2 / 134
2 なぜ居たのか
しおりを挟む
橋本は、奇妙な顔をしながらも素直についてきてくれて、学習室で勉強を教えることが出来た。
けど。
「やっぱり、今日だけで終わる量じゃないですね」
勉強のし過ぎで疲れたらしい、右側でテーブルに突っ伏している橋本へ言う。借りられる時間めいっぱいで学習室を借りたけど、もう、時間ぎりぎりだ。
「……結構やったと思うんだけど……?」
「はい。それは。橋本さん、結構飲み込みは良かったですから。ですが、範囲を全てさらうにしても、最低あと一週間は必要ですね」
「一週間?!」
橋本はガバッと顔を上げた。
「それじゃ遅い! 来週の月曜なんだ!」
「なんの話ですか?」
「……あ、いや……」
橋本は目を逸らす。
「……来週の月曜、つまり5日後に、学校で補習でもやるんですか?」
聞いたら、橋本は盛大に舌打ちをしたあと、
「……留年になるかどうかの、試験」
「え」
橋本はため息を吐いて、頭をガシガシとかき、
「この際だから話す。授業もまともに受けてない、試験もいつも補習になる、出席の日数もほぼアウト。その俺は今、留年しかけてる」
さもありなん。
「けど、……留年したくねぇ」
橋本は腕を組んで、苦々しく言った。
「学園側も、なるべく留年生を出したくないらしい。まあ、だろうとは思うけど。そんで、3教科の年度末試験の範囲のテストを受けて赤点にならなきゃ、俺は2年にしてもらえるって、そういう話になった。……だから、勉強してた」
「そして、私に声をかけた、と」
「……ああ」
悔しそうに言う橋本。奥歯を噛みしめる音が聞こえてきそう。
「でも、それ、赤点回避なんですよね?」
「あ? ……ああ、そうだけど?」
「なら、そうですね……もう一日あれば、赤点の範囲は超えられると思います。で、その復習をずっとしていれば、理論上は、ですが。赤点は回避できると思いますよ?」
「……えっ」
橋本が、ぽかんと口を開けて、私を見た。
「さっき言いましたよね、飲み込みが良いって。それに、そもそも河南の入学試験を突破して、通えているんですから、あなたの能力は高いはずです。それを加味しての発言です」
ぽかんとしたままの橋本へ、
「でも、そのやり方だと、確実、とは言えませんから。もう少し進めて、固めておいたほうが良いでしょうね」
「……成川」
「なんですか?」
「……明日も、教えてくれねぇか。頼む」
橋本がまた、頭を下げた。
「……生憎、私、明日はバイトなんですよ。フルタイムで」
「…………そうか」
ゆっくりと上げかけられた頭に、
「だから、勉強の続きは明後日ですね」
と言ってやった。
「えっ? ……良い、のか」
またぽかんとしたそのカオを見て、なんだか胸がすく思いがする。
「留年されたら、私のせいみたいじゃないですか。日曜日までお付き合いします。バイトがちょこちょこ挟まれるので、そこは了解してください。それと、一応言っておきますが、今日の分、ちゃんと復習してくださいね」
「復習……」
橋本が目に見えて狼狽える。
「……ちゃんと出来るか不安ですか?」
「っ!」
図星らしく、橋本の肩が跳ねる。
「……さっきやっていたことを、繰り返してください。構造が理解できて解けた問題を、また、解く。文章を読む。その繰り返しを。……これなら、出来ますか?」
「………………やっ……て、みる…………」
「じゃあまた明後日、……何時に来れますか?」
「え、……と、別に、ずっと、勉強する気だったから……」
「なら、一日空いている、と?」
「お、おお……」
呆気にとられている。
「では、開館時間に集合で。……来れますか?」
「わ、かった」
頷いた橋本を見て、
「では、今日は終わりです。時間もギリギリですし、カウンターに、終わったことを言いに行きましょう」
◇
「……。私は何をやってるんだぁ……」
家に帰ってベッドに寝転んだ私は、力なく呟いた。
なんで? なんで自ら不良に関わりにいった? そりゃ、勉強ができてないのは気になったけど……。
「なんでご丁寧に日曜まで教える約束をしてしまったんだぁ……」
関わりたくないのにぃ……。
けど、あそこで切り捨てるのも、人の心がない気がしたし……。
「……切り替えよう」
私はベッドから起き上がり、さっきドサッと置いた荷物の整理に取り掛かる。
「さっきから何言ってんのお姉ちゃん」
また絵を描いているんだろうか。床に座り、板タブレットにペンを走らせながら、来年度になったら中学生になる妹の愛流が言ってきた。
