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★ピタラス諸島第三、ニベルー島編★
409:オカカ
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「全部・浄化! 最大級・綺麗!!」
魔導書をめくり、何度も呪文を唱えながら、杖を振るカサチョ。
するとみるみるうちに、辺りに漂っていたアルコール臭とゲロの臭いが嘘のように消えて、家の外に出てぶちまけられていたゲロ本体も、綺麗さっぱり消え去った。
すっげぇ~、やっぱり魔法ってすげぇ~。
魔法によって周りが浄化された事で、さっきまで感じていた吐き気がなくなって、俺は大きく息を吸い込んだ。
ス~~~……、ハァ~~~~~。
邪魔な臭いが無くなったおかげで、ゴリラーンが森から採ってきた果実の良い香りが、ようやく俺の鼻に届く。
どこか懐かしく、涎が出そうになるほど美味しそうなこの匂いは……、くんかくんか……
間違いないっ! チョコレートだっ!!
ゴリラーンが森から採ってきたのは、ラグビーボールのような形をした、黄色い果実だった。
外の皮がゴツゴツとしていて、見た目にはあまり美味しくなさそうなのだが……
鉈のような刃物で、ゴリラーンがその果実を一思いにパカーン! と割ると、中から白い粒の様な果肉がポロポロと出てくると同時に、なんとも言えない甘美な臭いが辺りに広がった。
「ぬ!? 何やらスイーツの匂いがするっ!??」
甘い物に人一倍目がないギンロが、すぐさまその匂いに反応する。
てか、スイーツってあんた……
世間一般的には最も凶暴な魔獣と呼ばれる天下のフェンリル様が、スイーツなんて言っちゃ駄目でしょうよ、イメージ駄々壊れよ?
あぁほら、そのキラキラお目目もやめなさいってば!
尻尾も振らないのっ!!
ゴリラーンは、果実の外皮を器代わりにして、その白い果肉を山のように盛り付け、こちらに運んできた。
「さぁ、食べとくれ。これはオカカという食べ物でね、この辺りじゃ一番美味い果物だよ」
床の上に座る俺とギンロの間にそれを置いて、ゴリラーンが説明してくれた。
けど、オカカて……
この世界の言葉って、ちょいちょい惜しいとこがあるんだよな~。
オカカじゃ魚みたいじゃないか。
この匂いと見た目……、どう考えてもこれは、チョコレートの原料、カカオだろっ!?
「ふむ、これはオカカと言うのか。遠慮なく頂くぞ」
誰よりも早く、手を伸ばすギンロ。
自分の牙よりも小さなその白い果肉を、そっと口へと運び、優しく優しく噛んでいる。
「む~ん……、非常に美味であるっ! これは、今まで食べたどのスイーツよりも美味だっ!!」
今日一番の……、いや、なんなら旅に出てから一番のテンションで、鼻息荒くギンロはそう言った。
彼の尻尾はもう、壊れた玩具みたいに、上下左右にぶるんぶるんと動いている。
「口に合ったのなら良かったよ。そこのあんたも食べておくれ」
ゴリラーンはそう言って、ベッドの脇に控えているカサチョを手招きする。
ベッドには、まだ気を失ったままのビノアルーンが横たわっていて、隣には心配そうな顔のメラーニアもいる。
ビノアルーンは、真っ赤だった顔が真っ白に変わり、腹回りがややスマートになっている。
無理もない……、ちゃんと数えたわけじゃないけれど、彼は軽く五十回は嘔吐し続けていたんだから。
先ほどのカサチョが行使した魔法は、いわゆる浄化魔法の一種だそうで……
基本的には、体に毒物などの異物が入った際に使われる魔法であって、アルコールの排泄に使うものではないらしい。
しかもその魔法は、本来なら二回かけてはいけないものだったようで……
結果ビノアルーンは、先ほどまでずっと、意識が無いままに延々と吐き続けていたのだった。
ほんと、ずっと吐いてたよな。
胃が空になっても、何かを……、何かは分からないけど何かを、ずっと吐いていたんだ。
カサチョが言うに、身体中の余分な物が全て出たのでござろう、との事だったが……
何があっても、俺は絶対に、あんな魔法をかけられるのだけはごめんだ。
「かたじけない、頂くでござるよ」
ニコリと笑って、こちらの輪に入るカサチョ。
ビノアルーンがあんな風になっている事に対しては、何の罪悪感も感じてないようだ。
「すまないね、父が迷惑をかけて……。呼びつけておきながら、酒を飲んで気を失っていただなんて、恥ずかしいったらないよ」
目を閉じ横たわるビノアルーンを、溜息交じりに見つめるゴリラーン。
「いやいや、拙者も詫びねばならんでござるよ。治療の為とはいえ、御老体に無理をさせ申した。目が覚めた折には、きちんと謝罪させてもらうでござる。……んんっ!? 美味いっ!!?」
白い果肉を口へと運んで、カサチョはその美味しさに、つぶらな目を最大限に開いて驚いた。
「ゴリラーン殿は、明日の戦いに参加されるのか?」
口をモシャモシャと動かしながら、ギンロが尋ねる。
「勿論さ。こんな好機はないからね、奴らとケリをつける為にも、私も戦いに出向くよ」
ゴリラーンの言葉に、俺は少々違和感を覚える。
こんな好機はないって言うけど、ケンタウロスはみんな、とっても強そうじゃない?
どうして今まで、やり返さなかったのだろう??
いくら相手がホムンクルスでも、襲ってきたのはリーラットの方でしょ???
ケンタウロス達なら、リーラットくらい余裕で倒せる気がするけどなぁ。
「これまでに奴らと戦った経験はあるのでござるか?」
俺と同じ疑問を抱いたのであろう、カサチョは言葉を選びつつ質問した。
「残念ながらね、戦った事はないんだ。私には……、逃げた経験しか無いんだよ。目の前で母がやられてね、それがあまりに恐ろしくて、体が震えて戦えなかった。今でも思うよ。あの時、私が武器を手に戦っていれば、母さんを助けられたんじゃ無いか? ってね……」
腰を下ろし、前足の膝の上で、ギュッときつく拳を握りしめるゴリラーン。
その仕草、表情には、堪え難い悔しさが滲み出ている。
「母さんが死んだのは姉さんのせいじゃない。悪いのは奴らの方さ。ケンタウロスが夜に弱い事を知っていて、真夜中に奇襲をかけて来たんだから」
メラーニアの言葉に、ゴリラーンは力なく、両手の拳を解いた。
「敵は、夜分に奇襲をかけて来たのでござるか?」
念押しするように、メラーニアにカサチョが問い掛ける。
「そうだよ。それも、月のない真っ暗な夜にね。ケンタウロスは夜は駄目なんだ。暗闇だと目が全然効かないから。 奴ら、たぶんそれを知ってたんだよ。だから真夜中に里を襲って……、ほとんどが逃げ延びたけど、僕等の母さんや、族長のところのカーロンさんは犠牲になった」
族長のところのカーロンさん?
「それは……、族長の奥さん? 娘さん??」
「……オク、サン? えと……、カーロンさんは族長のパートナーで、シーディアのお母さんだよ」
ふむ、なるほどそういう事か。
つまり、族長タインヘンの妻であり、あのおっかないシーディアのお母さんであるカーロンさんも、ホムンクルス達の奇襲によって亡くなっていると……
だからシーディアはさっき、あんなに興奮していたんだな。
ケンタウロス達の士気を高める為に、わざと煽るような口調で喋ったりして……
全ては、お母さんの仇を討つ為に。
「モッモよ、妙だと思わぬか?」
「はへ? ……何が??」
急にギンロに声を掛けられて、俺は間抜けな声を出す。
「先ほど里へ帰る道すがら、ゲイロン殿に聞いた話では、レズハン殿の母君も奴らの奇襲で亡くなっていたのではなかったか?」
「あ、そういえば……。うん、レズハンのお母さんも亡くなられたみたいだね」
「何故、奴らは女ばかり狙うのだ?」
ギンロに問い掛けられて、俺は首を傾げる。
女ばかりってわけじゃないんじゃ無いの?
男だって、襲われたんじゃ……??
「確かに妙だな……。当時、族長のように深手を負った男は何人もいたが、命を奪われ連れ去られたのは、皆女だった……」
考えるのが苦手そうなゴリラーンが、一生懸命に何かを思い出しながらそう言った。
え? ちょっと待ってよ……
今、連れ去られたって言った??
「連れ去られたとは、どういう意味でござるか?」
またもや、俺と同じ疑問を抱いたらしいカサチョが、先に口を開いた。
……やだな、カサチョと思考回路が一緒だなんて。
「奇襲を受けて、一度はみんな逃げたんだけど……、数日後に、戦える男だけで戻ったんだ。でも、そこには誰もいなかった。そこにあるはずの遺体も、骨も、以前の里には何も残ってなかったんだよ」
俺はカサチョと目を見合わせる。
たぶん今、お互いにこう思っているだろう。
なんだか、とっても嫌な予感がする、と……
そんな、俺とカサチョの考えを裏付けるかのように、彼は次のような言葉を発した。
「ウェラーンもカーロンも……、襲われた女達はみんな、糧にされたのだ。あの心のない怪物を生み出す為の、糧にな」
突然聞こえたしわがれ声に、俺はビクッと体を震わせる。
声のした方を見ると、そこには……
ベッドの上でゆっくりと身を起こし、年老いた皺のある目でこちらをジッと見つめている、ケンタウロスが蹄族の前族長、ビノアルーンの姿があった。
魔導書をめくり、何度も呪文を唱えながら、杖を振るカサチョ。
するとみるみるうちに、辺りに漂っていたアルコール臭とゲロの臭いが嘘のように消えて、家の外に出てぶちまけられていたゲロ本体も、綺麗さっぱり消え去った。
すっげぇ~、やっぱり魔法ってすげぇ~。
魔法によって周りが浄化された事で、さっきまで感じていた吐き気がなくなって、俺は大きく息を吸い込んだ。
ス~~~……、ハァ~~~~~。
邪魔な臭いが無くなったおかげで、ゴリラーンが森から採ってきた果実の良い香りが、ようやく俺の鼻に届く。
どこか懐かしく、涎が出そうになるほど美味しそうなこの匂いは……、くんかくんか……
間違いないっ! チョコレートだっ!!
