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第一章-最前戦の修学旅行-
ープロローグー最前戦行きのバスの中
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ープロローグー
時は新暦十三年十月、修学旅行最終日である。
私達は今、修学旅行最終日の目的地である神凪都市にバスに揺られながら向かっている。
「ねぇ茜ちゃん、神凪に着いたらまず何処から回る?」
そう聞いて来たのは隣の席に座る少女【篠宮佐和子】だ、彼女は私の幼馴染で顔良し、性格良し、家柄良し、と三要素を兼ね備えた超絶美少女でクラスメイト達に『天使だ!』と言わせる程の女の子だ(ちなみに怒るとスゴく怖い)。
「まずは腹拵えね、バスに揺られて二時間・・お菓子だけじゃ足りないわ!それが終われば神凪刀剣館に行きましょ!今なら宝刀の武御雷が展示されてるのよ!」
「じゃ良いお店探さなくちゃね!」
「相変わらず剣や刀が好きだよな~お前は」
そう言って前の席から顔を上げて来たのは【牙城雷河】佐和子と同じで私の幼馴染でみんなからは【チャライガ】と不名誉な呼ばれ方をしている。
理由は簡単、中学デビューしようとして入学早々チャラい格好をして女の子に話しかけまくった結果、生活指導の先生に指導室に強制連行されたからだ、それ以来女子からは【チャライガ】男子からは【勇者ライガ】と呼ばれていたが今では大体チャライガで統一され呼ばれてる。
「うっさい!チャライガ!い~じゃん刀や剣が好きで何が悪いのよ!」
「そうだぜ兄ちゃん、茜の刀剣バカは今に始まった事じゃ無いぜ?」
私を少しディスりなが雷河の隣から顔を出したのは【牙城桐恵】雷牙の妹で口の悪いロリギツネだ。
雷牙より遅く産まれたとは言えその身長差はおかしいでしょ?どう見ても二、三歳は年下よね?小学生?それに加えて狐色の髪を腰まで伸ばして外で元気良く走り回ってる姿を見た時は子狐を思い浮かべたわよ私、と言うかムカつく!
「(ムカ!)あら~相変わらずちいちゃいでちゅね~キリエちゃ~ん!遊んで欲しいんでちゅか~」
「テメェこの刀剣馬鹿が!おちょくってんだろ!コノヤロー!」
「えぇ、おちょくってますー!」
私とキリエがこれを切っ掛けに口喧嘩を始めそれを雷牙が煽りながら笑いバスに乗っていたクラスメイト達もそれを周りで見守りながらどちらが勝つかを持って来たお菓子やジュースで賭け事を始め出すと最終的に怒った佐和子に私達幼馴染三人は叱られていた。
まさかこれから行く場所が魔獣災害の最前戦になるとは、この時バスに居た私達も神凪都市居た住人も思いもしなかった。
その頃、神凪都市から約五十キロ離れた森林の中。
「ご主人!ご主人!どうやら奴ら神凪方面に向かった見たい!」
そう話しかけたのは水色の髪をツインテールにし小さな羽を使いこちらに飛んで来くる手の平サイズの妖精。
ナノピクシーの少女【ウル・ティーナ】だった
『そうか、面倒な場所に向かってくれたなまったく』
その人物は森林の中を歩いて進むとナノピクシーの少女に話しかけた。
『ティーナ、神凪都市の雷光に連絡してくれ「魔獣の群れが向かっている」とな、雷光なら警備隊にも都市上層部にも顔が効くからな避難の誘導にすぐ取り掛かれる筈だ。』
「了解でありまーす!」
するとティーナはその場から離れて雷光に連絡しに飛んで行った。
そして残った人物は森林の闇に溶け込むように姿を消して行った。
時は新暦十三年十月、修学旅行最終日である。
私達は今、修学旅行最終日の目的地である神凪都市にバスに揺られながら向かっている。
「ねぇ茜ちゃん、神凪に着いたらまず何処から回る?」
そう聞いて来たのは隣の席に座る少女【篠宮佐和子】だ、彼女は私の幼馴染で顔良し、性格良し、家柄良し、と三要素を兼ね備えた超絶美少女でクラスメイト達に『天使だ!』と言わせる程の女の子だ(ちなみに怒るとスゴく怖い)。
「まずは腹拵えね、バスに揺られて二時間・・お菓子だけじゃ足りないわ!それが終われば神凪刀剣館に行きましょ!今なら宝刀の武御雷が展示されてるのよ!」
「じゃ良いお店探さなくちゃね!」
「相変わらず剣や刀が好きだよな~お前は」
そう言って前の席から顔を上げて来たのは【牙城雷河】佐和子と同じで私の幼馴染でみんなからは【チャライガ】と不名誉な呼ばれ方をしている。
理由は簡単、中学デビューしようとして入学早々チャラい格好をして女の子に話しかけまくった結果、生活指導の先生に指導室に強制連行されたからだ、それ以来女子からは【チャライガ】男子からは【勇者ライガ】と呼ばれていたが今では大体チャライガで統一され呼ばれてる。
「うっさい!チャライガ!い~じゃん刀や剣が好きで何が悪いのよ!」
「そうだぜ兄ちゃん、茜の刀剣バカは今に始まった事じゃ無いぜ?」
私を少しディスりなが雷河の隣から顔を出したのは【牙城桐恵】雷牙の妹で口の悪いロリギツネだ。
雷牙より遅く産まれたとは言えその身長差はおかしいでしょ?どう見ても二、三歳は年下よね?小学生?それに加えて狐色の髪を腰まで伸ばして外で元気良く走り回ってる姿を見た時は子狐を思い浮かべたわよ私、と言うかムカつく!
「(ムカ!)あら~相変わらずちいちゃいでちゅね~キリエちゃ~ん!遊んで欲しいんでちゅか~」
「テメェこの刀剣馬鹿が!おちょくってんだろ!コノヤロー!」
「えぇ、おちょくってますー!」
私とキリエがこれを切っ掛けに口喧嘩を始めそれを雷牙が煽りながら笑いバスに乗っていたクラスメイト達もそれを周りで見守りながらどちらが勝つかを持って来たお菓子やジュースで賭け事を始め出すと最終的に怒った佐和子に私達幼馴染三人は叱られていた。
まさかこれから行く場所が魔獣災害の最前戦になるとは、この時バスに居た私達も神凪都市居た住人も思いもしなかった。
その頃、神凪都市から約五十キロ離れた森林の中。
「ご主人!ご主人!どうやら奴ら神凪方面に向かった見たい!」
そう話しかけたのは水色の髪をツインテールにし小さな羽を使いこちらに飛んで来くる手の平サイズの妖精。
ナノピクシーの少女【ウル・ティーナ】だった
『そうか、面倒な場所に向かってくれたなまったく』
その人物は森林の中を歩いて進むとナノピクシーの少女に話しかけた。
『ティーナ、神凪都市の雷光に連絡してくれ「魔獣の群れが向かっている」とな、雷光なら警備隊にも都市上層部にも顔が効くからな避難の誘導にすぐ取り掛かれる筈だ。』
「了解でありまーす!」
するとティーナはその場から離れて雷光に連絡しに飛んで行った。
そして残った人物は森林の闇に溶け込むように姿を消して行った。
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