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夢のAカップ でも65・・・・・
しおりを挟む器材は、あすかのお父さんがずっと車で待機しててくれたので。
みんなで、積み込んでいた。
麗奈は、自分のギターを2本抱えていた。
1本は、背中だったが。
明日は、8時に学校に集合してあすかの家からのワンボックを待ち。
器材室に、移動させる予定だった。
みんなと別れを告げ、1人家路を急いでいた。
後ろから、肩を叩かれてびっくりして振り返ると新垣夫妻だった。
「こんばんわ 来てくれてたんですね ありがとうございます 先生」
「楽しそうだったわよ。これも年間行事になるといいわね。」
「はい、そうですね。演奏の場が学園祭だけだとやる気でないと思って。」
「じゃ、明日は今日の反省からかな? あははは 興奮してパンツみんなに見せてたけど。」
「え 本当ですか? 気が付かなかったです。恥ずかしいですよ。」
「いいじゃない。綺麗なピンクのパンツだったわよ。」
「もう、優さんったら意地悪なんだから。」
「明日も来るんだろ?」
「はい、明日から冬休みなので大丈夫です。お正月はお邪魔しちゃ悪いので行きませよ。」
「邪魔であるわけないだろ。麗奈は俺達の子供みたいな存在だからな。冬休みに毎日特訓だからな。明日は8時か?」
「えっと、器材の片付けで学校に行かないといけないので、10時過ぎになると思います。」
「そっか、じゃ帰ったらおいで。待ってるからな。地獄の特訓って友達に言ってるだろ?」
「誰から聴いたんですか? 冗談ですよ。」
3人は話しながら歩き、麗奈をマンションまで送ると。
2人は、家に帰っていった。
家に帰ると、10時を過ぎていた。
「遅くなってすいません。ただいま。」
「麗奈。ご飯食べたの?」
「まだだから、なんかで食べるからいいですよ。すいません。」
「手を洗ってから、こっちに来なさいね。」
ギターを2本部屋に置き、洗面所で手を洗ってうがいをしていた。
母の由紀に呼ばれて、ダイニングに行った。
「幸平は寝ちゃったけどね。先に食べさせたわよ。みんな帰りを待ってたから、お腹空いてるのよね。」
「お母さん、嘘つかない方がいいわよ。全員で見に行ってたなんでね。流石、新垣さんね。前よりも演奏も歌も格段と上手くなってるしね。」
「茉莉子。内緒にしとくんじゃなかったの?じゃ、揃ったから頂きましょう。」
クリスマスに、鍋だった。
温かくて、美味しかった。
田中家の鍋は、大体ポン酢で食べていた。
父が味をつけた鍋が、嫌いだったからである。
遅い夕飯を4人は済ませると、父や母も風呂はまだなので今日は寝ようと思った。
帰ってきたままベッドに入り、寝入ってしまった。
翌朝、6時前に起床すると。
着替えと除毛セットを持って、風呂場に行っていた。
寒い中、シャワーを浴びていた。
シャワーは中々最初は熱くならなく、待っていた。
温かいお湯が出てくると、全身にかけて汚れを落していた。
髪の毛や身体を洗い、洗顔もしていた。
この頃は慌ただしく、生えてくる脇毛の処理も面倒になってきていた。
除毛もして、シャワーを浴びると。
脱衣所で、着替えていた。
学校なので、ルームウエアーで部屋に戻り。
制服に、着替えていた。
リビングに母も来て、朝食の準備をしてるようだったので少し手伝っていた。
家族みんなで朝食を済ませると、なにも持たずにそのまま学校に向かっていた。
少し早かったのか、1番に到着してみんなを待っていた。
みんなも続々と、学校に集まりだしてきていた。
1年などは、初のライブで興奮して寝れなかったのか眠そうだった。
麗奈は彩香にこっそりと、耳元で囁いていた。
あやかが父と一緒にワンボックスで到着すると、荷物を下ろした。
あやかの父にみんなお礼を言い、ワンボックスは去っていった。
校舎の中をみんなで運んで、あっという間に器材庫に運んでいた。
当直の先生に鍵を返すと、全員校門に集合した。
あすかは、みんなの顔を見て笑いながら。
「昨日は、ご苦労さまでした。楽しかったですか? 来年からもずっと商店街クリスマスライブをやっていき、伝統の行事にしていきましょうね。」
「はーーーーい」
「では、解散しようかしらね。」
