上 下
1 / 2

第一話ですわ!

しおりを挟む
初めてましてですわ。

私はナターシャ・ロージと申しますの。

私はロージ公爵家の次女ですのよ。ただ、長女のアナリアお姉様はあまり勉学を重視しない方で、男性の方に支えてもらうということを重視しているのですわ。

この世界は聖霊という生き物が生きているのですの。
聖霊様は3つの属性に分かれていてそこから公爵家の名前が来ているのですわ。

私のロージ公爵家はこの国の言葉で「炎」何ですの。

お姉様は私の宿題を仮の当主という立場を使って命令して写しているので学院では勉学のできる儚い御令嬢ということで有名なのです。

この国では『当主が亡くなった場合、その長子が家を継ぐこととする。
      まんがいち長子が成年していない場合仮当主とし、成年後当主とする。』と書いてあるのですわ。この法律に則ってどんなに出来が悪くても長子は仮当主となるのです。

私の婚約者は第四王子様のアノスタリア王子ですわ。ただ、王子はお姉様に夢中なようでしてお姉さまも満更でもない感じでご機嫌でさらにわがままになってるんですの。

お姉様は、儚いという印象をつけるために私の悪い話を噂として話すので私は悪者ですわ。お姉さまの様々なことをやらされてきたのにこの扱いとは本当に性格は良くないのかもしれません。

しかも私の影に調べさせた情報だと殿下は私と婚約破棄しようとしているらしいんですの。最初から殿下に頼まれて婚約したのにひどい話ですわ。しかも、その婚約した理由ががとても人気でお金になるからだそうですの。第四王子なので予算が少ないんだそうです。

私が一生懸命作った[絵画、刺繍、お菓子]などを王子のくだらないものに使われるのは嫌でしたが公爵家側からは破棄できないんですの。やっと王家というよりは第四王子様の独断で破棄してくれるというのですから喜んで破棄していただきたいと思いますわ。

お姉さまはあまり頭がよろしくないから、お姉様が大好きなに沿って悪事を公開しようとすると思うんです。なのでそのにそって反論証拠を作っていけば大丈夫そうですわね。

ですが反論はしますけど婚約破棄と、国外追放でしたら喜んでお受けしたいと思っていますの。王子の婚約者として教育なども大変でしたが平民になると案外役に立つかもしれませんわね。

もし国外追放されたらどこに行きましょうか。隣国の村や町がいいですかね?やはり公爵令嬢として隣国のパーティーに出席もしていましたから顔が知られていますからね。王都だとばれてしまいますから。

今までは王子の婚約者ということでお話し一つとってもさまざまなこと、ドアを開けて、相手のことを報告して、メイドさんを何人配置してなど大変でしたから。

外に行ったら恋なんかもできるといいですわね。



ん?なんで他の刑もあるのに国外追放だとわかるかですって?

あのね?そんなのあのポンコツで頭の悪い王子なんですもの。お姉様を愛しているから最高に重い刑にしたいけど、殺すのはあんまり…とかいう甘いことを言って死刑はあり得ないですわ。

一応婚約者として何年も一緒にいたんですわよ!ポンコツ王子は知らないようですけど、婚約者の好み・性格くらいは覚えているものなんですわ。



これから証拠作りがありますわね。はあ、めんどくさいことを増やしてばかりであの王子。

でも、そのあと私は何もできないのですからどういう政治になるのかまで今から楽しみですわ。











このお話はそんな私、ナターシャの国外追放までのお話ですわ。




ああ。国外追放が楽しみですわー。






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方

ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。 注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。

王女殿下の秘密の恋人である騎士と結婚することになりました

鳴哉
恋愛
王女殿下の侍女と 王女殿下の騎士  の話 短いので、サクッと読んでもらえると思います。 読みやすいように、3話に分けました。 毎日1回、予約投稿します。

お望み通り、別れて差し上げます!

珊瑚
恋愛
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」 本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?

婚約者に「愛することはない」と言われたその日にたまたま出会った隣国の皇帝から溺愛されることになります。~捨てる王あれば拾う王ありですわ。

松ノ木るな
恋愛
 純真無垢な心の侯爵令嬢レヴィーナは、国の次期王であるフィリベールと固い絆で結ばれる未来を夢みていた。しかし王太子はそのような意思を持つ彼女を生意気と見なして疎み、気まぐれに婚約破棄を言い渡す。  伴侶と寄り添う心穏やかな人生を諦めた彼女は悲観し、井戸に身を投げたのだった。  あの世だと思って辿りついた先は、小さな貴族の家の、こじんまりとした食堂。そこには呑めもしないのに酒を舐め、身分社会に恨み節を唱える美しい青年がいた。  どこの家の出の、どの立場とも知らぬふたりが、一目で恋に落ちたなら。  たまたま出会って離れていてもその存在を支えとする、そんなふたりが再会して結ばれる初恋ストーリーです。

みんながまるくおさまった

しゃーりん
恋愛
カレンは侯爵家の次女でもうすぐ婚約が結ばれるはずだった。 婚約者となるネイドを姉ナタリーに会わせなければ。 姉は侯爵家の跡継ぎで婚約者のアーサーもいる。 それなのに、姉はネイドに一目惚れをしてしまった。そしてネイドも。 もう好きにして。投げやりな気持ちで父が正しい判断をしてくれるのを期待した。 カレン、ナタリー、アーサー、ネイドがみんな満足する結果となったお話です。

王が気づいたのはあれから十年後

基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。 妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。 仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。 側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。 王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。 王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。 新たな国王の誕生だった。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

もうすぐ、お別れの時間です

夕立悠理
恋愛
──期限つきの恋だった。そんなの、わかってた、はずだったのに。  親友の代わりに、王太子の婚約者となった、レオーネ。けれど、親友の病は治り、婚約は解消される。その翌日、なぜか目覚めると、王太子が親友を見初めるパーティーの日まで、時間が巻き戻っていた。けれど、そのパーティーで、親友ではなくレオーネが見初められ──。王太子のことを信じたいけれど、信じられない。そんな想いにゆれるレオーネにずっと幼なじみだと思っていたアルロが告白し──!?

処理中です...