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第1部までの設定資料集
世界観設定・用語集その2 魔術関連
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【魔術関連】
・魔術
魔族、エルフなど一部の種族が操ることのできる不思議な能力。木・火・土・金・水・陰・陽の七属性に分かれている。エルフの場合は陰・陽を光・闇と言い換えている。
・魔力
魔術は術者の体内に貯蔵されている「魔力」というエネルギーを消費して発動する。術者がどれほど魔力を体内に宿せるかは先天的な要素である。
魔族においては魔力を多く宿せる者は身体の成長が鈍化し、そのまま成長が止まってしまうため、魔力量が大きい魔族ほど外見年齢が若くなる傾向にある。魔力量が大きければ当然魔力の消費が激しい強力な魔術を扱える。
・マナ
空気中に存在する希薄な魔力。魔術を乱発し魔力を激しく消費すると術者の身体に負担がかかるが、マナを呼吸によって少しずつ取り込むことで回復することが可能。
・魔鉱石
魔力を宿した鉱石。それ自体に魔力が込められているだけでなく、空気中からマナを取り込むことで消費した魔力を自動回復する。魔族社会における必須資源であり、日用品や武器など様々なものに使われている。
人間たちの住む北方や南方の土地には魔鉱石の鉱山が多数あり、魔族たちの果敢な侵攻を促す一要因になってしまっている。人間は魔鉱石を全く利用できないことを考えると、何とも皮肉な事情である。
・傀儡兵
魔鉱石を動力に半永久的に活動が可能な木人形の兵士。自律行動が可能で、下級武官によって統率される。あくまで人形であるので恐怖心を抱いたり腹を減らすことがなく、あらゆる面で人間の兵士より優れている。人間の兵士と傀儡兵のキルレシオは2:1とされており、傀儡兵一体が撃破される間に人間の兵士が二人は戦死する計算になる。顔に当たる部分には赤く光る石がはめ込まれており、これは目の役割を果たしている。頭部を失うか胴体を貫かれて内部の魔鉱石を破壊されるまでは動き続けられる。
魔族の軍隊における主戦力であり、人口の少ない彼らは傀儡兵によって数の不利を補い、人間に対して優位に立った。大量生産がなされており、数万単位での軍を編成することも珍しくはない。
反面、扱う武器は剣や槍、弩などの通常兵器などであるため、エルフのような魔術を扱う種族を相手にした場合一度に多数を撃破されてしまうことも少なくない。しかし、彼らの本当の武器は大量生産による人海戦術であり、たとえ個体の戦闘能力で負けていようと数で圧倒し押しつぶしてしまうことも少なくない。
元々は軍事用に開発されたが、武器の扱い以外に作業なども行えるため、民間にも出回り耕作などを任されている。これによって魔族たちは肉体労働の殆どを傀儡兵に任せられるようになった。戦場においてもこの特性を生かし、投石機や床弩の組み立てや運用を行ったり、戦車の御者を任されたりもしている。
このように非常に強力な存在でありながら、「最強格闘お姉さん」ことトモエには歯が立たず、多数の傀儡兵が破壊されている。
・魔獣
体内に「魔石」と呼ばれる石を宿した生物。通常の生物と違い、魔石の力によって何らかの魔術効果を発現させることができる。魔石は本質的には魔鉱石と同じものであり、それ自体が魔力を宿しているのみならず空気中からマナを取り込んで消費した魔力を補うことが可能。
現在トモエたちが出会ったのはエルフの森で遭遇し戦闘になった「陸鮫」のみである。四つ足を持ち、両生類のように川と陸地の両方で活動が可能なこの鮫は、魔石によって「身体能力強化」と「痛覚鈍化」を付与されており、攻撃を受けても怯まず立ち向かってきた。
・威斗
先端が北斗七星のように曲がりくねった銅製の杖。戦闘用の魔術を使用する際、魔力を向ける方向を安定させるために用いる魔道具である。魔族の武官の多くがこれを用いている。先端に魔鉱石の装飾が施されたものは、所有者が魔鉱石からも魔力を取り出すことができる。
