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第一部
六十二話 黒檀トライアル 後③
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気がつくと、いつか見た木々に囲まれた道路の上に倒れていた。地面に転がったまま見覚えのある館の屋根を目視して、俺は安堵の息を吐き出す。
「間に合ったか……」
隣にミラード卿が転がっていて軽く呻いている。
ギリギリだった。
一瞬死んだかと思った。
これ、グウェンに後でめっちゃ怒られるやつ。と思いながら嘆息した。
でもいい。
怒られることが出来るなら、全然いいよな。
「レイナルド卿、どうして……」
ふらふらと立ち上がったミラード卿が、上体を起こして地面に座り込んだ俺に言う。
俺は彼を見上げた。
「ミラード卿がバジリスクの血を撒いたのは、妹のためだな」
「……。はい。許されないことだと、わかっていました。申し訳ありません。俺は、バレンダール公爵に推薦してもらって護衛騎士になった、もともとはただの平民です。妹の治療を止めると言われてしまえば、逆らえませんでした」
「そうか。……まったく、あんた達兄妹には悩まされたよ」
立ち上がって服についた砂を払うと、まだ青い顔をしているミラード卿を見てから道の向こうに屋根だけ見える館を指差した。
「それ相応の罰は受けてもらうけど、その前に妹に会わせてやる。多分、あんたの妹は今ヤバい状況にいるから」
そう言うと、ミラード卿が目を見開いて俺を見た。
時間がないので申し訳ないと思いつつ、グウェンドルフの屋敷の玄関の扉を勝手に開けた。
俺は自由に入れるから問題ないが、ミラード卿は足を踏み入れた瞬間耳をつんざくような警報が鳴る。
それを無視してミラード卿の腕を掴み家の中に乗り込んだ。
「どちら様?! あら、レイナルド様?」
「マーサさん、突然ですいません。そして申し訳ないんですけど、この家の転移魔法陣使わせてもらいます」
「え? ああ、はい」
俺と引き摺られるようにして歩くミラード卿を見て目を白黒させるマーサを尻目に、俺は階段を駆け上がると書庫の扉を開けた。
「ここに立って」
「これは?」
「とりあえず俺の家に飛ぶから」
床に描かれた魔法陣の上にミラード卿と立ち、説明もぞんざいなまま俺は転移魔法陣を発動させた。
また目を開くと、俺の家の庭のガセボに降り立っていた。
術の連続で気分が悪いのか、ふらついているミラード卿を置いて俺はガセボから走り出た。
「ベル! ベル、いるか?」
大声で呼ぶと、少し経ってから白銀の立髪を靡かせたベルが庭の向こうから走ってきて、その後ろからウィルが慌てて追いかけてきた。
「レイナルド様! ご無事でしたか」
「うん。ちょっと王都は大変なことになってるけど、多分父さんも無事だから」
「疑いは晴れたのですか?」
心配そうな顔のウィルを見て、ずっと不安だったのか顔が青白いウィルの髪を撫でた。俺は笑って頷く。
「俺の身の潔白は証明されたから大丈夫だよ。心配させてごめんな。ベルも」
くんくん鳴いて足に擦り寄ってくるベルの背中の被毛を優しく撫でた。
「良かったです。でも、なぜその魔法陣からお帰りに? それに後ろにいる方はどなたですか?」
「ちょっと色々あって。こっちはクリス・ミラード卿。この前の神殿の事件の犯人なんだ」
「ええ?!」
ウィルが思わずといった様子で飛びずさる。
急いでるから色々説明が雑になってしまうが、仕方ない。後でちゃんと教えるから許してもらおう。
「大丈夫だから。これからすぐに王都の病院まで行かなきゃいけないんだよ。ベルに手伝って欲しいことがあって迎えに来たんだ」
「王都の病院に?」
「うん。そうだ、ウィル。グウェンに特急便で手紙蝶送っておいてくれない? 王都の王立病院にいるからって送れば来てくれると思うから」
「色々疑問はありますが、お急ぎのようなので、わかりました。お気をつけて」
「ありがとう。母さんと兄さんにも俺は無事って伝えておいて」
ウィルに話しながら、俺は庭の土に魔法陣をガリガリ描き始めた。
最初は庁舎の魔法陣を使おうかとも思ったけど、それだとタイムラグが惜しい。今は一刻も早く病院に辿り着くことが重要だ。
そう思ったとき、この前王都の教会の資料館に行ったことを思い出したのだ。あの時はルロイ公爵領から王都の教会まで、いくつかの転移魔法陣を使わせてもらった。その時舐めるように観察した魔法陣をまだ覚えているから、多分王都の教会まであの時の転移魔法陣を描けば移動出来るのだ。十分な精霊力を込めれば時差も縮められるだろう。
ルロイ神官長に知られたら、忘却の魔法をかけられそうな強硬手段だが、緊急事態なので仕方ない。
当然相手側の了承を得ず転移するのはかなりマナー違反だ。でも謝り倒すしかない。
「ミラード卿、ここに立って」
「また移動ですか?」
「そうだよ。王都までね」
不思議そうな顔をするベルも連れて、俺たちは王都の教会まで転移した。
道行く人が若干ベルを見て首を傾げているが、駆け抜けているからあまり目には止まらないだろう。人々の記憶に聖獣の姿が残らないことを祈る。じゃないとまたルロイ神官長に怒られるネタが増えてしまう。
王宮で爆発があったからか、街中ではそちらに関心が向いていて王都は騒然としていた。
ミラード卿とベルを連れて王立病院に走り込む。
入り口の警備員にはまだ持っていたファネル様の書状を見せて黙らせて、建物の中に入った。
「レイナルド卿? 妹の病室はこっちですよ」
「いや、こっちだ」
ミラード卿が廊下を走り抜けて行く俺を追いかけて走りながら、通り過ぎた通路を指差す。
俺は短くそう言いきってから、しばらく走って特別室の並ぶ区画に入った。警備員はまた書状と、フォンフリーゼ公爵家の懐中時計で黙らせた。今手元にうちの家紋が入った時計を持っていないから仕方がない。使わせてもらった。
「ここは、貴族の方が入院される病室では?」
「そうだよ。あんたの妹はここにいる」
不思議そうな、不安そうな顔をしてとりあえずついて来るミラード卿を連れて、俺は奥にある立派な病室の扉を開けた。
中には、大きなベットに横臥する、紫色の髪の少女がいた。
目を閉じて、眠っている穏やかな顔を見て、俺はほっと息をついた。
間に合った。
「この方は……ルシアさんですか? あの時聖堂で一緒にいた学生の」
覚えていたのか、ミラード卿が驚いた声を上げる。
「そうだよ。この子があんたの妹だ」
「はい? 違います。私の妹は別の病室で入院していますけど……」
「それは赤の他人」
「え?」
困惑した声を出したミラード卿を振り向いて、俺は彼の顔を見上げた。
「あの病室の子は、ミラード卿に用意された妹だよ。記憶が無くなった後、誰かがあんたの妹はあの子だって説明して、ミラード卿はそれを信じたんだろう」
そう言うと、ミラード卿は目を見開いて黙った。
「まず、ルシアを目覚めさせないと。ベル、おいで」
くりくりした目でなあに? と俺の手に鼻を寄せたベルに、俺はかがんで目線を合わせた。
「この女の子にかかった魔界の術を解術したいんだ。力を貸してくれる?」
ーーいいよ。
とベルの声が頭の中に聞こえた。
俺はよしよしとベルの頭を撫でてから、角にそっと触れた。
以前ベルは聖堂の中に満ちた魔界の瘴気を払ってくれた。その理屈でいくと、強力な光の魔力ならルシアにかかっている禁術も無効化できるはずだ。
俺は角に触れた手とは逆の手でルシアの腕に触れた。
病院着を着ている首元に、いつもの木彫りのブローチが無いことに気がつく。意外に思うと、ベットの脇に置いてあるテーブルの上に薬やペンと並べてちゃんとあった。入院の介助をする人が汚れないように外したんだろうか。
そのブローチにつけられた細い紐。
紫と茶色の飾り紐で縁取られた、恐らくルシアが手作りしたのであろう独特の色使いの紐を、俺はじっと見つめた。
白い光がベルの角から溢れ、ルシアの腕に吸い込まれていく。腕に浮かんでいた模様が次第に薄くなり、もとの白い肌に戻っていった。
ルシアの瞼がかすかに動いて、しばらくしてからその目が開いた。青い瞳の中の金色の虹彩がゆらゆら揺れる。
「ここは……」
掠れた声を出したルシアに、俺は「おはよう」と呼びかけた。
俺に視線を合わせたルシアは、俺とその後ろにいるミラード卿を見て、少しだけ目を丸くしてからにっこり微笑んだ。
「レイナルド様、ここまでたどり着いてくださって、ありがとうございます」
その笑顔を俺はため息を吐いて軽く睨みつける。
「どうしてこんな回りくどいやり方にこだわったんだ、リリー」
「間に合ったか……」
隣にミラード卿が転がっていて軽く呻いている。
ギリギリだった。
一瞬死んだかと思った。
これ、グウェンに後でめっちゃ怒られるやつ。と思いながら嘆息した。
でもいい。
怒られることが出来るなら、全然いいよな。
「レイナルド卿、どうして……」
ふらふらと立ち上がったミラード卿が、上体を起こして地面に座り込んだ俺に言う。
俺は彼を見上げた。
「ミラード卿がバジリスクの血を撒いたのは、妹のためだな」
「……。はい。許されないことだと、わかっていました。申し訳ありません。俺は、バレンダール公爵に推薦してもらって護衛騎士になった、もともとはただの平民です。妹の治療を止めると言われてしまえば、逆らえませんでした」
「そうか。……まったく、あんた達兄妹には悩まされたよ」
立ち上がって服についた砂を払うと、まだ青い顔をしているミラード卿を見てから道の向こうに屋根だけ見える館を指差した。
「それ相応の罰は受けてもらうけど、その前に妹に会わせてやる。多分、あんたの妹は今ヤバい状況にいるから」
そう言うと、ミラード卿が目を見開いて俺を見た。
時間がないので申し訳ないと思いつつ、グウェンドルフの屋敷の玄関の扉を勝手に開けた。
俺は自由に入れるから問題ないが、ミラード卿は足を踏み入れた瞬間耳をつんざくような警報が鳴る。
それを無視してミラード卿の腕を掴み家の中に乗り込んだ。
「どちら様?! あら、レイナルド様?」
「マーサさん、突然ですいません。そして申し訳ないんですけど、この家の転移魔法陣使わせてもらいます」
「え? ああ、はい」
俺と引き摺られるようにして歩くミラード卿を見て目を白黒させるマーサを尻目に、俺は階段を駆け上がると書庫の扉を開けた。
「ここに立って」
「これは?」
「とりあえず俺の家に飛ぶから」
床に描かれた魔法陣の上にミラード卿と立ち、説明もぞんざいなまま俺は転移魔法陣を発動させた。
また目を開くと、俺の家の庭のガセボに降り立っていた。
術の連続で気分が悪いのか、ふらついているミラード卿を置いて俺はガセボから走り出た。
「ベル! ベル、いるか?」
大声で呼ぶと、少し経ってから白銀の立髪を靡かせたベルが庭の向こうから走ってきて、その後ろからウィルが慌てて追いかけてきた。
「レイナルド様! ご無事でしたか」
「うん。ちょっと王都は大変なことになってるけど、多分父さんも無事だから」
「疑いは晴れたのですか?」
心配そうな顔のウィルを見て、ずっと不安だったのか顔が青白いウィルの髪を撫でた。俺は笑って頷く。
「俺の身の潔白は証明されたから大丈夫だよ。心配させてごめんな。ベルも」
くんくん鳴いて足に擦り寄ってくるベルの背中の被毛を優しく撫でた。
「良かったです。でも、なぜその魔法陣からお帰りに? それに後ろにいる方はどなたですか?」
「ちょっと色々あって。こっちはクリス・ミラード卿。この前の神殿の事件の犯人なんだ」
「ええ?!」
ウィルが思わずといった様子で飛びずさる。
急いでるから色々説明が雑になってしまうが、仕方ない。後でちゃんと教えるから許してもらおう。
「大丈夫だから。これからすぐに王都の病院まで行かなきゃいけないんだよ。ベルに手伝って欲しいことがあって迎えに来たんだ」
「王都の病院に?」
「うん。そうだ、ウィル。グウェンに特急便で手紙蝶送っておいてくれない? 王都の王立病院にいるからって送れば来てくれると思うから」
「色々疑問はありますが、お急ぎのようなので、わかりました。お気をつけて」
「ありがとう。母さんと兄さんにも俺は無事って伝えておいて」
ウィルに話しながら、俺は庭の土に魔法陣をガリガリ描き始めた。
最初は庁舎の魔法陣を使おうかとも思ったけど、それだとタイムラグが惜しい。今は一刻も早く病院に辿り着くことが重要だ。
そう思ったとき、この前王都の教会の資料館に行ったことを思い出したのだ。あの時はルロイ公爵領から王都の教会まで、いくつかの転移魔法陣を使わせてもらった。その時舐めるように観察した魔法陣をまだ覚えているから、多分王都の教会まであの時の転移魔法陣を描けば移動出来るのだ。十分な精霊力を込めれば時差も縮められるだろう。
ルロイ神官長に知られたら、忘却の魔法をかけられそうな強硬手段だが、緊急事態なので仕方ない。
当然相手側の了承を得ず転移するのはかなりマナー違反だ。でも謝り倒すしかない。
「ミラード卿、ここに立って」
「また移動ですか?」
「そうだよ。王都までね」
不思議そうな顔をするベルも連れて、俺たちは王都の教会まで転移した。
道行く人が若干ベルを見て首を傾げているが、駆け抜けているからあまり目には止まらないだろう。人々の記憶に聖獣の姿が残らないことを祈る。じゃないとまたルロイ神官長に怒られるネタが増えてしまう。
王宮で爆発があったからか、街中ではそちらに関心が向いていて王都は騒然としていた。
ミラード卿とベルを連れて王立病院に走り込む。
入り口の警備員にはまだ持っていたファネル様の書状を見せて黙らせて、建物の中に入った。
「レイナルド卿? 妹の病室はこっちですよ」
「いや、こっちだ」
ミラード卿が廊下を走り抜けて行く俺を追いかけて走りながら、通り過ぎた通路を指差す。
俺は短くそう言いきってから、しばらく走って特別室の並ぶ区画に入った。警備員はまた書状と、フォンフリーゼ公爵家の懐中時計で黙らせた。今手元にうちの家紋が入った時計を持っていないから仕方がない。使わせてもらった。
「ここは、貴族の方が入院される病室では?」
「そうだよ。あんたの妹はここにいる」
不思議そうな、不安そうな顔をしてとりあえずついて来るミラード卿を連れて、俺は奥にある立派な病室の扉を開けた。
中には、大きなベットに横臥する、紫色の髪の少女がいた。
目を閉じて、眠っている穏やかな顔を見て、俺はほっと息をついた。
間に合った。
「この方は……ルシアさんですか? あの時聖堂で一緒にいた学生の」
覚えていたのか、ミラード卿が驚いた声を上げる。
「そうだよ。この子があんたの妹だ」
「はい? 違います。私の妹は別の病室で入院していますけど……」
「それは赤の他人」
「え?」
困惑した声を出したミラード卿を振り向いて、俺は彼の顔を見上げた。
「あの病室の子は、ミラード卿に用意された妹だよ。記憶が無くなった後、誰かがあんたの妹はあの子だって説明して、ミラード卿はそれを信じたんだろう」
そう言うと、ミラード卿は目を見開いて黙った。
「まず、ルシアを目覚めさせないと。ベル、おいで」
くりくりした目でなあに? と俺の手に鼻を寄せたベルに、俺はかがんで目線を合わせた。
「この女の子にかかった魔界の術を解術したいんだ。力を貸してくれる?」
ーーいいよ。
とベルの声が頭の中に聞こえた。
俺はよしよしとベルの頭を撫でてから、角にそっと触れた。
以前ベルは聖堂の中に満ちた魔界の瘴気を払ってくれた。その理屈でいくと、強力な光の魔力ならルシアにかかっている禁術も無効化できるはずだ。
俺は角に触れた手とは逆の手でルシアの腕に触れた。
病院着を着ている首元に、いつもの木彫りのブローチが無いことに気がつく。意外に思うと、ベットの脇に置いてあるテーブルの上に薬やペンと並べてちゃんとあった。入院の介助をする人が汚れないように外したんだろうか。
そのブローチにつけられた細い紐。
紫と茶色の飾り紐で縁取られた、恐らくルシアが手作りしたのであろう独特の色使いの紐を、俺はじっと見つめた。
白い光がベルの角から溢れ、ルシアの腕に吸い込まれていく。腕に浮かんでいた模様が次第に薄くなり、もとの白い肌に戻っていった。
ルシアの瞼がかすかに動いて、しばらくしてからその目が開いた。青い瞳の中の金色の虹彩がゆらゆら揺れる。
「ここは……」
掠れた声を出したルシアに、俺は「おはよう」と呼びかけた。
俺に視線を合わせたルシアは、俺とその後ろにいるミラード卿を見て、少しだけ目を丸くしてからにっこり微笑んだ。
「レイナルド様、ここまでたどり着いてくださって、ありがとうございます」
その笑顔を俺はため息を吐いて軽く睨みつける。
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