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第四十四話
しおりを挟む国境を越えてクリーゼル男爵の所までは少し時間が掛かるが、「輪番免除」があるので夜もゆっくり出来そう…… でも無いですね。
プリシラさんとは逃走中にしたし、クリスティンさんは生け贄に満足しているようなので後回し。ソフィアさんは我慢が出来るでしょう。ルフィナ、オリエッタは違う事で興奮してるので、これも後回し。
アラナの悪い癖は、どうしても治らないみたいだし、ストレスと言うか何かを発散させないとダメなのだろうか。 ……バスターソードを喰らわせろ。
「アラナ、こっちにおいで」
夕食が終わりみんながテントやその辺で眠る頃、僕は防音テントにアラナを呼んだ。もちろん優しくするためと、算数を教える為。
テントの中に机を挟んでアラナと二人きり…… 押し倒したい感情より算数を教えないとナイフが飛んでくる。折角、大きくなったのに短く斬られるのは嫌だ。
「アラナ、この問題をやってみて。解らなくなったら聞いてね」
残念ながら紙を使えるほど裕福じゃないが、オリエッタから小さな黒板みたいのを借りて、一桁から二桁の足し算の問題を書いておいた。
問題は難しくない筈だ。小学生の一年生レベル、それなら簡単に解けると思うが、アラナは集計ミスをしているから少し不安だったが、頭を掻きながらも一生懸命に問題を解いている様だ。
ふむ、このシチュエーションは居残り勉強をさせられてる生徒かな。僕は先生、アラナは…… 身長からいくと中学生くらいか。教師と生徒…… 悪くない。
脳内シチュエーション・ゴー!
目を閉じて思考を神速で巡らせ、記憶の深淵に立つ。目を開けると同時に、目の前の風景を記憶の断片と重ねて写し出す。
おぉ! 僕にも、僕にも見えるぞ、この風景が! それは、教室の机に座って勉強をするアラナ。開いた窓からは校庭で部活をしている人の声や吹奏楽部の音が聞こえ、カーテンが風に揺れている。
成功だ! 伊達に神速持ちじゃないんだ! 思考を現実と見間違えるほどの速さは、僕を日本の中学校に連れて行った。
「出来たッス」
残念! アラナの服は異世界のと変わらなかった。寝やすい姿をしているが、学校に通ってる姿とは無い。どちらかと言えば普段着に近いか。
脳内シチュエーション・ゴー!
服装はいずれオリエッタに制服を作って貰おう。下着関係も一緒に作ってもらって、それは売り出したら儲かるかな。いや、それより先にシチュエーションを変えねば!
普段着に勉強、僕は先生と言えば…… 家庭教師と生徒だな。目を閉じて深淵から目を覚ますと、そこには可愛い女の子の部屋。机は綺麗に整頓されベッドには、ぬいぐるみも置いてある。壁にはアイドルのポスターまで張ってあるじゃないか。
「後はお願いします」
お母さんまで出てくるなんて完璧な記憶操作。我ながら能力の高さに怖くなるよ。アラナは「どうしたッスか?」と聞いて来たが、僕は「何でもないよ」と答えた。
僕は両親から信頼の厚い、紳士な家庭教師としてアラナと向き合わなければ。だが、アラナの見せた回答は絶望の深淵に立てるほどだった。
「アラナって、勉強とかした事あるかな? 足し算とか引き算とかは?」
「したこと無いッス」
無い胸を張られても困るが、その胸はいずれ僕が大きくしてあげよう。 ……しかし、ここまで出来ないとは、教えがいがあると言うか……
僕は小学生レベルと言うより、数字を「足す」「引く」と言うのを一から教えた。改めて初歩から算数を教える事にボキャブラリー不足を感じたが、アラナは色んな事を吸収していった。
では、問題です。数字の七に何を足せば十五になるか? これを両手の指と僕のを指を使って解けるレベルにはなった。「二十五」と答えた前よりか格段の進歩とみよう。
黒板に似たような問題を書いて、僕はアラナが解くのを待ったが、なかなか先に進む気配が無い。僕はアラナの後ろに回って黒板を覗き込んで見たけれど…… 間違ってるぞ、それ!
