6 / 69
高校生編
第6話 へんてこなグループ
しおりを挟む
...距離近くない?
「...えっと...どうしたの?」
「...んっと...えっと...その...//」
「...うん」
「は、班...を...くみ...たくて...//」
「...え?...俺と?」
強く2回頷く。
「...そっか...。うん...。俺はいいけど」
「...ありがとう...ございます//」というと、そそくさと去っていく。
「碧、碧!」と、呼ばれて後ろを振り向く。
すると、振り返るとそこには清人と真凜ちゃんが立っていた。
「...どうしたの?」
「いや!し、汐崎さんが俺たちの班に入ってくれるって!」
すると、満面の笑みを浮かべて「よろしくね!山口くん!」と言った。
「...うん」
「さっき、海ちゃんと話していたよね?もしかして、山口くんが誘ったの?」と、まりんちゃんが笑いながらそう質問する。
笑顔が怖い!
そのまま、俺の後ろに隠れる七谷さん。
「い、いや...違うけど」
「ふーん?そっか。そーなんだ」
大丈夫かな?この子殺されたりしないかな?
「おいおいおいおい!やっぱり脈アリじゃね?な?」と、耳元で囁く清人に「そ、そう...かもね」と、適当に返事をする。
「え、えっと...//よろしくお願いします...//」と、深く頭を下げる七谷さん。
「おっ、七谷ちゃん!よろしくね!」
「よろしく...」
「うん!よろしくね!」と、笑った真凜ちゃんは俺の耳元に近づいて「浮気したら殺すから」と、呟くのだった。
こ、怖すぎる!!
顔を見るといつも通りの笑顔を浮かべていた。
「それじゃあ、話進めちゃおうか!」
「...うん」
こうして、俺は清人と七谷さんと真凜ちゃんの4人の班が出来たのだった。
◇
「...ガン!!」と、まな板が強めに音を鳴らす。
恐る恐るチラッと彼女の方を見ると満面の笑みを浮かべながら料理をしていた。
「良かったね!海ちゃんに誘われて!」
「...本当にそういうのじゃないよ...」
「向こうはどう思ってるかは分からないよね。まぁ、碧くんは指輪をしてるわけでも、彼女がいると公言してるわけじゃないから、あの子に悪意なんてないんだろうけどね!...ガン!!」
もう怒りは頂点に経ってしているように見えた。
「...あの...真凜ちゃん...」
「何?鼻の下伸び男くん!」
「...俺は...真凜ちゃんにはすごく感謝してるよ。やり方はすごい強引だったかもしれないけど...あの家から出してくれたのは本当に感謝してる。感謝なんて言葉じゃ言い表せないくらいに」
「...そう//」
「だから...まぁ...うん...」
「そう...//うん...//分かった...//」
一旦、その言葉で納得してもらった。
きっとそうだとこの時までは思っていた。
◇
「ね!明日は土曜日だね!何かしよっか!」
「何かって言っても...外に出てデートするのはリスク高いし...家になっちゃうと思うけど」
「うーん。そうだね!それじゃあお家デートしよ!」
「おうちデートって具体的に何するの?」
「うーん...。エ◯チとか?」
「ブッ!!!」と、飲んでいたココアをぶちまけてしまう。
「ちょっと!冗談だよ?大丈夫?」
「ご、ごめん...」
「ふふっ。でも、そういうリアクションをしてくれるのはちょっと嬉しいな。意識してくれてるってことだもんね!」
冷静に考えてこんなに可愛い子から誘われてしない男なんてこの世には俺を除いていないだろうと思った。
「定番なのは映画とか?あと、ボードゲームとか!あっ、そうだ!罰ゲームありでやろ!ぜったい楽しい!」と、目をキラキラさせる。
「罰ゲームってどういうの?」
「それを言っちゃつまんないでしょ?うーん、そうだなー。2人で罰ゲームを5個ずつくらい考えてそれを合わせたものを負けた人が引くのはどう?」
「うん。それでいいよ」
「やった!よーし!一晩中考えちゃおっかなー!」
「無理難題はやめてね?」
「分かってるって!私が負けてもやらなきゃいけないんだし、ある程度は制御した罰ゲームにするつもりだから!」
「...うん」
多分...いや、絶対嘘だ。
ものすごい罰ゲームをさせられる気配がビンビンである。
そうして、昨日と同じく2人でベッドに入る。
「...あのさ。寝室を分けたりとかは出来ないかな?」
「嫌。絶対嫌。1人で寝るの怖いもん」
「...はい」
「何?嫌なの?」
「嫌とかじゃないけど...その...」
「あー、ムラムラしちゃうってことね。碧くんも男の子だもんね。別にいいよ?いつでも私をおかずに使ってくれて」
「...」
「言っておくけどこれはマジだから。私も見てみたいしなー。碧くんがしてるところ」
「...いや、見せないけど」
「ケチ。ケチンポ」
そうして、今日も今日とてくっついて眠るのだった。
「...えっと...どうしたの?」
「...んっと...えっと...その...//」
「...うん」
「は、班...を...くみ...たくて...//」
「...え?...俺と?」
強く2回頷く。
「...そっか...。うん...。俺はいいけど」
「...ありがとう...ございます//」というと、そそくさと去っていく。
「碧、碧!」と、呼ばれて後ろを振り向く。
すると、振り返るとそこには清人と真凜ちゃんが立っていた。
「...どうしたの?」
「いや!し、汐崎さんが俺たちの班に入ってくれるって!」
すると、満面の笑みを浮かべて「よろしくね!山口くん!」と言った。
「...うん」
「さっき、海ちゃんと話していたよね?もしかして、山口くんが誘ったの?」と、まりんちゃんが笑いながらそう質問する。
笑顔が怖い!
そのまま、俺の後ろに隠れる七谷さん。
「い、いや...違うけど」
「ふーん?そっか。そーなんだ」
大丈夫かな?この子殺されたりしないかな?
「おいおいおいおい!やっぱり脈アリじゃね?な?」と、耳元で囁く清人に「そ、そう...かもね」と、適当に返事をする。
「え、えっと...//よろしくお願いします...//」と、深く頭を下げる七谷さん。
「おっ、七谷ちゃん!よろしくね!」
「よろしく...」
「うん!よろしくね!」と、笑った真凜ちゃんは俺の耳元に近づいて「浮気したら殺すから」と、呟くのだった。
こ、怖すぎる!!
顔を見るといつも通りの笑顔を浮かべていた。
「それじゃあ、話進めちゃおうか!」
「...うん」
こうして、俺は清人と七谷さんと真凜ちゃんの4人の班が出来たのだった。
◇
「...ガン!!」と、まな板が強めに音を鳴らす。
恐る恐るチラッと彼女の方を見ると満面の笑みを浮かべながら料理をしていた。
「良かったね!海ちゃんに誘われて!」
「...本当にそういうのじゃないよ...」
「向こうはどう思ってるかは分からないよね。まぁ、碧くんは指輪をしてるわけでも、彼女がいると公言してるわけじゃないから、あの子に悪意なんてないんだろうけどね!...ガン!!」
もう怒りは頂点に経ってしているように見えた。
「...あの...真凜ちゃん...」
「何?鼻の下伸び男くん!」
「...俺は...真凜ちゃんにはすごく感謝してるよ。やり方はすごい強引だったかもしれないけど...あの家から出してくれたのは本当に感謝してる。感謝なんて言葉じゃ言い表せないくらいに」
「...そう//」
「だから...まぁ...うん...」
「そう...//うん...//分かった...//」
一旦、その言葉で納得してもらった。
きっとそうだとこの時までは思っていた。
◇
「ね!明日は土曜日だね!何かしよっか!」
「何かって言っても...外に出てデートするのはリスク高いし...家になっちゃうと思うけど」
「うーん。そうだね!それじゃあお家デートしよ!」
「おうちデートって具体的に何するの?」
「うーん...。エ◯チとか?」
「ブッ!!!」と、飲んでいたココアをぶちまけてしまう。
「ちょっと!冗談だよ?大丈夫?」
「ご、ごめん...」
「ふふっ。でも、そういうリアクションをしてくれるのはちょっと嬉しいな。意識してくれてるってことだもんね!」
冷静に考えてこんなに可愛い子から誘われてしない男なんてこの世には俺を除いていないだろうと思った。
「定番なのは映画とか?あと、ボードゲームとか!あっ、そうだ!罰ゲームありでやろ!ぜったい楽しい!」と、目をキラキラさせる。
「罰ゲームってどういうの?」
「それを言っちゃつまんないでしょ?うーん、そうだなー。2人で罰ゲームを5個ずつくらい考えてそれを合わせたものを負けた人が引くのはどう?」
「うん。それでいいよ」
「やった!よーし!一晩中考えちゃおっかなー!」
「無理難題はやめてね?」
「分かってるって!私が負けてもやらなきゃいけないんだし、ある程度は制御した罰ゲームにするつもりだから!」
「...うん」
多分...いや、絶対嘘だ。
ものすごい罰ゲームをさせられる気配がビンビンである。
そうして、昨日と同じく2人でベッドに入る。
「...あのさ。寝室を分けたりとかは出来ないかな?」
「嫌。絶対嫌。1人で寝るの怖いもん」
「...はい」
「何?嫌なの?」
「嫌とかじゃないけど...その...」
「あー、ムラムラしちゃうってことね。碧くんも男の子だもんね。別にいいよ?いつでも私をおかずに使ってくれて」
「...」
「言っておくけどこれはマジだから。私も見てみたいしなー。碧くんがしてるところ」
「...いや、見せないけど」
「ケチ。ケチンポ」
そうして、今日も今日とてくっついて眠るのだった。
12
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
俺は先輩に恋人を寝取られ、心が壊れる寸前。でも……。二人が自分たちの間違いを後で思っても間に合わない。俺は美少女で素敵な同級生と幸せになる。
のんびりとゆっくり
恋愛
俺は島森海定(しまもりうみさだ)。高校一年生。
俺は先輩に恋人を寝取られた。
ラブラブな二人。
小学校六年生から続いた恋が終わり、俺は心が壊れていく。
そして、雪が激しさを増す中、公園のベンチに座り、このまま雪に埋もれてもいいという気持ちになっていると……。
前世の記憶が俺の中に流れ込んできた。
前世でも俺は先輩に恋人を寝取られ、心が壊れる寸前になっていた。
その後、少しずつ立ち直っていき、高校二年生を迎える。
春の始業式の日、俺は素敵な女性に出会った。
俺は彼女のことが好きになる。
しかし、彼女とはつり合わないのでは、という意識が強く、想いを伝えることはできない。
つらくて苦しくて悲しい気持ちが俺の心の中であふれていく。
今世ではこのようなことは繰り返したくない。
今世に意識が戻ってくると、俺は強くそう思った。
既に前世と同じように、恋人を先輩に寝取られてしまっている。
しかし、その後は、前世とは違う人生にしていきたい。
俺はこれからの人生を幸せな人生にするべく、自分磨きを一生懸命行い始めた。
一方で、俺を寝取った先輩と、その相手で俺の恋人だった女性の仲は、少しずつ壊れていく。そして、今世での高校二年生の春の始業式の日、俺は今世でも素敵な女性に出会った。
その女性が好きになった俺は、想いを伝えて恋人どうしになり。結婚して幸せになりたい。
俺の新しい人生が始まろうとしている。
この作品は、「カクヨム」様でも投稿を行っております。
「カクヨム」様では。「俺は先輩に恋人を寝取られて心が壊れる寸前になる。でもその後、素敵な女性と同じクラスになった。間違っていたと、寝取った先輩とその相手が思っても間に合わない。俺は美少女で素敵な同級生と幸せになっていく。」という題名で投稿を行っております。
学校の空き教室へ仕掛けた防犯カメラにマズい映像が映っていた
したらき
恋愛
神坂冬樹(かみさかふゆき)はクラスメイトに陥れられて犯罪者の烙印を押されてしまった。約2ヶ月で無実を晴らすことができたのだが、信じてくれなかった家族・幼なじみ・友人・教師などを信頼することができなくなっていた。
■作者より■
主人公は神坂冬樹ですが、群像劇的にサブキャラにも人物視点を転換していき、その都度冒頭で誰の視点で展開しているのかを表記しています。
237話より改行のルールを変更しております(236話以前を遡及しての修正は行いません)。
前・後書きはできるだけシンプルを心掛け、陳腐化したら適宜削除を行っていきます。
以下X(Twitter)アカウントにて作品についてや感想への回答もつぶやいております。
https://twitter.com/shirata_9 ( @shirata_9 )
更新は行える時に行う不定期更新です。
※《小説家になろう》《カクヨム》にて同時並行投稿を行っております。
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
君と僕の一周年記念日に君がラブホテルで寝取らていた件について~ドロドロの日々~
ねんごろ
恋愛
一周年記念は地獄へと変わった。
僕はどうしていけばいいんだろう。
どうやってこの日々を生きていけばいいんだろう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる