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12.処女を失った代わりに種を手に入れた幸福 ※
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「ああっ……んんっ……んあっ……!!」
オリバーの熱が、直接私の内側に入ってくる。
「痛い……?」
オリバーが、心配そうに私を見つめています。
確かに、私の体を無理にこじ開けるような、鈍い痛みは感じていました。
ですが、私はそれよりもオリバーと1つになれた喜びの方が、ずっと大きかったのです。
「大丈夫……。でも少し待って……」
このまま進めてしまうと、私は見せたくないのに苦痛に歪んだ顔を見せてしまうことになるでしょう。
愛する人にそんな顔を見せてしまうのは、やはり嫌でした。
「いいよ……馴染むまで、もう少しこうしていよう」
「ごめんなさい……もう少しだと思うの……」
私がそう言うと、ちゅっと、オリバーが私に口付けをくれました。
「君の痛みが、少しでも和らぐなら、僕は何だってする……」
オリバーはまた、私の乳首に唇を寄せて、舌で転がしました。
「ああっ」
その瞬間、どろりと私の体から再び蜜が溢れました。
オリバーは、その瞬間を逃しません。
「いくよ」
その蜜の力を借りて、一気に肉棒を奥へ、奥へと進めていきます。
「んんっ……」
「もう少し……だから……」
「大丈夫……がんばる……」
オリバーは、うなずく代わりに、私の乳首、鎖骨、首筋を丁寧に舐め上げていきます。
「ああっ……!」
「もう、全部入る」
オリバーがそういうと、どんっと、熱いものが一気に体の中心に刺さりました。
「ああああっ……あああ……」
どくん、どくんと、オリバーの肉棒が波打っているのが管の壁を通じて伝わってきます。
そのまま、オリバーは私をぎゅっと抱きしめました。
私も、抱きしめ返しました。
「シャル……繋がった……夢のようだ……」
「私も……こんな日が来るなんて、奇跡だわ……」
それからしばらく私たちは、愛する2人にしか許されない行為の余韻に浸っておりましたが、どちらからともなく、腰をゆらゆらと動かしました。
彼の中に眠る種を、私の中に存在する土壌へと種付けするための本能的な行為。
「ああっ……オリバー……」
「分かる?シャルロット……君の中が、僕の形に変わっているんだ……」
「分かるわ……ああん……なんて素敵なの……大好き……」
「僕も大好きだ、愛しているよ……くっ……!」
それからの私たちは、ただ互いに息を掛け合うだけ。
言葉をかけあうより、互いの熱を感じ、どこまで密着できるか、そればかりが頭にありました。
「やあっ……オリバー……もっと……もっと……!」
「シャル……!君の中を……僕のでいっぱいにしたい……」
「あ、ああ……ああああん」
オリバーが、私に腰を打つ激しさが、速さがどんどん増していきます。
もうこの時には、私の体の中からは痛みが消えており、別の感覚が支配していました。
興奮。恍惚。悦楽。
どんな言葉も当てはまる気がするし、当てはまらない気がする。
私とオリバーだけの言葉あればいいのに。
そんなことを思いながら、私はオリバーの種を絞り出すために、体の中心に意識を向けました。
「シャル……!絞らないで……!」
「んんっ……そんなこと……言われても……体が……勝手に……!」
「もう……出る……出るよシャル……!」
「出して……!私の中にあなたの赤ちゃんを……!!」
オリバーが最後ぱん、ぱんと2回ほど強く腰を打ちました。
すると、管の中にじんわりと、生暖かい……オリバーの肌の温度よりずっと熱いものが広がっていきました。
「ああ…………」
その液体が体の中に染み渡っていくことの、なんと気持ちが良いこと。
オリバーの種が、私の子宮という名の土壌に向けて放たれる。
その種がきちんと根を張り、芽吹くことで、愛する人の細胞を受け継いだ、愛しい赤ちゃんが生まれる。
その奇跡の第1歩を、ようやく踏み出すことができたという感動に、私の心は震えておりました。
オリバーの熱が、直接私の内側に入ってくる。
「痛い……?」
オリバーが、心配そうに私を見つめています。
確かに、私の体を無理にこじ開けるような、鈍い痛みは感じていました。
ですが、私はそれよりもオリバーと1つになれた喜びの方が、ずっと大きかったのです。
「大丈夫……。でも少し待って……」
このまま進めてしまうと、私は見せたくないのに苦痛に歪んだ顔を見せてしまうことになるでしょう。
愛する人にそんな顔を見せてしまうのは、やはり嫌でした。
「いいよ……馴染むまで、もう少しこうしていよう」
「ごめんなさい……もう少しだと思うの……」
私がそう言うと、ちゅっと、オリバーが私に口付けをくれました。
「君の痛みが、少しでも和らぐなら、僕は何だってする……」
オリバーはまた、私の乳首に唇を寄せて、舌で転がしました。
「ああっ」
その瞬間、どろりと私の体から再び蜜が溢れました。
オリバーは、その瞬間を逃しません。
「いくよ」
その蜜の力を借りて、一気に肉棒を奥へ、奥へと進めていきます。
「んんっ……」
「もう少し……だから……」
「大丈夫……がんばる……」
オリバーは、うなずく代わりに、私の乳首、鎖骨、首筋を丁寧に舐め上げていきます。
「ああっ……!」
「もう、全部入る」
オリバーがそういうと、どんっと、熱いものが一気に体の中心に刺さりました。
「ああああっ……あああ……」
どくん、どくんと、オリバーの肉棒が波打っているのが管の壁を通じて伝わってきます。
そのまま、オリバーは私をぎゅっと抱きしめました。
私も、抱きしめ返しました。
「シャル……繋がった……夢のようだ……」
「私も……こんな日が来るなんて、奇跡だわ……」
それからしばらく私たちは、愛する2人にしか許されない行為の余韻に浸っておりましたが、どちらからともなく、腰をゆらゆらと動かしました。
彼の中に眠る種を、私の中に存在する土壌へと種付けするための本能的な行為。
「ああっ……オリバー……」
「分かる?シャルロット……君の中が、僕の形に変わっているんだ……」
「分かるわ……ああん……なんて素敵なの……大好き……」
「僕も大好きだ、愛しているよ……くっ……!」
それからの私たちは、ただ互いに息を掛け合うだけ。
言葉をかけあうより、互いの熱を感じ、どこまで密着できるか、そればかりが頭にありました。
「やあっ……オリバー……もっと……もっと……!」
「シャル……!君の中を……僕のでいっぱいにしたい……」
「あ、ああ……ああああん」
オリバーが、私に腰を打つ激しさが、速さがどんどん増していきます。
もうこの時には、私の体の中からは痛みが消えており、別の感覚が支配していました。
興奮。恍惚。悦楽。
どんな言葉も当てはまる気がするし、当てはまらない気がする。
私とオリバーだけの言葉あればいいのに。
そんなことを思いながら、私はオリバーの種を絞り出すために、体の中心に意識を向けました。
「シャル……!絞らないで……!」
「んんっ……そんなこと……言われても……体が……勝手に……!」
「もう……出る……出るよシャル……!」
「出して……!私の中にあなたの赤ちゃんを……!!」
オリバーが最後ぱん、ぱんと2回ほど強く腰を打ちました。
すると、管の中にじんわりと、生暖かい……オリバーの肌の温度よりずっと熱いものが広がっていきました。
「ああ…………」
その液体が体の中に染み渡っていくことの、なんと気持ちが良いこと。
オリバーの種が、私の子宮という名の土壌に向けて放たれる。
その種がきちんと根を張り、芽吹くことで、愛する人の細胞を受け継いだ、愛しい赤ちゃんが生まれる。
その奇跡の第1歩を、ようやく踏み出すことができたという感動に、私の心は震えておりました。
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