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第三部
四十四話 愛を歌うモミの木の前で 後
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「私は今まで、自分の人生に他人は必要ないと思っていた。そしてそれで構わないと。もう二度と人と深く関わることはないと、そう決めていたはずなのに、何故」
自分でも自問するような言葉が漏れた。私にも答えがわからないから、彼はもっと驚いて私を見つめていた。私の様子をうかがうように、彼の緑色の瞳が微かに揺れる。
私に無邪気な笑みを向ける彼は、私が思うことを聞いたら失望するかもしれない。
しかしそれならばむしろ、それでいいのではないかと思う。記憶が戻らない私に彼が愛想をつかして離れていくのであれば、私はまだ引き返せる。もうこれ以上、彼のことで思い悩むことも、心乱されることもない。
彼のことが気がかりなら、遠くから見守ればいい。この胸につかえたような感情から解放されたいと、そう結論付けて私は彼を見下ろした。
「五年後の自分があなたにどんな説明をしたのかわからないが、私は幼い頃に自分の母を殺した。周りが恐れる通り、私の魔力は強大すぎる。魔物の討伐で消費していても定期的に魔力暴走を起こすのだから、私の傍にいれば危険が伴うだろう。あなたにも近い将来必ず害が及ぶ」
「……グウェンドルフ、俺は」
驚きながらも何か言いかけた彼に、私は首を横に振った。
彼が私の事情をどれだけ知っているかは不明だが、近づきすぎてはならないと伝えるべきだ。そして自分自身にも同じように言い聞かせる必要がある。取り返しがつかなくなってからでは遅いということを。
「先のことは保証できない。私の力は年を追うごとに増している。そのうち、魔力暴走はあなたにも止められなくなるだろう。いつか母と同じように傷つけるとわかっていながら、五年後の自分は何故そのような選択をしたのかがわからない。あなたは、これ以上私には関わらない方がいいのではないか」
「グウェンドルフ」
「自分の感情に流されることなどないと思っていた。私は……たとえあなたを愛したとしても、きっと離れて見守るという選択をしたはずだ。今の私ならそうする」
彼の顔を見て、はっきりとそう告げた。
彼は目を見開いて私の言葉を聞き、しばらくの間黙っていた。
傷つけてしまっただろうか。
五年後の自分が彼とどのように接していたのかわからないから、失望させてしまったかもしれない。
しかし口にしたのは私の本心だった。それを聞いた彼が私の元から去っていったとしても、それは仕方がないことだと思う。私の記憶はこれからどうなるかわからないが、彼のことは遠くから見守り、無事であるということを確認できればそれでいい。私はそれだけで、きっと今までよりも十分に心が満たされるだろう。
彼は私の顔をじっと見つめて、唇を噛んだ。震える息を飲み込むように深呼吸した彼を見て、心が痛んだ。
彼はわかったと頷いて、館に帰っていく。
そう思っていたが、次の瞬間、彼はふわりと笑った。
眉尻が緩やかに下がって、今にも泣き出しそうな顔で微笑みを見せる。深い緑の瞳に透明な膜が張り、小さく震えたまつ毛にモミの木陰に差し込む陽が当たって輝いていた。
彼の柔らかな笑みに目を奪われて、私は息を止める。
「そうか……そうだったんだな」
ぽつりと呟いた彼は、そっと目を伏せて嘆息した。
「俺さ、知らなかったんだ。グウェンに言われるまで、あいつが俺のことずっと思ってくれてたのに。告白してくれたときも、グウェンにとってそれがどれだけ覚悟がいることだったのか、知らなかった。だから今、十五のお前が思ってることを聞くとさ、たまらなくなるんだよ」
明るい調子だったが、少しだけ涙声だった。
彼は目尻をそっと指で拭い、また私を見上げて泣きそうな笑みを浮かべた。
「自分からは何も欲しがらないはずのお前が、それでも俺には手を伸ばした。グウェンがどんな気持ちで俺に手を伸ばしてくれてたのか、それがわかってすごく嬉しい」
