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心霊スポット探訪顛末記
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当時、結婚も考えていた彼女と心霊スポットに行ったF君。
やっぱりこういう所は薄暗くなってからだよねと、わざわざ夕方近くなって現地に車走らせたそうです。
秋の日はつるべ落とし
廃病院についた時は既に薄暗くなっていました。
1階、地下、2階、3階と見て回りましたが、結局何も起きなかったので、車に戻り走り出し――――
「何にもなかったねえ。」
「拍子抜けだったね。」
等と笑いあっていた時、
ぞわっ!
全身鳥肌が立ちました。
何かいるんです。
彼女と自分の間に。
でも怖くて彼女の方を振り向けません。
いや、振り向いたらいけない。
本能が警鐘を鳴らしています。
怖い、怖い、怖い、、
そう思いながら必死で前を向いて運転していたら、ある所でスーッと、その『何か』が消えました。
よ・・・良かった・・怖かった・・・
信号で止まった時、彼女の方をようやく見れたので今のことを話そうとしたら、青褪めた顔をした彼女が言ったそうです。
「ねえ、、さっきまで貴方と私の間に何かいたよね。」
「いやあ、あれは怖かったですよ、なんとなくですけれど年配の男性が怒ってる、って感じでした。」
「抜けて行ってくれて良かったじゃん。」
「本当にそうなんですよ、俺、あの後車に塩まきましたよ。」
「で、その時の彼女とはどうなったの?」
「・・・・・・・別れました、何だか廃病院行ってからすれ違い多くなって。」
「あーあ、祟られたぁ、流行に乗って、そんな所に面白がっていくから怒られたんだよ。」
「そうなんですか?」
「考えてみ、地主さんに対しても、そこにいる「モノ」対しても、君ら遊びで不法侵入したんだよ、それ何かしらのペナルティあってしかるべきでしょ。」
「そっか、あれ以来彼女出来てもすぐ駄目になるのはそのせいか…、お祓いとかした方が良いんですかね?」
「いや、それは君自身のせいでしょ、見えないもののせいにしたら駄目だよ^^;」
やっぱりこういう所は薄暗くなってからだよねと、わざわざ夕方近くなって現地に車走らせたそうです。
秋の日はつるべ落とし
廃病院についた時は既に薄暗くなっていました。
1階、地下、2階、3階と見て回りましたが、結局何も起きなかったので、車に戻り走り出し――――
「何にもなかったねえ。」
「拍子抜けだったね。」
等と笑いあっていた時、
ぞわっ!
全身鳥肌が立ちました。
何かいるんです。
彼女と自分の間に。
でも怖くて彼女の方を振り向けません。
いや、振り向いたらいけない。
本能が警鐘を鳴らしています。
怖い、怖い、怖い、、
そう思いながら必死で前を向いて運転していたら、ある所でスーッと、その『何か』が消えました。
よ・・・良かった・・怖かった・・・
信号で止まった時、彼女の方をようやく見れたので今のことを話そうとしたら、青褪めた顔をした彼女が言ったそうです。
「ねえ、、さっきまで貴方と私の間に何かいたよね。」
「いやあ、あれは怖かったですよ、なんとなくですけれど年配の男性が怒ってる、って感じでした。」
「抜けて行ってくれて良かったじゃん。」
「本当にそうなんですよ、俺、あの後車に塩まきましたよ。」
「で、その時の彼女とはどうなったの?」
「・・・・・・・別れました、何だか廃病院行ってからすれ違い多くなって。」
「あーあ、祟られたぁ、流行に乗って、そんな所に面白がっていくから怒られたんだよ。」
「そうなんですか?」
「考えてみ、地主さんに対しても、そこにいる「モノ」対しても、君ら遊びで不法侵入したんだよ、それ何かしらのペナルティあってしかるべきでしょ。」
「そっか、あれ以来彼女出来てもすぐ駄目になるのはそのせいか…、お祓いとかした方が良いんですかね?」
「いや、それは君自身のせいでしょ、見えないもののせいにしたら駄目だよ^^;」
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