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「マリパってデスゲームじゃん」と思った話

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 こないだ『マリオパーティ スーパースターズ』を買ってプレイしたのですが、「これってある意味デスゲームだよな」と思ったので今回エッセイとしてまとめてみようと思います。

 その前に全体の感想を少しだけ。

 ゲーム開始からいきなり憎い演出をしてくれます。「あの土管」から始めるんですよね。『初代マリパ』をご存じない方には「?」かもしれませんが、私はドンピシャでしたので今風にいえば「エモい」やつでした。土管をずーッと下っていくところなんかも。

 ボードマップに到着すると、旗を持った案内役のノコノコに代わり、キノピオが仕切り出します。スター持ちはキノピコです。この二人の関係って何なんでしょう。私は恋人同士だと踏んでいるのですが…。あと、キノピオってキノピオ隊長と同じ個体と見ていいですよね? だってキノピコも一緒にいたはずですし…。

 話が脱線しますが、キノピオの「色違い」はいくらかいます。基本は赤斑点ですが、黄斑点や緑斑点、紫斑点もいる。ただ一部の名前付き(ネームド)は、たとえばキノピコやキノじいは一人だけだと思われます。キノピコやキノじいが二人以上、同じ場所に現れたことはないはずですので。

 で、キノピオ(赤斑点)ですが、少なくともキノピコとセットで登場する個体については同一とみてよいのではないでしょうか。

 さて表題の「デスゲーム」に関してですが、私がなぜそう思ったかといいますと、この仕切り役のキノピオがゲームの主催者のように見えたからなんです。

 むずかしさ星一つのマップ、「ヨッシーのトロピカルアイランド」のラスト5ターン目。例によってキノピオがゲストに優勝予想をしてもらうコーナー(という茶番)がありますが、泳いでいるプクプクに勝手に訊ねて、「正直何をいっているかわかりませんがおそらく優勝は○○」などと、仕切り役という己の立場を忘れた発言をしたのです。これには驚きました。

 まさしく主催者権限の乱用ともいえ、マリパをデスゲームにしている張本人ともいえるでしょう。キノピオは本作では結構悪い表情もしますし。

 最後に『スーパー マリオパーティ』との比較をしておきますと、まず『スターズ』の方がCOMが強いです。「ふつう」のくせにめちゃくちゃ頑張る。過去作であんまり弱いのでテコ入れされたのでしょうか。あと、『スターズ』は運要素が強く、ボードでは二位以下にとどまっておいき、ラスト5ターンで巻き返した方がいい気がします。その点、『スーパー マリオパーティ』はキャラサイコロも相まって戦略性が強いと思われます。

 まあ結局、マリパは面白いってことですね。
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