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第九十三話 蜀犬、日に吠ゆ
しおりを挟む玄関の扉が開く音が聞こえて慌ててソファから立ち上がると、「鍵くらい掛けておけよ」と湊が靴を脱ぎながら笑った。いろいろな衝動に駆られながらも動けずにいたオレのそばまで来ると、湊はオレの両肩を軽く突いて、そのままソファに座り込んだオレの膝の上に乗り、首に腕を回した。
「……はあ…賢颯の匂い、久しぶり…」
「うん……え、っていうか、おかえり?」
「なんで疑問形なんだよ」
湊はオレの下口唇を甘噛みしたあと、ゆっくりと口唇を吸いながらその部分に舌を這わせ、首に回していた腕を解いてオレの頬を両手で覆いながら「…逢いたかった」と吐息まじりにつぶやいた。
「検査の結果ってどーだったのよ」
「全部の結果出るまでしばらくかかるみたい」
「現時点でわかってることは?」
「ちゃんと栄養と睡眠取ってくださいねー、って」
「……って言いながら、なんでおまえはパンツの中に手突っ込んでるワケ?」
「五日間、顔すら見れなかったからね」
湊は少し拗ねたように、オレの顔を確かめながら言った。
───
「おめェは俺に、なんか恨みでもあんのか?」
「……多少は」
「……ああ、まあ…そうだな…」
新宿にある桐嶋のクリニックの受付を覗き込んだオレに、桐嶋は面倒くさそうな顔を隠すこともなく、オマケに心底うんざりした声でオレの訪問を全力で拒絶した。
「ちょっと訊きたいんだけど」
「SiriにでもChatGPTにでも訊きゃいいだろ…」
「検査入院て、お見舞いとか面会とか普通行かないもん?」
「行かねェな」
「行っちゃダメな感じ?」
桐嶋は受付のデスクにあるPCから視線を動かすこともなく、キーボードを叩きながら盛大に溜息を吐いた。
「検査入院ってのは "検査をするため" の入院だろ。ってこたぁ相手はまだ病人じゃねェんだ、見舞いに行く必要がねェどころか、受け取りようによっちゃ縁起が悪りぃ。何の検査か知らねェが、採血やらレントゲンやらCTやらMRIやら、検査項目によっては病室にいない場合が多いだろ。面会なんざ邪魔なだけだ」
「……そっか」
「で? さっさと本題に入れや」
「なんでこれが本題じゃないと思った?」
「んなもん、それこそGoogleで検索すりゃすぐわかることじゃねェか……どうせ藤城絡みなんだろ?」
「……以前、湊がここに入院してた時に言ってたアンタの話が引っ掛かるっつーか」
── 転院させたい、って話した時アンタ言ったよな。 "第二次性徴が来て性的関心が起こるけど、その前に性的快感覚えさせられたら、心は未熟なままカラダで解決するようになる" って。 "性的関心が起こる前に快感で手懐けられてた" って。その時の湊にとって、カテキョは唯一の理解者であり、自分を救ってくれる存在だったことは事実だと思う。
湊は小学生の時、知らねえおっさんにトイレに連れ込まれてから、ずっと自分を "悪い子" だと思って来た。九歳か十歳くらいの頃から……その当時、湊は性的関心どころか、恋愛感情すら知らなかった。好きなヤツの話で盛り上がる同級生の気持ちがまったくわからなかった、ってくらい他人に興味も関心もなかった。
小六の時、カテキョに "好きな子はいないのか" って訊かれた湊の答えは "よくわからない" だった。関心がないわけでも興味がないわけでもないけど、誰かを好きになる、っていう感覚を知らないからわからない、と。そこにはすでに "自分は悪い子なんだ" っていう罪悪感みたいなものもあったのかもしれない。
カテキョとの性的な接触があったのはその辺りからで……湊は誰かを好きになるってことを知らないまま、カテキョに性的快感を植え付けられた。変質者にされたことと同じことをカテキョにもされ、それは日常的に続いた。アンタ言ったよね? "その家庭教師は、悪い子に快楽を与えてくれた善人だ" って。
