【R18】処女だったのに、異世界転生したら俺様王子の伽の相手として調教されていました

2.伽の習慣

伽の始まり

カサブランカは、純白のドレスを着せられ、城へと連れてこられた。
それだけであれば、王子に嫁ぐ幸せな花嫁にも見える。
しかし、この時にはもう、カサブランカには分かっていた。
自分の役割の、本当の意味を。

あれからノアによって、肌も、中も作り替えられてしまった。
「男」に触れられただけで、濡れる体になってしまった。
自分の意思とは関係なく。

この時、カサブランカの心は閉ざされていた。
そのため、初の伽に向けて大勢の前に全裸を晒されることになっても、処女膜のチェックを異性の医師にされることになっても、乳首から花芯までを、嗅ぐだけで頭がクラクラするほどの香料がたっぷり入った液体でマッサージされても、カサブランカの心はもう動かなくなっていた。

カサブランカは、エディ王子に捧げられるために作られた人形で、この先死ぬまで伽のためだけに生きなくてはいけない、ということを、もう、知っていた。
周囲もまた、誰もがエディ王子とカサブランカの伽は正しく進められると信じていた。

ところが。
伽のために作られた特別な部屋でカサブランカとエディ王子が1年ぶりに再会し、いざ事を進めようとした時、ある問題が発生してしまった。