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5.私の本当のミッション
男女のまぐわいはお好きですか?
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「そもそもですが……あなたは、カシー様のことを、どれくらい理解できましたか?」
「どれくらい……とは……?」
ノアは、自分の頭を指差してこう言った。
「あなたの魂は、カサブランカ様の体に宿ったことで、カサブランカ様の脳の中に残されている記憶を一部読み取ることができるはずです。その記憶を辿れば、自ずとカサブランカ様のこれまでの人生については理解できるはずです」
なるほど?
うん。生物の授業苦手だったからな。
ちゃんと勉強してれば、仕組み分かったかしら。
「どれくらいって言われても……」
全部の脳内映像を、事細かに言語化するのは、処女(心)的に耐えられないので
「子供の頃からずーっと王子とエッチする義務のために頑張らせられた……とか?」
私が一通り、脳の映像を見させられた感想を、自分が持つ最大限の、かつ残念な語彙力で端的に説明してみた。
「……エッチ……とは?」
「え」
怪訝な顔をされた。
(この国、エッチって言葉使わないんだ!?)
そういえば小説の中では男女のまぐわい……とか、セックス……とかそういう言葉ばかり使ってたっけ。うう……直接言うの恥ずいな……。
「男と女の性器をくっつけ合うこと」
「セックスのことですね」
「…………はい、そーです」
我ながらいい塩梅で言葉を選んだと思うのに、あっさり覆しやがって。
綺麗めな顔でセックスとか言われると無駄に恥ずかしいんだよ!
ドラマとか映画とかだって、生身の人間に言われるのが嫌だから、そう言うシーンは、耳ふさぐんだよ。
せいぜいアニメがギリ限界なんだよ!
ついでに、シチュエーションCDは、そういうものだってわかってるからしっかり心の準備してからじっくり堪能させてもらうけどな……。
ふふふふ。
だから……こういう……女性向けゲームとか漫画からキャラが三次元に飛び出しました系の人間にはせめて、おセックスとか……お上品に………言って欲しい……と思ったけど……だめだ、むしろ語呂が悪い。
……逆にキモさが増す。
「エッチ……ふむ……言葉が軽やかで言いやすいですね。これからはセックスのことをエッチと言い換えましょうか」
「やめてください。男女のまぐわいで、お願いします」
全力で阻止したかったので、丁寧に頭を下げた。
処女(心は)としては刺激が強い。
鼻血が出ないか心配になった。
ティッシュがわりに鼻に草詰めないといけなくなる展開は草すぎる。
あ、この世界の鼻血治療は「薬草詰め」が一般だそうだ。
ティッシュという概念がないのかもしれないな。
スースーして、痛いらしい。
……よし、鼻血には気をつけよう。
「……ではリクエストにお答えして、男女のまぐわいでいきましょうか」
「はい、ぜひ、それで」
「随分前のめりですね。……カシー様も、なかなか随分面白い方を選んだものだ……」
ん?
「選んだ……とは……?」
「そうです。あなたは、カシー様から選ばれたんです」
私の頬にノアの手が触れる。
「カシー様の顔で、たった手が触れるだけでドギマギされるなんて……もういつぶりでしょうね。愛らしい」
「なっ!?は!?」
「カシー様は、たったこれだけで、赤面したり汗をかいたりは、しなくなってましたからね」
(……毎晩あんな激しいエロいことしまくってたら、そりゃあそうでしょう……)
私は先ほどの事を思い出して、あそこが濡れそうになるのを感じてしまう。
「そ、それより!カシー様が私を選んだってどう言う事なんですか」
ノアは私の質問に、こう答えた。
「あなた、男女のまぐわいはお好きですか?」
「どれくらい……とは……?」
ノアは、自分の頭を指差してこう言った。
「あなたの魂は、カサブランカ様の体に宿ったことで、カサブランカ様の脳の中に残されている記憶を一部読み取ることができるはずです。その記憶を辿れば、自ずとカサブランカ様のこれまでの人生については理解できるはずです」
なるほど?
うん。生物の授業苦手だったからな。
ちゃんと勉強してれば、仕組み分かったかしら。
「どれくらいって言われても……」
全部の脳内映像を、事細かに言語化するのは、処女(心)的に耐えられないので
「子供の頃からずーっと王子とエッチする義務のために頑張らせられた……とか?」
私が一通り、脳の映像を見させられた感想を、自分が持つ最大限の、かつ残念な語彙力で端的に説明してみた。
「……エッチ……とは?」
「え」
怪訝な顔をされた。
(この国、エッチって言葉使わないんだ!?)
そういえば小説の中では男女のまぐわい……とか、セックス……とかそういう言葉ばかり使ってたっけ。うう……直接言うの恥ずいな……。
「男と女の性器をくっつけ合うこと」
「セックスのことですね」
「…………はい、そーです」
我ながらいい塩梅で言葉を選んだと思うのに、あっさり覆しやがって。
綺麗めな顔でセックスとか言われると無駄に恥ずかしいんだよ!
ドラマとか映画とかだって、生身の人間に言われるのが嫌だから、そう言うシーンは、耳ふさぐんだよ。
せいぜいアニメがギリ限界なんだよ!
ついでに、シチュエーションCDは、そういうものだってわかってるからしっかり心の準備してからじっくり堪能させてもらうけどな……。
ふふふふ。
だから……こういう……女性向けゲームとか漫画からキャラが三次元に飛び出しました系の人間にはせめて、おセックスとか……お上品に………言って欲しい……と思ったけど……だめだ、むしろ語呂が悪い。
……逆にキモさが増す。
「エッチ……ふむ……言葉が軽やかで言いやすいですね。これからはセックスのことをエッチと言い換えましょうか」
「やめてください。男女のまぐわいで、お願いします」
全力で阻止したかったので、丁寧に頭を下げた。
処女(心は)としては刺激が強い。
鼻血が出ないか心配になった。
ティッシュがわりに鼻に草詰めないといけなくなる展開は草すぎる。
あ、この世界の鼻血治療は「薬草詰め」が一般だそうだ。
ティッシュという概念がないのかもしれないな。
スースーして、痛いらしい。
……よし、鼻血には気をつけよう。
「……ではリクエストにお答えして、男女のまぐわいでいきましょうか」
「はい、ぜひ、それで」
「随分前のめりですね。……カシー様も、なかなか随分面白い方を選んだものだ……」
ん?
「選んだ……とは……?」
「そうです。あなたは、カシー様から選ばれたんです」
私の頬にノアの手が触れる。
「カシー様の顔で、たった手が触れるだけでドギマギされるなんて……もういつぶりでしょうね。愛らしい」
「なっ!?は!?」
「カシー様は、たったこれだけで、赤面したり汗をかいたりは、しなくなってましたからね」
(……毎晩あんな激しいエロいことしまくってたら、そりゃあそうでしょう……)
私は先ほどの事を思い出して、あそこが濡れそうになるのを感じてしまう。
「そ、それより!カシー様が私を選んだってどう言う事なんですか」
ノアは私の質問に、こう答えた。
「あなた、男女のまぐわいはお好きですか?」
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