ゴリラーンが森から採ってきたのは、ラグビーボールのような形をした、黄色い果実だった。
外の皮がゴツゴツとしていて、見た目にはあまり美味しくなさそうなのだが……
鉈のような刃物で、ゴリラーンがその果実を一思いにパカーン! と割ると、中から白い粒の様な果肉がポロポロと出てくると同時に、なんとも言えない甘美な臭いが辺りに広がった。
「ぬ!? 何やらスイーツの匂いがするっ!??」
甘い物に人一倍目がないギンロが、すぐさまその匂いに反応する。
てか、スイーツってあんた……
世間一般的には最も凶暴な魔獣と呼ばれる天下のフェンリル様が、スイーツなんて言っちゃ駄目でしょうよ、イメージ駄々壊れよ?
あぁほら、そのキラキラお目目もやめなさいってば!
尻尾も振らないのっ!!
ゴリラーンは、果実の外皮を器代わりにして、その白い果肉を山のように盛り付け、こちらに運んできた。
「さぁ、食べとくれ。これはオカカという食べ物でね、この辺りじゃ一番美味い果物だよ」
床の上に座る俺とギンロの間にそれを置いて、ゴリラーンが説明してくれた。
けど、オカカて……
この世界の言葉って、ちょいちょい惜しいとこがあるんだよな~。
オカカじゃ魚みたいじゃないか。
この匂いと見た目……、どう考えてもこれは、チョコレートの原料、カカオだろっ!?
「ふむ、これはオカカと言うのか。遠慮なく頂くぞ」
誰よりも早く、手を伸ばすギンロ。
自分の牙よりも小さなその白い果肉を、そっと口へと運び、優しく優しく噛んでいる。
「む~ん……、非常に美味であるっ! これは、今まで食べたどのスイーツよりも美味だっ!!」
今日一番の……、いや、なんなら旅に出てから一番のテンションで、鼻息荒くギンロはそう言った。
彼の尻尾はもう、壊れた玩具みたいに、上下左右にぶるんぶるんと動いている。
「口に合ったのなら良かったよ。そこのあんたも食べておくれ」
ゴリラーンはそう言って、ベッドの脇に控えているカサチョを手招きする。
ベッドには、まだ気を失ったままのビノアルーンが横たわっていて、隣には心配そうな顔のメラーニアもいる。
ビノアルーンは、真っ赤だった顔が真っ白に変わり、腹回りがややスマートになっている。
無理もない……、ちゃんと数えたわけじゃないけれど、彼は軽く五十回は嘔吐し続けていたんだから。
先ほどのカサチョが行使した魔法は、いわゆる浄化魔法の一種だそうで……
基本的には、体に毒物などの異物が入った際に使われる魔法であって、アルコールの排泄に使うものではないらしい。
しかもその魔法は、本来なら二回かけてはいけないものだったようで……
結果ビノアルーンは、先ほどまでずっと、意識が無いままに延々と吐き続けていたのだった。
ほんと、ずっと吐いてたよな。
胃が空になっても、何かを……、何かは分からないけど何かを、ずっと吐いていたんだ。
カサチョが言うに、身体中の余分な物が全て出たのでござろう、との事だったが……
何があっても、俺は絶対に、あんな魔法をかけられるのだけはごめんだ。
「かたじけない、頂くでござるよ」
ニコリと笑って、こちらの輪に入るカサチョ。
ビノアルーンがあんな風になっている事に対しては、何の罪悪感も感じてないようだ。
「すまないね、父が迷惑をかけて……。呼びつけておきながら、酒を飲んで気を失っていただなんて、恥ずかしいったらないよ」
目を閉じ横たわるビノアルーンを、溜息交じりに見つめるゴリラーン。
「いやいや、拙者も詫びねばならんでござるよ。治療の為とはいえ、御老体に無理をさせ申した。目が覚めた折には、きちんと謝罪させてもらうでござる。……んんっ!? 美味いっ!!?」
白い果肉を口へと運んで、カサチョはその美味しさに、つぶらな目を最大限に開いて驚いた。
「ゴリラーン殿は、明日の戦いに参加されるのか?」
口をモシャモシャと動かしながら、ギンロが尋ねる。
「勿論さ。こんな好機はないからね、奴らとケリをつける為にも、私も戦いに出向くよ」
ゴリラーンの言葉に、俺は少々違和感を覚える。
こんな好機はないって言うけど、ケンタウロスはみんな、とっても強そうじゃない?
どうして今まで、やり返さなかったのだろう??
いくら相手がホムンクルスでも、襲ってきたのはリーラットの方でしょ???
ケンタウロス達なら、リーラットくらい余裕で倒せる気がするけどなぁ。
「これまでに奴らと戦った経験はあるのでござるか?」
俺と同じ疑問を抱いたのであろう、カサチョは言葉を選びつつ質問した。
「残念ながらね、戦った事はないんだ。私には……、逃げた経験しか無いんだよ。目の前で母がやられてね、それがあまりに恐ろしくて、体が震えて戦えなかった。今でも思うよ。あの時、私が武器を手に戦っていれば、母さんを助けられたんじゃ無いか? ってね……」
腰を下ろし、前足の膝の上で、ギュッときつく拳を握りしめるゴリラーン。
その仕草、表情には、堪え難い悔しさが滲み出ている。
「母さんが死んだのは姉さんのせいじゃない。悪いのは奴らの方さ。ケンタウロスが夜に弱い事を知っていて、真夜中に奇襲をかけて来たんだから」
メラーニアの言葉に、ゴリラーンは力なく、両手の拳を解いた。
「敵は、夜分に奇襲をかけて来たのでござるか?」
念押しするように、メラーニアにカサチョが問い掛ける。
「そうだよ。それも、月のない真っ暗な夜にね。ケンタウロスは夜は駄目なんだ。暗闇だと目が全然効かないから。 奴ら、たぶんそれを知ってたんだよ。だから真夜中に里を襲って……、ほとんどが逃げ延びたけど、僕等の母さんや、族長のところのカーロンさんは犠牲になった」
族長のところのカーロンさん?
「それは……、族長の奥さん? 娘さん??」
「……オク、サン? えと……、カーロンさんは族長のパートナーで、シーディアのお母さんだよ」
ふむ、なるほどそういう事か。
つまり、族長タインヘンの妻であり、あのおっかないシーディアのお母さんであるカーロンさんも、ホムンクルス達の奇襲によって亡くなっていると……
だからシーディアはさっき、あんなに興奮していたんだな。
ケンタウロス達の士気を高める為に、わざと煽るような口調で喋ったりして……
全ては、お母さんの仇を討つ為に。
「モッモよ、妙だと思わぬか?」
「はへ? ……何が??」
急にギンロに声を掛けられて、俺は間抜けな声を出す。
「先ほど里へ帰る道すがら、ゲイロン殿に聞いた話では、レズハン殿の母君も奴らの奇襲で亡くなっていたのではなかったか?」
「あ、そういえば……。うん、レズハンのお母さんも亡くなられたみたいだね」
「何故、奴らは女ばかり狙うのだ?」
ギンロに問い掛けられて、俺は首を傾げる。
女ばかりってわけじゃないんじゃ無いの?
男だって、襲われたんじゃ……??
「確かに妙だな……。当時、族長のように深手を負った男は何人もいたが、命を奪われ連れ去られたのは、皆女だった……」
考えるのが苦手そうなゴリラーンが、一生懸命に何かを思い出しながらそう言った。
え? ちょっと待ってよ……
今、連れ去られたって言った??
「連れ去られたとは、どういう意味でござるか?」
またもや、俺と同じ疑問を抱いたらしいカサチョが、先に口を開いた。
……やだな、カサチョと思考回路が一緒だなんて。
「奇襲を受けて、一度はみんな逃げたんだけど……、数日後に、戦える男だけで戻ったんだ。でも、そこには誰もいなかった。そこにあるはずの遺体も、骨も、以前の里には何も残ってなかったんだよ」
俺はカサチョと目を見合わせる。
たぶん今、お互いにこう思っているだろう。
なんだか、とっても嫌な予感がする、と……
そんな、俺とカサチョの考えを裏付けるかのように、彼は次のような言葉を発した。
「ウェラーンもカーロンも……、襲われた女達はみんな、糧にされたのだ。あの心のない怪物を生み出す為の、糧にな」
突然聞こえたしわがれ声に、俺はビクッと体を震わせる。
声のした方を見ると、そこには……
ベッドの上でゆっくりと身を起こし、年老いた皺のある目でこちらをジッと見つめている、ケンタウロスが蹄族の前族長、ビノアルーンの姿があった。
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