私と愛流の部屋は別にある。中学を卒業したばかりの弟と小4になる弟のも一つずつある。一番下の3歳の弟は、まだ両親と一緒に寝てるけど。
と、いうことで、ちゃんと自分の部屋があるのに、「ここがいい」と、愛流はよく私の部屋に来る。
「図書館でアクシデントがあったんだよ……」
「アクシデント?」
「それで、2年に入る前の予習がほとんど出来なかった……1年の復習は出来たけど……」
「ふぅん? なんか大変だね」
「……愛流、何描いてるの?」
「ん? こういうの」
こういうの、という言葉に振り返り、向けられたタブレットの画面を見れば、そこには『美』が似合う青年が描かれていた。
「……愛流は本当、絵が上手いねぇ……」
「これね、この前落書きで描いたオリジナルなんだよね。で、出したら、ちょっと受けたもんで、また描こうと思ってさ」
「どのくらい受けたのさ」
「2万くらい? だったっけ」
私も下手じゃないけど、愛流は完全に芸術家肌だ。小学生の時も何度も賞を取っていた。将来の夢はイラストレーターらしい。
「で、今日の晩御飯は何かね? お姉ちゃん」
「大樹が当番だから、カレーでしょ」
大樹は、さっき言った、中学を卒業したばかりの弟だ。
と、下から、ただいまー、と声が聞こえた。
「あ、マシュマロが帰ってきた」
妹の言葉に、
「マシュマロと彼方とおじいちゃんでしょ」
と、窘めるように言う。彼方は、2番目の弟だ。
「へーい」
絵を描き続けて動こうとしない妹を置いて、私はマシュマロたちを出迎えに玄関へ下りていった。
◇
二日後。また、図書館の学習室で。
「……この前より出来てるじゃないですか」
「えっマジか?!」
「はい。ちゃんと復習してきたんですね」
「まあ……出来る限りは……」
目をウロウロさせる橋本に、私は言う。
「でも、まだまだですからね。理解度を高めつつ、今日はこの前の5倍くらいの量を詰め込む勢いでいきますよ」
「えっ」
「そうしないと間に合わないでしょう」
「……」
そして、その日も勉強して、次の日はバイト。その次の日の日曜。勉強を終えた橋本に、
「はい。お疲れ様でした。勉強も今日で最後ですからね。明日の試験、留年しないよう、がんばってくださいね」
「……おう……」
恒例の如く力尽きてテーブルに突っ伏している橋本は、力なく答えた。
「あ、それと橋本さん」
「なに……」
「最低限復習はするとしても、夜はちゃんと寝てくださいね。睡眠不足はテストの大敵です。もう少し勉強しよう、もう少ししてから寝よう、なんて思わずに、しっかりと寝て、英気を養って、明日に備えてください。緊張や不安で寝れなくても、横になって体を休めて下さい。あなたはここまで投げ出さずに、真面目に、一生懸命に、できる限りのことをやったんですから。あ、あと、これは私のやり方ですが、試験が始まる前にも、教科書斜め読みとかでもいいので、サラッと教材に触れておくと、落ち着きます」
「……。……成川って、面倒見いいよな」
ムクリと顔を上げた橋本に、
「私、長女なので」
よく言われることを、お決まりの言葉で返した。
「え? きょうだいいんの」
「いますよ。私を含めて5人きょうだいです」
「5人……すげぇな」
「どうも。ほら、早く立ってください。もうギリギリの時間ですよ」
「あ、ああ……そうだった……」
そして、次の日の夜。
「……」
私はスマホとにらめっこしていた。
今日、橋本は留年かどうかが決まる試験の日だ。少し手伝った身として、手応えくらいは知りたい……気もする……。
が、相手は不良。当たり前だけど、ラインでやり取りしたこともない。それに、試験結果が分かるのは数日後だろうし……。
「……はぁ……」
私はスマホの画面が暗くなるのを見てから、布団を頭から被って寝た。
そしてそれから、図書館で橋本と遭遇することはなくなった。
けど。
「やっぱり、今日だけで終わる量じゃないですね」
勉強のし過ぎで疲れたらしい、右側でテーブルに突っ伏している橋本へ言う。借りられる時間めいっぱいで学習室を借りたけど、もう、時間ぎりぎりだ。
「……結構やったと思うんだけど……?」
「はい。それは。橋本さん、結構飲み込みは良かったですから。ですが、範囲を全てさらうにしても、最低あと一週間は必要ですね」
「一週間?!」
橋本はガバッと顔を上げた。
「それじゃ遅い! 来週の月曜なんだ!」
「なんの話ですか?」
