異世界 無限転生！

6章

辺境伯の後ろ楯(5/5)

ーーー辺境伯邸、廊下ーーー

「さて、帰るか」

「ライ様。お待ち下さい」

「あれ？執事長。どうしました？」

「いえ、正門前まで、ご案内します」

「あ、すみません。話し合いが、終わったので、そのまま、帰るつもりでした。そういえば、正門までの道順が、分かりませんでした。なので、執事長。助かります」

「いえいえ、お気になさらずに、旦那様方が、正門前までの案内として、私を呼ぶのを忘れただけですので、元々、ご案内するつもりでしたので、旦那様方のことは、お許し下さい」

「執事長。許すもなにも、俺は、全然、気にしていないので、問題ないですよ」

「それなら、良かったです。それでは、改めて、正門前まで、ご案内致します」

「ありがとうございます。執事長」



ーーー辺境伯邸、正門前ーーー


「執事長。案内ありがとうございました」

「いえいえ、これも、仕事の内ですから、お気になさらず、ライ様」

「そうですか、それでは、失礼させて頂きます。」

「ライ様。リカお嬢様とユウのことを明後日から、お願いいたします」

「はい、お任せ下さい」

「ライ様。今後、辺境伯邸に、お越しの際は、ライ様の名前と冒険者ギルドカードを門番に、見せて頂ければ、屋敷に、お通ししますので、お気軽に、辺境伯邸に、遊びに来て下さい」

「そうですね。今後は、辺境伯様が、そんなに、忙しくない時にでも、遊びに、来ます」

「分かりました。それでは、今後とも、よろしくお願いいたします。ライ様」

「こちらこそ。執事長。それでは、失礼します」

そう言って、辺境伯邸を後にした。



ーーーライガーの街ーーー

俺は、辺境伯邸を出た後、ライガーの街で、色々な店や露店を見てまわった。

「ふーん、色々な商品が、あるんだな。まぁ、俺は、ほぼ、何でも作れるから、買わなくていいけど、たまに、見てみるのも、面白いな。さて、冒険者ギルドで、簡単な依頼を受けてみるか」

「そういえば、ティス達は、どこに居るのかな？念話で、聞いてみるか」

『ティス、今何処だ？』

『あ、ライ様。今ですか、適当に、露店なんかを見てますが』

『あー、そうか。冒険者ギルドで、簡単な依頼を受けるつもりなんだが、このまま、別行動するか、一緒に依頼を受けるか、どうする？』

『そうですね。たまには、別行動してみますか？』

『分かった。依頼が、終わったら、また、念話するよ』

『分かりました。それではまた、ライ様』

そう言って、念話をお互いに、切った。

「それじゃ、ライガーの街の冒険者ギルドに、行ってみますか」

俺は、ライガーの街の冒険者ギルドに行くことにした。