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攻略編 3-11
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翌朝、目が覚めると同時に手紙を握り締めたまま飛び起きた私は慌てて身支度を整えると部屋を出たところでレオン様と鉢合わせてしまった。驚きのあまり固まってしまっている私に対して彼は微笑んで言った。
「おはようございます、聖女様。そんなに急いでどちらに行かれるのですか?」その言葉に我に返った私は慌てて答えることにした。
「えっと……ちょっと散歩に行こうと思いまして……!」私がそう言うと彼は不思議そうに首を傾げて言った。
「そうですか?ですがお供はどうされるのですか?」
その言葉にギクリとしたが平静を装って答えた。「一人で行きたいので大丈夫ですよ!」そう言い残してその場を立ち去ろうとしたのだが彼に腕を掴まれてしまった。驚いて振り返ると真剣な表情をした彼と目が合ってしまい思わずドキッとしてしまった。そして彼がゆっくりと口を開くと言った。
「私もご一緒してもよろしいですか?」その言葉に戸惑いつつも返事をするしかなかったのだった……
結局二人で行くことになったのだが、道中ずっと無言だったので気まずかったのは言うまでも無いだろう……
(うぅ……気まずいなぁ)そう思いながら歩いていると急にアベル様に名前を呼ばれたので顔を上げると彼は立ち止まっていたのでどうしたのだろうと疑問に思っていると彼は言った。
「申し訳ありませんが、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
突然のことに戸惑っていたが頷くと、彼はどこかへ行ってしまったのでその場に取り残された私たちはどうしたものかと考えていた時にふとあることを思い出した。
(そうだ!今のうちにレオン様に昨日のことを謝らなきゃ……!)そう思った私は早速実行に移すことにした。まずは深呼吸をしてから心を落ち着かせてから話しかけることにした。
「あの……昨日はすみませんでした……」頭を下げて謝罪の言葉を口にすると彼は慌てた様子で言った。
「いえ、気になさらなくてもいいですよ。それよりも頭を上げてくださいませんか?」そう言われて周囲を見渡すと何人かの人々と目が合ったような気がしたので慌てて頭を上げるとホッとした様子の彼の姿があったのだった。
(うう……余計に恥ずかしくなってきたかも……)そんなことを考えながら俯いていると不意に声をかけられたので顔を上げたところ至近距離に彼の顔があったので驚いて固まってしまった。すると彼は私の耳元に顔を寄せると囁いたのだ。
「貴女は本当に可愛らしい方ですね……」その言葉を囁かれた瞬間、全身が熱くなるのを感じたが同時に心臓の音がうるさく鳴り響いていたのだった……
(ど、どうしよう……!?)パニックに陥っている間にも彼は続けて言った。
「聖女様はアベルのことをどう思っていらっしゃるのですか……?」その言葉にドキッとしてしまい何も言えずに黙り込んでしまったのだが、その様子を見ていた彼は悲しそうな表情を浮かべると言った。
「やはりアベルでないと駄目なのでしょうか……?」その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるような痛みを感じたがそれと同時に何故か懐かしい気持ちになったような気がしてならなかった……
(あれ?前にもこんな感覚があったような……?)不思議に思ったが今はそれよりも彼の誤解を解くことが先決だと思い直して口を開いた。
「どうなんでしょうか。むしろ私の方はどう思われているのかなと思っていますし……」そこまで言いかけたところでハッと我に帰ると口を噤んだのだが既に遅かったようだ……恐る恐る見上げるとそこには複雑そうな笑顔を浮かべたアベル様がいた。
あ、やばいやつですねこれ...。なにかのフラグかイベントを回収してしまったようです。
*****
その後、私たちは何事もなく目的の場所に到着したのだが、そこで私はある異変に気付いた。
(あれ?そういえばさっきからアベル様の様子が少し変な気が……?)そう思って彼の顔を見ると頬が赤く染まっていたので心配になって声をかけた。
「あの……大丈夫ですか……?」恐る恐る尋ねると彼はハッとした様子でこちらを見た後で慌てて取り繕うように言った。
「こ、これは失礼致しました……少し考え事をしていたものでして……」そう言う彼の表情はどこか疲れているように見えたので心配になった私は思い切って聞いてみることにした。
「あの、もし良かったら私に話してみませんか?少しは楽になるかもしれませんし……。」そう提案してみると彼は一瞬迷ったような素振りを見せたものの素直に頷いてくれたのでホッとした反面、何を言われるのかドキドキしていたのは言うまでもないだろう……。
アベル様は私の言葉を聞いてからしばらく黙り込んでいたがやがて静かに話し始めた。
「実は最近、ある夢を見るのです……」それを聞いた瞬間、私の頭の中に嫌な予感が過ぎった。彼は話を続けた。
「その夢では私は何故か学生になっていて、隣にはいつも貴女がいるのです……そして毎日一緒に過ごしているのですが、ある朝目が覚めるといつも泣いているのです。理由は分かりませんが、とても悲しくて辛い気持ちになります……」そこまで話したところで彼は一旦話を区切ると私の目を見つめて言った。「聖女様、貴女は何かご存知なのではないですか……?」その言葉を聞いた瞬間、心臓が大きく跳ね上がったような気がしたが必死に平静を装って答えた。
「わ、私にはわかりません……それよりそろそろ目的地に向かいましょう!」そう言って歩き出した私を彼らは慌てて追いかけてきた。
それからの道中、私はずっと上の空で歩いていたので何度も転びそうになったり人にぶつかってしまったりしてしまったのだが、その度に彼らが支えてくれたおかげで大事には至らなかったようだ……。しかしその間も私の頭の中は先程の話で一杯だったことは言うまでもないだろう……。ようやく目的の場所に到着した時には既に疲れ切っていたのだが、休む間もなく私は彼らに引っ張られて連れていかれた先にあったものは……なんと露天風呂だったのだ!!
「え、ちょ、ちょっと待ってください……!」私が慌てて止めると彼らは不思議そうな表情を浮かべて言った。
「どうされましたか?」
「いや、その……これってどういうことですか!?」動揺する私とは対照的にレオン様は落ち着いた様子で言った。
「聖女様のお疲れを癒すために用意したものですが、お気に召しませんでしたか?」
「い、いえ!そういうわけではないのですが……!」私が戸惑っているとレオン様が心配そうに声をかけてきた。
「聖女様、もしや体調が悪いのでしょうか……?」そう言われてしまうと断りづらくなってしまったので仕方なく了承することにした。
「い、いえ……大丈夫です……!入りましょう!」そう言って服を脱ぐとタオルを巻いて中に入ったのだが、その瞬間に緊張で心臓がバクバク言っていたが何とか平静を装って温泉に浸かったのだった……
(はぁ~気持ちいいなぁ)そう思いながらリラックスしているとアベル様が仕切りの向こう側から話しかけてきた。
「聖女様、お加減はいかがでしょうか?」
「はい、とても気持ちが良いです!」笑顔で答えると彼はホッとした様子で微笑んだ。
「おはようございます、聖女様。そんなに急いでどちらに行かれるのですか?」その言葉に我に返った私は慌てて答えることにした。
「えっと……ちょっと散歩に行こうと思いまして……!」私がそう言うと彼は不思議そうに首を傾げて言った。
「そうですか?ですがお供はどうされるのですか?」
その言葉にギクリとしたが平静を装って答えた。「一人で行きたいので大丈夫ですよ!」そう言い残してその場を立ち去ろうとしたのだが彼に腕を掴まれてしまった。驚いて振り返ると真剣な表情をした彼と目が合ってしまい思わずドキッとしてしまった。そして彼がゆっくりと口を開くと言った。
「私もご一緒してもよろしいですか?」その言葉に戸惑いつつも返事をするしかなかったのだった……
結局二人で行くことになったのだが、道中ずっと無言だったので気まずかったのは言うまでも無いだろう……
(うぅ……気まずいなぁ)そう思いながら歩いていると急にアベル様に名前を呼ばれたので顔を上げると彼は立ち止まっていたのでどうしたのだろうと疑問に思っていると彼は言った。
「申し訳ありませんが、少々お待ちいただいてもよろしいでしょうか?」
突然のことに戸惑っていたが頷くと、彼はどこかへ行ってしまったのでその場に取り残された私たちはどうしたものかと考えていた時にふとあることを思い出した。
(そうだ!今のうちにレオン様に昨日のことを謝らなきゃ……!)そう思った私は早速実行に移すことにした。まずは深呼吸をしてから心を落ち着かせてから話しかけることにした。
「あの……昨日はすみませんでした……」頭を下げて謝罪の言葉を口にすると彼は慌てた様子で言った。
「いえ、気になさらなくてもいいですよ。それよりも頭を上げてくださいませんか?」そう言われて周囲を見渡すと何人かの人々と目が合ったような気がしたので慌てて頭を上げるとホッとした様子の彼の姿があったのだった。
(うう……余計に恥ずかしくなってきたかも……)そんなことを考えながら俯いていると不意に声をかけられたので顔を上げたところ至近距離に彼の顔があったので驚いて固まってしまった。すると彼は私の耳元に顔を寄せると囁いたのだ。
「貴女は本当に可愛らしい方ですね……」その言葉を囁かれた瞬間、全身が熱くなるのを感じたが同時に心臓の音がうるさく鳴り響いていたのだった……
(ど、どうしよう……!?)パニックに陥っている間にも彼は続けて言った。
「聖女様はアベルのことをどう思っていらっしゃるのですか……?」その言葉にドキッとしてしまい何も言えずに黙り込んでしまったのだが、その様子を見ていた彼は悲しそうな表情を浮かべると言った。
「やはりアベルでないと駄目なのでしょうか……?」その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられるような痛みを感じたがそれと同時に何故か懐かしい気持ちになったような気がしてならなかった……
(あれ?前にもこんな感覚があったような……?)不思議に思ったが今はそれよりも彼の誤解を解くことが先決だと思い直して口を開いた。
「どうなんでしょうか。むしろ私の方はどう思われているのかなと思っていますし……」そこまで言いかけたところでハッと我に帰ると口を噤んだのだが既に遅かったようだ……恐る恐る見上げるとそこには複雑そうな笑顔を浮かべたアベル様がいた。
あ、やばいやつですねこれ...。なにかのフラグかイベントを回収してしまったようです。
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その後、私たちは何事もなく目的の場所に到着したのだが、そこで私はある異変に気付いた。
(あれ?そういえばさっきからアベル様の様子が少し変な気が……?)そう思って彼の顔を見ると頬が赤く染まっていたので心配になって声をかけた。
「あの……大丈夫ですか……?」恐る恐る尋ねると彼はハッとした様子でこちらを見た後で慌てて取り繕うように言った。
「こ、これは失礼致しました……少し考え事をしていたものでして……」そう言う彼の表情はどこか疲れているように見えたので心配になった私は思い切って聞いてみることにした。
「あの、もし良かったら私に話してみませんか?少しは楽になるかもしれませんし……。」そう提案してみると彼は一瞬迷ったような素振りを見せたものの素直に頷いてくれたのでホッとした反面、何を言われるのかドキドキしていたのは言うまでもないだろう……。
アベル様は私の言葉を聞いてからしばらく黙り込んでいたがやがて静かに話し始めた。
「実は最近、ある夢を見るのです……」それを聞いた瞬間、私の頭の中に嫌な予感が過ぎった。彼は話を続けた。
「その夢では私は何故か学生になっていて、隣にはいつも貴女がいるのです……そして毎日一緒に過ごしているのですが、ある朝目が覚めるといつも泣いているのです。理由は分かりませんが、とても悲しくて辛い気持ちになります……」そこまで話したところで彼は一旦話を区切ると私の目を見つめて言った。「聖女様、貴女は何かご存知なのではないですか……?」その言葉を聞いた瞬間、心臓が大きく跳ね上がったような気がしたが必死に平静を装って答えた。
「わ、私にはわかりません……それよりそろそろ目的地に向かいましょう!」そう言って歩き出した私を彼らは慌てて追いかけてきた。
それからの道中、私はずっと上の空で歩いていたので何度も転びそうになったり人にぶつかってしまったりしてしまったのだが、その度に彼らが支えてくれたおかげで大事には至らなかったようだ……。しかしその間も私の頭の中は先程の話で一杯だったことは言うまでもないだろう……。ようやく目的の場所に到着した時には既に疲れ切っていたのだが、休む間もなく私は彼らに引っ張られて連れていかれた先にあったものは……なんと露天風呂だったのだ!!
「え、ちょ、ちょっと待ってください……!」私が慌てて止めると彼らは不思議そうな表情を浮かべて言った。
「どうされましたか?」
「いや、その……これってどういうことですか!?」動揺する私とは対照的にレオン様は落ち着いた様子で言った。
「聖女様のお疲れを癒すために用意したものですが、お気に召しませんでしたか?」
「い、いえ!そういうわけではないのですが……!」私が戸惑っているとレオン様が心配そうに声をかけてきた。
「聖女様、もしや体調が悪いのでしょうか……?」そう言われてしまうと断りづらくなってしまったので仕方なく了承することにした。
「い、いえ……大丈夫です……!入りましょう!」そう言って服を脱ぐとタオルを巻いて中に入ったのだが、その瞬間に緊張で心臓がバクバク言っていたが何とか平静を装って温泉に浸かったのだった……
(はぁ~気持ちいいなぁ)そう思いながらリラックスしているとアベル様が仕切りの向こう側から話しかけてきた。
「聖女様、お加減はいかがでしょうか?」
「はい、とても気持ちが良いです!」笑顔で答えると彼はホッとした様子で微笑んだ。
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