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おまけ
続いていく物語5
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セイの唇が晴人の唇を塞いでくる。
やわらかく口づけられながらも、悪戯するように舌が滑り込んでくる感触に、晴人の背筋はぞくりと痺れた。
「んっ……ふぅ……」
思わず目を閉じれば、舌が口内を這う感覚がよりはっきりと感じられる。わきあがる快楽に晴人の頭はぼんやりとしてきて、セイの舌の動きをそっと追う。
しばらくの間、深い口づけは続けられた。ようやく解放されると、晴人は頭に靄がかかったようになりながらも、まさに貞操の危機であると警鐘が鳴り響くのを感じる。
晴人の不安を肯定するように、セイのしなやかな指が晴人の服のボタンをはずしていく。
「ちょっ……それは……心の準備が……」
「大丈夫、痛くしないから」
しどろもどろになりながらも抵抗を口にする晴人だったが、セイは取り合おうとしない。
晴人はどうにか逃れようとセイの手を押し留めようとするが、セイの手は力強くて太刀打ちできなかった。
「ハルト、ここがどういう世界か忘れたのかい? 僕は力を吸収してきた神子で、きみは魔素の扱いに慣れていない神子。そうだね……仮にきみがレベル十だとすると、僕は八十くらいかな。抵抗は無駄だよ」
まるで猫が鼠をいたぶるような残酷さに似た笑みを浮かべ、セイは晴人の服を脱がしていく。
晴人は以前もセイにはまったく敵わなかったことを思い出す。
ふと周辺には魔素が漂っていることを感じ取り、魔法を使おうかという考えも浮かんだが、すぐに打ち消した。魔法も腕力も、セイに勝てるはずがない。
「すぐに気持ちよくなるから大丈夫だよ」
セイの指が晴人の秘所に伸ばされる。
縁をなぞるように指が蠢き、晴人は息をのむ。ぬるぬるとした感触が広がり、ゆっくりと指が差し込まれた。
「ひっ……」
晴人は身を強張らせるが、指は根元まで押し込まれる。奥でぐるりと指を回されると、びくりと身体が跳ねた。
内部をとろとろと液体が伝い、外にも溢れてくる。やり方はわからないが、セイは魔素をローションのように使うこともできると言っていたことを、晴人は思い出す。
やがて二本目の指が差し込まれるが、苦痛はなかった。それどころか、ぐちゃぐちゃとかき回されることに快楽を覚える。
「んんっ……はぁっ……あっ……」
知らず知らずのうちに、口からは甘い声がもれてきた。
三本目の指も増やされ、秘所を広げられる感覚に晴人は身を震わせる。しかしそれは苦しさからではなく、ぞくぞくとした甘い痺れのためだった。
晴人はセイと向かい合ったまま、無意識のうちにぎゅっとしがみついていた。
やわらかく口づけられながらも、悪戯するように舌が滑り込んでくる感触に、晴人の背筋はぞくりと痺れた。
「んっ……ふぅ……」
思わず目を閉じれば、舌が口内を這う感覚がよりはっきりと感じられる。わきあがる快楽に晴人の頭はぼんやりとしてきて、セイの舌の動きをそっと追う。
しばらくの間、深い口づけは続けられた。ようやく解放されると、晴人は頭に靄がかかったようになりながらも、まさに貞操の危機であると警鐘が鳴り響くのを感じる。
晴人の不安を肯定するように、セイのしなやかな指が晴人の服のボタンをはずしていく。
「ちょっ……それは……心の準備が……」
「大丈夫、痛くしないから」
しどろもどろになりながらも抵抗を口にする晴人だったが、セイは取り合おうとしない。
晴人はどうにか逃れようとセイの手を押し留めようとするが、セイの手は力強くて太刀打ちできなかった。
「ハルト、ここがどういう世界か忘れたのかい? 僕は力を吸収してきた神子で、きみは魔素の扱いに慣れていない神子。そうだね……仮にきみがレベル十だとすると、僕は八十くらいかな。抵抗は無駄だよ」
まるで猫が鼠をいたぶるような残酷さに似た笑みを浮かべ、セイは晴人の服を脱がしていく。
晴人は以前もセイにはまったく敵わなかったことを思い出す。
ふと周辺には魔素が漂っていることを感じ取り、魔法を使おうかという考えも浮かんだが、すぐに打ち消した。魔法も腕力も、セイに勝てるはずがない。
「すぐに気持ちよくなるから大丈夫だよ」
セイの指が晴人の秘所に伸ばされる。
縁をなぞるように指が蠢き、晴人は息をのむ。ぬるぬるとした感触が広がり、ゆっくりと指が差し込まれた。
「ひっ……」
晴人は身を強張らせるが、指は根元まで押し込まれる。奥でぐるりと指を回されると、びくりと身体が跳ねた。
内部をとろとろと液体が伝い、外にも溢れてくる。やり方はわからないが、セイは魔素をローションのように使うこともできると言っていたことを、晴人は思い出す。
やがて二本目の指が差し込まれるが、苦痛はなかった。それどころか、ぐちゃぐちゃとかき回されることに快楽を覚える。
「んんっ……はぁっ……あっ……」
知らず知らずのうちに、口からは甘い声がもれてきた。
三本目の指も増やされ、秘所を広げられる感覚に晴人は身を震わせる。しかしそれは苦しさからではなく、ぞくぞくとした甘い痺れのためだった。
晴人はセイと向かい合ったまま、無意識のうちにぎゅっとしがみついていた。
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