31 / 72
師弟編
第30話 俺の知らないところで何かが動き出している。
しおりを挟む
次の日俺はティアドラに連れられてとある建物の前に来ていた。
その建物は城へ続く道の途中にある大きな広場にあり、多数の人が出入りしている。
見た目は木造の3階建てで回りの建物より2周り程大きく、入り口には剣と盾のオブジェが飾ってある。
「ここは・・・?」
もしここに用事があるのだとするとコミュ障の俺には少々億劫だ。
「フフフフフ・・・。ここはな、『冒険者ギルド』なのじゃ!」
ティアドラは胸を張って答えるが俺はいまいちピンと来ていない。
「冒険者ギルド?」
俺は首を傾げる。
『冒険者ギルド』・・・それは各国に存在する正式名称『独立型四国間援助機関』のこと。
簡単に言うと国民の生活を援助することを目的とした組織だ。
各国には首都の他に大小さまざまな街、村があり、頻繁に問題が発生している。
魔物の発生、薬の不足、洪水や日照りといった災害・・・等々。
そのような問題に対してはこれまでは基本的には国が対応してきたが・・・対応できる数にも限りがある。
そこで発足したのがこの冒険者ギルド・・・らしい。
冒険者ギルドというのは各国の主要都市に存在しており、問題が発生した街、村は最寄りの冒険者ギルドに依頼する。
依頼されたギルドはその依頼の危険度や難易度に応じてランクを設定し、ランクに適応したギルド登録者・・・所謂『冒険者』がその依頼をこなすのだ。
この機関は国に縛られることはない。
つまりウルストで登録した冒険者は他のアラズマ、ミスーサといった他国でも依頼を受けることが出来るのだ。
冒険者という名前はこの独立型四国間援助機関が発足して以来、より高難易度の依頼を求めて各国の機関を渡り歩く者が多数出現したため、渡り歩くもの=冒険する者=冒険者と名付けられたわけである。
独立型四国間援助機関という名前も非常に堅苦しかったため、この冒険者が所属している機関ということで冒険者ギルドと呼ばれるようになった。
という説明をティアドラから受ける。
「なるほど、で・・・俺もここに登録しろってことか?」
多分今日ここに来た理由はそういうことなのだろう。
「うむ、その通りじゃ。何かと便利じゃぞ?ランクが上がると身分証明にもなり、他の国に入る手形代わりにもなるしな。」
なるほど。今後他の国に行くときのためにもあったほうが良いのかもしれない。
ランク上げるの楽だといいんだけど。
そう思いながら俺はティアドラに続いて冒険者ギルドの中へと入るのだった。
中に入ると1階は大きく2分割されており、1方は恐らく受付だろう。
カウンターに受付嬢と思しき人が座っており、周辺の掲示板には大小様々な神が貼られている。
あれは・・・依頼状だろうか。
だとするとかなりの依頼があるように見受けられる。
そしてもう一方は・・・酒場だった。
客の入りは多くそのほとんどが冒険者と思われるような装備をしていた。
こういった酒場にいるのはその多くがムキムキの荒くれ者と思っていたのだが・・・意外と線の細いローブのようなものを着た人も多い。多分魔術師なのだろう。
俺達は受付の方へと向かう。
「いらっしゃいませ。どういった御用でしょうか?」
美人というよりは可愛いといった風貌の小柄な受付嬢が丁寧に伺う。
年齢はまだ10代だろうか。さすがに俺よりは年上だと思うけど。
「ワシはもう冒険者登録しておる。今日はこの者の登録をしに来た。」
ティアドラは俺を指さすと受付嬢の視線が俺へと移る。
「新規冒険者登録ですね。ではこちらの書類に必要事項を記載ください。あ、あと登録には銀貨5枚必要ですのでお金も準備くださいね。」
俺は紙の挟まった木でできたバインダーのようなものとペンを受け取る。
紙を確認すると名前、年齢、生年月日以外にも得意属性、得意武器、職業といった欄が設けられている。
俺はその紙にさらさらと記載すると懐から銀貨5枚を取り出し、彼女に返す。
ちなみに得意属性はなし、得意武器は剣、職業には薬師と書いた。
すると受付嬢は紙を確認し、小さな長方形型の板を取りだし、何かの魔法を発動させる。
その後、彼女は板と紙を交互に見比べ、小さく「よし!」と声をだすと机から何かを取り出し、板と共に俺に差し出してくる。
「はい!それでは記載完了しましたのでこの『冒険者ギルドカード』に貴方の血を1滴でいいので垂らしてください。」
彼女が手渡してきたのはカードと針だった。
カードの質感はプラスチックに似ていた。見た目は・・・保険証に近いかもしれない。
そのカードには文字が刻み込まれている。
内容を確認してみると先ほど俺が紙に書いた内容が刻み込まれていた・・・ん?
