ!!!
命の危機を感じてしまうかのようなその視線に、睨まれたわけでもないのに俺は、プルプルと体を小刻みに震わせた。
ゆっくりと、ユラユラと漂うように、ザサークの目の前まで歩いてきた煙人間の親玉は、自分を睨み付けているザサークの顔を覗き込んで、こう言った。
「何処ぞの海賊上がりのガキンチョが、俺に喧嘩を売るたぁ~、見上げた根性だな」
煙人間の親玉は、気味の悪い笑みを浮かべ、両の目をギョロギョロと不自然に左右に動かしながら、その白い手をザサークへと伸ばした。
そして……
「もがっ!? 何すっ!?? ゴハァアッ!!??」
煙人間の親玉の白い手が、文字通り煙のように、もくもくと大きく空中で広がって、ザサークの頭をすっぽりと覆うように握り潰してしまったではないか。
ザサークは苦しそうな声を上げながら、縛られて身動きが出来ない体を懸命に左右に揺らす。
しかし、煙から逃れる事は出来ない。
「おっ!? 親父ぃいっ!!?」
離れた場所で縛られているライラが、一番に声を上げた。
その目には既に、大粒の涙が溜まっている。
「船長っ!?」
「やめろぉおっ!!」
「船長を放せぇえっ!!!」
次々と声を上げるタイニック号の船員達。
けれども、煙人間の親玉は手を緩めない。
そうこうしている内に、ザサークの体の動きが鈍くなってきて……
「わははははっ! 見せしめだっ!! こいつはこのまま殺っちまおうっ!!!」
……え? やっちまう??
「いいぞ! やれやれぇっ!!」
「ぎゃはははははっ!!!」
「殺せぇっ! 息の根止めちまえぇっ!!」
いったい……、何が起きてるんだ?
まるで狂気だ。
完全に、こいつらは狂っている。
これが、本物の海賊なのか??
煙人間の親玉の殺戮行動に、それを囃し立てるがごとく、嬉々として声を上げる周りの煙人間達。
あまりのその異常さ、恐ろしさに、俺は頭がパニックになる。
やばい……、このままじゃ……
どうしよう? どうすればいいんだ??
本当に、ザサークが死ん……???
「モッモ、風の精霊を呼べ」
声が聞こえて、ハタと我にかえると、カービィが真っ直ぐ俺を見つめていた。
「こいつらの体は煙。つまり、剣も魔法も効かねぇ。けど……、体が煙なら……。風を起こせば、吹き飛ばせるかも知れねぇ」
俺がパニックに陥っているのを知ってか知らずか、 カービィはいつもよりゆっくりと、静かにそう言った。
吹き、飛ばす……? 風で??
な、なるほど……
それなら、なんとかなりそうだな……、うん!
「リィーーー、シェエェェーーー!!!」
俺は、思いっ切り息を吸い込んで、空に向かって、あらん限りの声で叫んだ。
その声はきっと、震えていたに違いない。
だって……、こんなに近くで、誰かが……、仲間が、殺されてしまうかも知れないなんて……、そんな恐怖を俺は、これまで感じた事がなかった。
だからだろうか、目の前にスッと現れたリーシェは、いつもよりずっと表情が引き締まっていて、それでいていつもより随分と大人に見えた。
『我が主を悲しませる者は、何者であろうとも許さない』
リーシェは、いつもよりずっと落ち着いた低い声でそう言うと、ピンク色の半透明な体を、その場でぐるぐると回転させ始めた。
すると、そこに大きな竜巻が発生し、煙人間達はその引力にどんどんと吸い寄せられていくではないか。
「ぐあぁっ!? なんだっ!!?」
「ぎゃあぁぁっ!? 吸い込まれるぅっ!!?」
「助けてぇえぇぇ!!!」
驚き慌てふためく煙人間達とその親玉。
その拍子に、ザサークの頭は煙から解放されて、白目を向いた状態のザサークの顔が露わとなる。
もはや意識を失っているらしいザサークは、そのまま床へと倒れ込んだ。
「ザ!? ザサーク船長!?? しっかりして!!!」
思わず叫ぶ俺。
その間にも、煙人間達は次々と、断末魔の叫び声を上げながら、リーシェの作り出した竜巻の渦の中へと飲み込まれていき……
『地の果てまで飛んでいきなさいっ! そぉお~~~れぇっ!!』
リーシェが大きく腕を振り上げると、竜巻に吸い込まれた煙人間達は散り散りとなって、悲鳴を上げながら空の彼方へと飛ばされていった。
後ろ手に縄で縛られながらも、いつも通りの余裕たっぷりなヘラヘラ顔でカービィが尋ねる。
「見ての通りさ、海賊に襲われちまった……。けっ! 舐めた真似してくれやがるぜ!!」
拘束されているとは思えないほど、とても横柄な態度で胡座をかきながら、船長ザサークは奴等を睨み付けた。
甲板を、我が物顔で歩く奇妙な生き物。
モヤモヤと、ゾワゾワと、揺らめく気体の塊。
おおよそ百人はいるであろう、白い煙のような体を持つ人間らしきそいつらは、ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべながら、ゾロゾロとそこら中を歩き回っている。
その風貌からして、ザサークの言う通り、海賊で間違いないようだが……、身に付けている衣服や帽子、バンダナなどは、皆悉くボロボロだ。
いくら海賊にしても、それはあまりに貧相過ぎる身なりである。
まるで、何十年も同じ物しか着ていないような、そんな雰囲気なのだ。
しかしながら、体が煙なので、普通の海賊ではない事だけは確かだろう。
……まぁそもそも、普通の海賊ってのがどんなものなのか、俺には分かんないんだけどね。
奴等の目的は、この船の積み荷のようだ。
先程からずっと、甲板の床に空いている荷穴を使って、船内下層三階にある積み荷部屋から、積み荷を次々と引き上げているのだ。
商船の積み荷は、そのほとんどが趣向品と呼ばれる高価な物ばかりだ。
チーズにチョコに燻製肉、タバコにお香に……、中には石鹸まである。
果たして、奴等はそれらをどうする気なのか。
売るのか、それとも自分達で食べるなり使うなりするのか、知らないけど……
額に青筋を立てながら、ザサークがかなり殺気立っているので、こちらは気が気じゃない。
そんなザサークの隣にちょこんと……、いや、かなりビビりつつも座りながら、俺は辺りに視線を巡らせた。
おそらく、船に残っていた仲間は全員捕らえられてしまい、皆揃ってここにいるようだ。
腕っ節に自信がありそうなタイニック号の乗組員も、王立ギルドの魔導師であるはずの白薔薇の騎士団のみんなも、そして自らを世界最強と言っていたギンロまでもが、縄で縛り上げられてしまっている。
一応みんな、奇襲に対して応戦したみたいなのだが……、その数もさながら、相手が悪かったようだ。
無残にも、役に立たなかった剣や杖が、床のそこら中に転がっていた。
という事で、このような事態をまるで予期してなかった俺とカービィとノリリアは、のこのこと船に戻ってしまい、完全に不意打ちをくらった形となり……
結果、何も出来ないまま、早々に奴等の手にかかって縛り上げられてしまったのです、はい。
……くぅう~、痛いじゃないかっ!
親にも縛られた事ないのにっ!!
俺のフカフカの体には、きつ~く縄が食い込んでしまっていて、毛並みに型がついてしまいそうだ。
更には、無理矢理後ろに引っ張られたせいか、腕の付け根の関節がミシミシと地味に痛んで辛い。
そんな中、何故かグレコだけがここにはいない。
右を見ても左を見ても、見当たらないのだ。
グレコ……、いったい何処へ……?
「わっはっはっはっはっ! 思ったよりもたんまり積んでるなぁ~おいっ!?」
甲板に並べられた積荷を見て豪快に笑う、一際大きな体を持つ真っ白な煙人間。
頭に被っている帽子といい、身に付けているマントといい、たぶんこいつが奴らの親玉だろう。
まぁ、衣服は他と大差なく、可哀想なほどにズタズタのボロボロだけど。
「てめぇらっ! 俺様の積荷を漁るなんざいい度胸だっ!! 後で百倍にして返してやるっ!!!」
体を縛り付けている縄を今にも引き千切ってしまいそうなほどの迫力と剣幕で、ザサークが吠える。
閉じていても大きな口が、威嚇の為か目一杯開かれているので、それが恐ろしいのなんのってもう……、怖すぎぃっ!
だがしかし、そんなザサークよりも更に恐ろしい存在がいて……
「あぁん? おめぇ……、誰に向かって口きいてんだ??」
煙人間の親玉が、完全にキレた目でギロリとザサークを睨み付け、ゆっくりとこちらへ歩いて来るではないか。
ひっ!? ひぃいぃぃっ!!?
こっち来ないでぇえっ!!!
