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第三章 マチルダさんの好きな人
第22話 角の粉を飲んでもらわなければ
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レッドドラゴンの角を手に入れた僕は、その足でマチルダさんの元へと向かった。
少しでも早く禁術マヤカシを解かなければ。
道具屋の主人がこう言っていたから。
マヤカシは、時間が立ってしまうとその術が固まってしまいどうすることもできなくなると。
早く、早く!
僕の気持ちは焦って仕方がない。
首都コマルでミルヴァさんと別れてからは、いっそう足を早めて故郷のノースに向かう。
そういえばミルヴァさんと分かれる際、僕はとんでもないものを彼女から頂いた。
なんと稀有の名剣、オリハルコンの剣を頂いたのだ。
「この剣は、あなたが持っていた方が良いような気がする」
そう言ってミルヴァさんは惜しげもなくその名剣をくれたのだった。
大切に使わしてもらおう。
僕はそう心に決め、ありがたくその剣を腰に携えた。
本当は、ミルヴァさんにはいろいろ聞きたいこともあった。
例えば、なぜ女性なのに男のふりをしているのか?
何か事情があると言っていた。
聞いてみたいけど……。
でも、今は急がなくては。
その問いは、また会えたときにすればいい。
心残りはたくさんあったが、僕は首都コマルでミルヴァさんと別れ、生まれ故郷のノースへと向かった。
途中、うまく馬車に乗せてもらうことができたこともあり、ノースへは思ったより早くに到着した。
慣れ親しんだ故郷。
空気までもがなつかしい。
すぐにでもマチルダさんの元へと飛んで行きたかったが、その気持をぐっとこらえて、僕は道具屋へと向かった。
道具屋の主人はその仕事がらあらゆることに知識が豊富だ。
しかも、いつも僕の味方になってくれるような人だ。
まずは、せっかく手に入れたレッドドラゴンの角をどうすればいいのか聞く必要がある。
単に砕いて飲めば良いのか。それとも何か術式が必要なのか。
僕は、道具屋の扉を開けた。
ドアのきしむ音が以前と変わっていない。
「こんにちは」
はやる気持ちを押さえて挨拶をする。
「よう、マルコス、少し見ないうちにたくましい顔つきになったな」
店主は僕の顔を見るなりそんなことを言った。
ただ、世間話をしている暇はない。
マチルダさんの禁術マヤカシを一刻も早く……。
「店主、レッドドラゴンの角を取ってきました」
「はあ?」
「レッドドラゴンの角を取ってきたんです」
「おいマルコス、冗談言っちゃいけないよ。言っただろ、あんなものランキング1位の剣士でも取ってこれない代物だと。お前が取ってこれるわけないだろ」
「それが、この通り、ここにあるんです」
僕はアイテムボックスから角を取り出し、金色に輝く尖った物体を店主に見せた。カウンターには置ききれる大きさではなかったので、そのまま角は床へ置いた。
「こ、これは!」
店主は目を丸くして角を見ている。
「本物を見るのは初めてだが、文献で読んだことがある。レッドドラゴンの角は切り取られた後も金色に輝き続けていると。まさに、この角が……」
「これで、マチルダさんの禁術マヤカシは解けますよね」
「ああ。だが、ちょっと待て、どうやってこの角を手に入れたんだ?」
「どうやってって。レッドドラゴンと戦って手に入れたんです」
「レッドドラゴンと戦った? マルコスがか?」
「はい」
「つい最近まで、スライムも倒せなかったマルコスが、レッドドラゴンと戦って、角を取ってきただって!」
店主は信じられないといった顔つきで僕の顔を見つめている。
そしてこんなことを言ってきた。
「それが本当ならマルコス、お前はすごい力を秘めていたんだな。もしかすると、お前は伝説の勇者になれる逸材かもしれないな」
また、出てきた、この言葉。僕が勇者なわけないじゃないか。
そう思いながら、今の気持ちを述べた。
「店主、僕は勇者なんてどうでもいいんです。僕はマチルダさんを救いたいんです。この角をどうすれば良いのか、早く教えて下さい」
「わかった」
店主はそう言うと、レッドドラゴンの角を使い禁術を解く方法を教えてくれた。
僕は、単に粉を飲ませればそれで全てが解決すると思っていたが、話を聞くとどうやらそういうわけでもなさそうだった。
これはちょっと厄介だな。僕はそう思った。
「レッドドラゴンの角の粉末を飲むだけでは駄目なんだ」
道具屋の店主は僕に説明した。
飲むだけでは駄目?
