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第一部
四十一話 黄昏キッドナッピング 前②
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ゴトンゴトンと重い車輪が回る音と床に寝そべった体に伝わる馴染みのある振音。
誰かの声が聞こえる。ふっと意識が浮上した。
「レイナルド様、大丈夫ですか?」
「ん……ルシアさん?」
「はい」
ルシアの小さな声が聞こえて、ハッと目を覚ました。
身動きをしようとして、両手が身体の後ろで縛られていることに気がつく。
そして首に付けられている冷たい金属の首輪も。
そうだ。
俺はあの時ルシアを助けようとして、何者かわからない奴らに一緒に捕まったんだった。
頭の中で、ルシアの馬車を呼び止めてからのことを軽く回想する。
「ちょっと待てそこの馬車」
不審を感じた俺は、横道に入っていく馬車を追いかけた。
そこで馬車の中で気を失っているルシアを車内に見つけ、御者を止めようとしたら、ルシアを盾に騒ぐなと脅されたのである。
さっさと魔法で片付けてしまおうと思ったら、ルシアの首に刃物を突きつけた神官服の男が躊躇いなく首の皮にナイフを滑らせたので慌てて両手を上げた。
名前を聞かれたから正直に公爵家の名前を告げておいた。その方が公爵家の名前のおかげでルシアも俺の身も安全になると思ったからだ。
公爵家の名前を聞いてもルシアを解放するつもりが無いようだったから、行き当たりばったりの誘拐ではないようだった。つまり、ルシアを連れ去ろうとする目的が何かある。
男が俺に馬車に乗るように指示し、大人しく従ったら首に首輪をつけられた。
冷たい金属の重量感を感じる首輪をつけた瞬間、身体中から精霊力が抜き取られたような気持ち悪さを感じた。それで首輪に嵌め込まれた石がバジリスクの魔石だとわかった。
バジリスクの魔石には、この世界の魔力や精霊力を無効化する力がある。魔力封じの首輪は、犯罪を犯した魔法士が牢の中や法廷で魔法を使えないように無力化するために使われるものだ。ただ、使用されるのはバジリスクの魔石であるため、かなり貴重で高価な代物のはず。一介の盗賊なんかが扱えるような代物ではない。
つまり、ある程度の力を持つ貴族が後ろにいるということだ。
俺は慎重になる必要があると自分に言い聞かせ、大人しく座席の隅に座り、気絶しているルシアを見守っていたが、突然頭から皮袋を被せられて馬車の床に転がされた。
多分こいつらの目的はルシアだから、下手に動かずに相手の目的を把握してから動いた方が賢明だろう。
そう思って大人しくしていたら、首輪を付けられたせいで精霊力が身体から抜けていく感覚があまりに気持ちが悪かったこともあり、俺は気がつくと気を失ったように眠ってしまったらしい。
「ごめんな、こうなる前に助けられなくて。ここは列車の中か……」
「はい。多分」
周囲は暗く、列車の中ではあるが恐らく荷物を載せる荷室だろう。上の方に明りとりの小さな窓が丸く開いているだけで荷室の中にはランプもなく、夜のせいか殆ど周りが見えない。
かろうじてルシアがそばに座って居ることはわかり、俺は縛られた手でどうにか上体だけ起こした。足は縛られていないが、首輪はついたままなので精霊術を使って脱出することはできない。
「私も馬車に乗せられた時に気を失って、気がついたらここにいました」
「ルシアさんは精霊術使える?」
「いいえ。私も魔力封じの首輪をつけられています」
「そうか。一体あいつら何が目的なんだろうな」
この列車の執着地点はわかる。
なんの因果か、この魔道機関車はルウェインとソフィアちゃんと俺が理論を考えて開発した超高速山岳特急に間違いない。車輪が回転する時の特徴的なこの音は確かにウルトラCによるものだ。よりによってこの列車で誘拐されるとは。
だとすると険しい山岳地帯を走るこの列車の終着地点は炭鉱だ。
ただ何故ルシアと俺を炭鉱に向かう列車に乗せたのかがわからない。
こんな時間に魔道機関車が走ることはないから、この列車も盗むか脅すかして動かしているんだろう。そんなことはただのごろつきには難しい。
なんにせよ、まずは助けを呼ぶことから始めよう。魔法が使えない俺たちだけでは分が悪い。
俺はルシアの方を向いた。
「ルシアさん、悪いんだけど、俺の上着の内ポケットから懐中時計を出してくれない」
「え? あ、はい」
ポケットの当たる感触からして、公爵家の紋章が入った懐中時計は入ったままだ。
ボディチェックはしただろうが、懐中時計は没収しなかったのか。そこそこ高価で貴重なものなんだが、何故だろう。
疑問に思いながらも、俺と同じ様に縛られたルシアに後ろを向いてもらい、手を上着の中に突っ込んでもらう。
何度か試して、ようやく内ポケットに手が入った。
「これですね」
「そうそう。それしっかり持って動かないでいてくれる? ちょっと危ないものが出るから、手は側面触らないでそのままね」
「はい」
ルシアに後ろ手に懐中時計を持ったままにしてもらい、俺は驚かせないように慎重に近づくと、リューズの部分を歯で軽く捻った。
ヒュッと音がして懐中時計の横から小さな刃先が飛び出る。
俺も後ろを向いて慎重に懐中時計を受け取り、手のひらで転がすようにして刃先を縄に当てた。
少し経って縄を切ることに成功したので、ルシアの腕を縛る縄も切る。
「ありがとうございます。すごい道具ですね」
「こんなこともあろうかと何年か前に作ってみたんだよ。まさか役に立つ時が来るとはなー」
それこそ、あれは駆け落ちカップルを手助けした時に、仕込み刃があると便利だなって思ったからだったんだよな。
両手が自由になった後で、一旦荷室の閉まった扉を確かめに行った。重い鉄製の扉は、鍵が掛かっているのか全く動かなかった。
予想通りだな、と一度ルシアのいるところまで戻り、もう一度懐中時計を取り出すと、先程のように出した刃先を捻り一度押し込む。
そうすると、時刻合わせのボタンがカシャンと音を立てて飛び出し、小さな赤い筒が出てきた。そうっと引き抜いて、その筒状になった紙を広げる。
「これは……手紙蝶ですか?」
「そうだよ。うちの家の子の超特急便」
薄い小さな紙で作られた手紙蝶を手のひらの上で広げる。既にウィルの魔力が込められているから、俺が精霊力を使わなくてもウィルに向けて送り出すことができる。仕込んでおいてよかった。
明りとりの穴から差し込む僅かな光に照らしながら、懐中時計のナイフを使ってウィルに宛てて素早くメッセージを書き込んだ。首輪があるせいか没収されていなかった杖もあるが、紙が小さいのでそれでは書き辛い。ナイフや爪でも書けるようにしておいて正解だったな。次は真っ暗な場所で拉致された時のために時計にライトの機能も搭載しておこう。
完成したそれを手のひらで大事に包み、明りとりの穴からそっと外に向けて離した。
最悪誰かに見つかっても意味はわからないように書いておいたけど、出来れば早くルウェインかグウェンドルフが駆けつけてくれることを祈ろう。
「さて、俺たちも現状把握に動き始めるか。ルシアさん、この列車は恐らくフォンフリーゼ公爵領の炭鉱に向かっている。君を攫った相手に心当たりは?」
「炭鉱に……? いえ、私にはさっぱり。あ、待ってください。でも、確かゲームに炭鉱って出てきたような」
「えっ本当?」
じゃあこれはゲームのシナリオなのか。
驚いてルシアを見ると、殆ど暗闇で見えない彼女が首を捻ったように頭を右に傾ける。
「はい。確か……。ゲームのルシアには殆ど関係ないんです。ただ、そういえば聖女候補が誘拐される事件が起こって、一度修練宮での試験が延期になりました」
「聖女候補の誘拐?」
「はい。真相は、レイナルドが封印結界を制御できる聖女の力を疎んじて、手っ取り早く次期聖女を消そうとしたという事件です。確か誘拐された聖女候補は炭鉱の側の湖で衰弱しているのが発見されました。魔物も出る山だったにも関わらず光属性の聖女候補は中級以下の魔物には嫌遠されるので、襲われずに助かった、みたいな話でした」
「なるほど。主人公のイベントじゃないけど、ルシアに白羽の矢が立ったってことか」
「多分。……あ、いえ。そういえば、レイナルドの唯一のイベントってもしかして同じ時期だったかもしれません」
「それって、俺の家で言ってたレイナルドに誘われて外出すると強制バッドエンドになるってやつ?」
「はい。そう言われれば、聖女候補の誘拐事件の前だったかも」
いや待てよこれ。
今の状況ってルシアが言ってたレイナルドに攫われたイベントが若干掠ってない?
攫ったの俺じゃないけど、俺もしっかり巻き込まれて列車に乗っちゃってるよね。
じゃあこれって上手くやらないと俺が犯人に仕立て上げられるパターンなんじゃないのか?
偶然巻き込まれただけだと思ってたのに、シナリオの微妙な強制力に引き摺られたことを知った俺はショックで軽く頭を抱えた。
仕方がない。
ゲームの内容通り、聖女候補を狙った誘拐なのかもまだ確定ではないし、犯人が俺を偶然一緒に攫ったのか、何か思惑があったのはわからないが、とにかくルシアと無事にここから脱出するしかない。
後のことは後で考えよう。
そう思って荷室の扉をどうやって開けるか考えていた時、ガタンと音がして急に扉が開いた。
誰かの声が聞こえる。ふっと意識が浮上した。
「レイナルド様、大丈夫ですか?」
「ん……ルシアさん?」
「はい」
ルシアの小さな声が聞こえて、ハッと目を覚ました。
身動きをしようとして、両手が身体の後ろで縛られていることに気がつく。
そして首に付けられている冷たい金属の首輪も。
そうだ。
俺はあの時ルシアを助けようとして、何者かわからない奴らに一緒に捕まったんだった。
頭の中で、ルシアの馬車を呼び止めてからのことを軽く回想する。
「ちょっと待てそこの馬車」
不審を感じた俺は、横道に入っていく馬車を追いかけた。
そこで馬車の中で気を失っているルシアを車内に見つけ、御者を止めようとしたら、ルシアを盾に騒ぐなと脅されたのである。
さっさと魔法で片付けてしまおうと思ったら、ルシアの首に刃物を突きつけた神官服の男が躊躇いなく首の皮にナイフを滑らせたので慌てて両手を上げた。
名前を聞かれたから正直に公爵家の名前を告げておいた。その方が公爵家の名前のおかげでルシアも俺の身も安全になると思ったからだ。
公爵家の名前を聞いてもルシアを解放するつもりが無いようだったから、行き当たりばったりの誘拐ではないようだった。つまり、ルシアを連れ去ろうとする目的が何かある。
男が俺に馬車に乗るように指示し、大人しく従ったら首に首輪をつけられた。
冷たい金属の重量感を感じる首輪をつけた瞬間、身体中から精霊力が抜き取られたような気持ち悪さを感じた。それで首輪に嵌め込まれた石がバジリスクの魔石だとわかった。
バジリスクの魔石には、この世界の魔力や精霊力を無効化する力がある。魔力封じの首輪は、犯罪を犯した魔法士が牢の中や法廷で魔法を使えないように無力化するために使われるものだ。ただ、使用されるのはバジリスクの魔石であるため、かなり貴重で高価な代物のはず。一介の盗賊なんかが扱えるような代物ではない。
つまり、ある程度の力を持つ貴族が後ろにいるということだ。
俺は慎重になる必要があると自分に言い聞かせ、大人しく座席の隅に座り、気絶しているルシアを見守っていたが、突然頭から皮袋を被せられて馬車の床に転がされた。
多分こいつらの目的はルシアだから、下手に動かずに相手の目的を把握してから動いた方が賢明だろう。
そう思って大人しくしていたら、首輪を付けられたせいで精霊力が身体から抜けていく感覚があまりに気持ちが悪かったこともあり、俺は気がつくと気を失ったように眠ってしまったらしい。
「ごめんな、こうなる前に助けられなくて。ここは列車の中か……」
「はい。多分」
周囲は暗く、列車の中ではあるが恐らく荷物を載せる荷室だろう。上の方に明りとりの小さな窓が丸く開いているだけで荷室の中にはランプもなく、夜のせいか殆ど周りが見えない。
かろうじてルシアがそばに座って居ることはわかり、俺は縛られた手でどうにか上体だけ起こした。足は縛られていないが、首輪はついたままなので精霊術を使って脱出することはできない。
「私も馬車に乗せられた時に気を失って、気がついたらここにいました」
「ルシアさんは精霊術使える?」
「いいえ。私も魔力封じの首輪をつけられています」
「そうか。一体あいつら何が目的なんだろうな」
この列車の執着地点はわかる。
なんの因果か、この魔道機関車はルウェインとソフィアちゃんと俺が理論を考えて開発した超高速山岳特急に間違いない。車輪が回転する時の特徴的なこの音は確かにウルトラCによるものだ。よりによってこの列車で誘拐されるとは。
だとすると険しい山岳地帯を走るこの列車の終着地点は炭鉱だ。
ただ何故ルシアと俺を炭鉱に向かう列車に乗せたのかがわからない。
こんな時間に魔道機関車が走ることはないから、この列車も盗むか脅すかして動かしているんだろう。そんなことはただのごろつきには難しい。
なんにせよ、まずは助けを呼ぶことから始めよう。魔法が使えない俺たちだけでは分が悪い。
俺はルシアの方を向いた。
「ルシアさん、悪いんだけど、俺の上着の内ポケットから懐中時計を出してくれない」
「え? あ、はい」
ポケットの当たる感触からして、公爵家の紋章が入った懐中時計は入ったままだ。
ボディチェックはしただろうが、懐中時計は没収しなかったのか。そこそこ高価で貴重なものなんだが、何故だろう。
疑問に思いながらも、俺と同じ様に縛られたルシアに後ろを向いてもらい、手を上着の中に突っ込んでもらう。
何度か試して、ようやく内ポケットに手が入った。
「これですね」
「そうそう。それしっかり持って動かないでいてくれる? ちょっと危ないものが出るから、手は側面触らないでそのままね」
「はい」
ルシアに後ろ手に懐中時計を持ったままにしてもらい、俺は驚かせないように慎重に近づくと、リューズの部分を歯で軽く捻った。
ヒュッと音がして懐中時計の横から小さな刃先が飛び出る。
俺も後ろを向いて慎重に懐中時計を受け取り、手のひらで転がすようにして刃先を縄に当てた。
少し経って縄を切ることに成功したので、ルシアの腕を縛る縄も切る。
「ありがとうございます。すごい道具ですね」
「こんなこともあろうかと何年か前に作ってみたんだよ。まさか役に立つ時が来るとはなー」
それこそ、あれは駆け落ちカップルを手助けした時に、仕込み刃があると便利だなって思ったからだったんだよな。
両手が自由になった後で、一旦荷室の閉まった扉を確かめに行った。重い鉄製の扉は、鍵が掛かっているのか全く動かなかった。
予想通りだな、と一度ルシアのいるところまで戻り、もう一度懐中時計を取り出すと、先程のように出した刃先を捻り一度押し込む。
そうすると、時刻合わせのボタンがカシャンと音を立てて飛び出し、小さな赤い筒が出てきた。そうっと引き抜いて、その筒状になった紙を広げる。
「これは……手紙蝶ですか?」
「そうだよ。うちの家の子の超特急便」
薄い小さな紙で作られた手紙蝶を手のひらの上で広げる。既にウィルの魔力が込められているから、俺が精霊力を使わなくてもウィルに向けて送り出すことができる。仕込んでおいてよかった。
明りとりの穴から差し込む僅かな光に照らしながら、懐中時計のナイフを使ってウィルに宛てて素早くメッセージを書き込んだ。首輪があるせいか没収されていなかった杖もあるが、紙が小さいのでそれでは書き辛い。ナイフや爪でも書けるようにしておいて正解だったな。次は真っ暗な場所で拉致された時のために時計にライトの機能も搭載しておこう。
完成したそれを手のひらで大事に包み、明りとりの穴からそっと外に向けて離した。
最悪誰かに見つかっても意味はわからないように書いておいたけど、出来れば早くルウェインかグウェンドルフが駆けつけてくれることを祈ろう。
「さて、俺たちも現状把握に動き始めるか。ルシアさん、この列車は恐らくフォンフリーゼ公爵領の炭鉱に向かっている。君を攫った相手に心当たりは?」
「炭鉱に……? いえ、私にはさっぱり。あ、待ってください。でも、確かゲームに炭鉱って出てきたような」
「えっ本当?」
じゃあこれはゲームのシナリオなのか。
驚いてルシアを見ると、殆ど暗闇で見えない彼女が首を捻ったように頭を右に傾ける。
「はい。確か……。ゲームのルシアには殆ど関係ないんです。ただ、そういえば聖女候補が誘拐される事件が起こって、一度修練宮での試験が延期になりました」
「聖女候補の誘拐?」
「はい。真相は、レイナルドが封印結界を制御できる聖女の力を疎んじて、手っ取り早く次期聖女を消そうとしたという事件です。確か誘拐された聖女候補は炭鉱の側の湖で衰弱しているのが発見されました。魔物も出る山だったにも関わらず光属性の聖女候補は中級以下の魔物には嫌遠されるので、襲われずに助かった、みたいな話でした」
「なるほど。主人公のイベントじゃないけど、ルシアに白羽の矢が立ったってことか」
「多分。……あ、いえ。そういえば、レイナルドの唯一のイベントってもしかして同じ時期だったかもしれません」
「それって、俺の家で言ってたレイナルドに誘われて外出すると強制バッドエンドになるってやつ?」
「はい。そう言われれば、聖女候補の誘拐事件の前だったかも」
いや待てよこれ。
今の状況ってルシアが言ってたレイナルドに攫われたイベントが若干掠ってない?
攫ったの俺じゃないけど、俺もしっかり巻き込まれて列車に乗っちゃってるよね。
じゃあこれって上手くやらないと俺が犯人に仕立て上げられるパターンなんじゃないのか?
偶然巻き込まれただけだと思ってたのに、シナリオの微妙な強制力に引き摺られたことを知った俺はショックで軽く頭を抱えた。
仕方がない。
ゲームの内容通り、聖女候補を狙った誘拐なのかもまだ確定ではないし、犯人が俺を偶然一緒に攫ったのか、何か思惑があったのはわからないが、とにかくルシアと無事にここから脱出するしかない。
後のことは後で考えよう。
そう思って荷室の扉をどうやって開けるか考えていた時、ガタンと音がして急に扉が開いた。
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