そう言いながら彼は私に歩み寄った。
三歩ほどの距離を詰めて手を伸ばし、私の右手を両手で取って握った。彼の手のひらから暖かな体温がじんわりと伝わってくる。
慈愛の篭もった陽だまりのような眼差しで、彼が目を細めて私を見つめた。
「大丈夫だ、グウェンドルフ。今度は俺がお前の手を掴むから。何度だって、お前が怖くなくなるまで、俺が手を離さずに掴んでてやる」
力強く、迷いのない声だった。
その言葉を聞いたとき、私は自分の中で何かが砕けるのを感じた。
この感覚は、なんなのだろう。
心臓がどくりと音を立てて、胸が締めつけられるような強い切なさを覚える。
目を見開いた私に、彼は笑いかけた。
「大丈夫だよ。俺達は離れない。俺はお前にそう誓った」
「私は……」
それから先の言葉が出てこず、なんと返したらいいのかもわからない。
ただ彼が迷いなくそう告げたことに、確かな喜びを感じる自分がいた。私の突き放すような言葉を聞いても、彼の笑顔は消えない。変わらずに、私から離れないと言ってくれる。それを知って内心では深く安堵していた。
さっきまで心の奥に巣食っていた重苦しい諦念が、靄が晴れるように消えていくのを感じる。
「それにな、どっちかっていうと、一緒にいて危険な目に遭うのは多分お前の方なんだよな」
悪戯っぽい顔になった彼が私の手を離さずに言う。
意味がわからず訝しむと、彼は上目で私を見上げてきた。
「思うに、俺がトラブルに遭いすぎて、グウェンは切ない思い出を引きずる暇もなかったっていうか。多分、途中でそういうのぶん投げたんだ。離れて見てたら俺は死ぬって思ったらしくて」
「……は」
私のぽかんとした顔を見た彼は小さく吹き出した。
「そういう反応は、新鮮でいいな。可愛くて。グウェンの力がとか、そういうのは全然大丈夫。俺はそんなに弱くないし、俺だってお前のこと守れるよ」
まだ固まっている私を見上げて、彼はじれったそうにして眉をぎゅっと寄せ、「もう無理だ……」と呟いた。そして突然がばっと抱きついてくる。驚いて身体が強張ったが、両手を背中に回してぎゅっと抱きしめてくる彼を拒むような反射は出なかった。
「ああ、もう。我慢できない。いじらしすぎる。お前はどんだけ健気なんだ。傷ついたらなんて思って、離れて見てたいとか、可愛すぎるだろう」
ぐりぐりと頭を私の胸に擦り付けてくる彼は「好き好き」と言いながら嬉しそうに抱きついてくる。
どうすればいいのか。
私は両手を下ろした状態でされるがまま棒立ちになっていた。
身体に回っている彼の腕は暖かい。私をぎゅっと抱きしめる力は確かに男のものだったが、嫌な感覚は全くしない。胸にぴったり擦り寄ってきた彼の金色の細い髪から、ふわりと深緑のような爽やかな香りがする。それを嗅いだら、また形容し難い切なさのようなものを感じた。
「グウェンドルフ、お前はいい奴だよ」
私の胸に顔を埋めたまま、彼が囁くように呟いた。
私は彼のつむじを見下ろす。
「何度でも言う。お前は思いやりがあって、子供や動物にも優しくて、強くて頼りになる、みんなに好かれるいい奴だ。お前は幸せになっていい。自分に優しくなれよ。手に入れることを怖がるな」
魔力暴走のときと同じことを、彼はもう一度私に告げた。
言い聞かせるように囁かれたその言葉を聞いたとき、私は自分の胸の奥に小さな金色の光を見たような気がした。漣のように揺らめいて、真っ暗な空の中に灯る星のような光。陽を受けて輝く彼の金色の髪と同じ、柔らかな光を。
彼は深く息を吐いて、私の胸から顔を上げた。動揺しながらも微動だにしない私の表情を見て小さく吹き出した彼は、「まぁ急には無理か」と呟いて目を細めた。
「お前はそのままでもいい。俺が幸せにしてやる。だから何も心配しなくて大丈夫だ」
背中に回した腕でしっかりと私を掴んでいる彼は、自信に満ち溢れた表情で私を見上げる。
彼の穏やかな明るい笑みを見たら、自分の中から何かが芽生えるのを感じた。
胸の奥から込み上げるその感情の意味を、私は恐らく、じきに知ってしまう。
