315 / 800
★ピタラス諸島第二、コトコ島編★
304:出陣じゃあぁっ!!!!
しおりを挟む
「毒郎の奴め……、幼き頃、あれほど志垣に世話になったというのに……。恩を仇で返すとはなんたる仕打ち! 切腹じゃ切腹ぅっ!!」
青い光の粒が宙を舞う真っ暗な試練の洞窟の中を、全速力で走る砂里の背の上で、何やら桃子はご立腹中です。
先程からずっと、声高々に、荒い言葉を並べておられます。
「お世話になったって!? なっ、なんでっ!??」
走る砂里の腕の中で、体が激しく揺さぶられる事に耐えながら、俺は桃子に問い掛ける。
……もはや、敬語を使うという選択肢は俺の中から無くなっていた。
どうしてかって?
だって、桃子は見た感じ、俺と同年代にしか見えないし、それより何より、言うこと為すことが子供染みているのである。
姫巫女だかなんだか知らないが、敬語を使うべき相手だという認識は、もはや俺の中にはないっ!
「奴はその昔、双魂子として生まれ、選ばれし子として野草と共に試練の洞窟に挑んでいた。しかし、生来の邪な心の為に、己のみならず共にいた野草までをも危険に晒したのじゃ。試練の洞窟は、心の内側が試される場所。恐れ、怒り、憎しみ、悲しみ……、おおよそ負の感情と呼ばれるものを心の奥底に秘めている者に、この洞窟はくぐれぬ」
なるほど、それで……
あの真面目でお硬そうな野草が、なんで試練の洞窟をクリア出来なかったのか、不思議で仕方なかったんだ。
でも、相方があの毒郎じゃねぇ……、そりゃ無理だわ。
「毒郎は自らの心の内に巣食う邪悪なる魂を棚に上げて、試練の洞窟を制覇出来なかったのは野草のせいだと罵りおった。しかし、毒郎と野草では、誰が見ても、どちらが相応しくない者であったかは一目瞭然。それでも折れぬ毒郎に対し、巫女守りの者達は厳罰を下すと言い始めた。その時志垣だけは、まだ幼き子の言う戯言ではないかと、毒郎を庇ったのじゃ。結局は、毒郎は親子共々この屋敷を去ったが……、志垣は最後まで毒郎に目を掛けていた。なのに……、なのにあやつめぇえ~!!!」
ひぃっ!?
そんな、昔の事思い出してキレないでよっ!!!
「時に砂里よ。そなたは今一度、妾の側に身を置いてみぬか?」
コロッと表情を変えて、桃子は突然そう言った。
「えっ!? 姫巫女様のお側にですかっ!??」
走り続けながらも、心底驚く砂里。
……一生懸命走ってるんだから、話し掛けるのはよしなさいよ桃子さん。
あんたね、負ぶって貰っておいて、そんだけ気を使わないのはどうかと思うよ?
「うむ。そなたには類稀なる素質と、清く正しく強い心がある。それにそなたは先程、一人でこの試練の洞窟を抜けてみせた。そなたならば、妾は安心して紫族の未来を託せようぞ!」
紫族の未来って……、えっ!? それってつまり!??
「砂里が、次の姫巫女様候補って事っ!?」
「えぇっ!? 嘘っ!?? そんなっ!?!?」
余りに衝撃的だったのか、砂里の足元が一瞬ふらついた。
「嘘ではない! 妾ももう歳じゃ……、そろそろ隠居したいのじゃっ!!」
……その見た目で隠居とか言うなよ。
どっからどう見ても、ピチピチツヤツヤの十代のお肌してますよあなた?
それともそれは、アメフラシのあのお口でくっちゃくっちゃされているお陰なのですかな??
「でもっ!? そんなっ!?? えぇえっ!?!?」
動揺を隠せないのか、砂里は何度も小石に蹴躓き、その度にぐらりと体制を傾けた。
危ないからっ! もうこの話やめないっ!?
「巫女になれば、雨乞いの儀式以外は自由そのものじゃぞ!? 食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食べられるし、眠りたい時はいくらでも眠っていていいのじゃ!! 雨乞いの儀式とて、嫌気がさした時には、何かしら理由を付けてやめておけば良い!! そう簡単に鬼共は死んだりせぬっ!! 今まで何度か妾もそうしてきたぞ? 巫女は死んで、代替わりの為にしばし時間がかかると嘘偽りを言うてじゃな……。ふはははは! 巫女は良いぞっ!? 巫女に逆らう者なぞこの世にはおらんっ!!!」
大きな口を開けて、豪快に笑う桃子。
……なるほど、そういうカラクリだったのか。
勉坐が、二十年前の事件で七日間踊り続けた姫巫女様が亡くなられて、今の姫巫女様に代替わりしたって言っていたのは、全部桃子の仕業だったんだな。
七日間踊り続けて疲れたから、しばらくは雨乞いなぞしとぉないっ! とかなんとか言って、じゃあ死んだ事にすれば良いではないかっ!! とかいう事になって……
渋々、志垣がそのように手配したっていう光景が、見てないけど鮮明に思い浮かびますね。
てか桃子、その笑い方さ、前に志垣に怒られていたでしょ?
お下品だからやめなよ。
ふははって……、前も思ったけど、完全に悪役だよそれ??
どこぞの魔王みたいよ???
「でもっ!? 私っ!?? あぁ……、でも私っ! あの……、雨神様に、あのように食べられるのはちょっと……!!」
あ……、あ~それは~……
体験したからわかるけど、あれは地獄だよ、外に出た後がね。
「そんなもの、慣れれば平気じゃ! ちょっと臭い湯浴みじゃと思えば良い!!」
え……、え~それは無理があるんじゃ……
「そっ!? そうなんですかっ!??」
いや~、そうじゃないと思うよ砂里……
「そういうものじゃ! しばし猶予を与える!! 考えておくが良いっ!!!」
「はっ、はいっ!」
桃子の言葉とその高圧的な態度に気圧されて、砂里はノーとは言えなかった。
このままだと砂里は、アメフラシに日々くっちゃくっちゃされる人生……、もとい、鬼生を送る事になるのでは……?
なんだか砂里が可哀想で、心底哀れな気持ちになる俺だった。
無駄話をしていたら、洞窟の出口に辿り着いた。
行きよりも速いと感じたのは、砂里が全速力で走っていたから……、だけなのだろうか?
本当にこう、物理的に距離が短くなっていたように感じた。
砂里は屋敷の中を駆け抜けて、すぐさま玄関口から外へと出た。
真っ暗なだだっ広い庭で待っていたのは……
「姫巫女様っ! 砂里っ!!」
星のない夜空の下、無数に立てられた松明の灯りに照らされているのは、野草と巫女守りの一族の皆さんだ。
彼らはその手に薙刀 のような武器を携えていて、服装もどこか戦闘服っぽい仕様のものに変わっている。
うわぁ……、戦闘準備万端じゃないか……
仰々しいというか、物々しいな。
「野草っ! 砂里から状況を聞いておったか!? さすがじゃっ!!!」
砂里の背からピョーンと飛んで、野草の真ん前に降り立った桃子は、可愛らしい笑顔でそう言った。
桃子に褒められて、野草はちょっぴり誇らしげな顔になる。
「はいっ! 砂里より毒郎の謀反を聞き入れ、皆で出陣の準備を整えました故!! 姫巫女様、ご命令をっ!!!」
はっ!? 出陣てっ!? 謀反てぇっ!???
ここは戦国時代かぁあっ!?!??
「うむっ! 皆、準備は良いなっ!? 戦に向かうぞよっ!!! 出陣じゃあぁっ!!!!」
「うぉおぉぉ~っ!!!」
桃子の号令に、雄叫びを上げる野草及び巫女守りの一族の皆さん。
薙刀を高く頭上に掲げて、一斉に走り出した。
うわぁ~、これはかなりヤブァイ予感がする……
ピューイ!
桃子が突然指笛を吹いたかと思うと、ダカラッ! ダカラッ!! という大層どデカイ足音が聞こえて……
「わっ!? 巨大アンテロープ!??」
あの年老いた白い毛並みの巨大アンテロープが、勢いよく駆けて来たではないか!?
あんた、もう相当なお爺ちゃんなんだから、走らない方がいいよぉっ!??
巨大アンテロープは、桃子の目の前で足を止め、膝を曲げて背を低くした。
その背の上には、あの隠し箱が設置されている。
「行くぞっ! モッモ、砂里!! 妾と共にっ!!!」
何やらワクワクした様子の桃子は、笑顔で巨大アンテロープの背によじ登り、隠し箱の中へと入って行く。
桃子が隠し箱に入った事を確認し、巨大アンテロープはのっそりと立ち上がる。
そして……
ブァフォフォオォォ~~~!!!
まさかの雄叫びを上げたっ!?
やっべぇ、やっべぇよぉ~……
一体全体……、どうなっちゃうんだぁっ!??
「モッモさん! 行くよっ!!」
アワアワとする俺を抱えたまま、こちらも何故だか活き活きとした表情で、砂里はまた走り出した。
もうっ! もうぅう~!?
みんな、平和にいこうよぉおぉ~!??
平和的解決を、俺は望みますぅうっ!!!!
青い光の粒が宙を舞う真っ暗な試練の洞窟の中を、全速力で走る砂里の背の上で、何やら桃子はご立腹中です。
先程からずっと、声高々に、荒い言葉を並べておられます。
「お世話になったって!? なっ、なんでっ!??」
走る砂里の腕の中で、体が激しく揺さぶられる事に耐えながら、俺は桃子に問い掛ける。
……もはや、敬語を使うという選択肢は俺の中から無くなっていた。
どうしてかって?
だって、桃子は見た感じ、俺と同年代にしか見えないし、それより何より、言うこと為すことが子供染みているのである。
姫巫女だかなんだか知らないが、敬語を使うべき相手だという認識は、もはや俺の中にはないっ!
「奴はその昔、双魂子として生まれ、選ばれし子として野草と共に試練の洞窟に挑んでいた。しかし、生来の邪な心の為に、己のみならず共にいた野草までをも危険に晒したのじゃ。試練の洞窟は、心の内側が試される場所。恐れ、怒り、憎しみ、悲しみ……、おおよそ負の感情と呼ばれるものを心の奥底に秘めている者に、この洞窟はくぐれぬ」
なるほど、それで……
あの真面目でお硬そうな野草が、なんで試練の洞窟をクリア出来なかったのか、不思議で仕方なかったんだ。
でも、相方があの毒郎じゃねぇ……、そりゃ無理だわ。
「毒郎は自らの心の内に巣食う邪悪なる魂を棚に上げて、試練の洞窟を制覇出来なかったのは野草のせいだと罵りおった。しかし、毒郎と野草では、誰が見ても、どちらが相応しくない者であったかは一目瞭然。それでも折れぬ毒郎に対し、巫女守りの者達は厳罰を下すと言い始めた。その時志垣だけは、まだ幼き子の言う戯言ではないかと、毒郎を庇ったのじゃ。結局は、毒郎は親子共々この屋敷を去ったが……、志垣は最後まで毒郎に目を掛けていた。なのに……、なのにあやつめぇえ~!!!」
ひぃっ!?
そんな、昔の事思い出してキレないでよっ!!!
「時に砂里よ。そなたは今一度、妾の側に身を置いてみぬか?」
コロッと表情を変えて、桃子は突然そう言った。
「えっ!? 姫巫女様のお側にですかっ!??」
走り続けながらも、心底驚く砂里。
……一生懸命走ってるんだから、話し掛けるのはよしなさいよ桃子さん。
あんたね、負ぶって貰っておいて、そんだけ気を使わないのはどうかと思うよ?
「うむ。そなたには類稀なる素質と、清く正しく強い心がある。それにそなたは先程、一人でこの試練の洞窟を抜けてみせた。そなたならば、妾は安心して紫族の未来を託せようぞ!」
紫族の未来って……、えっ!? それってつまり!??
「砂里が、次の姫巫女様候補って事っ!?」
「えぇっ!? 嘘っ!?? そんなっ!?!?」
余りに衝撃的だったのか、砂里の足元が一瞬ふらついた。
「嘘ではない! 妾ももう歳じゃ……、そろそろ隠居したいのじゃっ!!」
……その見た目で隠居とか言うなよ。
どっからどう見ても、ピチピチツヤツヤの十代のお肌してますよあなた?
それともそれは、アメフラシのあのお口でくっちゃくっちゃされているお陰なのですかな??
「でもっ!? そんなっ!?? えぇえっ!?!?」
動揺を隠せないのか、砂里は何度も小石に蹴躓き、その度にぐらりと体制を傾けた。
危ないからっ! もうこの話やめないっ!?
「巫女になれば、雨乞いの儀式以外は自由そのものじゃぞ!? 食べたい物を食べたい時に食べたいだけ食べられるし、眠りたい時はいくらでも眠っていていいのじゃ!! 雨乞いの儀式とて、嫌気がさした時には、何かしら理由を付けてやめておけば良い!! そう簡単に鬼共は死んだりせぬっ!! 今まで何度か妾もそうしてきたぞ? 巫女は死んで、代替わりの為にしばし時間がかかると嘘偽りを言うてじゃな……。ふはははは! 巫女は良いぞっ!? 巫女に逆らう者なぞこの世にはおらんっ!!!」
大きな口を開けて、豪快に笑う桃子。
……なるほど、そういうカラクリだったのか。
勉坐が、二十年前の事件で七日間踊り続けた姫巫女様が亡くなられて、今の姫巫女様に代替わりしたって言っていたのは、全部桃子の仕業だったんだな。
七日間踊り続けて疲れたから、しばらくは雨乞いなぞしとぉないっ! とかなんとか言って、じゃあ死んだ事にすれば良いではないかっ!! とかいう事になって……
渋々、志垣がそのように手配したっていう光景が、見てないけど鮮明に思い浮かびますね。
てか桃子、その笑い方さ、前に志垣に怒られていたでしょ?
お下品だからやめなよ。
ふははって……、前も思ったけど、完全に悪役だよそれ??
どこぞの魔王みたいよ???
「でもっ!? 私っ!?? あぁ……、でも私っ! あの……、雨神様に、あのように食べられるのはちょっと……!!」
あ……、あ~それは~……
体験したからわかるけど、あれは地獄だよ、外に出た後がね。
「そんなもの、慣れれば平気じゃ! ちょっと臭い湯浴みじゃと思えば良い!!」
え……、え~それは無理があるんじゃ……
「そっ!? そうなんですかっ!??」
いや~、そうじゃないと思うよ砂里……
「そういうものじゃ! しばし猶予を与える!! 考えておくが良いっ!!!」
「はっ、はいっ!」
桃子の言葉とその高圧的な態度に気圧されて、砂里はノーとは言えなかった。
このままだと砂里は、アメフラシに日々くっちゃくっちゃされる人生……、もとい、鬼生を送る事になるのでは……?
なんだか砂里が可哀想で、心底哀れな気持ちになる俺だった。
無駄話をしていたら、洞窟の出口に辿り着いた。
行きよりも速いと感じたのは、砂里が全速力で走っていたから……、だけなのだろうか?
本当にこう、物理的に距離が短くなっていたように感じた。
砂里は屋敷の中を駆け抜けて、すぐさま玄関口から外へと出た。
真っ暗なだだっ広い庭で待っていたのは……
「姫巫女様っ! 砂里っ!!」
星のない夜空の下、無数に立てられた松明の灯りに照らされているのは、野草と巫女守りの一族の皆さんだ。
彼らはその手に薙刀 のような武器を携えていて、服装もどこか戦闘服っぽい仕様のものに変わっている。
うわぁ……、戦闘準備万端じゃないか……
仰々しいというか、物々しいな。
「野草っ! 砂里から状況を聞いておったか!? さすがじゃっ!!!」
砂里の背からピョーンと飛んで、野草の真ん前に降り立った桃子は、可愛らしい笑顔でそう言った。
桃子に褒められて、野草はちょっぴり誇らしげな顔になる。
「はいっ! 砂里より毒郎の謀反を聞き入れ、皆で出陣の準備を整えました故!! 姫巫女様、ご命令をっ!!!」
はっ!? 出陣てっ!? 謀反てぇっ!???
ここは戦国時代かぁあっ!?!??
「うむっ! 皆、準備は良いなっ!? 戦に向かうぞよっ!!! 出陣じゃあぁっ!!!!」
「うぉおぉぉ~っ!!!」
桃子の号令に、雄叫びを上げる野草及び巫女守りの一族の皆さん。
薙刀を高く頭上に掲げて、一斉に走り出した。
うわぁ~、これはかなりヤブァイ予感がする……
ピューイ!
桃子が突然指笛を吹いたかと思うと、ダカラッ! ダカラッ!! という大層どデカイ足音が聞こえて……
「わっ!? 巨大アンテロープ!??」
あの年老いた白い毛並みの巨大アンテロープが、勢いよく駆けて来たではないか!?
あんた、もう相当なお爺ちゃんなんだから、走らない方がいいよぉっ!??
巨大アンテロープは、桃子の目の前で足を止め、膝を曲げて背を低くした。
その背の上には、あの隠し箱が設置されている。
「行くぞっ! モッモ、砂里!! 妾と共にっ!!!」
何やらワクワクした様子の桃子は、笑顔で巨大アンテロープの背によじ登り、隠し箱の中へと入って行く。
桃子が隠し箱に入った事を確認し、巨大アンテロープはのっそりと立ち上がる。
そして……
ブァフォフォオォォ~~~!!!
まさかの雄叫びを上げたっ!?
やっべぇ、やっべぇよぉ~……
一体全体……、どうなっちゃうんだぁっ!??
「モッモさん! 行くよっ!!」
アワアワとする俺を抱えたまま、こちらも何故だか活き活きとした表情で、砂里はまた走り出した。
もうっ! もうぅう~!?
みんな、平和にいこうよぉおぉ~!??
平和的解決を、俺は望みますぅうっ!!!!
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
異世界でもマイペースに行きます
りーさん
ファンタジー
とにかくマイペースな少年、舞田理央。
ある日、異世界に行ってみないかという神の誘いを受ける。
詳しく話を聞くと、自分は魔力(魔素)を吸収する体質で、異世界で魔力(魔素)が多くなりすぎているから、回収してほしいらしい。
いつかはのんびりと暮らしてみたいと思っていたし、そのついでなら、ということで了承した。
伯爵家の次男として目覚めた彼は、とにかくのんびりマイペースをモットーにいろいろ好き勝手しながら、異世界に旋風を巻き起こしたり巻き起こさなかったりするお話。
ーーーーーーーーーー
『手加減を教えてください!』とリンクしています。これだけでも、話は成立しますが、こちらも読んでいただけると、もっと深読みできると思います。
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
魔境暮らしの転生予言者 ~開発に携わったゲーム世界に転生した俺、前世の知識で災いを先読みしていたら「奇跡の予言者」として英雄扱いをうける~
鈴木竜一
ファンタジー
「前世の知識で楽しく暮らそう! ……えっ? 俺が予言者? 千里眼?」
未来を見通す千里眼を持つエルカ・マクフェイルはその能力を生かして国の発展のため、長きにわたり尽力してきた。その成果は人々に認められ、エルカは「奇跡の予言者」として絶大な支持を得ることになる。だが、ある日突然、エルカは聖女カタリナから神託により追放すると告げられてしまう。それは王家をこえるほどの支持を得始めたエルカの存在を危険視する王国側の陰謀であった。
国から追いだされたエルカだったが、その心は浮かれていた。実は彼の持つ予言の力の正体は前世の記憶であった。この世界の元ネタになっているゲームの開発メンバーだった頃の記憶がよみがえったことで、これから起こる出来事=イベントが分かり、それによって生じる被害を最小限に抑える方法を伝えていたのである。
追放先である魔境には強大なモンスターも生息しているが、同時にとんでもないお宝アイテムが眠っている場所でもあった。それを知るエルカはアイテムを回収しつつ、知性のあるモンスターたちと友好関係を築いてのんびりとした生活を送ろうと思っていたのだが、なんと彼の追放を受け入れられない王国の有力者たちが続々と魔境へとやってきて――果たして、エルカは自身が望むようなのんびりスローライフを送れるのか!?
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる