双姦関係協奏曲

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第一章、双子の兄と実母と……

第二節 明かされてくる兄の獣欲

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第二節「明かされてくる兄の獣欲」
「ママの体は全部僕のものなんだ。いいじゃないか?それともパパともしたの?」
少年は残酷なことをいう。少年は母親の全てをねだった。まるで、子供が無邪気に母親の愛をねだるように。しかし、ねだっているものが違う。少年は大人の男として、大人の女にねだる愛欲に蕩けた媚薬という名の性欲の成就を母に願っていた。
 真由美は苦悶する。それは、最初はかたくなに拒んだ理性と母親としての責務だった。今は、表象的なものにすぎず、薄皮一枚向いてしまえば剥き出しの肉欲が柔らかい肌の下に隠されていた。


 「そうじゃないけど……ねえ、拓也。ママのそんなところじゃなくて、
前をいじって……」
真由美は下から上目づかいで拓也の顔を覗き込む。あざとい表情だが、無自覚にこういう表情をするところが真由美の魅力の一つだった。


 「いいよ」そういうと少年は屈託のない夏の日の太陽に向かうひまわりのように、笑顔をむける。行為はどこか淫靡で湿っているはずなのに、元々の拓也の資質が真由美にそんな印象を与える。そして、拓也は、ピアノを弾く柔らかな指で、優しく鍵盤を弾くように真由美の肉芽をむく。そこはむくりと起き上がり、興奮にいたいくらいたっていた。剥き出しの肉芽を指先で弾く。
 「ああ……ああん……ああ……」
真由美の声が最初はくぐもっているが徐々にクレシェンドがかかって大きなものになっていく。


 「くっ……うっ……あはん……すごい。すごいわ。拓也。声が漏れちゃう」
真由美は体をよじるが少年の肉棒が絶妙なタッチで腰の位置を固定してしまう。それと同時に逃げられない快楽の連打に真由美は口を真一文字に結んで耐える。


 「すごい出てくるね。ママ、愛液が……壊れた蛇口みたいだよ」
拓也は新しく買ったおもちゃの具合を試すかのように母親をもてあそんでいる。それは幼い子供が行う実験のようだった。まだ未知のものに触れて楽しむ新鮮な実験を拓也はしていた。もっともそれは、女というおもちゃに対するものだが……


 「ああ……だって……気持ちいいんですもの……」
真由美はかすれかすれに息も絶え絶えに声を出す。火照った顔はあまりの気持ちよさに蕩けて桃色にそまる。


 「何が?気持ちいいの?真由美」
拓也は甘く言葉で囁いて真由美の心の奥深くを凌辱する。


 「拓也の存在全てが……気持ちいい……」
真由美はそんな拓也の言葉に存在そのものを洗わられたようでその言葉に心が震える。


 「拓也、気持ちいいわ。拓也の指も肉棒も……なんてすばらしいんでしょう」
真由美は髪を振り乱しながら、少年にしがみつく。ため息をはきながら吐き出された熱い湿り気を帯びた声が部屋中にこだまする。
 ぶちゅぶちゅと卑猥な音を立てながら、座ってつながっている二人の獣は淫欲にまかせてお互いの腰をこれでもかとたたきつける。しかしながら、座っているので突きいれる拓也の側にしろ、受け止める真由美の側にしろ、浅い結合である。
それがもどかしく、二人の快感を高めていく。


 空いたほうの左手で拓也は真由美の紡錘形の乳房をいじり始める。コリコリとしたサクランボ色の頂点を拓也は口に含もうとする。
 「ママ、最高だよ。ママのおっぱいは……」
と拓也は言いながら甘噛みし、下から覗き込む。
 母親である真由美は(なんて可愛いのだろう。私だけの天使……)そう思いながら、片手は拓也の逞し背中に手をまわして、もう離れないように握りしめ、もう片方の手で髪をすく。それは、母親が眠っている赤ん坊に愛情を流し込むようにする行為だったが、今のそれはそんな純粋なものでなく、もっとよこしまで、猥雑かつ、破廉恥なものであり、それが、真由美の心のなかで倒錯を生み出しなんともいえないものを作っていた。


「ママのおっぱいでちゅよ。拓也ちゃんの大好きなママのおっぱいでちゅよ」
甘ったるい声で拓也をなでながら真由美は囁く。拓也はなぜだが不意に泣きそうになりながら、必死に母の紡錘形にはりだした双乳をむさぼる。
 「ああ……あはん……すごい……もっとすって……」
明らかにこの母親は息子に吸われて発情していた。それは、許されない行為なのに禁忌の行為と思えば思うほど脳内に興奮物質が吐き出されて真由美を快楽の世界へと誘う。


 「ママ、ママ、ママ」
拓也は乳房をしゃぶりながら激しく腰を突き立てる。にゅるにゅると太ももの付け根で捕食する相手を待ちわびているイソギンチャクは、拓也の肉剣をにゅるりと飲み干すと物ほしそうにキュキュッとしめつける。


ずちゅずちゅ


リズミカルに行われる浅い結合はお互いの思いと思いの交流のようだった。


 腰を少し浮かせて、両足を交差させた拓也の足の上に真由美はのっかると両足を開いてすわった。拓也の肉棒を中心にして淫壺にじゅぽじゅぽと突き立てる。拓也の両手は拓也の両肩より後ろに這わされて、二人の体重を支えるようにベッドについた。その逞しい両肩に真由美の手がおかれる。腰を浅くグラインドさせる。母親の双乳が拓也の目の前で惜しげもなく揺れる。目を奪われた拓也の視線に気づくとほんのすぐ前にある真由美の顔が快楽と拓也の淫蕩さに対する許しで複雑にゆれる。


はあ、はあ、はあ、はあ


 「ママ、とっても、気持ちいいわ」
真由美は蕩けそうな笑みを浮かべる。真由美は正常位などの相手の顔が見える体位が好きだった。それは、相手が自分でどれほど気持ちよくなっているかどうかの確認ができるためだった。その相手が自分の体で悶えているという事実が真由美の官能の心に赤い火をともした。


 「拓ちゃん、素敵よ。拓ちゃんのすべてが素敵……特に肉棒が」
そう恥ずかしそうに真由美はつぶやく。


 「どんな風に素敵なの?」
無邪気に拓也がきく。だが、幾分切羽詰まったものに聞こえる。少年は腰のグラインドをゆっくりと緩めている。激しく動かし続けると射精してしまいそうだった。
まだ、いきたくない。真由美の中に出したくない。


 「それは、一言で言えないぐらいよ」
真由美はそういって恥ずかしがる。


 「教えて」
真由美にとって愛おしい拓也がそうつぶやくと真由美は
恥ずかしい言葉さえも口にしてしまう。


 「それは……大きくって硬くって、ママの一番気持ちのいいところをごりごりって
削ってくれて、ママをだめしちゃう。肉棒さまなの~~~」
真由美は桃色吐息で言う。


 「パパの肉棒と比べてどう?」
ずんと拓也が腰を押し出しながら聞く。深く深く挿入された鉄芯は女の源泉のなかで湯船をかき回すようにぬちゃりぬちゃりとかき回されている。


 「もう……どうしてそんなことを気にするの?」
真由美にはこの男心はわからない。男はいつだって自分の一物とその前の男の一物を比べてしまっていて、優位に起ちたいものである。優位にたってその自己肯定感に酔いしれたいのだ。それは恥部を認められることによる自己肯定感だともいえる。


 「だって……その……気になるじゃん」
拓也がもごもごと口ごもる。少年は正直にその思いを口にしていた。


 「断然、大きくて硬いわ。それに……」
真由美は唄うように、口にする。


 「ママにはこれしかないって、思えるほどぴったりとあってるわ」
真由美がそういうと真由美の膣壁がうねうねとその言葉に合わせてうねる。そのあまりにもなまめかしい感触が拓也の肉棒を包んではなさない。


 真由美は、ふと思案顔を浮かべる。少年は母親に自分の一物は男としてどうなのかときいたが、母親である自分も(同年代の少女や女と比べてみてどうなのか?)と不安になったからだ。


 「そういう拓ちゃんはどうなの?」
真由美は下から拓也の逞しい胸板をなぞりあげながら問う。不安なのだろう。優美な顔が少し憂いと陰りを帯びている。その表情はいつもの健康的な表情とは違うために、ぞっとするほど魅惑的だ。


 「どうって?」
拓也は逡巡しながら答える。


 「同年代の可愛い子とかいるじゃない?」
おずおずと拓也の下から幼女のように見上げる真由美。喉ぼとけが緊張で上下する。握られた手の平が少しばかり汗を書いている。


 「論外だよ」
拓也は真由美の耳元に唇を寄せると息を吹き込むように言葉を流し込む。


 「でも、私の年代でも素敵な人はいるし」
真由美はそう口をすぼめて言う。


 「あのね、ママ。僕はママが好きなの」
拓也は無邪気な子供のように答える。掌で拓也は真由美の紡錘形の乳をもてあそぶ。


 「抜いちゃうよ?」
そういうと拓也は一気に長い肉棒を裂け目から抜く。てらてらと淫液につかった淫棒がぷるんと重力を押しのけて腹にぶつかる。少年の剛柱は年齢と同じぐらい若く元気だった。


 「ああ……抜いちゃやだ。やだ。やだ」
真由美は童女のようにかぶりをふる。


 「わかったら、ほら、ママ。おねだりして」
拓也がそういうと真由美は今までにない艶然とした微笑みで
淫烈に指をはわせてクパッと開くと、ぬらぬらとする愛蜜を垂れ流しながら、
 「淫乱な牝ママ、真由美の肉壺に逞しい拓也様の息子、肉棒を入れてください」
真由美のその言葉は淫らな牝のものだった。


ずちゅ


 「あああ~~~ん」
真由美が声をあげる。


 不意に拓也はベッドで二人分の体重を支えていた両手を母親の体に巻き付ける。真由美もそれと同じように両手を巻き付ける。大量に汗をかきはじめた二人は顔をどちらからともなく近づける。


 「あむ、あむ、あむ」
拓也と真由美の口ぶりが交錯する。


ちゅ、ちゅ、ちゅ、
 最初はバードキスからだった。だが、官能のほてりに身を捧げきってしまった二人がバードキスで止まるはずがない。すぐに


べろべろべろ


と、ディープキスに変わっていった。
 それは相手の唾液と唾液の交換だった。愛欲と愛欲の確認行為だった。この時間と空間にいるのは、相手は相手だけだという存在の確認でもあった。
下の口と上の口、両方で体液の交換をする母子。いきりたつ肉棒の熱さだけが母と子だという現実を二人に忘れさせた。


 「ママ、愛してるよ」
拓也はなんの気をてらうことなく言う。
 「ママもよ。世界で一番拓ちゃんのことを愛してる」
ドラマで言えば浮ついた言葉で臭い言葉も二人の母と子という間柄を超えた牝と牡には、
ちょうどいい媚薬にしかならない。そう、二人はどこまでいっても親子なのだ。拓也の「愛しているは息子として愛しているのか?男として愛してるのか?」わからないし、真由美の「愛しているも母として愛してるのか?女として愛してるのか?」わからない。


 ただ、おそらく確実にわかっていることは二人の男女が子供ができるかもしれないという禁忌に震えながら快楽にふけっていて、それが止まらないという事実だ。二人はともに腰をこれでもかというほど叩きつけ合い密着させていた。


じゅぷ、じゅぷ、じゅぷ


 拓也はそっと母親の背中に手をまわしながら母親をベッドに横たえる。真由美は両手を後ろにして棒のように突っ返させて、両足で拓也の腰を拘束する。拓也はぐぐっと両手を母の腰にあてひく。二人の体がしばらく密着した状態から離れる。真由美の唇から拓也の唾液がツツ―とこぼれる。拓也の軽くかいた汗が飛び散って真由美の腹の上に落ちる。二人は笑顔でこの腰の感触を味わっている。拓也が乱暴に両手でおさえた腰と自分の肉砲を母の胎内に送り込む。


 「ああ……すごい……拓ちゃん……すごいわ……ママ……おかしくなっちゃう」
必死に真由美は快楽で両腕の力がなくなるのをふせぐように歯を食いしばる。






 「こんな気持ちいいこと他の人が誰かしてくれた?」
拓也は意地わるそうに微笑を浮かべながら問う。こんな意地悪な質問も少年が少女のような中性的な容姿をしているために、美しい絵画のように見えてしまう。


 「うんうん。誰もしてくれなかったわ」
真由美は肩で息をしながら、拓也の質問に答える。真由美の髪が浅く真由美の汗に濡れて肌にまとわりつく。肌色の裸身、濡れた肌、そこに黒い髪、必死に握られたシーツのしわ、それらが鮮やかに拓也の視界を映す。上下に揺れる母の白い半円形の山をふたつ眼下に見下ろす。
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