「ちょっと、いいかしら?」
彩香は一歩前にでて、話し始めていた。
「今後、目標は夏の祭典になるわけですが。これは学校としての参加登録ではないので、ある程度の腕になっていれば参加を許可します。中学生の部は、今年は客席100人・立ち見入れても200人程です。ここはシビアで、演奏が悪ければ、人は減ります。上手かったら、人数が増えます。現に、私達は調べた訳ではありませんが。20人くらいの観客から200人以上に増えました。最後は、500人のメインステージのトリまでできました。ご存知ですよね?とっても、シビアなんです。観客0とか、イヤですよね。演奏・歌・マイクパフォーマンスちゃんと、後8ヶ月ちょっと。冬休みとか無駄にしないで練習をして。是非私達から許可を得て、参加してくださいね。以上です。」
「そうね。彩香の言う通りね。その間にも、新一年生も入ってきますし。経験者がいたらバンド編成も変わってきますからね。個々の実力を高めて競い合ってくださいね。それでは、みなさん、良いお年を お疲れさまでした。」
彩香とあすかで、1年に話しをして。
みんなは、帰宅していった。
麗奈は、弦を買うのと。
ブラがきついので、商店街に寄って帰ることにした。
商店街の下着屋で、バストを測ってもらい。
少し、喜んでいた。
夢のAカップだった。
まぁ、痩せているので65で1番小さいサイズではあったが・・・
ブラとショーツ2枚のセットを、4個購入した。
楽器屋に寄り、弦を2セットずつ4セット購入していた。
家に帰ると、10時を過ぎていたので。
慌てて私服に着替えてギターを持ち、制服をクリーニングに出して新垣の家に行っていた。
また、2週間の冬休みの地獄が待っていた。
上手くなりたい麗奈は、仕方ないと思った。
昨日の演奏でも、ギターは前よりも音がよかったし。
声も、無理なく出ていた。
ライブ以外では、歌ってないので。
レッスンなどは、してなかった。
優は、麗奈に1日2度の腹式呼吸での発声練習をさせていた。
麗奈自体、あまりやってなかったので。
ずっと腹式呼吸の練習で、次第に慣れてきていた。
優は、麗奈に足りない物がわかっていたので。
最初は腹式呼吸を完全にマスターさせてから胸式呼吸を教えようと、思っていた。
バラードなどゆったりした曲は腹式呼吸でいいのだが、ハードなロック調の歌になると胸式呼吸が良い。
しかも、感情とかも表現しやすくなってくるので。
麗奈の弱点をも、克服できるのだった。
相変わらす吾郎は、コード練習を毎日やらせていた。
ギターにとって、コードは基本であり。
特にテンポの早い曲では、左手が追いついていかなかったのが現状だった。
25日から始まった練習も、31日の8時を最後に今年の練習は終了していた。
「麗奈ちゃん。明日も8時集合だからね。サボらないでよ。」
「はーーーい やることないので、おじゃましまーーーーーーーす」
吾郎と優には、普通に話しをしていた。
つまり大の、人見知りだったのだった。
家に帰ると、風呂に入りご飯を食べて寝ようとしていた。
「麗奈。TVとか見ないの? 紅白だし、ゆく年くる年だよ。幸平も起きてるのに。」
「うん、練習もあるし。明日も、同じ時間に行かないといけないから。」
「邪魔じゃないの?お正月から。2人にしてあげなさいよね。勉強は?」
「私は、正月はやめようと思ったんだけど、来いって言われて。勉強も毎日2時間やってるから、大丈夫よ。おやすみ 良いお年を」
リビングにいる4人の家族に今年最後の言葉を交わし、今日の練習の復習を2時間やり。
休みの日は2時間の勉強をして、年が明けてから就寝していた。
元旦を迎え、家族はみんな昨日遅くまで起きていたのか。
中々起きてこなかった。
シャワーを浴びて、新しい下着を履いて。
セーターとジーンズを履いて。
仕方ないので、ご飯も炊いて無くパンを焼いて。
目玉焼きを作って、1人で食べて片付けていた。
コートを着て、玄関をそっと開けて鍵を閉めてマンションの下まで降りていた。
寒い中ギターを背にして、新垣の家に辿り着いていた。
いつもの様にチャイムを鳴らしたが、中々出てこなく。
しばらくすると、優が出てきた。
まだ、ガウンを羽織っていた。
やばい、お邪魔だったかしら?
まさか・・・・・・・
そんなことを、思いながら。
「明けましておめでとうございます。 今年もよろしくおねがいします。」
挨拶をして、中に入っていった。
「ごめんなさいね。なんか年越しライブとかで、もうすぐ帰ってくるわよ。」
「知らなかったですよ。見に行きたかったです。」
「中学生はダメよ。今年は、私は留守番してましたけどね。」
ギターを置き、リビングで寛いでいた。
なんか、久しぶりにのんびりとした時間だと思った。
優は自室で着替えてくると、紅茶を入れてくれた。
久しぶりに、のんびりと優とも会話ができていた。
普段はおっかない、先生だった。
「麗奈ちゃんは、高校はどこに進学するのかしら?」
「調べて、桜花学園って女子校を受けようと思ってます。少人数ですけど、軽音もあるので。」
「桜花ね。あまり聞かない学校だけど、そこでいいの?」
「また、4人でできればいいかなって、最初は私がそこに行くと言ってたんですけどね。みんなもそこに進学すると言ってくれました。」
「そうなのね。バンドでは、ドラムとベースが気になるけどいいのね?」
「みんな初心者なので仕方ないですよ。高校入学まで後1年ありますし。」
「後、1年もあるんじゃなくって。後、1年しかないのよ?このままだとみんなでバンドとか組めないわよ。もっと上手いベースやドラムいますからね。高校に入学するとわかるわよ。まぁ、言っても仕方ないか。」
話してるうちに、吾郎が帰ってきていた。
バンドのメンバーも一緒だった。
麗奈は、立ち上がって。
「明けましておめでとうございます 今年もよろしくおねがいします。そして、初めまして田中麗奈です。よろしくおねがいします。」
「おお これが新垣の愛弟子だな。ちっこくて可愛いな。」
「あ 君が新垣の弟子なんだな。びっくりしたよ。」
「え どこかで会いましたっけ?」
「おーーーーーい 忘れられてるぞ。楽器屋の店長だよ。」
「あ すいません 店長さん いつもお世話になってます。」
「みんなが来たから、また麗奈が小さな声になちゃってるし。本当に普段はこんな声なのにね。ステージだとパワフルだからね。」
「さってと、雑煮でも食べてから二次会かな。」
「おお いいね 最高だよ。」
「どっか出かけるんですか? すいません。」
「いや、違うよ。スタジオでみんなで演奏するんだよ。」
「すっごーい。みなさんの演奏聞きたいし、メンバーにも聞かせたいです。ダメですか?」
4人と優は顔を見合わせて。
「良いに決まってるじゃないか。電話しなよ。」
「はい、ありがとうございます。ちょっと、外に出てきます。」
「ここでかければいいじゃないか?携帯だろ?」
「えっと えっと、持ってないです。」
「珍しいな携帯持ってないなんて、今は小学生でも持ってるよ。」
「そうなんですか?必要ないしお金もかかるので、いらないですね。」
「まぁ、うちであんだけ弦とピックとか買ってれば小遣いなくなるよな。ギターも合わせて50万だしな。」
「おい、こいつの店だったらそのまま持ってきちゃっていいぜ。どうせ、もうかってんだろ。」
「じゃ、こっちの電話で掛けなさいね。使っていいわよ」
麗奈は、固定電話で、あすか・彩香・葉月に電話した。
みんなまだ寝ていて、眠そうに電話に出ていた。
「今、先生の家にいるんだけど、セミプロがこれからスタジオで演奏するから聞きにきてもいいって言われたんだけど。来ますか?」
優が電話を横取りして、話し始めていた。
優は雑煮を作ると、みんなに振る舞い。
麗奈を連れて、外に出た。
「麗奈のマンションの下で待ち合わせだから、もうすぐみんな来るわよ。お迎えよろしくね。 中で、待ってるからね。」
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