「団長、近いッスよ」
思わず顔の横まで近付いて覗いてしまったが、アラナの柔らかい毛並みと、優しい香りが辛抱ならん。
「団長じゃなくて、今は先生と呼んで欲しいな」
「先生ッスか?」
ここで先生と呼ばず何と呼ぶ! ちなみに僕の専門は保健体育だ。数学なんて電卓を使えば社会では苦労しないよ。
「そう、先生ね。 ……ほら、早く問題を解いて下さい」
「了解ッス」
アラナは机に向かって問題を解き始めた。僕はアラナに向かって背中越しに座り胸を揉み始めた。うむ、七十四くらいか……
「どこ揉んでるッスか! 問題が解けないッスよ!」
大丈夫だ! ここの点数は七十四点、充分に合格だよ。それに、この胸の張りがたまらない……
「集中しないと。わざと邪魔してるんだから…… ほら、早く問題を解いて」
アラナは納得してないようだが、問題に取り掛かり始めた。偉いねぇ、偉いから先っぽの方はっと……
「にゃはぁん、ダメッスよ団長!」
「先生でしょ。集中力が途切れてるよ、頑張って」
アラナは振り替えって問題を解き始める。偉いねぇ、偉いけど、これはどうかな? 指先千手観音で乳首を刺激は集中出来るかな?
「にゃぁっあ……あ…ぁ にゃ…あぁ!あぁ…っ 」
声は出しても、身体を硬直させて快楽を我慢しているアラナが可愛い。そんな我慢強いアラナにはショーツ越しに割れ目をいじってやろう。
「せ…ええ…っん…!せぇ…ぇ…… にゃあぁは……ぁ にゃあぁ…あぁ」
授業中に溢れ出すなんてエッチな娘だ。肉棒による折檻が必要だ。アラナを前のめりに倒してお尻を突き出させた。
可愛いお尻だ。脱がしてしまえば、愛液が流れに出す蜜壷が目の前で僕の肉棒を欲しがってる様に見えて仕方がない。
期待には応えないと、答え合わせはそれからでも遅くない。僕は素早く脱いでペティナイフを引き抜き突き刺す。
「にゃあぁぁ…!」
勢いが強すぎたか、逃げようとしたのか、崩れ落ちそうなアラナの腰に手を置いて、逃がさないようにペティナイフを再び突き上げた。
「 にゃあぁああ…あ!」
もう逃がさない、腰を押さえてしまってるのだから。逃げる気も無いのか、アラナの腟壁がペティナイフを締め付ける。
「せんせぇ…いぃぃ 気持…ち……いぃっい…ぃいにゃああぁぁ……」
正直な身体だ。僕はゆっくりと、アラナの蜜壷の全てを感じるように突き続けた。
「にゃぁぁああ…あ あ……あああはぁっうう…にゃぁあ!」
このくらいで声を荒げるなんて、このまま凝縮を使ってアラナの中からバスターソードにしてみたい衝動に駆られる。
「せんせっ…いぃ ぐちゃっ…ぐうちゃ…ぁ…に、してぇえ!」
バスターソードは次だ! 今はアラナの蜜壷を掻き回してやる!
「うるせぇ! テントは魔石を使って閉じろって言ってんだろ!」
扉を開けて入って来るお母さん…… いや、プリシラさん。
赤信号、車は急に止まれない。
開くドア、射精は急に止まらない。どぴゅっピュピュ……
僕はヨーグルトをアラナの中にぶちまけ、アラナと一緒に果てた。抜け落ちた肉棒はビクビクと脈打ち、その度にヨーグルトがアラナのお尻を白く汚した。
「チッ!」と舌打ちして、僕の股間を目指したのか太ももに刺さったナイフは、僕の食事に使うイニシャル入りのだった。
そんなんじゃ、死なねぇよ。バーカ! でも、痛いッス。アラナに当たらなくて良かったけど、去り際にナイフを投げ付けるお母さんはどうだろうか。お父さんなら、もっと凄い事になっていたのか……
僕はナイフを引き抜きアラナの方を見ると、蜜壷が白く汚れていた。足は大丈夫だし、もう一回戦ヤるかと、魔石を使ってドアを閉めると何だか調子がおかしい。
急に激しい動悸と共に起ち上がる僕のバスターソード。まだ魔法も使って無いのに! 僕はそのまま倒れた…… 身体中が痺れて。あの野郎、ナイフに何か仕込みやがったな!?
「せぇんせぃぃ、どうしたかにゃぁあ」
僕を心配してくれるのか側に寄るアラナからは、まだヨーグルトが垂れていた。何か話したいけれど口さえも動かせない状態にアラナは困惑しているようだ。
「これが「凝縮」かにゃぁ。凄いにゃ」
困惑の理由はそっちの方か…… すまん、この後は自習にしてくれ。
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