彼の輝く瞳を見つめながら、そんな恐れに近い予感を覚えた。
手にするのは不安だから遠ざかりたいと思うのに、私を強く抱きしめる彼の暖かさを感じると、その腕を振り払うことがどうしてもできない。
それどころか、このままずっと離さずにいてほしいと願う自分がいることを、受け入れてしまいたいと思ったのだった。
自分でも自問するような言葉が漏れた。私にも答えがわからないから、彼はもっと驚いて私を見つめていた。私の様子をうかがうように、彼の緑色の瞳が微かに揺れる。
私に無邪気な笑みを向ける彼は、私が思うことを聞いたら失望するかもしれない。
しかしそれならばむしろ、それでいいのではないかと思う。記憶が戻らない私に彼が愛想をつかして離れていくのであれば、私はまだ引き返せる。もうこれ以上、彼のことで思い悩むことも、心乱されることもない。
彼のことが気がかりなら、遠くから見守ればいい。この胸につかえたような感情から解放されたいと、そう結論付けて私は彼を見下ろした。
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「……グウェンドルフ、俺は」
驚きながらも何か言いかけた彼に、私は首を横に振った。
彼が私の事情をどれだけ知っているかは不明だが、近づきすぎてはならないと伝えるべきだ。そして自分自身にも同じように言い聞かせる必要がある。取り返しがつかなくなってからでは遅いということを。
「先のことは保証できない。私の力は年を追うごとに増している。そのうち、魔力暴走はあなたにも止められなくなるだろう。いつか母と同じように傷つけるとわかっていながら、五年後の自分は何故そのような選択をしたのかがわからない。あなたは、これ以上私には関わらない方がいいのではないか」
「グウェンドルフ」
「自分の感情に流されることなどないと思っていた。私は……たとえあなたを愛したとしても、きっと離れて見守るという選択をしたはずだ。今の私ならそうする」
彼の顔を見て、はっきりとそう告げた。
彼は目を見開いて私の言葉を聞き、しばらくの間黙っていた。
傷つけてしまっただろうか。
五年後の自分が彼とどのように接していたのかわからないから、失望させてしまったかもしれない。
しかし口にしたのは私の本心だった。それを聞いた彼が私の元から去っていったとしても、それは仕方がないことだと思う。私の記憶はこれからどうなるかわからないが、彼のことは遠くから見守り、無事であるということを確認できればそれでいい。私はそれだけで、きっと今までよりも十分に心が満たされるだろう。
彼は私の顔をじっと見つめて、唇を噛んだ。震える息を飲み込むように深呼吸した彼を見て、心が痛んだ。
彼はわかったと頷いて、館に帰っていく。
そう思っていたが、次の瞬間、彼はふわりと笑った。
眉尻が緩やかに下がって、今にも泣き出しそうな顔で微笑みを見せる。深い緑の瞳に透明な膜が張り、小さく震えたまつ毛にモミの木陰に差し込む陽が当たって輝いていた。
彼の柔らかな笑みに目を奪われて、私は息を止める。
「そうか……そうだったんだな」
ぽつりと呟いた彼は、そっと目を伏せて嘆息した。
「俺さ、知らなかったんだ。グウェンに言われるまで、あいつが俺のことずっと思ってくれてたのに。告白してくれたときも、グウェンにとってそれがどれだけ覚悟がいることだったのか、知らなかった。だから今、十五のお前が思ってることを聞くとさ、たまらなくなるんだよ」
明るい調子だったが、少しだけ涙声だった。
彼は目尻をそっと指で拭い、また私を見上げて泣きそうな笑みを浮かべた。
「自分からは何も欲しがらないはずのお前が、それでも俺には手を伸ばした。グウェンがどんな気持ちで俺に手を伸ばしてくれてたのか、それがわかってすごく嬉しい」
そう言いながら彼は私に歩み寄った。
三歩ほどの距離を詰めて手を伸ばし、私の右手を両手で取って握った。彼の手のひらから暖かな体温がじんわりと伝わってくる。
慈愛の篭もった陽だまりのような眼差しで、彼が目を細めて私を見つめた。
「大丈夫だ、グウェンドルフ。今度は俺がお前の手を掴むから。何度だって、お前が怖くなくなるまで、俺が手を離さずに掴んでてやる」
力強く、迷いのない声だった。
その言葉を聞いたとき、私は自分の中で何かが砕けるのを感じた。
この感覚は、なんなのだろう。
心臓がどくりと音を立てて、胸が締めつけられるような強い切なさを覚える。
目を見開いた私に、彼は笑いかけた。
「大丈夫だよ。俺達は離れない。俺はお前にそう誓った」
「私は……」
それから先の言葉が出てこず、なんと返したらいいのかもわからない。
ただ彼が迷いなくそう告げたことに、確かな喜びを感じる自分がいた。私の突き放すような言葉を聞いても、彼の笑顔は消えない。変わらずに、私から離れないと言ってくれる。それを知って内心では深く安堵していた。
さっきまで心の奥に巣食っていた重苦しい諦念が、靄が晴れるように消えていくのを感じる。
「それにな、どっちかっていうと、一緒にいて危険な目に遭うのは多分お前の方なんだよな」
悪戯っぽい顔になった彼が私の手を離さずに言う。
意味がわからず訝しむと、彼は上目で私を見上げてきた。
「思うに、俺がトラブルに遭いすぎて、グウェンは切ない思い出を引きずる暇もなかったっていうか。多分、途中でそういうのぶん投げたんだ。離れて見てたら俺は死ぬって思ったらしくて」
「……は」
私のぽかんとした顔を見た彼は小さく吹き出した。
「そういう反応は、新鮮でいいな。可愛くて。グウェンの力がとか、そういうのは全然大丈夫。俺はそんなに弱くないし、俺だってお前のこと守れるよ」
まだ固まっている私を見上げて、彼はじれったそうにして眉をぎゅっと寄せ、「もう無理だ……」と呟いた。そして突然がばっと抱きついてくる。驚いて身体が強張ったが、両手を背中に回してぎゅっと抱きしめてくる彼を拒むような反射は出なかった。
「ああ、もう。我慢できない。いじらしすぎる。お前はどんだけ健気なんだ。傷ついたらなんて思って、離れて見てたいとか、可愛すぎるだろう」
ぐりぐりと頭を私の胸に擦り付けてくる彼は「好き好き」と言いながら嬉しそうに抱きついてくる。
どうすればいいのか。
私は両手を下ろした状態でされるがまま棒立ちになっていた。
身体に回っている彼の腕は暖かい。私をぎゅっと抱きしめる力は確かに男のものだったが、嫌な感覚は全くしない。胸にぴったり擦り寄ってきた彼の金色の細い髪から、ふわりと深緑のような爽やかな香りがする。それを嗅いだら、また形容し難い切なさのようなものを感じた。
「グウェンドルフ、お前はいい奴だよ」
私の胸に顔を埋めたまま、彼が囁くように呟いた。
私は彼のつむじを見下ろす。
「何度でも言う。お前は思いやりがあって、子供や動物にも優しくて、強くて頼りになる、みんなに好かれるいい奴だ。お前は幸せになっていい。自分に優しくなれよ。手に入れることを怖がるな」
魔力暴走のときと同じことを、彼はもう一度私に告げた。
言い聞かせるように囁かれたその言葉を聞いたとき、私は自分の胸の奥に小さな金色の光を見たような気がした。漣のように揺らめいて、真っ暗な空の中に灯る星のような光。陽を受けて輝く彼の金色の髪と同じ、柔らかな光を。
彼は深く息を吐いて、私の胸から顔を上げた。動揺しながらも微動だにしない私の表情を見て小さく吹き出した彼は、「まぁ急には無理か」と呟いて目を細めた。
「お前はそのままでもいい。俺が幸せにしてやる。だから何も心配しなくて大丈夫だ」
背中に回した腕でしっかりと私を掴んでいる彼は、自信に満ち溢れた表情で私を見上げる。
彼の穏やかな明るい笑みを見たら、自分の中から何かが芽生えるのを感じた。
胸の奥から込み上げるその感情の意味を、私は恐らく、じきに知ってしまう。
彼の輝く瞳を見つめながら、そんな恐れに近い予感を覚えた。
手にするのは不安だから遠ざかりたいと思うのに、私を強く抱きしめる彼の暖かさを感じると、その腕を振り払うことがどうしてもできない。
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