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挿話ー2つの会話 2通のDM

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[過日のある部屋]

“何を言い出すんだっ、お前はっ!”

“・・・・・”

“自分の言ってることがわかってるのか?”

“・・・・・”

“確かに、お前には迷惑をかけた。申し訳ないと思っている、だけど、、、”

“・・・・・”

“は?”

“・・・・・”

“オモチャは、大事に大切に?、、、確かに、、、”

“・・・・・”

“まぁ、確かに壊れたオモチャの後処理はめんどくさい、、、”

“・・・・・”

“わかった、わかった、、、好きなようにしろ”

“・・・・・”

“それは面白い。協力しようじゃないか、、、”

“・・・・・”

“杉山和彦、、、ふふっ、、、顔も身体も上級の獲物か、、、楽しみだ、、、”



[学園内の一室]

“お前、薬を盛り過ぎただろう”

“アイツがトロいのが悪いんだよ。カミカミで失敗しまくり、、、あっけなかった、、、自分で勝手にパカパカ飲飲むんだもん、、、”

“良く効くヤツだから気を付けろって言ったろ。まぁ、気付かれなかったのはでかした”

“あいつ、アホだよ。ホントにアホ。全く疑わなかったもん”

“ついこの間まで、カズ先生、大好きとか言ってたのは誰だ?”

“教師としては好きだったけど、、、なんで、あんなヤツを堕とす気になったの?もう、オッサンじゃん”

“まだ、二十歳そこそこの若者だろ。顔もイカすし、身体もうまそうだ。それに、見たか?あのジャージのテント。ありゃ、デカいぜ”

“デカきゃ良いってもんじゃないでしょう。お尻が痛くなるだけだ。あの男、テクニックとか無さそうだし”

“フフ。その初さがたまらない。おそらくあいつは、たいした経験してないぜ。見たかよ、触ったときのあのリアクション。あの身体を、俺たちがたっぷり調教してやるんだよ。あの爽やかで男っぽい顔をアへ顔にさせて、よがらせるんだよ”

“あんな、身体しか取り柄のないヤツのどこが良いんだか。ただの筋肉ブタじゃん”

“ひどい言い方だな。ブタというほど太ってないだろう”

“ブタじゃなきゃ、脳ミソ空っぽの猿かゴリラだ”

“別にアイツに知能は求めてない。身体が良ければ。それに、あの鍛えられた身体、精力の塊だぜ、搾り取り甲斐がある”

“身体しか取り柄のない教師だ”

“そう言うな。あれは、上玉、、、お、おい、またかよ。お前には、次の仕掛けを頼んでるだろ”

“・・・・・”

“痛っ、、、歯は立てるなっていってるだろ、、、ァ、、、上手くなったな、、、可愛いヤツ、、、ケツだせよ、、、良い子だ、、、入れるぜ、、、。満足したらちゃんと言い付けたことをやってくれよ、、、”

[DM]

(1通目)

来生先輩

ご無沙汰しております。

就任してあっという間に一学期も半ばを過ぎました。

まだまだ、教師として至らない自分を痛感する毎日です。

今日、学園で大失態を犯してしまいました。

もう教師を辞めなければいけないかと本気で思う失態でした。

校長先生のお陰で、明日からも全力で取り組もうと思えるようになりましたが、思い出すと顔から火が出るほど恥ずかしい失態でした。

恥ずかしすぎて具体的に書くことが出来なくてすいません。

先輩は、学校で何か、失敗をしてしまったことはありますか?

来生先輩には、そのようなことはないと思いますが、もしあったとしたらそれをどう乗り越えたか、教えていただきたいです。

校長先生には失敗は、今後の成功に繋がる糧と言われました。

僕は来生先輩のような教師になりたいと思っています。

先輩の「生徒のみんなと裸の付き合いをする」という目標を僕も心に抱いています。

遅い時間に、こんな愚痴メールを送ってしまって申し訳ありません。

(2通目)

返信が遅くなって申し訳ない。

俺は杉山君が思ってくれているような立派な教師ではない。

失態を犯したと言って良いのかどうか分からないが、少なくとも今の自分は、君にアドバイスを出来るような立派な人間ではない。

君のような新任の希望に満ちていた頃に戻りたいとネガティブなことを考えてしまう。

自分の心の弱さに負けそうな状態だ。

俺の方も、具体的に何があったのか伝えることはできないのだが。

教師であるべきなのに、来生純一個人の感情を優先させてしまった結果、取り返しのつかない状態になり始めている。

自分自身を呪ってしまいそうだ。

俺の方も、愚痴のようなメールになってしまった。

申し訳ない。

書き直して、ありきたりの文面で送ることも出来たが、今の自分に正直にメールを書こうと思い直した。

それが、大事な後輩の杉山君への礼儀だと思った。

教師としての自覚を忘れると、しっぺ返しが来る。

君には初心を忘れないで欲しい。

そして、乗り越えられる失態なら、乗り越えて欲しい。

それを願っている。




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