都会の夢幻

弾風京作

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甘い誘惑

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男の口が上下してオレのソレはデカさを増した。
唇と舌使いは唾液でヌルヌルと濡らしている。
水面では陰毛が揺れた。

「気持ち良さそうだな。」
頭の上で所長の声がした。
『!』
しばし気持ち良さに浸っていたせいか、近づいて来ていたのに気付かずに居た。
慌てて腰を引き、男の口元から下半身を抜いて水中に身を沈めた。
気まずさで顔を見られない。
「いいから続けろよ。嫌いじゃない事ぐらい薄々感じていたよ。
俺もこっちの世界は嫌いじゃなくてね。いい眺めだったぞ。
どうだ、俺のをその空いてる口で。どうだ?」
そう言った。
顔を上げると狂おしいほどそびえ立つモノが目の前にあった。
そしてオレの口元に突き出して来た。
戸惑いが返事を留まらせていた。すると、
「願ったり叶ったりだろ?咥えさせてもらえるんだ。
ほら、体勢を変えてやるよ。」
向かいの男はそう言って、オレの体を回転させ、胸が縁に付くように変えさせた。
と同時に、それは向かいの男にケツを向けた形となった。
「上司の行為を見て嫉妬してた分熱くなれるぞ。」

目の前に所長が近づき、反ったモノを手で押さえオレの口元に合わせてくる。
さっきソープの時に握ったモノが目の前にあった。
躊躇した唇でそっと触れてみる。
『これは酔って見ている夢ではないのか?』
やがて口一杯に進入して来た熱い弾力のあるそれを実感した。
おれは現実を受け入れ、悦に入った。
憧れの先輩のモノを口に出来る幸せにしばし夢中になった。
所長も低い声を漏らし、気持ち良さそうだ。
背になった向かいの男はオレのムスコを弄びつつ、ケツを持ち上げた。
すると秘穴に滑り入る温かい感触を感じた。
所長に夢中になってる頭で、男の舌だと悟った。
所長はこの光景をどう思っているだろう。
こんな淫らな姿のオレ・・ 急に恥ずかしさが行為を硬くさせた。
「ん?どうした。気持ち良くないのか?もっとリラックスしろよ。
どれ、ヒロちゃん悪い俺も水の中に入らせてもらうよ。」
そう言ったかと思ったら、縁のオレの腕を取った。
目に前に入って来て縁の腰掛けた。
そして、その腕を自分の太股から腰に巻きつかせた。
それにより、さっきの体勢より楽にソレを含ませる格好になった。
『もうこの流れに乗ってしまおう』
全てを受け入れるオレが居た。
水の中、浮力の掛かった体は背後の男の行為をも楽にさせていた。

しばらくの行為を重ねて、ヒロちゃんと呼ばれた男は
「少し寒くなったな。サウナ室行こうぜ。」
そう提案して来た。
確かに身体が冷えては来てた。
『え?あんな熱い中で?』
心配が頭をよぎった。それを察したのか、
「心配するな。すでに火は落としてあるから。」
ヒロちゃんが言った。
酔いとダルさで体に力がないオレだった。
しかし、ガタイが良い二人の男は肩に抱えて軽々と運んだ。
サウナ室に入ると室内はなるほどほどよい熱さになっていた。
乾いたマットが床に集められ、オレはそこに横たわされた。
「さ、どうしようか。」
「シンちゃんの連れだ。自由にしてよ。彼も望んでる。」
ヒロちゃんはオレにウインクした。
所長は横に沿い、冷えたガタイでオレを包んで来た。
目と目が交差する。
腕に力を入れて唇を求めて来た。
その厚い唇は意外に柔らかく、熱い舌の弾力と巧みな動きは
オレを夢中にさせていった。
こんな形ではあったが、憧れの所長からの口づけは嬉しかった。
やがて彼は体勢を変え胸へと移動した。
硬く突き出ているであろう乳首を唇と舌で熱く弄んだ。
女のそれもこんな風に揉み解していくのであろう。
オレの体は次第に開かされていった。
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