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本編

27 ※ ちょこっと?4P

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「ゆっくり脱いでみて♡」

そう言うビオさんに抵抗したいのに、体は勝手に寝巻きの裾を持ち上げて行く。

スケスケの乳白色のショーツが見えるか見えないかの所まで来ると、手を伸ばせば直ぐそこにいるリアンさんがゴクリと喉を鳴らす音が聞こえた。

その音に、彼の顔を見てしまう。

ギラギラとした黄金色の瞳が、私の恥部の辺りを食い入るように見つめていた。

その間にも裾を捲る手は動きを止めないため、既にスケスケのショーツは見えてしまっていて、その真ん中にスリットが入っているのも分かってしまうだろう。

「っぁ、えろぃ、な」

リアンさんの声が興奮して上擦っている。

手はそのまま上に上がっていき、彼の瞳も同じ速度で上に動く。

あと少しで乳首が見えてしまうといったところで、

「止まって」

ビオさんの声に、捲る手の動きが止まった。

「「ぁ」」

リアンさんと声が重なる。

私は後ろから両方のおっぱいを掌に包まれて声が出たが、彼の声はどこかもどかしげだった。

寝巻きの下に手を入れてビオさんがおっぱいを揉んでくる。

「薄くて上質なレースを使ったからね、みのちゃんのおっぱいの暖かさも、柔らかいのも、少し勃ってる乳首も」
「生で触ってるみたいに分かるよ♡」

「っ」

リアンさんが息を呑んだ。

すりすりと乳首を摘んで擦られ、ビオさんの手に掛かっている寝巻きが一緒に蠢く。

「ん、んぁ♡」

乳首からビリビリとした刺激が恥部にまで走り、じゅんと濡れてしまう。

薄いショーツだからバレてしまうかも、と膝を擦り合わせてしまうのを何とか耐えた。

「乳首硬くなってきた♡」

「ふぅん♡ん♡ぁ♡」

ビオさんの手から逃げたくて体を前屈みにしていくけれど、その手は胸にピタリと張り付いている。

「どうする?触りたいし見たいよね?ちゃぁんと約束守ってくれる?」

そう言う間もビオさんの指は止まらない。

私はリアンさんの座る椅子の肘掛けに両手を突いて、乳首からの刺激を必死に耐えていた。




リアンには前屈みになったみのりの寝巻きの広い襟口からエロい下着と、それを押し上げて勃っている乳首を摘んでコスコスと擦っているビオの手の動きまでもが見えていた。

薄らとみのりの乳首や乳輪の色も分かってしまう。

その様子に目を奪われてしまって返事をする事すら忘れていた。

最早見る必要も無いくらいに、ショーツが愛液で濃く色を変えているのが想像できる。

「ふぁ♡ぁっ♡あっ♡びお、さん♡やめ♡イっちゃ♡」

ピタッとビオの手が止まった。

「ぁ」

イく寸前で止められて、みのりの口からもどかしげな声が出た。

「シアン、手伝って♡」

そう頼まれたシアンは俺と同じく興奮したように見つめていたが、嬉々としてみのりの足の間に潜り込んでいった。

尻尾が嬉しそうに揺れている。

「すごい、滴りそうだ」

その一言で頭に色々な妄想が広がる。

(すごいって、滴るだと?!)

「…あっ♡…だめっ♡…舐めちゃっ♡…やぁ♡」
「あっ♡…あっ♡…ひろげないでぇ♡…」

体を動かす事ができなくて妄想するしかない。

ビオの提案をすでに了承するつもりなのに、その言葉が出てこなかった。

「くそっ」

了承の類の言葉を封じているだろうビオを睨み付ける。

ニヤァと邪悪な笑みを浮かべたビオは、みのりの耳を舐め上げた。

「ぁあん♡」

その耳元で悪魔のように甘く囁く。

「みのちゃん、リアンが約束できるように頑張ろうね」
「みのちゃんだけ気持ち良くなっちゃ、リアンを説得できないよ?」
「辛いかもしれないけど、あとちょっとだから、リアンが素直になるまでイくの我慢できるように魔法かけても良い?」
「説得できたら、いっぱい気持ち良くなっても良いよ♡」

「ぁ♡…り、あんさん?♡」

「みのり…」

リアンが心配そうに顔を歪めるのを、みのりは素直に約束できなくて困っていると勘違いした。

その間にもシアンが恥部をねっとりと舐め上げているが、あと少しの刺激が足りない。

あと少しなのに、あと少しクリを擦ってもらうだけ、あと少し乳首を抓ってもらうだけ

(リアンさんが約束してくれれば……)

「…ん♡…ぁ♡…あ♡…い、いよ…♡」

みのりは悪魔の誘いに乗ってしまった。







「あっ♡あっ♡もぅ♡っ♡むりぃ♡」

リアンの男根に縋りながらみのりは泣き喘ぐ。

彼は縛られたまま彼女の前で大股で立ち、前をくつろげていた。

みのりの下に寝そべってシアンが膣に、お尻には膝立ちのビオがショーツのスリットを開けて挿入っている。

先程は逆だった。

ビオには二回、シアンには数えきれない回数中出しされている。

既に三回も場所を変えて交わっていた。

「な、んで、ぁ♡りあん、さん♡約束してっ♡くれなぃ♡の?ぁんっ♡」

「くっぁ」

ずっと寸止めされていて涙と涎でドロドロのみのりに見上げられても、縛られたままのリアンは歯を食いしばり、自身を震わせるしか出来なかった。

リアンには余計な事を言わないように口止めの催眠が施されていて、さらに寸止めも掛かっている。

最初にみのりの口に含まれた時は、すぐに射精してしまう所だったのに。

『みのちゃんが可愛いこのお口で、リアンのおちんちんをイかせてあげれば、素直になるかもよ?』

寸止めされ続けたみのりは、リアンがイけばイかせてもらえると認識してしまっていた。

「手とお口が止まってるよ?」

みのりは快感に喘ぎながら震える手でリアンを刺激し、亀頭をちゅぅと吸い上げる。

「ぅ、くっ」

「ん♡ちゅ、ちゅる、んぁっ♡ん♡ん、ふ♡」

リアンのモノは大きくて根元まで咥えられず、出来る限り口に含み両手で根元を刺激する。

「そ、上手♡」
「片手でその下の玉も刺激して」
「そうそう、ちゃんとおちんちんで自分の気持ち良いところを擦るんだよ♡」

緩く律動しながらビオは彼女にアドバイスをし、口淫も調教していく。

その内口淫でも感じられるようになるだろう。

随分と中出しして落ち着いて来たシアンも、みのりを応援するように中をゆっくりと捏ねていた。

リアンの男根はビクビクと大きく震えるのに一向に射精してくれない。

フーッフーッと、歯を食いしばり荒い呼吸を繰り返すリアンを見上げてみのりは泣く。

一際ちゅうぅぅっと吸っても白濁が出て来ない事に絶望してしまった。

ちゅぽっ

もう無理だと男根から口を離し突っ伏する。

「ひっ、く、も、やだぁ、イ、イきたぃ、のにぃっ♡」
「ひぃっ♡あっ♡あっ♡あっ♡」

「みのちゃん良いの?説得できないよ?」

泣き言を言った瞬間、ビオが腰を大きく叩きつけてきた。

だんだんと抽送が激しくなる。

連続してアクメしてしまうほどの快感なのに、イくことが出来なくて狂ってしまいそうだ。

「ビオ、もう良いだろ、みのりが可哀想だ」

膣から抜け出したシアンが、ビクビクと震えるみのりを抱き締めて言う。

「は?シアンは良いの?」
「目の前でイチャイチャされてエッチしたくて疼くのに、我慢するしかなかったんだよ?」
「みのちゃんも喚んでくれなくて、」

ビオがシアンの腕の中からみのりを奪い返す。

みのりの両腕を掴み、後ろからガツガツと中を抉った。

「ああっ♡いやぁっ♡」

「どんな想いで、今まで指咥えてたんだよ」

「「……」」

ビオの言葉にシアンは黙り込む。

言葉を封じられてはいるが、リアンもその気持ちが分かった。

ビオはみのりを甘やかして愛したい気持ちが有りながらも、だんだんとみのりに腹が立ってきていた。

「ふざけんなよ、何で、喚ばねぇんだよ、あぁ?」
「どんだけ、心配したと、思ってん、だよっ」
「くそ可愛い笑顔で、懐いて、きやがって、っ、どんだけ、抱き締めたかったか、クソッ」

ビオが「解除」と呟くと、一際大きくみのりを突き上げた。

「ぁっっーー~~♡♡♡♡♡」

「っ、ぅ」

ビュクビュクとみのりの奥に熱く粘ついた想いを吐き出す。

みのりはやっと訪れた解放に、全身をビクビクと痙攣させて膣から潮を吹いて絶頂した。

倒れ込むのを、シアンが抱きとめる。

はぁ、はぁ、とビオはスッキリした顔をしながら前髪を掻き上げてリアンの催眠も解いた。

同時に拘束されていた体も解放される。

「散っとけ」

リアンは誰にともなく言った。

既に意識を取り戻していた私兵の気配が散って行く。

ビオにより体の動きを封じられていたが、リアンの解放と共にその戒めも解け、主人とその番を奪取しようと動き出す所だった。

主人の言葉に散って行った彼らは、そのままビオ達の仕掛けた王城の魔法陣の阻害と、王太子宮の解放に向かうだろう。

だが解放したところで、この部屋にいる人物達を誰も邪魔することはない。



みのりはふわふわとした意識の中、シアンに抱き締められながら、

(確か…ベビー、ドール…?)

とずっと気になっていた下着の名前を思い出していた。

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