「ここからはオレの推論でしかないんだけどさ」
「……実は、藤城はゲイじゃねェんじゃねェか、って?」
「アンタ……たまにビックリするくらい医者らしいこと言うよな…」
「おめェはわざわざ俺に喧嘩売りに来たのか?」
「オレだってそこまで暇じゃねえよ…」
「まあ、可能性はあるんじゃねェか? 恋愛感情を知らねェまま、男にヤられ続けてるうちにカラダが慣らされてんだ、男でしか感じねェと思い込まされててもおかしかねェ。しかも、ヨくしてくれてんのは自分にとっての救世主だろ? 疑いようもねェ相手に求められることで刷り込みがあった、ってのは何も突飛な話じゃねェからな」
「昔から恋愛対象が男だった、って話は聞いたことがないっつーか……ずっと自分を "汚い" と思って、周りの人間を避け続けてたから、他人と関わったことがないんだよな…」
「男とも女とも関りがなかったから、恋愛する機会もなかったってことか?」
「多分ね……オレと関わるようになってからも、最初はえらい警戒してたし」
「藤城が実はノンケだったとして……なんか問題あんのか?」
「問題っつーか……」
── 湊は自分が同性愛者だ、ってことで引け目を感じてるっつーか、自分を "普通じゃない" って思ってる。小四の時からずっと、変質者のことも、カテキョに手籠めにされたことも、その関係を続けて来たことも、全部自分のせいで自分が悪いと思ってる。受け入れて流されて来た自分を……ずっと赦せないままでいる。
元々ゲイだってんなら性的指向の話なだけで、まあ、いまの日本じゃ堂々としづらいってのは事実だろうけど、異常なわけでも穢れてるわけでもねーじゃん。それが、性的虐待を受けたうえでの刷り込みだから、自分の存在自体が罪悪だと思ってんのかなーって。
「おめェだってノンケのくせに、藤城とヤってんじゃねェか」
「オレは恋愛ってもんを知らなかっただけで、セックスは女としてたよ…」
「いまは藤城がいいんだろ? 藤城もおめェのことが好きだってんなら、どこに問題があんだよ」
「……湊がゲイじゃない、って話になったら、湊の背負ってるもん、少し軽くなるんじゃね? って思って」
「理屈としてわからなくはねェが…… "ゲイだからゲイの家庭教師から性的虐待を受けた" って話が "ゲイの家庭教師から性的虐待を受けた" って話になるだけで、自分を汚ねェと感じる部分は変わらねェだろ」
「それでも……湊自身が "普通じゃない" って思ってることがひとつ消えるじゃん」
「藤城が実はノンケだった、ってわかって他の女に惚れたら、おめェちゃんと祝福できんのか?」
「……それは……考えてなかったな…」
「まあ、おめェが不幸になろうと知ったこっちゃねェから手は貸してやるよ」
「フラれたら紅さんに泣き付こうかな……ある意味、オレ洸征の恩人だしね」
「この場でヤク漬けにしてやろうか……で? なんか策でもあんのかよ。普通にカウンセリング始めんのか?」
「いや、実はさ…」
オレは桐嶋に、沙羅のことを訊いてみることにした。
───
店の扉を開け、駆け寄って来た店員に待ち合わせだと伝え店内を軽く見渡すと、入口から一番遠い席で本を読んでいる湊を見つけた。俯いてて顔なんか見えやしないのに湊だとはっきりわかるのは、姿勢や佇まいのせいなのか、単に見慣れてるだけなのか。
昨日、体調さえ大丈夫なら、バイトの帰りにメシでもどう? と訊くと、「賢颯がそんなこと言うなんて珍しいね」と言いつつ、湊は少し頬を緩め「何奢ってもらおうかなあ」とスマホでクチコミサイトを調べ始めた。それなのに「あ、てりたま始まってる」とマクドのメニューに釘付けになり、結局オレが店を見繕うことになった。
駅から然程遠くないイタリアンを選んだ理由は、メニューに困ったら適当にパスタ頼んどきゃ間違いないだろ、というただそれだけだ。
「ごめん、待たせた?」
「いや、少し早めに来ただけだか…ら…」
「スタジオで知り合ったモデルの子なんだけど、一緒でもいい?」
「あ、あのっ…すみません、突然」
「大丈夫ですよ」
湊は本から顔を上げたあと、オレの横に立っている沙羅を見て少し驚いた顔をしたが、当然「嫌です」などと言うはずもなくすんなりと受け入れた。まあ、その辺りはわかってたからこそ、沙羅を連れて来たわけだけど。
メニューを見ながら、やっぱ適当にパスタでも頼むか、と思っていると、ふたりともパスタを選んだので少し可笑しかった。沙羅は緊張しててメニューなんか目に入ってないだろうし、湊は "知らないひと" が現れたので、無難にその場を切り抜けたいんだろう。
「あー、えっと、ティーンズ雑誌で人気ナンバーワンモデルの沙羅さん」
「あ、はじめまして…藤城です」
沙羅にこう挨拶するってことは、湊はまったく気付いてないんだろうな……テーブルの向かい側で、沙羅はどう言葉を返せばいいか明らかに困惑し、しばらく何か言いたげにほんの少し口を動かしていた。
「まあ……六年近く経てば、憶えてなくてもそんなもんか」
「……? え、憶えてないってどういう」
「あ、あの……わたし、藤城くんと同じ中学で……実は、以前藤城くんに…手紙を……」
えっ? と湊は沙羅に視線を動かし、しばらくその顔を凝視した……が、決め手になるものが何もないらしく、湊からは「ああ、あの時の!」とか「思い出した!」みたいなリアクションは皆無だった。
「……如月 和葉さん、かな…手紙の差出人の名前から、察することしかできなくて申し訳ないんだけど」
手紙の差出人の名前を憶えてるってのに、そのリアクションの薄さはどうかと思うぞ、湊……その手紙をくれた張本人が目の前にいるというのに、っつーか如月 和葉って
「沙羅って芸名なの!?」
「あ、うん……本名だと恥ずかしくて、名字から取ったの…」
「なるほど…で、おまえは名前しか憶えてないわけ?」
「や、手紙の内容も憶えてるし、一緒にクッキーもらったことも憶えてるけど……本人だっていう確信が持てないっていうか…」
「中学の時の面影、まったく残ってないのかよ」
「あ、ほら、あの、カラコンとかつけまとか、メイクとかでわたし全然別人かもだから!」
憶えてない、という湊を全力で沙羅は庇ったが……でも沙羅は、それこそまったく別人のように育った湊のことが、ちゃんとわかったんだよなあ。
なんとなく居心地が悪そうな微妙な空気の中で、ふたりは運ばれて来たパスタを無言でフォークに巻き付け、それを口へ運ぶという作業に専念した。同じクラスだった、とか以前仲良かった、とかでもない限り、こうなることはまあ予測できなくもない。むしろ、湊がうろたえたり取り乱したりしないってだけで安心さえする。
「オレ、ちょっと離れた席に行ってるから、何かあったら呼んで」
海老となんとかのクリームパスタを食い終わったオレは、店員に別の席を用意してもらい、その場を離れた。オレがいたほうが話は進みやすいだろうけど、多分、ふたりだけのほうが沙羅は素直になれるんじゃないか、と思った。
***
「あの……突然、本当にごめんなさい」
「いや、僕のほうこそちゃんと顔憶えてなくて…ごめんね」
確かに突然過ぎて何がなんだか話が見えない。中学の時に手紙をもらったことは憶えてるし、手紙の内容も憶えてる。最後に記されていた名前も。
「…ちょっと前に、スタジオで藤城くんを見掛けたの。その時、久御山くんと一緒だったからお友達なのかな、って……だからお願いしたの…藤城くんに逢わせて欲しい、って…」
「あ、そうなんだ……でも、なんで?」
「ずっと、気になってたの……手紙、渡したあとしばらく藤城くん学校休んでたから」
「…ああ…うん…」
「それで、あの……謝りたくて…」
「……? 謝る、って……何を?」
「手紙……迷惑だったんだろうな、って……何日かぶりに登校して来た時、話し掛けようとしたら藤城くん走って逃げちゃって…」
「…ごめん」
「……そのあともずっと避けられてたから……手紙、すごく嫌な気持ちにさせちゃったんだな、って」
「違うよ」
違う。避けてた理由と手紙の内容はまったく関係ない。それに……避けてたのは何も如月さんのことだけじゃない。
「告白を断られたなら、諦めるしかなかったんだけど……受け取ってくれた時の藤城くんと、避けるようになってからの藤城くんが、なんだか違うひとのように思えて……そこまで拒絶したくなるほどのことを書いてしまったのかな、って…後悔しかなくて」
「違うんだ……手紙の内容は…驚きはしたけど、それで気分を害した、とかじゃなくて…」
目に涙を浮かべながら、ポツリ、ポツリと話す如月さんを見ながら、僕は少し迷っていた。
周りのひとたちを避け始めた理由を……本当の理由を打ち明けたほうがいいんじゃないだろうか。いくら手紙の内容のせいじゃない、と言っても、それをいまの如月さんに信じてもらえるだけの、説得力のある言葉が見つからない。
でも……僕にとって手紙の内容は気分を害するものではなかったけど、それを読んで気分を害した人間がいたことも確かで、そのせいで僕が周りを避けるようになった、ってことを知れば、いま以上に如月さんを追い詰めるような気もするし…
「……あのことがあってから、わたし……ひとを好きになれなくなったっていうか…」
「えっ……」
「あ、藤城くんのせいでってわけじゃなくて、なんていうか、拒絶されるのが怖くなっちゃったっていうか」
「……僕のせいだよね、それ」
「ずっとね、ちゃんと謝って赦してもらわないと、前に進めないんじゃないかって思ってて、あの、赦してもらいたいって気持ちは本当なんだけど、もしかしたら自分が吹っ切りたいだけなのかもしれなくて」
好きな相手に気持ちを伝えるのは誰だって怖い。如月さんは、勇気を振り絞って僕に手紙を書いてくれたはずなのに、僕はそれに対してなんの反応も返さずに……逃げ出してしまった。理由はどうあれ、如月さんの気持ちを踏み躙ったのは僕のほうで、謝らなくちゃいけないのは僕じゃないのか。
「……あの、如月さん」
「でもね……わたし、スタジオで見掛けた時、すぐわかったの。藤城くんだ、って」
「え……」
僕の身長が伸びて様変わりしたのは高二の頃で、それ以前の僕しか知らないひとからすれば、ほぼ別人にしか見えないはずだ。高一の頃から付き合いのある沓川や一ノ瀬たちでさえ、髪色が変わっただけの僕を "賢颯の彼女" だと信じてたくらいなんだから。
「随分イケメンになってるけど、本を読んでる時の雰囲気っていうか……やっぱりとっても綺麗で、すぐわかっちゃった」
「……そうなんだ」
「あの……あのね、うまく言えないんだけど…わたし、勝手なこと言ってると思うんだけど……」
「や、そんなことないよ……謝らなくちゃいけないのは僕の」
「拒絶されるのが怖かったからじゃなくて、わたし…」
── あの時からずっと……いまも藤城くんのことが好きなんだ、って…思った…
ひとを好きになれなくなったわけじゃなく、藤城くん以外のひとを好きになれなかった、と。拒絶されるのが怖くなったわけじゃなく、藤城くんに拒絶されたことですべてが怖くなったんだ、と。今日逢うまでは曖昧だったけど、いまハッキリ気付いた、と。如月さんは俯いたまま、消え入りそうな声で言った。
僕はその話を聴きながら……この状況を利用すればいいのかもしれない、と自分の気持ちをすべて握り潰した。
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