せっかく苦労して手に入れたレッドドラゴンの角だが、それだけでは何か足りないのだろうか?
「まだ、他に必要な物があるのですか?」
「いや、物はもう必要ない」
「じゃあ、どうすれば……」
「禁術マヤカシをかけられているのは、確かマチルダさんといったな」
「はい」
「そのマチルダさんだが、角の粉末を飲んだだけでは術は解けない。もう一つ必要なことがあるんだ」
「何なんですか?」
「粉末を飲み、その後、マチルダさんが本当に好きになれる男と巡り会えた時、禁術は初めて解けるんだ」
「マチルダさんが本当に好きになれる男と巡り会えた時……」
なんだぁ。
じゃあ、簡単なことだ。
僕が、マチルダさんに好かれるような男になればいいだけの話じゃないか。
マチルダさんは言った。
強い男が好きと。
今や僕は、ランキング1位の冒険者でも倒せないレッドドラゴンを倒せる剣士になったんだ。
僕より強い冒険者などいないということだ。
きっとマチルダさんは僕のことを好きになるに違いない。
きっと……。
※ ※ ※
道具屋の主人との話を終えた僕は、その足でノース冒険者ギルドへと向かった
馴染みのある扉を開く。
「あっ、マルコス、久しぶりね」
カウンターにいるマチルダさんが声をかけてくれる。
こうして見るとマチルダさんが禁術マヤカシにかけられているなんて、まさかと思ってしまう。
でも。
そこがマヤカシの恐ろしいところである。
普通に接する分には、誰もその人が術にかけられているなんて思えない。
本人でさえ、術にかけられていることは気づけないものだ。
でも、かけられている人の心は間違いなく操られてしまっている。
人を好きになれず、ある特定の男だけに恋心を抱くようにプログラムされてしまっている。
マチルダさんが、そんな術にかけられてしまっているなんて。
クローのやつ、絶対にゆるせない。
「こんにちはマチルダさん。お変わりありませんか?」
「もちろん変わりないわよ」
マチルダさんの笑顔が輝いている。
けれど、彼女の心はクローに捕らわれてしまっているんだ。
禁止されている術をかけられて……。
僕が、マチルダさんを救う。
そして、僕自身が、マチルダさんの本当に好きだと思える男になってみせるんだ。
「マチルダさん、実はあなたに飲んでもらいたい粉があるんです」
僕はいきなり本題に入っていった。
「粉?」
マチルダさんはキョトンとした顔をしている。
こんな顔も素敵だ。
「そうです。粉です。マチルダさんに飲んで貰う必要があるんです」
そう言って僕はレッドドラゴンの角を砕いた金色の粉をマチルダさんに見せた。
ちなみにこの粉は、オリハルコンの剣で削り砕いたものだ。
「何言っているのマルコス。そんな怪しい粉を私に飲めというの?」
「ええ、これはマチルダさんが自分らしく生きるために必要な粉なのです」
「マルコス、意味がわからないわ。得体のしれない粉を飲めと言われて飲めるわけないじゃない。悪いけどお断りよ」
確かにそうだ。
よく考えれば簡単に飲んでもらえるわけない。
でも、禁術マヤカシを解くためにはどうしてもこの粉を飲んでもらう必要がある。
どうすればいいのだろうか?
マチルダさんがこの金色に輝く粉を、口に入れてもらえる良い方法はないのだろうか?
