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手助けは遠距離攻撃より
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ローラン君はネオスネークへの距離を縮め、双剣に淡い火力を纏わせ攻撃を仕掛けた。
しかしながらネオスネークの素早い動きにより回避され避けられるけれど、双剣の一太刀に纏わせている火力がネオスネークの外皮を焼く。
おおー少なからず攻撃は受けている気がする。
「ローラン、やつは土属性の可能性がある。身体強化で素早さを上げ、練撃で叩き込め。」
「うん、そのつもり!!」
ローラン君は低めの体勢にしゃがんだと同時に足を強く蹴り上げネオスネークへと練撃を繰り出し攻撃する。
ネオスネークへと素早いローラン君の攻撃に対し、負けじ劣らずって感じで攻撃を避けるも、火を纏う剣により焼け焦げダメージが蓄積されてはいるようだった。
でも....なんだろう。
ネオスネークの焼けた外皮から新しく皮膚が再生されているように感じる。
気のせい?
そう思った矢先にヒュンって風の音が私の耳に入る。
何? いまの!?
またヒュンヒュン!って音がする。
私は音ので何処を探そうと探索のスキルを使えば、脳内に赤い点があって、ネオスネークへと何かが放たれている画像が見えた。
誰だ? 気になって画面をアップするイメージで見てみれば。白髪の長い髪を伸ばして耳がトンガって、服装は森人のような感じでエルフのよう。
いやエルフかな大きな弓で狙いをネオスネークに一撃、一撃与えてる気がする。
「遠距離攻撃かな。」
ついポツリと呟くとローラン君がえ? って感じで見られ。
少々戸惑いながらも、ここから3キロ圏内からネオスネークへと攻撃してくれてる人がいることを説明してみる。
するとローラン君は何故か笑みを浮かべていた。
「やっぱり来てくれるんだなあー、凄いよ。ボルトお爺ちゃん、カイさんが帰って来てくれたみたいだよ!」
ネオスネークと一定の距離を空けてボルトに言うローラン君に、ボルトお爺ちゃんは一瞬渋い顔を見せるも。
「タイミングがいいんだか、悪いんだか。だが、今回はタイミングよくと言っても良いかものうー、これなら勝てるわい。」
ホッホッホと軽快で楽しげなボルトお爺ちゃんに対し、ルドルフはすっごく嫌そうな表情を浮かべてた。
「ウゲ!! アイツ帰って来てんのかよ、嫌.....うお!!」
ヒュンっと弓がルドルフの頬の横を掠める。
「ルドルフさん、カイさん地獄耳だから危険だよ。」
「....チッわかってる。それよりネオスネークに集中しな、アレ...ダメ受けつつも進化してやがる、一気に仕留めるぞね!」
なんと! やっぱり私の目は偽りではなく...変だと思ったのは真実だったか。でも進化て、そないに早いのか?
それともネオスネークが特殊なのか?
ぐぬぬーわからないとモヤモヤしてくる。
そう思うも頭悪い私のオツムじゃ考えられなくて、いまはまずネオスネークを倒すことに集中しておこうと決めた。
ってか、いまなら能力強化をローラン君に使っても良くない。だってみんなの視点がネオスネークへと注がれているしね。
【能力強化】発動、ターゲットはローラン君に。
ふわっと霞みの風がローランを纏うとローラン君が私を見てにっこり笑ってる。
おおー気づかれたのか?
「ありがとう。」
ポツリと小声で言われ、私がスキルを発動させたことに気づかれたようだと思い、このローラン君は食わせ者で油断できんやつだと再確認し。
どういたしましての意味を込めて頷いておいた。
しかしながらネオスネークの素早い動きにより回避され避けられるけれど、双剣の一太刀に纏わせている火力がネオスネークの外皮を焼く。
おおー少なからず攻撃は受けている気がする。
「ローラン、やつは土属性の可能性がある。身体強化で素早さを上げ、練撃で叩き込め。」
「うん、そのつもり!!」
ローラン君は低めの体勢にしゃがんだと同時に足を強く蹴り上げネオスネークへと練撃を繰り出し攻撃する。
ネオスネークへと素早いローラン君の攻撃に対し、負けじ劣らずって感じで攻撃を避けるも、火を纏う剣により焼け焦げダメージが蓄積されてはいるようだった。
でも....なんだろう。
ネオスネークの焼けた外皮から新しく皮膚が再生されているように感じる。
気のせい?
そう思った矢先にヒュンって風の音が私の耳に入る。
何? いまの!?
またヒュンヒュン!って音がする。
私は音ので何処を探そうと探索のスキルを使えば、脳内に赤い点があって、ネオスネークへと何かが放たれている画像が見えた。
誰だ? 気になって画面をアップするイメージで見てみれば。白髪の長い髪を伸ばして耳がトンガって、服装は森人のような感じでエルフのよう。
いやエルフかな大きな弓で狙いをネオスネークに一撃、一撃与えてる気がする。
「遠距離攻撃かな。」
ついポツリと呟くとローラン君がえ? って感じで見られ。
少々戸惑いながらも、ここから3キロ圏内からネオスネークへと攻撃してくれてる人がいることを説明してみる。
するとローラン君は何故か笑みを浮かべていた。
「やっぱり来てくれるんだなあー、凄いよ。ボルトお爺ちゃん、カイさんが帰って来てくれたみたいだよ!」
ネオスネークと一定の距離を空けてボルトに言うローラン君に、ボルトお爺ちゃんは一瞬渋い顔を見せるも。
「タイミングがいいんだか、悪いんだか。だが、今回はタイミングよくと言っても良いかものうー、これなら勝てるわい。」
ホッホッホと軽快で楽しげなボルトお爺ちゃんに対し、ルドルフはすっごく嫌そうな表情を浮かべてた。
「ウゲ!! アイツ帰って来てんのかよ、嫌.....うお!!」
ヒュンっと弓がルドルフの頬の横を掠める。
「ルドルフさん、カイさん地獄耳だから危険だよ。」
「....チッわかってる。それよりネオスネークに集中しな、アレ...ダメ受けつつも進化してやがる、一気に仕留めるぞね!」
なんと! やっぱり私の目は偽りではなく...変だと思ったのは真実だったか。でも進化て、そないに早いのか?
それともネオスネークが特殊なのか?
ぐぬぬーわからないとモヤモヤしてくる。
そう思うも頭悪い私のオツムじゃ考えられなくて、いまはまずネオスネークを倒すことに集中しておこうと決めた。
ってか、いまなら能力強化をローラン君に使っても良くない。だってみんなの視点がネオスネークへと注がれているしね。
【能力強化】発動、ターゲットはローラン君に。
ふわっと霞みの風がローランを纏うとローラン君が私を見てにっこり笑ってる。
おおー気づかれたのか?
「ありがとう。」
ポツリと小声で言われ、私がスキルを発動させたことに気づかれたようだと思い、このローラン君は食わせ者で油断できんやつだと再確認し。
どういたしましての意味を込めて頷いておいた。
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