異世界 無限転生！

2章

大規模討伐（4/4）

俺達は、急いで、最後の集落まで、来たのだが。100レベル超えの4人が、血だらけになりながら、倒れていた。

「間に合わなかったか」

「ライ様、まだ大丈夫です」

「はい、まだ、間に合います」

「そうなのか？」

「ライ様、倒れている、4人を回復魔法で、助けたあと、浄化の魔法もかけて下さい」

「分かった」

そう言って、4人に回復魔法と浄化の魔法をかけた。すると、血だらけになっていたが、回復と浄化の魔法の効果で、みるみる内に、回復していた。

「ふーー、一時は、どうなることかと思ったよ」

「まず、ゴブリンキング達を倒さなきゃな」

「そうですね」

「さて、大規模討伐の仕上げだ」

「はい、ライ様、仕上げといきましよう」

『仕上げなの～』

俺は、まず、ゴブリンキング達のステータスを鑑定してみた。

「なるほど」

「どうしました？」

『どうしたの～？』

「ゴブリンキング達を鑑定してみたんだが、あの100レベル超えの4人じゃ、勝てないわけだ」

「そんなに、レベル差があったのですか？」

『あったの～？』

「１番低い奴で、レベル300だ」

「確かに、勝てませんね」

『マスター、１番高いのは？』

「ああ、レベル500だ」

「ああ、それは、あの4人では、瞬殺されて、終わりですね」

「ただ、疑問なのは、そこまで、よく、レベルをあげられましたね。このゴブリンキング達は、どうやって、今まで、討伐されずに、レベルを上げていたのでしょう？」

「ああ、その理由は、さっき、無限鑑定で、ゴブリンキング達の人生も鑑定してみたんだが、あの100レベル超えの4人に、ゴブリンキングに進化する前に討伐されたらしい」

「え、ライ様、討伐されたなら、なぜ、ゴブリンキング達は、私達の目の前にいるのですか？」

「それはな、あの4人は、その時、きちんと、討伐したのを確認したんだが、ゴブリンキング達は、仮死状態だったらしい。それで、生き延びて、俺達が、来る前に、あの4人にリベンジを果たしたんだな」

「そうだったんですね」

「だから、このゴブリンキング達は、ソロではなく、パーティーのメリットを、あの4人に学んで、リベンジしたんだろうな。魔物なのに、人間みたいに、努力したのかもな」

「さて、そろそろ、このゴブリンキング達を倒して、大規模討伐を終わらせるか」

「そうですね。このゴブリンキング達の魔物なりの努力は、認めますが、人に仇なす存在は、討伐対象です」

『討伐するの～』

三者三様に俺達は、言いながら、ゴブリンキング達に突っ込んでいった。