「……あ、いや……」
橋本は目を逸らす。
「……来週の月曜、つまり5日後に、学校で補習でもやるんですか?」
聞いたら、橋本は盛大に舌打ちをしたあと、
「……留年になるかどうかの、試験」
「え」
橋本はため息を吐いて、頭をガシガシとかき、
「この際だから話す。授業もまともに受けてない、試験もいつも補習になる、出席の日数もほぼアウト。その俺は今、留年しかけてる」
さもありなん。
「けど、……留年したくねぇ」
橋本は腕を組んで、苦々しく言った。
「学園側も、なるべく留年生を出したくないらしい。まあ、だろうとは思うけど。そんで、3教科の年度末試験の範囲のテストを受けて赤点にならなきゃ、俺は2年にしてもらえるって、そういう話になった。……だから、勉強してた」
「そして、私に声をかけた、と」
「……ああ」
悔しそうに言う橋本。奥歯を噛みしめる音が聞こえてきそう。
「でも、それ、赤点回避なんですよね?」
「あ? ……ああ、そうだけど?」
「なら、そうですね……もう一日あれば、赤点の範囲は超えられると思います。で、その復習をずっとしていれば、理論上は、ですが。赤点は回避できると思いますよ?」
「……えっ」
橋本が、ぽかんと口を開けて、私を見た。
「さっき言いましたよね、飲み込みが良いって。それに、そもそも河南の入学試験を突破して、通えているんですから、あなたの能力は高いはずです。それを加味しての発言です」
ぽかんとしたままの橋本へ、
「でも、そのやり方だと、確実、とは言えませんから。もう少し進めて、固めておいたほうが良いでしょうね」
「……成川」
「なんですか?」
「……明日も、教えてくれねぇか。頼む」
橋本がまた、頭を下げた。
「……生憎、私、明日はバイトなんですよ。フルタイムで」
「…………そうか」
ゆっくりと上げかけられた頭に、
「だから、勉強の続きは明後日ですね」
と言ってやった。
「えっ? ……良い、のか」
またぽかんとしたそのカオを見て、なんだか胸がすく思いがする。
「留年されたら、私のせいみたいじゃないですか。日曜日までお付き合いします。バイトがちょこちょこ挟まれるので、そこは了解してください。それと、一応言っておきますが、今日の分、ちゃんと復習してくださいね」
「復習……」
橋本が目に見えて狼狽える。
「……ちゃんと出来るか不安ですか?」
「っ!」
図星らしく、橋本の肩が跳ねる。
「……さっきやっていたことを、繰り返してください。構造が理解できて解けた問題を、また、解く。文章を読む。その繰り返しを。……これなら、出来ますか?」
「………………やっ……て、みる…………」
「じゃあまた明後日、……何時に来れますか?」
「え、……と、別に、ずっと、勉強する気だったから……」
「なら、一日空いている、と?」
「お、おお……」
呆気にとられている。
「では、開館時間に集合で。……来れますか?」
「わ、かった」
頷いた橋本を見て、
「では、今日は終わりです。時間もギリギリですし、カウンターに、終わったことを言いに行きましょう」
◇
「……。私は何をやってるんだぁ……」
家に帰ってベッドに寝転んだ私は、力なく呟いた。
なんで? なんで自ら不良に関わりにいった? そりゃ、勉強ができてないのは気になったけど……。
「なんでご丁寧に日曜まで教える約束をしてしまったんだぁ……」
関わりたくないのにぃ……。
けど、あそこで切り捨てるのも、人の心がない気がしたし……。
「……切り替えよう」
私はベッドから起き上がり、さっきドサッと置いた荷物の整理に取り掛かる。
「さっきから何言ってんのお姉ちゃん」
また絵を描いているんだろうか。床に座り、板タブレットにペンを走らせながら、来年度になったら中学生になる妹の愛流が言ってきた。
私と愛流の部屋は別にある。中学を卒業したばかりの弟と小4になる弟のも一つずつある。一番下の3歳の弟は、まだ両親と一緒に寝てるけど。
と、いうことで、ちゃんと自分の部屋があるのに、「ここがいい」と、愛流はよく私の部屋に来る。
「図書館でアクシデントがあったんだよ……」
「アクシデント?」
「それで、2年に入る前の予習がほとんど出来なかった……1年の復習は出来たけど……」
「ふぅん? なんか大変だね」
「……愛流、何描いてるの?」
「ん? こういうの」
こういうの、という言葉に振り返り、向けられたタブレットの画面を見れば、そこには『美』が似合う青年が描かれていた。
「……愛流は本当、絵が上手いねぇ……」
「これね、この前落書きで描いたオリジナルなんだよね。で、出したら、ちょっと受けたもんで、また描こうと思ってさ」
「どのくらい受けたのさ」
「2万くらい? だったっけ」
私も下手じゃないけど、愛流は完全に芸術家肌だ。小学生の時も何度も賞を取っていた。将来の夢はイラストレーターらしい。
「で、今日の晩御飯は何かね? お姉ちゃん」
「大樹が当番だから、カレーでしょ」
大樹は、さっき言った、中学を卒業したばかりの弟だ。
と、下から、ただいまー、と声が聞こえた。
「あ、マシュマロが帰ってきた」
妹の言葉に、
「マシュマロと彼方とおじいちゃんでしょ」
と、窘めるように言う。彼方は、2番目の弟だ。
「へーい」
絵を描き続けて動こうとしない妹を置いて、私はマシュマロたちを出迎えに玄関へ下りていった。
◇
二日後。また、図書館の学習室で。
「……この前より出来てるじゃないですか」
「えっマジか?!」
「はい。ちゃんと復習してきたんですね」
「まあ……出来る限りは……」
目をウロウロさせる橋本に、私は言う。
「でも、まだまだですからね。理解度を高めつつ、今日はこの前の5倍くらいの量を詰め込む勢いでいきますよ」
「えっ」
「そうしないと間に合わないでしょう」
「……」
そして、その日も勉強して、次の日はバイト。その次の日の日曜。勉強を終えた橋本に、
「はい。お疲れ様でした。勉強も今日で最後ですからね。明日の試験、留年しないよう、がんばってくださいね」
「……おう……」
恒例の如く力尽きてテーブルに突っ伏している橋本は、力なく答えた。
「あ、それと橋本さん」
「なに……」
「最低限復習はするとしても、夜はちゃんと寝てくださいね。睡眠不足はテストの大敵です。もう少し勉強しよう、もう少ししてから寝よう、なんて思わずに、しっかりと寝て、英気を養って、明日に備えてください。緊張や不安で寝れなくても、横になって体を休めて下さい。あなたはここまで投げ出さずに、真面目に、一生懸命に、できる限りのことをやったんですから。あ、あと、これは私のやり方ですが、試験が始まる前にも、教科書斜め読みとかでもいいので、サラッと教材に触れておくと、落ち着きます」
「……。……成川って、面倒見いいよな」
ムクリと顔を上げた橋本に、
「私、長女なので」
よく言われることを、お決まりの言葉で返した。
「え? きょうだいいんの」
「いますよ。私を含めて5人きょうだいです」
「5人……すげぇな」
「どうも。ほら、早く立ってください。もうギリギリの時間ですよ」
「あ、ああ……そうだった……」
そして、次の日の夜。
「……」
私はスマホとにらめっこしていた。
今日、橋本は留年かどうかが決まる試験の日だ。少し手伝った身として、手応えくらいは知りたい……気もする……。
が、相手は不良。当たり前だけど、ラインでやり取りしたこともない。それに、試験結果が分かるのは数日後だろうし……。
「……はぁ……」
私はスマホの画面が暗くなるのを見てから、布団を頭から被って寝た。
そしてそれから、図書館で橋本と遭遇することはなくなった。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
My Doctor
west forest
恋愛
#病気#医者#喘息#心臓病#高校生
病気系ですので、苦手な方は引き返してください。
初めて書くので読みにくい部分、誤字脱字等あると思いますが、ささやかな目で見ていただけると嬉しいです!
主人公:篠崎 奈々 (しのざき なな)
妹:篠崎 夏愛(しのざき なつめ)
医者:斎藤 拓海 (さいとう たくみ)
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
【完結】俺のセフレが幼なじみなんですが?
おもち
恋愛
アプリで知り合った女の子。初対面の彼女は予想より断然可愛かった。事前に取り決めていたとおり、2人は恋愛NGの都合の良い関係(セフレ)になる。何回か関係を続け、ある日、彼女の家まで送ると……、その家は、見覚えのある家だった。
『え、ここ、幼馴染の家なんだけど……?』
※他サイトでも投稿しています。2サイト計60万PV作品です。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる