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・・・『始動』・・・
・・面談・会談・・3・・
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「・・初めまして・・参謀を務める、ハル・ハートリーです・・宜しくお願いします・・インターナショナル・クライトン・エンタープライズ・カンパニーの本社が、急遽開催した記者会見に貴女は参加されました・・と言う事は、アドル・エルク氏が艦長に当選された、そのほぼ直後に、貴女は氏に注目された・・と言う事なります・・そして、初めて氏と接触された際には優勝するとまで仰られたそうですが・・その根拠とされた処について、お聞かせ頂けますでしょうか・・?・・」
「・・はい・・優勝する・・と言ってしまったのは、あの時の勢い・・と言う事も、ありました・・現在では、トップ10は確実・・トップ5入りでも70%以上・・と、私なりに導き出しています・・勿論それは、私がこれから提供する情報を活用して頂けるのであれば・・ですが・・・初めてお会いした時に、エルク氏にも申し上げましたが、当選された20名の方について・・可能な限りにデータを集め・・可能な限りのプロファイリングを行い・・私の直感とイマジネーションに依って導き出しました・・運営本部のセキュリティを突破出来ましたのは・・セキュリティガードそのものに費やす時間よりも、セキュリティガードプログラムの設定に関わったメンバーのデータを可能な限りに集めて、可能な限りのプロファイリングを施した上で、得られた推論に依る処が大きかったように思います・・実際、そちらに掛けた時間の方が遥かに長かったですから・・あの、エルクさん・・レモンティーをどうもご馳走様でした・・とても美味しかったです・・感動的な程です・・」
「・・ああ、どう致しまして・・ありがとうございます・・それと私の事は、アドルと呼んで下さい・・」
「・・分かりました・・では、私の事はモリーと呼んで下さい・・」
「・・分かりました・・」
「・・初めまして・・カウンセラーを務めます、ハンナ・ウェアーです・・宜しくお願いします・・私はこれでも心理学者の端くれでもありまして、プロファイラーとしても自認・自覚しております・・ですが、主要心理学5会派の何れにも貴女のお名前がありません・・宜しければ失礼ながら、どなたを指導教授として仰がれていたのか、差し支えなければ教えて頂けないでしょうか・・?・・」
「・・初めまして、ハンナ・ウェアーさん・・心理学者としてのご名声は、私でも聴き及んでおります・・宜しくお願いします・・確かに私は何処の心理学会派にも属しておりませんが、個人的にある高名な心理学博士からご教授を頂きました・・心理学を学ぼうと志す方・・学んだ事のある方でしたら、どなたでもそのお名前は聞いた事があるであろうと思われます、高名な心理学博士です・・しかし、誠に申し訳ないのですが・・ここでその方のお名前を明かす事は、出来ません・・失礼をお詫び申し上げて、お許し頂く他にはございません・・そして、実際にプロファイリングを行いましたのは・・その先生と私と・・私達で設計・構築して創り上げました・・プロファイリングAIなのです・・」
「・・確か今・・プロファイリングにAIを導入するのを禁止する法案が、上院の立法委員会で審議されているよね・・?・・」
「・・確か・・そうですね・・」
・・と、ハンナが少し意外そうな表情で、私の顔を観ながら応える・・。
「・・それが・・その先生の名前を明かせない理由の一つでもあるんですね・・?・・それと・・そのAIを組み上げたのは、貴女方2人だけじゃない・・あと2人・・優秀なエンジニアがいますね・・?・・」
・・この問い掛けに、モリー・イーノスはかなり驚いたようだ・・。
「・・その・・通りです・・が、どうして判るのですか・・?・・」
「・・まあ何となく・・と言って置きましょう・・そのAIですがね、モリーさん・・出来るのはプロファイルだけじゃありませんね・・?・・」
・・その問いに彼女の表情は更に強張る・・。
「・・アドルさん・・申し訳ないのですが、もうこれ以上は・・」
「・・分かりました・・今は・・私からこれ以上、踏み込んだ質問をするのは止めておきましょう・・その代わり、貴女が今持っている携帯端末とレコーダーを、全部ここに出して下さい・・出したら立って、そこの壁際に移動して下さい・・」
・・驚く彼女だったが、私は強い視線で彼女を観ながら、声は優しくして語り掛ける・・。
「・・すみませんね、モリーさん・・対処として必要な事なんです・・私もちょっと油断して気が緩んでいました・・直ぐに済みますので、協力して下さい・・」
・・一息吐いて諦めたような表情を作ると、彼女はポケットとバッグから3つの携帯端末と4つのレコーダーを取り出して並べ、立ち上がって右手の壁際に移動した・・。
「・・フィオン・・彼女の身体を調べて、他に隠し持っていないか、確認してくれ・・リーア・・彼女のバッグを調べて他に持っていないか、確認してくれ・・リサ・・申し訳ないけどこの部屋とこの階のMNAR(モバイル・ノーライン・アクセス・ルーター)を一時的に切ってくれ・・20分で良いから・・」
・・3人とも無言で動き出す・・終わってフィオンとリーアは私に顔を向けて首を振り、リサは頷いた・・並べられた端末とレコーダーを手に取ると、どれもまだ暖かい・・リモートで切ったな・・。
「・・ロリー・・レコーダーの記録音声を消去・・皆、持っている携帯端末を確認してくれ・・多分、3つの端末がさっきまでミラーリングされていた筈だ・・って・・先ずは私だな・・」
・・そう言って確認すると、危惧した通り私の端末は同期されていたようだ・・画像・音声データ・・連絡先ぐらいは盗まれたのだろうか・・シエナとリーアとパティが手を挙げる・・3人の端末も同期されていた・・私はモリーを手招きして、元座っていた場所に座らせた・・。
「・・はい・・優勝する・・と言ってしまったのは、あの時の勢い・・と言う事も、ありました・・現在では、トップ10は確実・・トップ5入りでも70%以上・・と、私なりに導き出しています・・勿論それは、私がこれから提供する情報を活用して頂けるのであれば・・ですが・・・初めてお会いした時に、エルク氏にも申し上げましたが、当選された20名の方について・・可能な限りにデータを集め・・可能な限りのプロファイリングを行い・・私の直感とイマジネーションに依って導き出しました・・運営本部のセキュリティを突破出来ましたのは・・セキュリティガードそのものに費やす時間よりも、セキュリティガードプログラムの設定に関わったメンバーのデータを可能な限りに集めて、可能な限りのプロファイリングを施した上で、得られた推論に依る処が大きかったように思います・・実際、そちらに掛けた時間の方が遥かに長かったですから・・あの、エルクさん・・レモンティーをどうもご馳走様でした・・とても美味しかったです・・感動的な程です・・」
「・・ああ、どう致しまして・・ありがとうございます・・それと私の事は、アドルと呼んで下さい・・」
「・・分かりました・・では、私の事はモリーと呼んで下さい・・」
「・・分かりました・・」
「・・初めまして・・カウンセラーを務めます、ハンナ・ウェアーです・・宜しくお願いします・・私はこれでも心理学者の端くれでもありまして、プロファイラーとしても自認・自覚しております・・ですが、主要心理学5会派の何れにも貴女のお名前がありません・・宜しければ失礼ながら、どなたを指導教授として仰がれていたのか、差し支えなければ教えて頂けないでしょうか・・?・・」
「・・初めまして、ハンナ・ウェアーさん・・心理学者としてのご名声は、私でも聴き及んでおります・・宜しくお願いします・・確かに私は何処の心理学会派にも属しておりませんが、個人的にある高名な心理学博士からご教授を頂きました・・心理学を学ぼうと志す方・・学んだ事のある方でしたら、どなたでもそのお名前は聞いた事があるであろうと思われます、高名な心理学博士です・・しかし、誠に申し訳ないのですが・・ここでその方のお名前を明かす事は、出来ません・・失礼をお詫び申し上げて、お許し頂く他にはございません・・そして、実際にプロファイリングを行いましたのは・・その先生と私と・・私達で設計・構築して創り上げました・・プロファイリングAIなのです・・」
「・・確か今・・プロファイリングにAIを導入するのを禁止する法案が、上院の立法委員会で審議されているよね・・?・・」
「・・確か・・そうですね・・」
・・と、ハンナが少し意外そうな表情で、私の顔を観ながら応える・・。
「・・それが・・その先生の名前を明かせない理由の一つでもあるんですね・・?・・それと・・そのAIを組み上げたのは、貴女方2人だけじゃない・・あと2人・・優秀なエンジニアがいますね・・?・・」
・・この問い掛けに、モリー・イーノスはかなり驚いたようだ・・。
「・・その・・通りです・・が、どうして判るのですか・・?・・」
「・・まあ何となく・・と言って置きましょう・・そのAIですがね、モリーさん・・出来るのはプロファイルだけじゃありませんね・・?・・」
・・その問いに彼女の表情は更に強張る・・。
「・・アドルさん・・申し訳ないのですが、もうこれ以上は・・」
「・・分かりました・・今は・・私からこれ以上、踏み込んだ質問をするのは止めておきましょう・・その代わり、貴女が今持っている携帯端末とレコーダーを、全部ここに出して下さい・・出したら立って、そこの壁際に移動して下さい・・」
・・驚く彼女だったが、私は強い視線で彼女を観ながら、声は優しくして語り掛ける・・。
「・・すみませんね、モリーさん・・対処として必要な事なんです・・私もちょっと油断して気が緩んでいました・・直ぐに済みますので、協力して下さい・・」
・・一息吐いて諦めたような表情を作ると、彼女はポケットとバッグから3つの携帯端末と4つのレコーダーを取り出して並べ、立ち上がって右手の壁際に移動した・・。
「・・フィオン・・彼女の身体を調べて、他に隠し持っていないか、確認してくれ・・リーア・・彼女のバッグを調べて他に持っていないか、確認してくれ・・リサ・・申し訳ないけどこの部屋とこの階のMNAR(モバイル・ノーライン・アクセス・ルーター)を一時的に切ってくれ・・20分で良いから・・」
・・3人とも無言で動き出す・・終わってフィオンとリーアは私に顔を向けて首を振り、リサは頷いた・・並べられた端末とレコーダーを手に取ると、どれもまだ暖かい・・リモートで切ったな・・。
「・・ロリー・・レコーダーの記録音声を消去・・皆、持っている携帯端末を確認してくれ・・多分、3つの端末がさっきまでミラーリングされていた筈だ・・って・・先ずは私だな・・」
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