・魔術
魔族、エルフなど一部の種族が操ることのできる不思議な能力。木・火・土・金・水・陰・陽の七属性に分かれている。エルフの場合は陰・陽を光・闇と言い換えている。
・魔力
魔術は術者の体内に貯蔵されている「魔力」というエネルギーを消費して発動する。術者がどれほど魔力を体内に宿せるかは先天的な要素である。
魔族においては魔力を多く宿せる者は身体の成長が鈍化し、そのまま成長が止まってしまうため、魔力量が大きい魔族ほど外見年齢が若くなる傾向にある。魔力量が大きければ当然魔力の消費が激しい強力な魔術を扱える。
・マナ
空気中に存在する希薄な魔力。魔術を乱発し魔力を激しく消費すると術者の身体に負担がかかるが、マナを呼吸によって少しずつ取り込むことで回復することが可能。
・魔鉱石
魔力を宿した鉱石。それ自体に魔力が込められているだけでなく、空気中からマナを取り込むことで消費した魔力を自動回復する。魔族社会における必須資源であり、日用品や武器など様々なものに使われている。
人間たちの住む北方や南方の土地には魔鉱石の鉱山が多数あり、魔族たちの果敢な侵攻を促す一要因になってしまっている。人間は魔鉱石を全く利用できないことを考えると、何とも皮肉な事情である。
・傀儡兵
魔鉱石を動力に半永久的に活動が可能な木人形の兵士。自律行動が可能で、下級武官によって統率される。あくまで人形であるので恐怖心を抱いたり腹を減らすことがなく、あらゆる面で人間の兵士より優れている。人間の兵士と傀儡兵のキルレシオは2:1とされており、傀儡兵一体が撃破される間に人間の兵士が二人は戦死する計算になる。顔に当たる部分には赤く光る石がはめ込まれており、これは目の役割を果たしている。頭部を失うか胴体を貫かれて内部の魔鉱石を破壊されるまでは動き続けられる。
魔族の軍隊における主戦力であり、人口の少ない彼らは傀儡兵によって数の不利を補い、人間に対して優位に立った。大量生産がなされており、数万単位での軍を編成することも珍しくはない。
反面、扱う武器は剣や槍、弩などの通常兵器などであるため、エルフのような魔術を扱う種族を相手にした場合一度に多数を撃破されてしまうことも少なくない。しかし、彼らの本当の武器は大量生産による人海戦術であり、たとえ個体の戦闘能力で負けていようと数で圧倒し押しつぶしてしまうことも少なくない。
元々は軍事用に開発されたが、武器の扱い以外に作業なども行えるため、民間にも出回り耕作などを任されている。これによって魔族たちは肉体労働の殆どを傀儡兵に任せられるようになった。戦場においてもこの特性を生かし、投石機や床弩の組み立てや運用を行ったり、戦車の御者を任されたりもしている。
このように非常に強力な存在でありながら、「最強格闘お姉さん」ことトモエには歯が立たず、多数の傀儡兵が破壊されている。
・魔獣
体内に「魔石」と呼ばれる石を宿した生物。通常の生物と違い、魔石の力によって何らかの魔術効果を発現させることができる。魔石は本質的には魔鉱石と同じものであり、それ自体が魔力を宿しているのみならず空気中からマナを取り込んで消費した魔力を補うことが可能。
現在トモエたちが出会ったのはエルフの森で遭遇し戦闘になった「陸鮫」のみである。四つ足を持ち、両生類のように川と陸地の両方で活動が可能なこの鮫は、魔石によって「身体能力強化」と「痛覚鈍化」を付与されており、攻撃を受けても怯まず立ち向かってきた。
・威斗
先端が北斗七星のように曲がりくねった銅製の杖。戦闘用の魔術を使用する際、魔力を向ける方向を安定させるために用いる魔道具である。魔族の武官の多くがこれを用いている。先端に魔鉱石の装飾が施されたものは、所有者が魔鉱石からも魔力を取り出すことができる。
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