僕は、無い知恵をしぼりはじめた。
少しでも早く禁術マヤカシを解かなければ。
道具屋の主人がこう言っていたから。
マヤカシは、時間が立ってしまうとその術が固まってしまいどうすることもできなくなると。
早く、早く!
僕の気持ちは焦って仕方がない。
首都コマルでミルヴァさんと別れてからは、いっそう足を早めて故郷のノースに向かう。
そういえばミルヴァさんと分かれる際、僕はとんでもないものを彼女から頂いた。
なんと稀有の名剣、オリハルコンの剣を頂いたのだ。
「この剣は、あなたが持っていた方が良いような気がする」
そう言ってミルヴァさんは惜しげもなくその名剣をくれたのだった。
大切に使わしてもらおう。
僕はそう心に決め、ありがたくその剣を腰に携えた。
本当は、ミルヴァさんにはいろいろ聞きたいこともあった。
例えば、なぜ女性なのに男のふりをしているのか?
何か事情があると言っていた。
聞いてみたいけど……。
でも、今は急がなくては。
その問いは、また会えたときにすればいい。
心残りはたくさんあったが、僕は首都コマルでミルヴァさんと別れ、生まれ故郷のノースへと向かった。
途中、うまく馬車に乗せてもらうことができたこともあり、ノースへは思ったより早くに到着した。
慣れ親しんだ故郷。
空気までもがなつかしい。
すぐにでもマチルダさんの元へと飛んで行きたかったが、その気持をぐっとこらえて、僕は道具屋へと向かった。
道具屋の主人はその仕事がらあらゆることに知識が豊富だ。
しかも、いつも僕の味方になってくれるような人だ。
まずは、せっかく手に入れたレッドドラゴンの角をどうすればいいのか聞く必要がある。
単に砕いて飲めば良いのか。それとも何か術式が必要なのか。
僕は、道具屋の扉を開けた。
ドアのきしむ音が以前と変わっていない。
「こんにちは」
はやる気持ちを押さえて挨拶をする。
「よう、マルコス、少し見ないうちにたくましい顔つきになったな」
店主は僕の顔を見るなりそんなことを言った。
ただ、世間話をしている暇はない。
マチルダさんの禁術マヤカシを一刻も早く……。
「店主、レッドドラゴンの角を取ってきました」
「はあ?」
「レッドドラゴンの角を取ってきたんです」
「おいマルコス、冗談言っちゃいけないよ。言っただろ、あんなものランキング1位の剣士でも取ってこれない代物だと。お前が取ってこれるわけないだろ」
「それが、この通り、ここにあるんです」
僕はアイテムボックスから角を取り出し、金色に輝く尖った物体を店主に見せた。カウンターには置ききれる大きさではなかったので、そのまま角は床へ置いた。
「こ、これは!」
店主は目を丸くして角を見ている。
「本物を見るのは初めてだが、文献で読んだことがある。レッドドラゴンの角は切り取られた後も金色に輝き続けていると。まさに、この角が……」
「これで、マチルダさんの禁術マヤカシは解けますよね」
「ああ。だが、ちょっと待て、どうやってこの角を手に入れたんだ?」
「どうやってって。レッドドラゴンと戦って手に入れたんです」
「レッドドラゴンと戦った? マルコスがか?」
「はい」
「つい最近まで、スライムも倒せなかったマルコスが、レッドドラゴンと戦って、角を取ってきただって!」
店主は信じられないといった顔つきで僕の顔を見つめている。
そしてこんなことを言ってきた。
「それが本当ならマルコス、お前はすごい力を秘めていたんだな。もしかすると、お前は伝説の勇者になれる逸材かもしれないな」
また、出てきた、この言葉。僕が勇者なわけないじゃないか。
そう思いながら、今の気持ちを述べた。
「店主、僕は勇者なんてどうでもいいんです。僕はマチルダさんを救いたいんです。この角をどうすれば良いのか、早く教えて下さい」
「わかった」
店主はそう言うと、レッドドラゴンの角を使い禁術を解く方法を教えてくれた。
僕は、単に粉を飲ませればそれで全てが解決すると思っていたが、話を聞くとどうやらそういうわけでもなさそうだった。
これはちょっと厄介だな。僕はそう思った。
「レッドドラゴンの角の粉末を飲むだけでは駄目なんだ」
道具屋の店主は僕に説明した。
飲むだけでは駄目?
せっかく苦労して手に入れたレッドドラゴンの角だが、それだけでは何か足りないのだろうか?
「まだ、他に必要な物があるのですか?」
「いや、物はもう必要ない」
「じゃあ、どうすれば……」
「禁術マヤカシをかけられているのは、確かマチルダさんといったな」
「はい」
「そのマチルダさんだが、角の粉末を飲んだだけでは術は解けない。もう一つ必要なことがあるんだ」
「何なんですか?」
「粉末を飲み、その後、マチルダさんが本当に好きになれる男と巡り会えた時、禁術は初めて解けるんだ」
「マチルダさんが本当に好きになれる男と巡り会えた時……」
なんだぁ。
じゃあ、簡単なことだ。
僕が、マチルダさんに好かれるような男になればいいだけの話じゃないか。
マチルダさんは言った。
強い男が好きと。
今や僕は、ランキング1位の冒険者でも倒せないレッドドラゴンを倒せる剣士になったんだ。
僕より強い冒険者などいないということだ。
きっとマチルダさんは僕のことを好きになるに違いない。
きっと……。
※ ※ ※
道具屋の主人との話を終えた僕は、その足でノース冒険者ギルドへと向かった
馴染みのある扉を開く。
「あっ、マルコス、久しぶりね」
カウンターにいるマチルダさんが声をかけてくれる。
こうして見るとマチルダさんが禁術マヤカシにかけられているなんて、まさかと思ってしまう。
でも。
そこがマヤカシの恐ろしいところである。
普通に接する分には、誰もその人が術にかけられているなんて思えない。
本人でさえ、術にかけられていることは気づけないものだ。
でも、かけられている人の心は間違いなく操られてしまっている。
人を好きになれず、ある特定の男だけに恋心を抱くようにプログラムされてしまっている。
マチルダさんが、そんな術にかけられてしまっているなんて。
クローのやつ、絶対にゆるせない。
「こんにちはマチルダさん。お変わりありませんか?」
「もちろん変わりないわよ」
マチルダさんの笑顔が輝いている。
けれど、彼女の心はクローに捕らわれてしまっているんだ。
禁止されている術をかけられて……。
僕が、マチルダさんを救う。
そして、僕自身が、マチルダさんの本当に好きだと思える男になってみせるんだ。
「マチルダさん、実はあなたに飲んでもらいたい粉があるんです」
僕はいきなり本題に入っていった。
「粉?」
マチルダさんはキョトンとした顔をしている。
こんな顔も素敵だ。
「そうです。粉です。マチルダさんに飲んで貰う必要があるんです」
そう言って僕はレッドドラゴンの角を砕いた金色の粉をマチルダさんに見せた。
ちなみにこの粉は、オリハルコンの剣で削り砕いたものだ。
「何言っているのマルコス。そんな怪しい粉を私に飲めというの?」
「ええ、これはマチルダさんが自分らしく生きるために必要な粉なのです」
「マルコス、意味がわからないわ。得体のしれない粉を飲めと言われて飲めるわけないじゃない。悪いけどお断りよ」
確かにそうだ。
よく考えれば簡単に飲んでもらえるわけない。
でも、禁術マヤカシを解くためにはどうしてもこの粉を飲んでもらう必要がある。
どうすればいいのだろうか?
マチルダさんがこの金色に輝く粉を、口に入れてもらえる良い方法はないのだろうか?
僕は、無い知恵をしぼりはじめた。
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