荒くれ竜が言うことを聞かない

飛竜と海竜は惹かれ合う

後書き

　お読みいただきありがとうございました。
　ケンカップルを書いてみたいという衝動により唐突に生み出された単発作品となりましたが、お楽しみいただけたのであれば思い切って公開してよかったなと思います。
　当初の構想では海賊船に拾われた後、もう少しリアンが冒険したり、ガウスからの横恋慕があったり、それを知ったヴァルハルトが激怒したりという話もあったら面白いなと思っていたのですが、書いてみたら本筋の方が結構混み合った話になってしまい、今回は割愛しました。もともと短編(私の中でこの長さは短編)として10万字程度でまとめるつもりだったので、いい感じに着地できて安心しております。
　最終話の段階でリアンはまだ自分の感情を掴みきれていませんが、これからヴァルハルトと共に過ごすうちにだんだんと自分の中に生まれたものが何なのか、というところに気づいていくのではないかなと思います。とりあえず、一生喧嘩はしててほしいです。
　本編中に載せきれなかった小ネタで、ほぼ会話なんですが少し出そうかと思っていますので、またお暇な時に覗きに来てください。
　作者の趣味にお付き合いくださり、ありがとうございました。