命の危機を感じてしまうかのようなその視線に、睨まれたわけでもないのに俺は、プルプルと体を小刻みに震わせた。
ゆっくりと、ユラユラと漂うように、ザサークの目の前まで歩いてきた煙人間の親玉は、自分を睨み付けているザサークの顔を覗き込んで、こう言った。
「何処ぞの海賊上がりのガキンチョが、俺に喧嘩を売るたぁ~、見上げた根性だな」
煙人間の親玉は、気味の悪い笑みを浮かべ、両の目をギョロギョロと不自然に左右に動かしながら、その白い手をザサークへと伸ばした。
そして……
「もがっ!? 何すっ!?? ゴハァアッ!!??」
煙人間の親玉の白い手が、文字通り煙のように、もくもくと大きく空中で広がって、ザサークの頭をすっぽりと覆うように握り潰してしまったではないか。
ザサークは苦しそうな声を上げながら、縛られて身動きが出来ない体を懸命に左右に揺らす。
しかし、煙から逃れる事は出来ない。
「おっ!? 親父ぃいっ!!?」
離れた場所で縛られているライラが、一番に声を上げた。
その目には既に、大粒の涙が溜まっている。
「船長っ!?」
「やめろぉおっ!!」
「船長を放せぇえっ!!!」
次々と声を上げるタイニック号の船員達。
けれども、煙人間の親玉は手を緩めない。
そうこうしている内に、ザサークの体の動きが鈍くなってきて……
「わははははっ! 見せしめだっ!! こいつはこのまま殺っちまおうっ!!!」
……え? やっちまう??
「いいぞ! やれやれぇっ!!」
「ぎゃはははははっ!!!」
「殺せぇっ! 息の根止めちまえぇっ!!」
いったい……、何が起きてるんだ?
まるで狂気だ。
完全に、こいつらは狂っている。
これが、本物の海賊なのか??
煙人間の親玉の殺戮行動に、それを囃し立てるがごとく、嬉々として声を上げる周りの煙人間達。
あまりのその異常さ、恐ろしさに、俺は頭がパニックになる。
やばい……、このままじゃ……
どうしよう? どうすればいいんだ??
本当に、ザサークが死ん……???
「モッモ、風の精霊を呼べ」
声が聞こえて、ハタと我にかえると、カービィが真っ直ぐ俺を見つめていた。
「こいつらの体は煙。つまり、剣も魔法も効かねぇ。けど……、体が煙なら……。風を起こせば、吹き飛ばせるかも知れねぇ」
俺がパニックに陥っているのを知ってか知らずか、 カービィはいつもよりゆっくりと、静かにそう言った。
吹き、飛ばす……? 風で??
な、なるほど……
それなら、なんとかなりそうだな……、うん!
「リィーーー、シェエェェーーー!!!」
俺は、思いっ切り息を吸い込んで、空に向かって、あらん限りの声で叫んだ。
その声はきっと、震えていたに違いない。
だって……、こんなに近くで、誰かが……、仲間が、殺されてしまうかも知れないなんて……、そんな恐怖を俺は、これまで感じた事がなかった。
だからだろうか、目の前にスッと現れたリーシェは、いつもよりずっと表情が引き締まっていて、それでいていつもより随分と大人に見えた。
『我が主を悲しませる者は、何者であろうとも許さない』
リーシェは、いつもよりずっと落ち着いた低い声でそう言うと、ピンク色の半透明な体を、その場でぐるぐると回転させ始めた。
すると、そこに大きな竜巻が発生し、煙人間達はその引力にどんどんと吸い寄せられていくではないか。
「ぐあぁっ!? なんだっ!!?」
「ぎゃあぁぁっ!? 吸い込まれるぅっ!!?」
「助けてぇえぇぇ!!!」
驚き慌てふためく煙人間達とその親玉。
その拍子に、ザサークの頭は煙から解放されて、白目を向いた状態のザサークの顔が露わとなる。
もはや意識を失っているらしいザサークは、そのまま床へと倒れ込んだ。
「ザ!? ザサーク船長!?? しっかりして!!!」
思わず叫ぶ俺。
その間にも、煙人間達は次々と、断末魔の叫び声を上げながら、リーシェの作り出した竜巻の渦の中へと飲み込まれていき……
『地の果てまで飛んでいきなさいっ! そぉお~~~れぇっ!!』
リーシェが大きく腕を振り上げると、竜巻に吸い込まれた煙人間達は散り散りとなって、悲鳴を上げながら空の彼方へと飛ばされていった。
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
魔境に捨てられたけどめげずに生きていきます
ツバキ
ファンタジー
貴族の子供として産まれた主人公、五歳の時の魔力属性検査で魔力属性が無属性だと判明したそれを知った父親は主人公を魔境へ捨ててしまう
どんどん更新していきます。
ちょっと、恨み描写などがあるので、R15にしました。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる