5 / 5
最終話 快便の向こう側
しおりを挟む
そんなこんなで砦の中に通された私たち四人は、「王宮の間」とでもいうべき無駄に広い部屋に足を踏み入れた。
一目見て、「あ、ボスだ」とわかるミノタウロスが巨大な椅子に座っていた。オークはミノタウロスの体格を「自分の倍以上」といっていたが、優に四、五倍はある。この巨大な椅子というのが変わっていて、尻を落ち着けるところに穴が開いているらしく、その真下の床にも丸い大きな穴が開いていた。
昔、何かの絵画で見た覚えがある。誰の何という画だったかな……。
「オレ様がこの城のボスだ!」
デカいミノタウロスが吠えた。途端に私の後ろに控えていた三人が縮こまるのがわかった。
「転移者と、その友たちよ! オレ様を楽しませろ! 笑わせてみろ! さあ、悦楽の園、開始!」
ボスの様子は明らかに尋常ではなかった。肘掛けに預けた手の指はイライラと終始落ち着かず、足は小刻みに震えており、にもかかわらず口元は笑っていた。目は笑っていない。
(何かヤバいクスリでもキメてんのかな……)
私は咄嗟に彼が森から奪取した大量のきのこを想像していた。
(もしかして、変なきのこにでも当たったんじゃないか?)
私が斯様にボスを目の前にしながら冷静でいられたわけは、偏に彼の姿にある。というのも彼、膝の上から幅広の長い白い布を床にまで垂らしてあって、それがまるでトイレットペーパーみたいに見えてしょうがない。
オークのペニスが太くて大きいことは知っていたが、ミノタウロスもなかなか立派なイチモツをお持ちで、布を押し上げるソレが正面からだともろにわかるので笑いが込み上げてくるのだ。
「城主様に申し上げます。もしやあなた様も便秘にお悩みなのではありませんか」
私がそういうとボスは目が飛び出さんばかりに表情だけで驚いた。
「……何故わかった? 貴様さては魔術師か?」
「いいえ、ただの転移者でございます」
ボスはフンと鼻を鳴らす。
「転移者! そう、転移者だ。貴様の前にきた転移者はオレ様の便秘を治すと抜かして森のきのこを勧めよった。だが全然効かん! 奴は嘘を吐きよった!」
「城主様。便秘の原因は複数考えられます。私が元の世界で調べましたところ、食習慣、運動不足、そしてストレスが挙げられます」
「ストレスとは何だ?」
「心労、日々の疲れです。もしや城主様はストレスが溜まっているのではないでしょうか」
「オレ様は疲れてなどいないっっ!!」
ボスが吠え、私は床に引っ繰り返った。凄まじいシャウトだった。砦も揺れた気がする。
「…………便秘に悩まされて既に数年。配下の者共に城の周辺を見回らせているが、本当はオレ様も外に出たい。だが体が重いのだ。そして椅子から立とうとすると催す始末。気張れども気張れども結果は出ない……オレ様は一体どうすればいい?」
かなりの重症だった。流石に可哀想になって私は真剣に思案した。
「……その、便所椅子? は、かなり頑丈にできていると思われます。どうでしょう、その四脚に車輪を付けて配下の人たちに押してもらうというのは」
「オレ様もそれくらい考えた」
ボスが失望したようにいう。
「森の木を切って車輪を作らせようとしたが、配下の者共は木の切り方もわからない役立たず。貴様らも見たと思うが、あいつらに持たせてある両手斧は新品同様にピカピカだ。全く訓練をしないのだ。おかげでこの椅子を押す力もないはずだ」
「城主様。我々がそのお役に立てるかと思います」
私がそういうと後ろの三人がざわざわした。
「おい、何をいっている」
「テキトーなこといわないでよ」
「愚か者にも程があるぞ」
私は首を振った。
「城主様。このオークはきっと力になってくれるでしょう。エルフの魔法も手伝ってくれます。木の切り方はドワーフが教えます」
「ホホウ、いったな」
ボスはやや前のめりになる。
「約束しろ、転移者。オレ様を手伝って便秘を治すと」
ボスに迫られた私は「はい」と頷く。
「約束したな? 結構。もし約束を破れば、貴様を生きたまま喰って糞として出してやるからな。覚悟しておけ」
そんなこんなで急遽約束を取り交わし、便秘の友三人も後には引けず、役立たずの衛兵らと共にドワーフの指導の下、森で木を切り倒して車輪を作り、エルフの魔法も手伝ってそれらをオークも加勢して砦に運び入れ、便所椅子の四脚にそれぞれ取り付けた。
「できたか! よし、いけ!」
「「「「「うんとこどっこいしょっ!!!!!」」」」」
三日かかって完成した便所車椅子を全員で押して砦の外に出た。これはいい運動になった。
穏やかな良い天気だった。私たちは丘の上で青空を見上げた。
「……うぉおおおおおおいい天気だあああああああ!!!」
ボスはそう吠えると便所車椅子から――実に自然に立ち上がった。
「……ぁああぁああっ!! ボスが……ボスが立ったあああっ!! ボスが立ったあああっっ!!」
歓喜にむせび泣く衛兵たち。坂を転げ落ちる便所車椅子。謎の既視感。
「……ウッ!?」
突然、腹を抑えるボス。
「どうしましたボス!?」
「きっ、きたきたきたきたきたああああっっっ!!!」
オロオロする衛兵たち。まさかこんなに早く効き目が現れるとは誰も想定していなかった。
「「「「あっ!!!!」」」」
と、ここで私たちも俄かに催してきた。ボスから運気を分けてもらったのだろうか。
五人全員、尻をまくって身構える。
エルフが、消音&消臭魔法を急いで唱えた。
『ブチ――!!!』
しばらくすると――――五人全員、ホッとした表情になっていた。
三日後……私と元便秘の友三人はあの秘密の隠れ家にいた。
あれ以来、ミノタウロスのボスは快便が続き、元のように誰からも愛される性格を取り戻した。五人で出した糞を肥料として砦の周辺で畑作を行っていると聞いている。
そして――おかげさまで私たちも快便が続いていた。
「結局、便秘の原因は何だったのだろうな」
オークが私の右隣でいう。
「だからいってるじゃない。食習慣、運動不足、ストレスだって」
エルフが私の左隣でいう。
「うむ。しかしその内のどれだろうかと思ってな」
「これこれ。しょうもないことをくよくよ考える前に、若いのを見倣ってケツに集中せよ」
ドワーフがいった。
私たちはあの日と同様、横一列に並んでしゃがんでいる。四人同時に催し、穏やかな天気の下、するりと出そうと身構えている。
「みんなは、今日は何するんだ」
「俺は、あのミノタウロスたちを鍛え直そうと思っている」
「わたしは、便秘について書いてまとめておくつもり」
「わしは木こりじゃからの。今日もせっせと木を切るわい」
「そっか。じゃあ私は…………」
少しも力むことなく、するりと出た。
『ポチャン』
水の音で、私ははっとした。
いつの間にか帰還していた。現実の世界に。
「私は…………小説を書くよ」
一目見て、「あ、ボスだ」とわかるミノタウロスが巨大な椅子に座っていた。オークはミノタウロスの体格を「自分の倍以上」といっていたが、優に四、五倍はある。この巨大な椅子というのが変わっていて、尻を落ち着けるところに穴が開いているらしく、その真下の床にも丸い大きな穴が開いていた。
昔、何かの絵画で見た覚えがある。誰の何という画だったかな……。
「オレ様がこの城のボスだ!」
デカいミノタウロスが吠えた。途端に私の後ろに控えていた三人が縮こまるのがわかった。
「転移者と、その友たちよ! オレ様を楽しませろ! 笑わせてみろ! さあ、悦楽の園、開始!」
ボスの様子は明らかに尋常ではなかった。肘掛けに預けた手の指はイライラと終始落ち着かず、足は小刻みに震えており、にもかかわらず口元は笑っていた。目は笑っていない。
(何かヤバいクスリでもキメてんのかな……)
私は咄嗟に彼が森から奪取した大量のきのこを想像していた。
(もしかして、変なきのこにでも当たったんじゃないか?)
私が斯様にボスを目の前にしながら冷静でいられたわけは、偏に彼の姿にある。というのも彼、膝の上から幅広の長い白い布を床にまで垂らしてあって、それがまるでトイレットペーパーみたいに見えてしょうがない。
オークのペニスが太くて大きいことは知っていたが、ミノタウロスもなかなか立派なイチモツをお持ちで、布を押し上げるソレが正面からだともろにわかるので笑いが込み上げてくるのだ。
「城主様に申し上げます。もしやあなた様も便秘にお悩みなのではありませんか」
私がそういうとボスは目が飛び出さんばかりに表情だけで驚いた。
「……何故わかった? 貴様さては魔術師か?」
「いいえ、ただの転移者でございます」
ボスはフンと鼻を鳴らす。
「転移者! そう、転移者だ。貴様の前にきた転移者はオレ様の便秘を治すと抜かして森のきのこを勧めよった。だが全然効かん! 奴は嘘を吐きよった!」
「城主様。便秘の原因は複数考えられます。私が元の世界で調べましたところ、食習慣、運動不足、そしてストレスが挙げられます」
「ストレスとは何だ?」
「心労、日々の疲れです。もしや城主様はストレスが溜まっているのではないでしょうか」
「オレ様は疲れてなどいないっっ!!」
ボスが吠え、私は床に引っ繰り返った。凄まじいシャウトだった。砦も揺れた気がする。
「…………便秘に悩まされて既に数年。配下の者共に城の周辺を見回らせているが、本当はオレ様も外に出たい。だが体が重いのだ。そして椅子から立とうとすると催す始末。気張れども気張れども結果は出ない……オレ様は一体どうすればいい?」
かなりの重症だった。流石に可哀想になって私は真剣に思案した。
「……その、便所椅子? は、かなり頑丈にできていると思われます。どうでしょう、その四脚に車輪を付けて配下の人たちに押してもらうというのは」
「オレ様もそれくらい考えた」
ボスが失望したようにいう。
「森の木を切って車輪を作らせようとしたが、配下の者共は木の切り方もわからない役立たず。貴様らも見たと思うが、あいつらに持たせてある両手斧は新品同様にピカピカだ。全く訓練をしないのだ。おかげでこの椅子を押す力もないはずだ」
「城主様。我々がそのお役に立てるかと思います」
私がそういうと後ろの三人がざわざわした。
「おい、何をいっている」
「テキトーなこといわないでよ」
「愚か者にも程があるぞ」
私は首を振った。
「城主様。このオークはきっと力になってくれるでしょう。エルフの魔法も手伝ってくれます。木の切り方はドワーフが教えます」
「ホホウ、いったな」
ボスはやや前のめりになる。
「約束しろ、転移者。オレ様を手伝って便秘を治すと」
ボスに迫られた私は「はい」と頷く。
「約束したな? 結構。もし約束を破れば、貴様を生きたまま喰って糞として出してやるからな。覚悟しておけ」
そんなこんなで急遽約束を取り交わし、便秘の友三人も後には引けず、役立たずの衛兵らと共にドワーフの指導の下、森で木を切り倒して車輪を作り、エルフの魔法も手伝ってそれらをオークも加勢して砦に運び入れ、便所椅子の四脚にそれぞれ取り付けた。
「できたか! よし、いけ!」
「「「「「うんとこどっこいしょっ!!!!!」」」」」
三日かかって完成した便所車椅子を全員で押して砦の外に出た。これはいい運動になった。
穏やかな良い天気だった。私たちは丘の上で青空を見上げた。
「……うぉおおおおおおいい天気だあああああああ!!!」
ボスはそう吠えると便所車椅子から――実に自然に立ち上がった。
「……ぁああぁああっ!! ボスが……ボスが立ったあああっ!! ボスが立ったあああっっ!!」
歓喜にむせび泣く衛兵たち。坂を転げ落ちる便所車椅子。謎の既視感。
「……ウッ!?」
突然、腹を抑えるボス。
「どうしましたボス!?」
「きっ、きたきたきたきたきたああああっっっ!!!」
オロオロする衛兵たち。まさかこんなに早く効き目が現れるとは誰も想定していなかった。
「「「「あっ!!!!」」」」
と、ここで私たちも俄かに催してきた。ボスから運気を分けてもらったのだろうか。
五人全員、尻をまくって身構える。
エルフが、消音&消臭魔法を急いで唱えた。
『ブチ――!!!』
しばらくすると――――五人全員、ホッとした表情になっていた。
三日後……私と元便秘の友三人はあの秘密の隠れ家にいた。
あれ以来、ミノタウロスのボスは快便が続き、元のように誰からも愛される性格を取り戻した。五人で出した糞を肥料として砦の周辺で畑作を行っていると聞いている。
そして――おかげさまで私たちも快便が続いていた。
「結局、便秘の原因は何だったのだろうな」
オークが私の右隣でいう。
「だからいってるじゃない。食習慣、運動不足、ストレスだって」
エルフが私の左隣でいう。
「うむ。しかしその内のどれだろうかと思ってな」
「これこれ。しょうもないことをくよくよ考える前に、若いのを見倣ってケツに集中せよ」
ドワーフがいった。
私たちはあの日と同様、横一列に並んでしゃがんでいる。四人同時に催し、穏やかな天気の下、するりと出そうと身構えている。
「みんなは、今日は何するんだ」
「俺は、あのミノタウロスたちを鍛え直そうと思っている」
「わたしは、便秘について書いてまとめておくつもり」
「わしは木こりじゃからの。今日もせっせと木を切るわい」
「そっか。じゃあ私は…………」
少しも力むことなく、するりと出た。
『ポチャン』
水の音で、私ははっとした。
いつの間にか帰還していた。現実の世界に。
「私は…………小説を書くよ」
0
お気に入りに追加
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる