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高校生編
第19話 エロい舌使い
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「僕は天国に神はいないと思うんだよ。だって、神って不幸が生み出した産物だから。この世界が平和で平等で皆が幸せなら神という救いそのものが必要ないだろう?皮肉な話だよね。平和の象徴が平和な世界には必要ないなんて」
...いや、具合悪いんだからそっとしておいてくれよ!!
「ところでナスってなんであんなにまずいんだろうね」
話の切り替ええぐすぎるんだが!?
早く帰ってきてくれ...。真凛ちゃん...。
すると、玄関からものすごい音とともに真凛ちゃんがやってくる。
「ただいま!だ、大丈夫だった!?」
「おかえり...真凛ちゃん...」
「おかえり、真凛」
「なんですごいぐったりしてるのさ!」
「いやぁ、彼はもう元気だよ?僕の話を楽しそうに...」と言った瞬間、鬼の形相に変わる真凛ちゃん。
「ねぇ...。奏...。何したの?」
「...いや...僕はただ...善意でご飯を作ってあげたり...僕の持論を...聞かせてあげたり...」
「私言ったよね。ご飯は冷蔵庫のおかゆをチンしてって。なんで違うお皿は出ててるのかな?なんでそのお皿にはべったりと焦げがついているのかな?」
「いやぁ...それは...」と、こちらに目線を送ってくる。
いやいや...庇えねーよ。ちゃんと怒られろよ、という目をするとあきらめたように自白を始めるのだった。
「すみません...。料理のアプリを見ながらやれば僕でもできると思って...。カッコつけたくて自分で作ろうと思ったのですが...、アプリを熟読している間に焦げてしまって...」
「...」と、なぜか少し微笑む真凛ちゃん。
「...ごめんなさい」
「...はぁ...。まぁ...見ててくれたことはありがとうね」
すると、ぱぁっと子供のような笑みを浮かべる奏さん。
なんというか見た目よりだいぶ精神年齢は幼いようだった。
「うん!じゃあ、僕は帰るね!」と、そのまま満足したのかおとなしく帰っていくのであった。
「...大丈夫だった?」
「...うん。ちょっと疲れたけど...ちょっと面白かったから大丈夫...」
「そっか...。あっ、プリンかって来たけど食べれそう?」
「うん...。ありがとう....」
そうして、プリンを開けると少し掬って、お決まりのあれが始まる。
自分で食べられるよという言葉を飲み込んで、覚悟を決める。
「じゃあ、やるよ?あ~ん」という掛け声を共に目を閉じて、口を開ける。
しかしながら一向に口の中にプリンが入ってこない。
うっすらと目を開けると、スプーンを咥えてどや顔をする真凛ちゃんが居た。
「...」
「どやっ」
かわいい。ちょっとうざいくらいでは相殺できないほどの可愛さだ。
すると、ゆっくりと自分の口を開けて、舌の上に乗せたプリンを見せてくれる。
「れりらられ(召し上がれ)」
エロ!こんなかわいい子がどこでそんな知識を得てるの!?てか、ラ行ってこんなにエロかったっけ!?
「...熱が上がりそうなことは勘弁してください...」
「えへへへへ(*´σー`)」と笑いながら、ちょっとエロい舌の動きをさせつつ、飲み込んだ。
そのあとは普通に自分でプリンを食べた。
そんな俺の姿を見て「...良かった」と、やさしく微笑む真凜ちゃんであった。
それから、ベッドに戻ってそのまま朝まで眠るのだった。
◇翌朝
目を覚ました時点で体が軽くなっていることに気づく。
真凜ちゃんにはだいぶ迷惑をかけちゃったな。あと...一応、奏さんにもお礼したほうがいいよな。悪意はなかったわけだし...。
ふと、横を見るとマスクをしてすやすやと眠る真凜ちゃんがいた。
そこまでして一緒にいてくれるという健気さが素直に可愛いなと思った。
「ありがとうね」と、布団の上からトンと優しく叩く。
そのままふと、時計に目をやると8:15を指していた。
「...真凜ちゃん!?遅刻!!」と言うと、驚いた小動物のように何も分からないまま飛び上がり、右と左を交互に見ている。
「じ、時間!」
「あ...あぁ!!やばい!絶対間に合わない!...ゴホッ」と、風邪特有の咳き込みを始める。
「...もしかして移った?」
「...かも」と、顔を真っ赤にしながらそのままベッドにダウンしてしまうのだった。
...いや、具合悪いんだからそっとしておいてくれよ!!
「ところでナスってなんであんなにまずいんだろうね」
話の切り替ええぐすぎるんだが!?
早く帰ってきてくれ...。真凛ちゃん...。
すると、玄関からものすごい音とともに真凛ちゃんがやってくる。
「ただいま!だ、大丈夫だった!?」
「おかえり...真凛ちゃん...」
「おかえり、真凛」
「なんですごいぐったりしてるのさ!」
「いやぁ、彼はもう元気だよ?僕の話を楽しそうに...」と言った瞬間、鬼の形相に変わる真凛ちゃん。
「ねぇ...。奏...。何したの?」
「...いや...僕はただ...善意でご飯を作ってあげたり...僕の持論を...聞かせてあげたり...」
「私言ったよね。ご飯は冷蔵庫のおかゆをチンしてって。なんで違うお皿は出ててるのかな?なんでそのお皿にはべったりと焦げがついているのかな?」
「いやぁ...それは...」と、こちらに目線を送ってくる。
いやいや...庇えねーよ。ちゃんと怒られろよ、という目をするとあきらめたように自白を始めるのだった。
「すみません...。料理のアプリを見ながらやれば僕でもできると思って...。カッコつけたくて自分で作ろうと思ったのですが...、アプリを熟読している間に焦げてしまって...」
「...」と、なぜか少し微笑む真凛ちゃん。
「...ごめんなさい」
「...はぁ...。まぁ...見ててくれたことはありがとうね」
すると、ぱぁっと子供のような笑みを浮かべる奏さん。
なんというか見た目よりだいぶ精神年齢は幼いようだった。
「うん!じゃあ、僕は帰るね!」と、そのまま満足したのかおとなしく帰っていくのであった。
「...大丈夫だった?」
「...うん。ちょっと疲れたけど...ちょっと面白かったから大丈夫...」
「そっか...。あっ、プリンかって来たけど食べれそう?」
「うん...。ありがとう....」
そうして、プリンを開けると少し掬って、お決まりのあれが始まる。
自分で食べられるよという言葉を飲み込んで、覚悟を決める。
「じゃあ、やるよ?あ~ん」という掛け声を共に目を閉じて、口を開ける。
しかしながら一向に口の中にプリンが入ってこない。
うっすらと目を開けると、スプーンを咥えてどや顔をする真凛ちゃんが居た。
「...」
「どやっ」
かわいい。ちょっとうざいくらいでは相殺できないほどの可愛さだ。
すると、ゆっくりと自分の口を開けて、舌の上に乗せたプリンを見せてくれる。
「れりらられ(召し上がれ)」
エロ!こんなかわいい子がどこでそんな知識を得てるの!?てか、ラ行ってこんなにエロかったっけ!?
「...熱が上がりそうなことは勘弁してください...」
「えへへへへ(*´σー`)」と笑いながら、ちょっとエロい舌の動きをさせつつ、飲み込んだ。
そのあとは普通に自分でプリンを食べた。
そんな俺の姿を見て「...良かった」と、やさしく微笑む真凜ちゃんであった。
それから、ベッドに戻ってそのまま朝まで眠るのだった。
◇翌朝
目を覚ました時点で体が軽くなっていることに気づく。
真凜ちゃんにはだいぶ迷惑をかけちゃったな。あと...一応、奏さんにもお礼したほうがいいよな。悪意はなかったわけだし...。
ふと、横を見るとマスクをしてすやすやと眠る真凜ちゃんがいた。
そこまでして一緒にいてくれるという健気さが素直に可愛いなと思った。
「ありがとうね」と、布団の上からトンと優しく叩く。
そのままふと、時計に目をやると8:15を指していた。
「...真凜ちゃん!?遅刻!!」と言うと、驚いた小動物のように何も分からないまま飛び上がり、右と左を交互に見ている。
「じ、時間!」
「あ...あぁ!!やばい!絶対間に合わない!...ゴホッ」と、風邪特有の咳き込みを始める。
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