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変化
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「限破くん、君は今どれくらい事故のことを覚えているかい?」
「自分は京香をかばってトラックに轢かれたところまでですね。それからのことはまったく記憶にないです」
「そうか…それじゃあまず君の体のことについて説明しようか。
君はさっき、起きようとしたらすぐに起きることはできたけど、その後すぐに力が抜けたよね?」
「はい、自分でもわからないんですけど力が入ったり入らなかったりと…
思い通りにはいきませんね。」
「君は事故の衝撃で、脳から伝わる筋肉の神経系が傷ついてうまく動かせないんだ。
でもね、それはリハビリをすればある程度は回復するんだよ。
それより深刻な問題があるんだ…」
それから少しの間がたち、先生が口を開いた
「今の君の筋力は人間を超えている」
「唐突すぎてわかららないんですけど…
人間を超えているってどういうことですか?」
「説明不足だったよ。診察をして分かったことだが、力のコントロールが上手くいかないみたいなんだ。
例えて言うと、前は鳥並みの力しかなかったけど、今はゴリラ並みの力がある。こんなかんじかな?」
どんな感じだよ、とツッコミたくなったが大体は把握できた。(その説明で理解できるとは思わなかった)
「ふと、気をぬくだけで物を壊しかねない、もしくは人を殺しかねないと言うことですよね?」
「話が伝わってよかったよ。つまりはそう言うことだ。物を壊すぶんには構わないんだが、軽く人を飛ばしてしまう力が君には備わってしまったみたいだ。まさに人間兵器って言ったところかな。でもね訓練を受けてくれれば普通に暮らすことは可能になるよ。とてもきついけどね。」
「訓練……ですか…、もちろんやります!例えなにが待っていても自分の暮らしを取り戻すために」
「意気込みは十分だけどそんなに張り切らなくて大丈夫だよ。ただ前例がないから色々と試してみながらの訓練になるよ。
それでもいいかい?」
「もちろんです。」
こうして体と向き合うことになった
そうして起きてから3ヵ月後、ついに退院することができた。
「自分は京香をかばってトラックに轢かれたところまでですね。それからのことはまったく記憶にないです」
「そうか…それじゃあまず君の体のことについて説明しようか。
君はさっき、起きようとしたらすぐに起きることはできたけど、その後すぐに力が抜けたよね?」
「はい、自分でもわからないんですけど力が入ったり入らなかったりと…
思い通りにはいきませんね。」
「君は事故の衝撃で、脳から伝わる筋肉の神経系が傷ついてうまく動かせないんだ。
でもね、それはリハビリをすればある程度は回復するんだよ。
それより深刻な問題があるんだ…」
それから少しの間がたち、先生が口を開いた
「今の君の筋力は人間を超えている」
「唐突すぎてわかららないんですけど…
人間を超えているってどういうことですか?」
「説明不足だったよ。診察をして分かったことだが、力のコントロールが上手くいかないみたいなんだ。
例えて言うと、前は鳥並みの力しかなかったけど、今はゴリラ並みの力がある。こんなかんじかな?」
どんな感じだよ、とツッコミたくなったが大体は把握できた。(その説明で理解できるとは思わなかった)
「ふと、気をぬくだけで物を壊しかねない、もしくは人を殺しかねないと言うことですよね?」
「話が伝わってよかったよ。つまりはそう言うことだ。物を壊すぶんには構わないんだが、軽く人を飛ばしてしまう力が君には備わってしまったみたいだ。まさに人間兵器って言ったところかな。でもね訓練を受けてくれれば普通に暮らすことは可能になるよ。とてもきついけどね。」
「訓練……ですか…、もちろんやります!例えなにが待っていても自分の暮らしを取り戻すために」
「意気込みは十分だけどそんなに張り切らなくて大丈夫だよ。ただ前例がないから色々と試してみながらの訓練になるよ。
それでもいいかい?」
「もちろんです。」
こうして体と向き合うことになった
そうして起きてから3ヵ月後、ついに退院することができた。
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