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本編
10話「木の町」
しおりを挟む20〇〇年10月31日
私の住む町の空き地に芽が出た。
それはたった大したことない芽だったけど。
やがて私が高校生になる頃には大きな木になった。
町の子供たちは木に登って遊んだり、日差しの強い所では日除けとして避暑場所として住人がよく利用していた。
そして、この木に昔、彼氏ボクと私カノジョの相合傘が刻まれている。
そして、ボクと私はここでよく訪れて懐かしむ。
でも、私がおばあさんになる頃はいつのまにか木はなくなっていた。
ボクも昨日天寿を全うした。
そして木がなくなった町の代わりに空や地上から機の編隊がやってくる。
私の子供夫婦や孫達はこの地から離れようと言ってるが私はそれでも残る。
私にとっては大事な思い出の木の町だから。
木の町 おわり
ここから、ボクとカノジョの秘密解説ショー始まるよ♪見たい方そのままカウントダウンページ進んでね。
ボク&カノジョ「ボクとカノジョの秘密解説ショー。木の町編」
ボク「これはしんみりするね」
カノジョ「そうね。この平和な町に侵略者がやってきて占拠するから、私も無事ではすまないかもね」
ボク「木と機をかねてるだよね。これもよく考えさせられる話だね」
以上、秘密解説ショーでした♪
解説オチ
木と機をかねている。機とは侵略する機械の戦車や飛行戦闘機が木の町にやってくる。おそらく無事では済まないだろう。
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