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9話

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その後、しばらくしょうもないやり取りをしながら先輩を背負い3人で家に戻った
『そういやお前ら時間大丈夫なん?』
『あーわたしは親が出張でしばらくいないから』
「俺は別に危ないことしてなけりゃ何も言われねぇ」
『でも連絡くらい入れたほうがいいんじゃないか?』
「あー、せやな連絡くらい入れとくか、電話借りるぞー」
『オケー』
『さてと先輩はどうするかなー』
『何あんた襲うの?』
『襲わねーよ!バカか?』
『まあ、大丈夫でしょ、先輩家の都合で一人暮らしらしいし』
『へー、そうなんか』
「おーい、今から帰るわ」
『ほい、了解っと』
「千夏先輩は?」
『んー、とりあえず寝かせておくか』
『だね』 
~朝~
「うーん、ここどこ?」
『あっ、起きました?』
「えっ?どうしてここにいるの?ていうかここは?」
『え?俺の家ですけど』
「え、ちょっと待って、え、ちょ、は?何?え?ええー?」
『あぁ、実は先輩を僕が襲っちゃったんすよねー』
「ええええええー?!?!?」
先輩の顔が真っ赤になった…可愛い
『嘘っすよ』
「もうっ、からかわないでよ」
『まあ、冗談はこれくらいにしておきましょうか』
「冗談なの?冗談ならもっと……」
『冗談じゃないです』
「えっ?どういうこと?ねえ、どういう意味なのよ!」
可愛い
『先輩、落ち着いてください、今日何日ですか?』
「え?今日は確か4月30日の日曜日よ」
『はい、合ってます。今日は5月1日の朝ですよ』
「え?そんなはずは……だって私昨日の夜…記憶がないわ」
『あー、まあそうでしょうねー』
「えっ、何があったの?ねぇ?」
『まあ、知らんほうがいいっすよ』
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