「この右上に刻まれている『G』っていうのは・・・?」
いつも通りのコミュ障が発動し、恐る恐る尋ねた。
「それは現在のランクじゃな。」
ティアドラが口を挟んでくる。
「その通りです。ここに記載されているのは現在の自身の冒険者ランクとなります。ギルド登録し最初は皆ランクGから始まり、依頼の数、難易度によって評価されることによりGからFへ、FからEへといった具合に上がっていきます。通常はAが最高ランクとなりますが・・・ギルドに偉業を成し遂げたと評価された人は更に上のSランクへと上がることが出来ます。あ、それとCランク以上になると他の国での通行手形代わりになるので・・・まずはCランクを目指すのがいいと思いますよ。」
すらすらと答える受付嬢。
恐らくこういった質問はよくあるのであろう。
俺は納得し、首肯すると針を親指に押し当てプツッと刺すことで血をカードに垂らす。
すると原理は良くわからないがカードに血が吸い込まれていく。そういった魔法なのだろう。
俺はカードと針を彼女に返す。
「はい!血の登録も確認できましたのでこれで冒険者登録完了です。お疲れさまでした。早速依頼を受けますか?」
受付嬢はカードと共に絆創膏を渡してきた。
俺はそれをありがたく受け取ると先ほど傷つけた親指に貼る。
正直針で指を刺すのは怖かった。だけど受付嬢の手前怖がるのは恥ずかしかったので気障ぶって我慢したわけだ。
絆創膏貼ればもう治った感ありますよね。
「えっと・・・どうしよっかな・・・。」
正直依頼を受けてみたい気持ちはあるが・・・。
俺はちらとティアドラの顔を伺う。
「なんじゃ。折角なんじゃから依頼を受けてくるとよかろう。ワシは少々用事があるでの。」
あ、これから別行動なんですね。
でもそれはそれで若干不安な気持ちが・・・魔物の討伐とか・・・危険だったりするのかしら。。
すると不安げな表情をしていたのか・・・ティアドラが笑みを受けべる。
「そんな顔せんでも大丈夫じゃ・・・。こういった首都近辺にいる魔物は弱い・・・。なぜなら強い魔物は首都を守る騎士によって討伐されるからの。折角じゃから存分に薬の実験と腕試しをするがよい。」
なるほど。強い魔物はいないのか。それならば安心だ。
俺は依頼を受けることにした。
俺が近くにある掲示板を見て依頼内容を物色していると。
「『アトラス』に会いたい。おそらくここにいるんじゃろ?」
ティアドラの問いに受付嬢は驚愕する。
「どうしてそれを・・・。貴女は一体・・・?」
「ティアドラが来たと言えばきっと通してくれる。」
ティアドラはそう答えると受付嬢はドタバタとどこかへ確認しに行き・・・しばらくすると別の者が現れ、ティアドラを奥へと案内する。
「では、またの。おそらく夜になれば帰っておるじゃろうから・・・しっかり訓練するのじゃ!」
彼女はそういうと受付の奥へと消えていった。
『アトラス』とは一体だれのことなんだろうか。
俺の知らないところで何かが動き出している・・・そんな気がした。
その建物は城へ続く道の途中にある大きな広場にあり、多数の人が出入りしている。
見た目は木造の3階建てで回りの建物より2周り程大きく、入り口には剣と盾のオブジェが飾ってある。
「ここは・・・?」
もしここに用事があるのだとするとコミュ障の俺には少々億劫だ。
「フフフフフ・・・。ここはな、『冒険者ギルド』なのじゃ!」
ティアドラは胸を張って答えるが俺はいまいちピンと来ていない。
「冒険者ギルド?」
俺は首を傾げる。
『冒険者ギルド』・・・それは各国に存在する正式名称『独立型四国間援助機関』のこと。
簡単に言うと国民の生活を援助することを目的とした組織だ。
各国には首都の他に大小さまざまな街、村があり、頻繁に問題が発生している。
魔物の発生、薬の不足、洪水や日照りといった災害・・・等々。
そのような問題に対してはこれまでは基本的には国が対応してきたが・・・対応できる数にも限りがある。
そこで発足したのがこの冒険者ギルド・・・らしい。
冒険者ギルドというのは各国の主要都市に存在しており、問題が発生した街、村は最寄りの冒険者ギルドに依頼する。
依頼されたギルドはその依頼の危険度や難易度に応じてランクを設定し、ランクに適応したギルド登録者・・・所謂『冒険者』がその依頼をこなすのだ。
この機関は国に縛られることはない。
つまりウルストで登録した冒険者は他のアラズマ、ミスーサといった他国でも依頼を受けることが出来るのだ。
冒険者という名前はこの独立型四国間援助機関が発足して以来、より高難易度の依頼を求めて各国の機関を渡り歩く者が多数出現したため、渡り歩くもの=冒険する者=冒険者と名付けられたわけである。
独立型四国間援助機関という名前も非常に堅苦しかったため、この冒険者が所属している機関ということで冒険者ギルドと呼ばれるようになった。
という説明をティアドラから受ける。
「なるほど、で・・・俺もここに登録しろってことか?」
多分今日ここに来た理由はそういうことなのだろう。
「うむ、その通りじゃ。何かと便利じゃぞ?ランクが上がると身分証明にもなり、他の国に入る手形代わりにもなるしな。」
なるほど。今後他の国に行くときのためにもあったほうが良いのかもしれない。
ランク上げるの楽だといいんだけど。
そう思いながら俺はティアドラに続いて冒険者ギルドの中へと入るのだった。
中に入ると1階は大きく2分割されており、1方は恐らく受付だろう。
カウンターに受付嬢と思しき人が座っており、周辺の掲示板には大小様々な神が貼られている。
あれは・・・依頼状だろうか。
だとするとかなりの依頼があるように見受けられる。
そしてもう一方は・・・酒場だった。
客の入りは多くそのほとんどが冒険者と思われるような装備をしていた。
こういった酒場にいるのはその多くがムキムキの荒くれ者と思っていたのだが・・・意外と線の細いローブのようなものを着た人も多い。多分魔術師なのだろう。
俺達は受付の方へと向かう。
「いらっしゃいませ。どういった御用でしょうか?」
美人というよりは可愛いといった風貌の小柄な受付嬢が丁寧に伺う。
年齢はまだ10代だろうか。さすがに俺よりは年上だと思うけど。
「ワシはもう冒険者登録しておる。今日はこの者の登録をしに来た。」
ティアドラは俺を指さすと受付嬢の視線が俺へと移る。
「新規冒険者登録ですね。ではこちらの書類に必要事項を記載ください。あ、あと登録には銀貨5枚必要ですのでお金も準備くださいね。」
俺は紙の挟まった木でできたバインダーのようなものとペンを受け取る。
紙を確認すると名前、年齢、生年月日以外にも得意属性、得意武器、職業といった欄が設けられている。
俺はその紙にさらさらと記載すると懐から銀貨5枚を取り出し、彼女に返す。
ちなみに得意属性はなし、得意武器は剣、職業には薬師と書いた。
すると受付嬢は紙を確認し、小さな長方形型の板を取りだし、何かの魔法を発動させる。
その後、彼女は板と紙を交互に見比べ、小さく「よし!」と声をだすと机から何かを取り出し、板と共に俺に差し出してくる。
「はい!それでは記載完了しましたのでこの『冒険者ギルドカード』に貴方の血を1滴でいいので垂らしてください。」
彼女が手渡してきたのはカードと針だった。
カードの質感はプラスチックに似ていた。見た目は・・・保険証に近いかもしれない。
そのカードには文字が刻み込まれている。
内容を確認してみると先ほど俺が紙に書いた内容が刻み込まれていた・・・ん?
「この右上に刻まれている『G』っていうのは・・・?」
いつも通りのコミュ障が発動し、恐る恐る尋ねた。
「それは現在のランクじゃな。」
ティアドラが口を挟んでくる。
「その通りです。ここに記載されているのは現在の自身の冒険者ランクとなります。ギルド登録し最初は皆ランクGから始まり、依頼の数、難易度によって評価されることによりGからFへ、FからEへといった具合に上がっていきます。通常はAが最高ランクとなりますが・・・ギルドに偉業を成し遂げたと評価された人は更に上のSランクへと上がることが出来ます。あ、それとCランク以上になると他の国での通行手形代わりになるので・・・まずはCランクを目指すのがいいと思いますよ。」
すらすらと答える受付嬢。
恐らくこういった質問はよくあるのであろう。
俺は納得し、首肯すると針を親指に押し当てプツッと刺すことで血をカードに垂らす。
すると原理は良くわからないがカードに血が吸い込まれていく。そういった魔法なのだろう。
俺はカードと針を彼女に返す。
「はい!血の登録も確認できましたのでこれで冒険者登録完了です。お疲れさまでした。早速依頼を受けますか?」
受付嬢はカードと共に絆創膏を渡してきた。
俺はそれをありがたく受け取ると先ほど傷つけた親指に貼る。
正直針で指を刺すのは怖かった。だけど受付嬢の手前怖がるのは恥ずかしかったので気障ぶって我慢したわけだ。
絆創膏貼ればもう治った感ありますよね。
「えっと・・・どうしよっかな・・・。」
正直依頼を受けてみたい気持ちはあるが・・・。
俺はちらとティアドラの顔を伺う。
「なんじゃ。折角なんじゃから依頼を受けてくるとよかろう。ワシは少々用事があるでの。」
あ、これから別行動なんですね。
でもそれはそれで若干不安な気持ちが・・・魔物の討伐とか・・・危険だったりするのかしら。。
すると不安げな表情をしていたのか・・・ティアドラが笑みを受けべる。
「そんな顔せんでも大丈夫じゃ・・・。こういった首都近辺にいる魔物は弱い・・・。なぜなら強い魔物は首都を守る騎士によって討伐されるからの。折角じゃから存分に薬の実験と腕試しをするがよい。」
なるほど。強い魔物はいないのか。それならば安心だ。
俺は依頼を受けることにした。
俺が近くにある掲示板を見て依頼内容を物色していると。
「『アトラス』に会いたい。おそらくここにいるんじゃろ?」
ティアドラの問いに受付嬢は驚愕する。
「どうしてそれを・・・。貴女は一体・・・?」
「ティアドラが来たと言えばきっと通してくれる。」
ティアドラはそう答えると受付嬢はドタバタとどこかへ確認しに行き・・・しばらくすると別の者が現れ、ティアドラを奥へと案内する。
「では、またの。おそらく夜になれば帰っておるじゃろうから・・・しっかり訓練するのじゃ!」
彼女はそういうと受付の奥へと消えていった。
『アトラス』とは一体だれのことなんだろうか。
俺の知らないところで何かが動き出している・・・そんな気がした。
0
お気に入りに追加
227
あなたにおすすめの小説
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。
だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。
女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。
途方に暮れる主人公たち。
だが、たった一つの救いがあった。
三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。
右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。
圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。
双方の利害が一致した。
※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております
異世界で生きていく。
モネ
ファンタジー
目が覚めたら異世界。
素敵な女神様と出会い、魔力があったから選ばれた主人公。
魔法と調合スキルを使って成長していく。
小さな可愛い生き物と旅をしながら新しい世界で生きていく。
旅の中で出会う人々、訪れる土地で色々な経験をしていく。
3/8申し訳ありません。
章の編集をしました。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい
ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆
気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。
チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。
第一章 テンプレの異世界転生
第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!?
第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ!
第四章 魔族襲来!?王国を守れ
第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!?
第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~
第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~
第八章 クリフ一家と領地改革!?
第九章 魔国へ〜魔族大決戦!?
第十章 自分探しと家族サービス
おばさん、異世界転生して無双する(꜆꜄꜆˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
Crosis
ファンタジー
新たな世界で新たな人生を_(:3 」∠)_
【残酷な描写タグ等は一応保険の為です】
後悔ばかりの人生だった高柳美里(40歳)は、ある日突然唯一の趣味と言って良いVRMMOのゲームデータを引き継いだ状態で異世界へと転移する。
目の前には心血とお金と時間を捧げて作り育てたCPUキャラクター達。
そして若返った自分の身体。
美男美女、様々な種族の|子供達《CPUキャラクター》とアイテムに天空城。
これでワクワクしない方が嘘である。
そして転移した世界が異世界であると気付いた高柳美里は今度こそ後悔しない人生を謳歌すると決意するのであった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる